ヒーロー世界と次元の魔女

蒼華 スー

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やって来ました!ヒーロー世界!

息抜きにこの世界に来たはずが………。*1*

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    私は、修行の合間に息抜きとしてこの世界に来ていた。
    この世界について簡単な説明をしておこう。


    まずこの世界には、ほんの一部だけだが、ヒーローと呼ばれる特殊能力を持つ人達がいる。まぁ勿論、ヒーロー以外にも特殊能力を持つ人達はいるけどね。

    やっぱり悪事に使う奴らはいるからね。

    後、SFチックな事に異星人がいる。すごいよね。この人達も一部はヒーローとして活動しているらしい。
    らしいというのは、ほとんどのヒーロー達は顔を隠したり、正体が不明な場合が多いのだ。……………行政会(政府のような機関)が隠蔽しているのでは?という意見も出ているが、定かでは無い。



    まぁとにかく、文明も発達している世界である。
    なので食生活も充実している。
    だから、私はこの世界に来たのだ。
    そう、せっかく太らない体質になったのだからお金も十分にあるし、食べ歩きをする為に来たのだ。



    という訳で私は今、[RAMURA]という少し変わった名前のレストランで少し早めの昼食を取っていた。ちなみに、私の容姿はかなり目立つので目は魔法で茶色に、髪はそのままだがポニーテールにしてまとめ上げ、サングラスをかけていた。

    窓辺の席なのでサングラスをかけていても問題は無いだろう。

    服装は上品だか、機能性抜群の淡い紫グラデーションのワンピースで、ウエストの所には少し濃いめの紫の布製のベルトを付けている。
    靴は、白い機能性抜群のハイヒールを履いていた。
    ちなみに、この世界では今は夏なので肩出しだ。




    うーん。このレストランにして良かったー!パスタ美味しかったー!
    さてさて、お楽しみの最後のデザートがやって来た。
    デザートはフルーツパフェだ。
   美味しそーう。




   「いただきまー「きゃあーーー」………す。」




    なんか悲鳴が聞こえたが、目の前のフルーツパフェを見てやっぱり食い気が勝ち、食べ始めた。


    うん。美味しい。


    一口食べ、悲鳴が聞こえた方を見る。
    すると、向かいの通りでレーザー銃らしきものを撃ちまくっている三人組がいた。地球人の様だが、(言い忘れたけどここも地球って呼ばれている星だけど、前世の同名の出身星とはまた違う星だ。)手に持っている武器はどうやら異星のもっと文明が進化した星の物のようだ。



    ……………でも、まだまだだな。エネルギーをもっと効率よく使う方法があるのに。



    あの世の本にはもっと進化した文明の持つ機械や法則、方程式などが書いてあったので此処で撃たれている銃らしきものの欠点がすぐに分かってしまうのだ。



    【探査】



    うん。もうすぐ警察やヒーローが来るから大丈夫かな?



    という訳で、私は再びフルーツパフェを食べ始めた。





    バリンッ!!!!!






    「うわぁぁぁ!!!」
    「ぎゃぁぁぁぁー!」
    「た、たすけてくれぇぇー!」
    「お、お客様!我々の指示に従って避難してください!!!」





    この言葉で分かっただろうが、私がいるレストランの窓ガラスが割れたのだ。
    あいつらが撃った銃らしきものによって。



    そして、私は窓辺の席なので当然ガラスが降ってくる。




    勿論、私が美味しく食べていたフルーツパフェにも……………。





    私は【防護膜】を身体にいつも張っているから問題は無いがフルーツパフェは別だ。
    今、私の目の前にはフルーツパフェならぬ、ガラスパフェがあった。



    あぁ、ここではめんどくさい事になると思って力を隠しておくことにしたけど……………。




    ……………………目に見えない力ならいいよね?少しくらい報復したっていいよね?というか、あいつらまだ死人は出ていないけどそれも時間の問題っぽい。



    私は、自分で建てた透明な壁の内側の人達以外あまり助ける気にはなれない。なぜならどんなに力を持っていても、全てを助ける事は出来ないからだ。
    だが、目の前で死なれても目覚めが悪いのも事実。




    そして今回は、私のフルーツパフェをガラスパフェにしたのでやっつけるという大義名分がある。






    ……………やってやる。





    私はすくっと優雅に立ち上がり、【殺気】を放った。その【殺気】はあいつらにダイレクトに当たり、あいつらの動きを止めた。
    そしてカタカタと震えながらこちらを見た。




    先程まですごく騒いでいた人達も、銃らしきものが撃たれなくなりパニックが少し収まり、みんなが困惑した表情で周りを伺っていた。



    先程より静寂した通りに、コツコツと私が歩く音が聞こえ、




    「……………………ちょっとお話しようか?」





    という声が響いた。
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