あの世で働き幾星霜~自由な次元の魔女~

蒼華 スー

文字の大きさ
26 / 75
入学しました!

入学式の朝 とある生徒side

しおりを挟む
   私は、この学園に中等部から通っております。とあるそこそこのお嬢様でございます。

    無事高等部に進学できましたので嬉しい気持ちを胸に、高等部の正門から校舎までの道のりを友人と歩いておりましたところとあるトラブルを目撃してしまいました。

    それは、今年から特待生として入学された方が、中等部時代から悪役の女王様の様だと恐れられているレジィーナ様達に挨拶しなかったとレジィーナ様とその取り巻き達が騒いでおられたのです。

    別に挨拶くらいと思われそうですがレジィーナ様達に対する挨拶の仕方はまるで臣下の様な挨拶ですので正直な所私を含め、学園の皆様がしたくないと思われています。
    なので、特待生の生徒さんが挨拶しなかったのも頷けます。ですが、暗黙のルールというものがございまして……。まぁ、波風を立てない様に私を含め皆様が、挨拶なさるのですよね。


    あぁ、こうしているうちにどんどん話がヒートアップして参りました。
    特待生の生徒さん早く謝って、挨拶し直した方がいいですわ。

    トホホ。特待生の生徒さんがまた何か喋ろうとなさったので正直な所早く校舎に入りたいのですが、雰囲気的に動く事が出来ません。

    こちらに火の粉が飛ばないことを祈りながら私は特待生の生徒さんの今後はどうなるかと思いながらその方達を見ておりました。

    昔、中等部時代の入学したての頃レジィーナ様達に文句を言い学園から姿を消した生徒がおられたました。
    あの特待生の生徒さんも折角入学されたのにそのようになるかと思うと哀れみの視線を友人と共に向けてしまったのは致し方ないと思います。


    ですがその時、ふっと正門の方を見ますとなんとお美しい女神様の様な方がおられたのです。
    上品に、優雅に歩いておられる姿はまるでどこかの大国のお姫様のようにいえ、多分それ以上にお美しくお綺麗でした。

    レジィーナ様もお綺麗だと思いますが、あの方にはかなわないとここにいらっしゃる皆様が思ったと思います。
    立ち居振る舞いも、スタイルも、外見全てが。いえ、多分内面もあの方の方が良いでしょう。レジィーナ様の様な意地悪な方がそうそうおられるはずがありませんので。

    その方がおられることに気づかれたレジィーナ様達は皆様驚いておられました。レジィーナ様が扇子を落とす所など初めて見ましたが何故かしてやったりみたいな気持ちが出てきましたわ。
    まぁそれは今は置いておいて、こちらの話に戻りましょうか。

    

    それにしてもどれだけお美しいのでしょう。皆様が男女関係なく見とれていらっしゃいます。私と私の友人も例外なく。

    はぁ。歩いておられる姿は凛としていて、春風になびく髪は絹の様な光沢もあり思わずため息が出ましたわ。
    スタイルも良く、出ているところは出ておられて、腰はキュッとしまっておいでで、スラリと伸びた手足に美しい肌。
    身長は少し小柄のようですので、愛らしさもあり、まるで妖精の様であり、女神様の様ですわ。

    制服である白いカッターシャツに赤いチェックのネクタイ、紺色のジャケットとチエックの膝上丈のスカートもよく似合っていて……。はぁ。思わずまたため息が出ましたわ。


    ちなみに、ネクタイはリボンかどちらかを選べますので私は、リボンを付けていますわ。


    あら?レジィーナ様方がハッとした後、素早く取り巻きの一人がレジィーナ様に扇子を渡し、レジィーナ様が扇子で口元を隠しあの方に向かって参りましたわ。

    あぁ、女神様はどう反応なさるのでしょうか。
しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

メインをはれない私は、普通に令嬢やってます

かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・ だから、この世界での普通の令嬢になります! ↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・

【完結】憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。

たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。 しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。 そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。 ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。 というか、甘やかされてません? これって、どういうことでしょう? ※後日談は激甘です。  激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。 ※小説家になろう様にも公開させて頂いております。  ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。  タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

乙女ゲームの悪役令嬢、ですか

碧井 汐桜香
ファンタジー
王子様って、本当に平民のヒロインに惚れるのだろうか?

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。

灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。 彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。 タイトル通りのおっさんコメディーです。

元救急医クラリスの異世界診療録 ―今度こそ、自分本位に生き抜きます―

やまだ
ファンタジー
朝、昼、夜を超えてまた朝と昼を働いたあの日、救急医高梨は死んでしまった。比喩ではなく、死んだのだ。 次に目覚めたのは、魔法が存在する異世界・パストリア王国。 クラリスという少女として、救急医は“二度目の人生”を始めることになった。 この世界では、一人ひとりに魔法がひとつだけ授けられる。 クラリスが与えられたのは、《消去》の力――なんだそれ。 「今度こそ、過労死しない!」 そう決意したのに、見過ごせない。困っている人がいると、放っておけない。 街の診療所から始まった小さな行動は、やがて王城へ届き、王族までも巻き込む騒動に。 そして、ちょっと推してる王子にまで、なぜか気に入られてしまい……? 命を救う覚悟と、前世からの後悔を胸に―― クラリス、二度目の人生は“自分のために”生き抜きます。

処理中です...