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まぁ、そうですよね
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「だんじょん?」
「そうです。毎年数回訓練としてダンジョンに潜るのですが、補佐として何人か冒険者ギルドからも人をつけてもらっているんです」
冒険者ならば分かっているだろうと余計な説明は省きお願いする。
「そのだんじょんとやらに私も一緒に行っていいと?」
「いえ行っていいというか、一緒に行ってほしいとお願いしているんですが……」
何やらおかしな言い回しにサブマスであるジンを見れば、苦笑いしながら隣に座るエニシを見ている。
「悪いね。この子のランクは未だFでね。普段も薬草採取とかしていないから」
「え?」
にこにことこちらを見てくるエニシはよく分かってないのか、どうしました?と首を傾げている。
まさかと顔を痙攣らせたフレックは悪くないと思う。
油断してたとはいえあの隊長に勝った上、あれほど魔法を使えるならばそれなりにランクが高いと思っていたのだ。
今回フレックがギルドに依頼したのは冒険者によるダンジョン内の兵士の訓練補助。
高ランクともなればダンジョンに潜るのは日常茶飯事なので毎度ギルドに依頼していたのだが……
「エニシさん……もしかしてダンジョン行ったことないんですか?」
「?、はい」
がくりと力が抜け机に突っ伏せば、ジンだろう慰めるようにポンポンと優しく肩を叩かれた。
「事前に言ってなかった私も悪かったね。けどこの子の実力ならきっと大丈夫だと思うよ」
「………あの、私じゃダメでしたか?」
申し訳なさそうに見てくるエニシに今更貴方のランクでは力不足ですなど言えない。
「ランクはこの子が依頼を高ランクの依頼を受けていないからなんだよ。本人もランクを気にしていないから好きな薬草採取しかしていなからね。力はなくともそれなりに魔法は使えるようだから……そうだね、逆に護衛練習でもしてみたらどうだい?彼なら身を守るぐらい出来るから怪我をする心配はないだろ?」
なるほど。発想の転換だ。
兵士は戦で戦うのも仕事だが、時には国や王を守る盾ともならなければならない。
マルズス隊長の強さは認めているが、彼は頭を使うより力で敵に突っ込んでいくのが主としているため、護衛ともなればフレックの方が実力を発揮するだろう。
訓練では身体を鍛えることを主軸としているため、これはある意味いい機会かもしれない。
訓練のため本当に貴族を連れ怪我でもされては元も子もない。
「それはいいですね。ならそれでお願いします」
隊によく顔を出している彼ならば兵士に喧嘩を売るなんてこともまずないだろう。
喧嘩っ早い冒険者は毎回依頼だということも忘れ兵士と言い合いになったり、下手をすれば依頼を投げ出し帰ったりする者もいるのだ。
その点で言ってもエニシに心配はなく、むしろ和やかに守られてくれそうで理想の護衛対象かもしれない。
「エニシさんもそれで構いませんか?」
「えーと?私は一体何をすればいいんでしょうか?」
「何も……というのはおかしいですが、我々に守られて欲しいんです。危険があれば自身でも身を守れる貴方ならば最悪なことは回避出来ます」
そんなことないのを祈るが、もしかしたらということもある。
無事守り終えられれば依頼達成だ。
「?、分かりました。あの、この依頼って私だけですかね?エルも連れていっていいですか?」
「いいよ。彼なら君をしっかり守ってくれそうだ。それに待っていろと言っても心配でジッとしてられないだろうからね」
「心配症なんですよ。エルも彼らも、うちの子たちも」
お恥ずかしいと言いながらもその顔は嬉しそうに笑っているのだった。
それから必要な物など話し合っていくが……
「え、ご飯ってそれだけなんですか?」
「そうですが………」
保存がきく干し肉に固いパン、あとは水と普段と変わらないものだがかなり驚かれた。
「冒険者でもそれが普通だよ。保存が効いて比較的荷物も軽く済むからね」
ジンもそうだとばかりに頷いてくれる。
「そうなんですか……えっとこの依頼って半日で終わります?」
食事がかなり辛かったらしい。
「いえ、出来れば1日、2日欲しいですね」
しゅんと小さくなるエニシに、何を言ったわけでもないのに小さい子を虐めたような気持ちになってしまうのは何故だろう。
「………頑張ります」
痛む心にジンを見れば彼も苦笑いしていた。
「…………辛いようならエニシさんたちは別に用意してもらって構いませんよ」
耐えられずそう溢せば、それはそれは嬉しそうな顔でこちらを見てくるエニシにフレックは負けを認めるのだった。
「お鍋してもいいですかね?」
「それは彼らが可哀想だからやめてあげなさい」
わくわくと提案するエニシにジンが注意する。
鍋とはいったい?
フレックがそれを知るのにそう時間がかからないのであった。
「そうです。毎年数回訓練としてダンジョンに潜るのですが、補佐として何人か冒険者ギルドからも人をつけてもらっているんです」
冒険者ならば分かっているだろうと余計な説明は省きお願いする。
「そのだんじょんとやらに私も一緒に行っていいと?」
「いえ行っていいというか、一緒に行ってほしいとお願いしているんですが……」
何やらおかしな言い回しにサブマスであるジンを見れば、苦笑いしながら隣に座るエニシを見ている。
「悪いね。この子のランクは未だFでね。普段も薬草採取とかしていないから」
「え?」
にこにことこちらを見てくるエニシはよく分かってないのか、どうしました?と首を傾げている。
まさかと顔を痙攣らせたフレックは悪くないと思う。
油断してたとはいえあの隊長に勝った上、あれほど魔法を使えるならばそれなりにランクが高いと思っていたのだ。
今回フレックがギルドに依頼したのは冒険者によるダンジョン内の兵士の訓練補助。
高ランクともなればダンジョンに潜るのは日常茶飯事なので毎度ギルドに依頼していたのだが……
「エニシさん……もしかしてダンジョン行ったことないんですか?」
「?、はい」
がくりと力が抜け机に突っ伏せば、ジンだろう慰めるようにポンポンと優しく肩を叩かれた。
「事前に言ってなかった私も悪かったね。けどこの子の実力ならきっと大丈夫だと思うよ」
「………あの、私じゃダメでしたか?」
申し訳なさそうに見てくるエニシに今更貴方のランクでは力不足ですなど言えない。
「ランクはこの子が依頼を高ランクの依頼を受けていないからなんだよ。本人もランクを気にしていないから好きな薬草採取しかしていなからね。力はなくともそれなりに魔法は使えるようだから……そうだね、逆に護衛練習でもしてみたらどうだい?彼なら身を守るぐらい出来るから怪我をする心配はないだろ?」
なるほど。発想の転換だ。
兵士は戦で戦うのも仕事だが、時には国や王を守る盾ともならなければならない。
マルズス隊長の強さは認めているが、彼は頭を使うより力で敵に突っ込んでいくのが主としているため、護衛ともなればフレックの方が実力を発揮するだろう。
訓練では身体を鍛えることを主軸としているため、これはある意味いい機会かもしれない。
訓練のため本当に貴族を連れ怪我でもされては元も子もない。
「それはいいですね。ならそれでお願いします」
隊によく顔を出している彼ならば兵士に喧嘩を売るなんてこともまずないだろう。
喧嘩っ早い冒険者は毎回依頼だということも忘れ兵士と言い合いになったり、下手をすれば依頼を投げ出し帰ったりする者もいるのだ。
その点で言ってもエニシに心配はなく、むしろ和やかに守られてくれそうで理想の護衛対象かもしれない。
「エニシさんもそれで構いませんか?」
「えーと?私は一体何をすればいいんでしょうか?」
「何も……というのはおかしいですが、我々に守られて欲しいんです。危険があれば自身でも身を守れる貴方ならば最悪なことは回避出来ます」
そんなことないのを祈るが、もしかしたらということもある。
無事守り終えられれば依頼達成だ。
「?、分かりました。あの、この依頼って私だけですかね?エルも連れていっていいですか?」
「いいよ。彼なら君をしっかり守ってくれそうだ。それに待っていろと言っても心配でジッとしてられないだろうからね」
「心配症なんですよ。エルも彼らも、うちの子たちも」
お恥ずかしいと言いながらもその顔は嬉しそうに笑っているのだった。
それから必要な物など話し合っていくが……
「え、ご飯ってそれだけなんですか?」
「そうですが………」
保存がきく干し肉に固いパン、あとは水と普段と変わらないものだがかなり驚かれた。
「冒険者でもそれが普通だよ。保存が効いて比較的荷物も軽く済むからね」
ジンもそうだとばかりに頷いてくれる。
「そうなんですか……えっとこの依頼って半日で終わります?」
食事がかなり辛かったらしい。
「いえ、出来れば1日、2日欲しいですね」
しゅんと小さくなるエニシに、何を言ったわけでもないのに小さい子を虐めたような気持ちになってしまうのは何故だろう。
「………頑張ります」
痛む心にジンを見れば彼も苦笑いしていた。
「…………辛いようならエニシさんたちは別に用意してもらって構いませんよ」
耐えられずそう溢せば、それはそれは嬉しそうな顔でこちらを見てくるエニシにフレックは負けを認めるのだった。
「お鍋してもいいですかね?」
「それは彼らが可哀想だからやめてあげなさい」
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鍋とはいったい?
フレックがそれを知るのにそう時間がかからないのであった。
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