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頑張りましょう
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「繋、はいあ~ん」
「や」
「一口だけでいいですから」
「や」
この歳にしてどれだけこだわりがあるのか。
ダメだと分かっていてももしかしたらと与えてみた野菜たちは尽く断られている。
縁も多少は苦手なものがあるため好き嫌いをなくせとは言えないし思わないが、こうも食べてもらえないのはどうしたものかと考えてしまう。
野菜が得意ではないアレンやエルは別にいいじゃないかと言うが、栄養面から言っても全てとは言わずとも多少は食べてほしい。
いくら味噌汁入りの野菜ならばいいと言っても味噌汁が食卓に上るのはそう多くない。
基本はパン食のため、あとは縁の気分次第なところなのだ。
「どうしても嫌ですか?」
「や」
「お兄ちゃんたちはみんな美味しそうに食べてますよ?」
苦手と言いつつも縁が作ったものを残しはしないエルたちを見るが、そんなの関係ないとばかりに首を振られる。
「これは誰に似たんですかね?私はとくに嫌いな野菜なんてな………セイン?」
俯き先程から一言も発しないセインに不思議に思い呼びかければビクリと揺れた肩が全てを物語っていた。
「もしかして野菜苦手だったんですか?」
「…………………その、少し」
驚いた。
アレンやエルたちと違い基本何でも文句を言わず食べるセインに好き嫌いはないものだとばかり思っていたのだ。
「た、食べれないほどじゃないんだ。食べようと思えば食べられるし」
だから問題ないと言うが今まで無理に食べさせていたのかと思うと申し訳なってくる。
「そういうことはちゃんと言って下さい。気を使って無理に食べてもらっても嬉しくありません。食べられないなら食べられないで何か他のものを用意しますから」
「ちがう!い、いや違いはしないが、その、確かに生はまだ苦手だが縁が作ったものなら食べられるんだ」
聞けば獣人は元々あまり野菜が得意ではないらしい。
それでも健康のため、大切な食糧として少なからず食事として出されていた。
「あ、オレも。オレもエニシが作ったのなら美味しく感じる」
苦手だと言っていたエルまでそう言い、同意するようにアレンも頷いている。
結局残さず食べていることから本当なのだろう。
「なら繋もその内食べられるようになりますかね?」
「どうだろな。この拒絶ようじゃ分からねぇぞ」
ジークも心配そうに繋を見つめている。
「でもそのためだけに毎回味噌汁を作るのは……あ、繋味噌じゃ駄目ですか?」
「?」
サラダの皿を台所まで運ぶとさっと炒め味噌を投入する。
あまり濃くならないように注意しながら味噌野菜炒めにすると繋に出してみた。
「繋の好きなお味噌の味ですよ。いい匂いでしょ?」
クンクンと匂いを嗅いだかと思えばカパッと開いた口に野菜炒めを放り込んでやる。
もぐもぐと無言で食べ何も言わないことから駄目だったかと諦めていれば、再び口が開き食べさせろと訴えてくる。
「……美味しいですか?」
「うん!」
食べてくれるようでホッとした。
それからは嬉しそうに野菜炒めを食べる繋に触発されたのか、俺も食べたいというアレンたちにも肉入りの味噌野菜炒めを作ってやれば美味い美味いと大喜びで食べていた。
「今度お鍋でもしましょうか」
「なべ?鍋で何すんだ?」
こちらでは鍋料理がなかったらしい。
それは勿体無い。
「煮込み料理ですかね。野菜とか肉や魚を大きなお鍋に入れてみんなで好きにとって食べるんですよ」
それでも理解出来てない皆の様子に今度してみようとなるのだった。
「繋のために味噌味にしましょうか」
「おにく!」
「さかな!」
肉と野菜が食べたいという双子にならそれも入れようと約束する。
「問題はお鍋ですね。町になら売ってますかね?」
「デカさによるんじゃないか?」
セインも見たことがないらしく、ならば今度買いに行くことに決めたのだった。
ふと袖を引かれ見下ろせば繋が野菜炒めがのっていた皿をグイグイと押し出してくる。
「ん?全部食べられたんですね。すごいすごーー」
「もっと!」
「え?まだ食べるんですか?」
「うん!」
すごい気に入りようであった。
「ーーというわけで大きめの鍋を探しているんですけどお薦めのお店とかあったりしますか?」
「繋ちゃん野菜食べられるようになったのかい!?すごいじゃないか!」
話しを聞き感動したジンが繋を高い高いしていた。
出来れば話しは最後まで聞いてほしかったのだが。
「その鍋ってやつは普通の調理用の鍋で構わないのかい?」
マーガレットはしっかりと聞いてくれていたらしくどんなものか確認してくる。
「んー、見てみないことには分かりませんが、なるべく広くて浅いものがいいです」
大きいと言っても寸胴鍋のようなものでは鍋料理は出来ない。
「ならあのジジイの方が知ってるかもね。ポーションやら何やら作るのに色々作ってたらしいから」
「アル爺ですか?」
ならば今度聞いてみようと考えていれば、すぐ様連絡をとってくれたマーガレットによってアル爺にお城に来るよう呼ばれるのであった。
私一般人なんですけど、そう簡単に呼んでいいものなんですかね?
疑問がつきない縁であった。
「や」
「一口だけでいいですから」
「や」
この歳にしてどれだけこだわりがあるのか。
ダメだと分かっていてももしかしたらと与えてみた野菜たちは尽く断られている。
縁も多少は苦手なものがあるため好き嫌いをなくせとは言えないし思わないが、こうも食べてもらえないのはどうしたものかと考えてしまう。
野菜が得意ではないアレンやエルは別にいいじゃないかと言うが、栄養面から言っても全てとは言わずとも多少は食べてほしい。
いくら味噌汁入りの野菜ならばいいと言っても味噌汁が食卓に上るのはそう多くない。
基本はパン食のため、あとは縁の気分次第なところなのだ。
「どうしても嫌ですか?」
「や」
「お兄ちゃんたちはみんな美味しそうに食べてますよ?」
苦手と言いつつも縁が作ったものを残しはしないエルたちを見るが、そんなの関係ないとばかりに首を振られる。
「これは誰に似たんですかね?私はとくに嫌いな野菜なんてな………セイン?」
俯き先程から一言も発しないセインに不思議に思い呼びかければビクリと揺れた肩が全てを物語っていた。
「もしかして野菜苦手だったんですか?」
「…………………その、少し」
驚いた。
アレンやエルたちと違い基本何でも文句を言わず食べるセインに好き嫌いはないものだとばかり思っていたのだ。
「た、食べれないほどじゃないんだ。食べようと思えば食べられるし」
だから問題ないと言うが今まで無理に食べさせていたのかと思うと申し訳なってくる。
「そういうことはちゃんと言って下さい。気を使って無理に食べてもらっても嬉しくありません。食べられないなら食べられないで何か他のものを用意しますから」
「ちがう!い、いや違いはしないが、その、確かに生はまだ苦手だが縁が作ったものなら食べられるんだ」
聞けば獣人は元々あまり野菜が得意ではないらしい。
それでも健康のため、大切な食糧として少なからず食事として出されていた。
「あ、オレも。オレもエニシが作ったのなら美味しく感じる」
苦手だと言っていたエルまでそう言い、同意するようにアレンも頷いている。
結局残さず食べていることから本当なのだろう。
「なら繋もその内食べられるようになりますかね?」
「どうだろな。この拒絶ようじゃ分からねぇぞ」
ジークも心配そうに繋を見つめている。
「でもそのためだけに毎回味噌汁を作るのは……あ、繋味噌じゃ駄目ですか?」
「?」
サラダの皿を台所まで運ぶとさっと炒め味噌を投入する。
あまり濃くならないように注意しながら味噌野菜炒めにすると繋に出してみた。
「繋の好きなお味噌の味ですよ。いい匂いでしょ?」
クンクンと匂いを嗅いだかと思えばカパッと開いた口に野菜炒めを放り込んでやる。
もぐもぐと無言で食べ何も言わないことから駄目だったかと諦めていれば、再び口が開き食べさせろと訴えてくる。
「……美味しいですか?」
「うん!」
食べてくれるようでホッとした。
それからは嬉しそうに野菜炒めを食べる繋に触発されたのか、俺も食べたいというアレンたちにも肉入りの味噌野菜炒めを作ってやれば美味い美味いと大喜びで食べていた。
「今度お鍋でもしましょうか」
「なべ?鍋で何すんだ?」
こちらでは鍋料理がなかったらしい。
それは勿体無い。
「煮込み料理ですかね。野菜とか肉や魚を大きなお鍋に入れてみんなで好きにとって食べるんですよ」
それでも理解出来てない皆の様子に今度してみようとなるのだった。
「繋のために味噌味にしましょうか」
「おにく!」
「さかな!」
肉と野菜が食べたいという双子にならそれも入れようと約束する。
「問題はお鍋ですね。町になら売ってますかね?」
「デカさによるんじゃないか?」
セインも見たことがないらしく、ならば今度買いに行くことに決めたのだった。
ふと袖を引かれ見下ろせば繋が野菜炒めがのっていた皿をグイグイと押し出してくる。
「ん?全部食べられたんですね。すごいすごーー」
「もっと!」
「え?まだ食べるんですか?」
「うん!」
すごい気に入りようであった。
「ーーというわけで大きめの鍋を探しているんですけどお薦めのお店とかあったりしますか?」
「繋ちゃん野菜食べられるようになったのかい!?すごいじゃないか!」
話しを聞き感動したジンが繋を高い高いしていた。
出来れば話しは最後まで聞いてほしかったのだが。
「その鍋ってやつは普通の調理用の鍋で構わないのかい?」
マーガレットはしっかりと聞いてくれていたらしくどんなものか確認してくる。
「んー、見てみないことには分かりませんが、なるべく広くて浅いものがいいです」
大きいと言っても寸胴鍋のようなものでは鍋料理は出来ない。
「ならあのジジイの方が知ってるかもね。ポーションやら何やら作るのに色々作ってたらしいから」
「アル爺ですか?」
ならば今度聞いてみようと考えていれば、すぐ様連絡をとってくれたマーガレットによってアル爺にお城に来るよう呼ばれるのであった。
私一般人なんですけど、そう簡単に呼んでいいものなんですかね?
疑問がつきない縁であった。
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