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こいつは……
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「お前泳げないんだろ?」
「はい」
「いや、はいじゃねぇよ」
早朝も早朝。
いったいいつ起きたんだと言いたくなるほどいい笑顔で部屋にやってきた縁が「今日は川に泳ぎに行きましょう」といきなり宣言してきた。
ジークの記憶では縁は泳げないはずだと確認してみれば案の定出来ないと言う。
「すいません、言葉が足りなかったですね。アズに泳ぎを教えたいので川に行きましょう」
「俺に教えろってか?」
「いえ、エルが。お兄ちゃんが頑張ってくれるそうです」
「分かったよ。ただお前は入んなよ」
何かあってはたまったものではないと注意するが、なぜと言いたいのか首を傾げている。
「滑って転んで流される未来しか俺には見えねぇ」
「……否定できないのが悲しいです」
自覚があるなら安心だ。
「だが昼からにしろ。まだ他の奴らは寝てんだろ」
「そうですね。なら私は軽く何かお弁当でも作っておきますか」
「寝ろよ。ってかベントウって何だ?」
聞いたことない言葉に何だと聞けば携帯食だと言われた。
そんなこと後ですればいいといいと言ったが、目が冴えてしまったと言うため心配症なジークは二度寝を断念することになったのだった。
「ジークはサンドイッチとおにぎりどっちが好きですか?」
「どっちかつーとにぎりだな」
「意外ですね。ジークならアレンと同じでお肉たっぷりの肉サンドの方がいいのかと思ってました」
確かにあれは美味い。
「あれも美味いな。けど何だろな、なんか米の方がホッとすんだよ。それにお前が作るやつによく魚が入ってんだろ。あれが美味ぇ」
縁が来てからというものパン食だった隠れ家では、時々ではあるがご飯が出るようになった。
それほど食事に対してこだわりがなかったジークであったが、時々出かける際に縁が作ってくれるおにぎりがとても美味しく、色々な具が入っている中でも焼いてほぐされた魚が入っている時はとても嬉しかった。
「やっぱりおにぎりと言えば魚ですよね。本当は鮭がいいんですけど……まぁ、どんな魚でも美味しいですよね」
色々美味しいものを作ってくれる縁だが、それほど細かくこだわりがあるわけではなく、ないならいっかと他のものを使い簡単に作ってしまう。
それでも十分美味しいのだから、希望のものが揃えばもっと美味しくなるに決まっている。
「今度探しに行ってみっか」
「いいですね。鮭は塩焼きがとても美味しいんですよ」
それは楽しみだ。
その上、ジークのためにと今日も焼き魚入りのおにぎりを作ってくれ、味見と称して2、3個つまみ食いしたら食べ過ぎだと怒られた。
アレンたちのためにもと肉たっぷりサンドを作ってやり、アズにはふるーつサンド(?)なるものを作っていた。
「お前は出来る時と出来ない時の差が激しいな」
やる気に満ち溢れているせいなのか、早朝過ぎて目が冴えているせいなのか分からないが、テキパキと調理していく縁に驚く。
「この後起きていられる自信がなくなってきましたけどね。まぁ、今日頑張るのはエルとアズなので私が寝たところで問題ないでしょう」
完全に寝る気満々である。
ならばジークも一緒に寝たところで問題ないだろう。
何かあればセインたちもいるため安全面でも不安はない。
朝から縁を独り占めでき、好きなおにぎりで腹も満たされ満足である。
「縁」
「はい?」
弁当とやらも作り終わり片付けをしていた縁を呼べば、首を傾げながらも何ですかと寄ってくるのを抱き寄せる。
「どうしました?」
「別に。ただ今は俺だけだからな。たまには甘えさせろ」
ギュッと抱きしめれば優しく頭を撫でられる。
普段なら絶対言わないが、2人だけの今ならばと目の前の胸に擦り寄る。
「珍しいですね」
「いいだろたまには」
縁の前でだけだ。
「いいですよ。いつも私が甘えてばかりですからね。ジークの腕の中にいるとホッとしちゃうんですよ。何があっても大丈夫だって思えるんです」
「そうか」
本当にそう出来るかは分からないが、そう思ってもらえることが堪らなく嬉しい。
「まぁ、それだけじゃ足りないがな」
「え?」
椅子に座りながらもジークはスルスルと縁の服をはだけさせていく。
気づいた縁が慌てて抵抗しようとするが片手で抑え込み、文句を言おうとした口も口付けによって喋れなくする。
場所が場所だけに全てを脱がせることはしなかったが、動けばすぐ脱げてしまう状態で恥ずかしさにか縁な顔が真っ赤だった。
可愛い。
いい加減慣れろと言いたいところだが、こうしていつまでも初々しい反応を見れるのも楽しい。
「今は俺のだ。な?」
「こ、ここでですか?だ、誰か来たらーー」
「まだ来ねぇよ。まぁ、俺も誰彼構わず見せたいわけじゃねぇがな」
それなりに時間も経っていたため朝食作りに誰か来てはマズイだろうと、縁を抱え上げると隔離部屋に向かう。
ジークの部屋でも良かったのだが、以前サッズに声を聞かれたのがかなり恥ずかしかったらしく嫌だと言われた。
「あ、あんな声また聞かれるなんて!それにサッズさんだって聞きたくないでしょう」
「俺にはご褒美だがな。まぁ……アイツも可哀想だしな」
縁はかなり申し訳ないと思っているようだが、ジークはそこまで気にしないでいいと思う。
確かに人様の番の喘ぎ声など進んで聴きたいとは思わないが、縁の声に関してはサッズも少しは喜んでいたように感じた。
喜んでいるというよりは意識してしまったという感じではあるが。
「だからってやらねぇけどな」
「何がですか?」
「なんでもねぇよ」
これ以上誰かに渡してやるものかと抱く腕に力を込めるのだった。
「はい」
「いや、はいじゃねぇよ」
早朝も早朝。
いったいいつ起きたんだと言いたくなるほどいい笑顔で部屋にやってきた縁が「今日は川に泳ぎに行きましょう」といきなり宣言してきた。
ジークの記憶では縁は泳げないはずだと確認してみれば案の定出来ないと言う。
「すいません、言葉が足りなかったですね。アズに泳ぎを教えたいので川に行きましょう」
「俺に教えろってか?」
「いえ、エルが。お兄ちゃんが頑張ってくれるそうです」
「分かったよ。ただお前は入んなよ」
何かあってはたまったものではないと注意するが、なぜと言いたいのか首を傾げている。
「滑って転んで流される未来しか俺には見えねぇ」
「……否定できないのが悲しいです」
自覚があるなら安心だ。
「だが昼からにしろ。まだ他の奴らは寝てんだろ」
「そうですね。なら私は軽く何かお弁当でも作っておきますか」
「寝ろよ。ってかベントウって何だ?」
聞いたことない言葉に何だと聞けば携帯食だと言われた。
そんなこと後ですればいいといいと言ったが、目が冴えてしまったと言うため心配症なジークは二度寝を断念することになったのだった。
「ジークはサンドイッチとおにぎりどっちが好きですか?」
「どっちかつーとにぎりだな」
「意外ですね。ジークならアレンと同じでお肉たっぷりの肉サンドの方がいいのかと思ってました」
確かにあれは美味い。
「あれも美味いな。けど何だろな、なんか米の方がホッとすんだよ。それにお前が作るやつによく魚が入ってんだろ。あれが美味ぇ」
縁が来てからというものパン食だった隠れ家では、時々ではあるがご飯が出るようになった。
それほど食事に対してこだわりがなかったジークであったが、時々出かける際に縁が作ってくれるおにぎりがとても美味しく、色々な具が入っている中でも焼いてほぐされた魚が入っている時はとても嬉しかった。
「やっぱりおにぎりと言えば魚ですよね。本当は鮭がいいんですけど……まぁ、どんな魚でも美味しいですよね」
色々美味しいものを作ってくれる縁だが、それほど細かくこだわりがあるわけではなく、ないならいっかと他のものを使い簡単に作ってしまう。
それでも十分美味しいのだから、希望のものが揃えばもっと美味しくなるに決まっている。
「今度探しに行ってみっか」
「いいですね。鮭は塩焼きがとても美味しいんですよ」
それは楽しみだ。
その上、ジークのためにと今日も焼き魚入りのおにぎりを作ってくれ、味見と称して2、3個つまみ食いしたら食べ過ぎだと怒られた。
アレンたちのためにもと肉たっぷりサンドを作ってやり、アズにはふるーつサンド(?)なるものを作っていた。
「お前は出来る時と出来ない時の差が激しいな」
やる気に満ち溢れているせいなのか、早朝過ぎて目が冴えているせいなのか分からないが、テキパキと調理していく縁に驚く。
「この後起きていられる自信がなくなってきましたけどね。まぁ、今日頑張るのはエルとアズなので私が寝たところで問題ないでしょう」
完全に寝る気満々である。
ならばジークも一緒に寝たところで問題ないだろう。
何かあればセインたちもいるため安全面でも不安はない。
朝から縁を独り占めでき、好きなおにぎりで腹も満たされ満足である。
「縁」
「はい?」
弁当とやらも作り終わり片付けをしていた縁を呼べば、首を傾げながらも何ですかと寄ってくるのを抱き寄せる。
「どうしました?」
「別に。ただ今は俺だけだからな。たまには甘えさせろ」
ギュッと抱きしめれば優しく頭を撫でられる。
普段なら絶対言わないが、2人だけの今ならばと目の前の胸に擦り寄る。
「珍しいですね」
「いいだろたまには」
縁の前でだけだ。
「いいですよ。いつも私が甘えてばかりですからね。ジークの腕の中にいるとホッとしちゃうんですよ。何があっても大丈夫だって思えるんです」
「そうか」
本当にそう出来るかは分からないが、そう思ってもらえることが堪らなく嬉しい。
「まぁ、それだけじゃ足りないがな」
「え?」
椅子に座りながらもジークはスルスルと縁の服をはだけさせていく。
気づいた縁が慌てて抵抗しようとするが片手で抑え込み、文句を言おうとした口も口付けによって喋れなくする。
場所が場所だけに全てを脱がせることはしなかったが、動けばすぐ脱げてしまう状態で恥ずかしさにか縁な顔が真っ赤だった。
可愛い。
いい加減慣れろと言いたいところだが、こうしていつまでも初々しい反応を見れるのも楽しい。
「今は俺のだ。な?」
「こ、ここでですか?だ、誰か来たらーー」
「まだ来ねぇよ。まぁ、俺も誰彼構わず見せたいわけじゃねぇがな」
それなりに時間も経っていたため朝食作りに誰か来てはマズイだろうと、縁を抱え上げると隔離部屋に向かう。
ジークの部屋でも良かったのだが、以前サッズに声を聞かれたのがかなり恥ずかしかったらしく嫌だと言われた。
「あ、あんな声また聞かれるなんて!それにサッズさんだって聞きたくないでしょう」
「俺にはご褒美だがな。まぁ……アイツも可哀想だしな」
縁はかなり申し訳ないと思っているようだが、ジークはそこまで気にしないでいいと思う。
確かに人様の番の喘ぎ声など進んで聴きたいとは思わないが、縁の声に関してはサッズも少しは喜んでいたように感じた。
喜んでいるというよりは意識してしまったという感じではあるが。
「だからってやらねぇけどな」
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「なんでもねぇよ」
これ以上誰かに渡してやるものかと抱く腕に力を込めるのだった。
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