144 / 475
あれ?
しおりを挟む
何かが見えた。
見えたというより何か視界がブレたような、隠すように覆われた何か。
「エル、あの人…何ですか?」
「何って?」
指差す方を見るが縁が何を言っているのか分からないのか首を傾げている。
「何か…ぼやけて見えるというか、姿がブレて見えーーあ」
言っていいことなのか分からずコソコソと耳打ちしていれば、まるで聞こえていたかのようにその人物が振り返った。
「「………」」
無言で見つめ合うこと5分。
何で見つめ合っているのだろう?と不思議に思い逸らせば、それが引き金になったかのように男が近づいてくる。
「…知り合い?」
反応がおかしい縁に不審に思ったエルが守るように前に出る。
「覚えがないですが……どこかでお会いしましたか?」
「アンタ見えてるだろ」
「?……私、霊感はないですよ」
「は?」
何だろう。
話が噛み合ってないことは分かる。
「えーと、何か御用ですか?」
「……アンタ何者だ?」
「名乗るほどではありません」
「………」
そう易々と教えると思うな!
と、言うのは半分冗談だが見ず知らずの怪しい人物に教えたいとは思わない。
「御用がないなら先を急いでますので失礼します」
威嚇するエルに繋を頼むと背中を押し去ろうとする。
「ちょっと待ーー」
肩を掴んでこようとした手を捻りあげると、後ろ手に押さえつける。
「いきなり来て名乗りもせず、挙句手を出そうとするのはいただけませんね。こちらには子どももいるんです。何かしようというのであればこちらもそれ相応の対応をさせていただきます」
「分かった!悪かったから手を離せ!」
「ん~、どうしましょうか?」
「衛兵にでも突き出せば?邪魔だし、あとは勝手に処理してくれんでしょ」
なるほど。
面倒ごとは人に任せればいい。
「ですね。ではーー」
「ちょっ、ちょっと待て!ちがう、誤解だ!」
体格の良い男ではあるが、縁も身体強化をかけているため押さえ込む力が強く抜け出せないようだ。
「うっさいし、もう放って行こうよ」
「そうですね。では疑われたくなければ追ってくるなんてバカなことしないで下さい」
「だからちがうって!話を聞けよ!」
「お断りします。行きましょう」
「だから待てって!」
叫ぶ男を無視すると念のためすぐには帰らずギルドに寄ることにした。
「怪しい男に絡まれました。少し匿って下さい」
「なんだって!よし、おじいちゃんに任せておきなさい。すぐに八つ裂きにしてくるよ!」
「……」
「は?」
走り去る後ろ姿に何も言えなかった。
実際は言わなかったというのが正しいのだが、いい感じに勘違いしてくれたジンに任せて問題ないだろう。
ただエルが隣からじっと見てくるが。
「アンタはまた……」
「私は何もしていませんよ?それに繋がいるんです。何かあったら危ないでしょう?」
マーガレットが何か言いたそうだったが、今回のことに関しては不可抗力である。
「分かったよ。で?あのバカは何も聞かずに出て行ったがどんな奴なんだい?」
「うーん、そこが問題なんですよね。エルにはどう見えてました?」
あの時不思議な感覚にエルに確認したが、縁が言うまでエルが気づいている様子はなかった。
「どう?ただの変なヤロウだったけど……」
やはりか。
何となくそんな気はしていたが、やはりエルが見ていたものと縁が見えていたものは違ったようだ。
「…私にも青年に見えました。ただ魔法なのか分かりませんが何か……ブレて見えたというか、阻害されている感じがしましたが」
「認識阻害?そんなのかけられる奴なんて魔族か…竜族ぐらいだよ」
りゅう族?竜族?
「竜族の方は魔法を使えるんですか?」
「使えはする。でも魔族ほどじゃない」
「ならーー」
「けど竜族は文字の通り竜なんだよ」
はて?
どういうことか聞いてみれば、竜族は竜の姿と人間の姿両方とれるらしい。
ならばアレンたちも獣の姿に!と期待したが、昔は出来た獣人もいたらしいが奴隷にされる内になりかたを忘れた現在の獣人ではなれる者はいないらしい。
人間との生活がそうさせたのだろう。
「本体が竜の姿だとしたら、人間の姿は仮の姿。あの巨体を無理矢理縮めてるんだ、力も能力もかなり落ちる」
「でも魔族の可能性もありますよね。もしかしたらエルたちの仲間だったかーー」
「それはかなり低いんじゃないかな。魔力を使ってる感じはしなかったし、もしオレが気付かなかっただけだとしても常時展開型の魔法なんてどれだけ魔力をくうか」
縁には問題ないだろうが、魔力が有限である魔族にはかなりの負荷らしい。
下手に使い過ぎて動けなくなれば待っているのは死だけだ。
ならば可能性として2つの姿がとれる竜族の線が濃厚だろう。
「そう、ですか。しかし竜族というのは初めて見ましたが、多いんですか?」
「少ない……というより滅んだって聞いてた」
んん?
「じゃあやっぱりーー」
「でも聞いたってだけ。生き残りがいたのかもしれない」
ん~~。
もしかして大変な人に目をつけられてしまったかな?
「まったく、アンタは次から次へとやらかしてくれるね」
「やりたくてやったわけではないんですけど……」
ちょっと気になったことをエルと話していただけなのだ。
それを責められては縁はもう外でしゃべることすら出来なくなってしまう。
「とりあえずあのバカが帰ってくるのを待ってるんだね。安全そうなら帰ればいいさ。……だから、その……」
チラチラとこちらを見るマーガレットに微笑むと繋をお願いするのであった。
見えたというより何か視界がブレたような、隠すように覆われた何か。
「エル、あの人…何ですか?」
「何って?」
指差す方を見るが縁が何を言っているのか分からないのか首を傾げている。
「何か…ぼやけて見えるというか、姿がブレて見えーーあ」
言っていいことなのか分からずコソコソと耳打ちしていれば、まるで聞こえていたかのようにその人物が振り返った。
「「………」」
無言で見つめ合うこと5分。
何で見つめ合っているのだろう?と不思議に思い逸らせば、それが引き金になったかのように男が近づいてくる。
「…知り合い?」
反応がおかしい縁に不審に思ったエルが守るように前に出る。
「覚えがないですが……どこかでお会いしましたか?」
「アンタ見えてるだろ」
「?……私、霊感はないですよ」
「は?」
何だろう。
話が噛み合ってないことは分かる。
「えーと、何か御用ですか?」
「……アンタ何者だ?」
「名乗るほどではありません」
「………」
そう易々と教えると思うな!
と、言うのは半分冗談だが見ず知らずの怪しい人物に教えたいとは思わない。
「御用がないなら先を急いでますので失礼します」
威嚇するエルに繋を頼むと背中を押し去ろうとする。
「ちょっと待ーー」
肩を掴んでこようとした手を捻りあげると、後ろ手に押さえつける。
「いきなり来て名乗りもせず、挙句手を出そうとするのはいただけませんね。こちらには子どももいるんです。何かしようというのであればこちらもそれ相応の対応をさせていただきます」
「分かった!悪かったから手を離せ!」
「ん~、どうしましょうか?」
「衛兵にでも突き出せば?邪魔だし、あとは勝手に処理してくれんでしょ」
なるほど。
面倒ごとは人に任せればいい。
「ですね。ではーー」
「ちょっ、ちょっと待て!ちがう、誤解だ!」
体格の良い男ではあるが、縁も身体強化をかけているため押さえ込む力が強く抜け出せないようだ。
「うっさいし、もう放って行こうよ」
「そうですね。では疑われたくなければ追ってくるなんてバカなことしないで下さい」
「だからちがうって!話を聞けよ!」
「お断りします。行きましょう」
「だから待てって!」
叫ぶ男を無視すると念のためすぐには帰らずギルドに寄ることにした。
「怪しい男に絡まれました。少し匿って下さい」
「なんだって!よし、おじいちゃんに任せておきなさい。すぐに八つ裂きにしてくるよ!」
「……」
「は?」
走り去る後ろ姿に何も言えなかった。
実際は言わなかったというのが正しいのだが、いい感じに勘違いしてくれたジンに任せて問題ないだろう。
ただエルが隣からじっと見てくるが。
「アンタはまた……」
「私は何もしていませんよ?それに繋がいるんです。何かあったら危ないでしょう?」
マーガレットが何か言いたそうだったが、今回のことに関しては不可抗力である。
「分かったよ。で?あのバカは何も聞かずに出て行ったがどんな奴なんだい?」
「うーん、そこが問題なんですよね。エルにはどう見えてました?」
あの時不思議な感覚にエルに確認したが、縁が言うまでエルが気づいている様子はなかった。
「どう?ただの変なヤロウだったけど……」
やはりか。
何となくそんな気はしていたが、やはりエルが見ていたものと縁が見えていたものは違ったようだ。
「…私にも青年に見えました。ただ魔法なのか分かりませんが何か……ブレて見えたというか、阻害されている感じがしましたが」
「認識阻害?そんなのかけられる奴なんて魔族か…竜族ぐらいだよ」
りゅう族?竜族?
「竜族の方は魔法を使えるんですか?」
「使えはする。でも魔族ほどじゃない」
「ならーー」
「けど竜族は文字の通り竜なんだよ」
はて?
どういうことか聞いてみれば、竜族は竜の姿と人間の姿両方とれるらしい。
ならばアレンたちも獣の姿に!と期待したが、昔は出来た獣人もいたらしいが奴隷にされる内になりかたを忘れた現在の獣人ではなれる者はいないらしい。
人間との生活がそうさせたのだろう。
「本体が竜の姿だとしたら、人間の姿は仮の姿。あの巨体を無理矢理縮めてるんだ、力も能力もかなり落ちる」
「でも魔族の可能性もありますよね。もしかしたらエルたちの仲間だったかーー」
「それはかなり低いんじゃないかな。魔力を使ってる感じはしなかったし、もしオレが気付かなかっただけだとしても常時展開型の魔法なんてどれだけ魔力をくうか」
縁には問題ないだろうが、魔力が有限である魔族にはかなりの負荷らしい。
下手に使い過ぎて動けなくなれば待っているのは死だけだ。
ならば可能性として2つの姿がとれる竜族の線が濃厚だろう。
「そう、ですか。しかし竜族というのは初めて見ましたが、多いんですか?」
「少ない……というより滅んだって聞いてた」
んん?
「じゃあやっぱりーー」
「でも聞いたってだけ。生き残りがいたのかもしれない」
ん~~。
もしかして大変な人に目をつけられてしまったかな?
「まったく、アンタは次から次へとやらかしてくれるね」
「やりたくてやったわけではないんですけど……」
ちょっと気になったことをエルと話していただけなのだ。
それを責められては縁はもう外でしゃべることすら出来なくなってしまう。
「とりあえずあのバカが帰ってくるのを待ってるんだね。安全そうなら帰ればいいさ。……だから、その……」
チラチラとこちらを見るマーガレットに微笑むと繋をお願いするのであった。
52
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
愛を知らない少年たちの番物語。
あゆみん
BL
親から愛されることなく育った不憫な三兄弟が異世界で番に待ち焦がれた獣たちから愛を注がれ、一途な愛に戸惑いながらも幸せになる物語。
*触れ合いシーンは★マークをつけます。
僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
小学生のゲーム攻略相談にのっていたつもりだったのに、小学生じゃなく異世界の王子さま(イケメン)でした(涙)
九重
BL
大学院修了の年になったが就職できない今どきの学生 坂上 由(ゆう) 男 24歳。
半引きこもり状態となりネットに逃げた彼が見つけたのは【よろず相談サイト】という相談サイトだった。
そこで出会ったアディという小学生? の相談に乗っている間に、由はとんでもない状態に引きずり込まれていく。
これは、知らない間に異世界の国家育成にかかわり、あげく異世界に召喚され、そこで様々な国家の問題に突っ込みたくない足を突っ込み、思いもよらぬ『好意』を得てしまった男の奮闘記である。
注:主人公は女の子が大好きです。それが苦手な方はバックしてください。
*ずいぶん前に、他サイトで公開していた作品の再掲載です。(当時のタイトル「よろず相談サイト」)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる