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……仕事ですよ
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ヤギ、トリ、ウサギと次々馬に括り付けられていく肉たちに隊の食事より豪華だなと思った。
「えっ、食事の準備って自分たちでするんですか?」
「はい。こういうことがあった時のための訓練というか、手伝いを雇うにもあそこは女性が入ることは出来ませんので必然的に自分たちのことは自分たちでするしかないんですよ」
皆は料理はするのかというエニシの問いに宿舎では自分たちでするためある程度は出来ると言えばかなり驚かれた。
確かに手伝いでも雇えば楽ではあるのだろうが、そこはそれ。
国に、王に仕えている自分たちが勝手に雇うことなど出来るはずもなく、戦になれば結局自分のことは自分でしなくてはいけなくなるので訓練するためにも丁度いいのだ。
「………それは大変ですね。作るのは交代制なんですか?」
「そうです。基本入りたての新人たちの仕事になるので献立も変わらず、今まで料理の経験のない者たちが作るので美味しいとは言い難いものが殆どです」
こう何年もいれば流石に慣れたが。
最初の頃は腹を下してはトイレに駆け込んでいたなと昔を懐かしむ。
「なら今日はいっぱい食べて下さいね。と言っても私も上手いとは言い難いですけど」
「え?エニシのご飯美味しいよ?」
子どもがいるならば自分たちよりはマシだろうと期待しておくことにした。
エニシは道中も肉の他に食べられそうな野草や果物など確認してはたくさん採っていた。
訓練の時はダンジョンに直行していたため普段より移動に時間はかかってはいるが、いざという時のための勉強にもなるため特に急かすことなくフレックたちも付き合っていた。
まあ、半分以上は手伝えばエニシならば美味しいご飯を作ってくれるのではないかという下心もあったが。
兵士たちにおいてはこれで訓練の時間が短くなるのではという気持ちもあったため皆協力的だった。
「さて、到着です。これから中に入って行きますが、エニシさんたちは真ん中にお願いします。何か異変を感じたらすぐに言って下さいね」
くれぐれも自分たちから離れないで欲しいと言えば若干不安そうな顔になっていた。
「そんな危ない所なんですか?」
「ダンジョンですからね。毎年のことなのでそこまで危険視してはいませんが、何があるか分からないのがダンジョンです」
今回潜るダンジョンは比較的安全なものを選んではいるが、ダンジョンというのはある意味生きていると言ってもいい。
まるで空気を呼んだかのように宝箱が仕掛けられていたり、行きは平気だったのに油断した帰りにトラップがあったりなどもする。
勿論各階にはモンスターも、階によってはボスが待ち構えているのだから気が抜けない。
「私はエニシさんたちのすぐ後ろにつきますので安心して下さい。では行きましょう」
来るまでに普段より時間がかかったため詳しい説明は歩きながらと早速中に入っていく。
初めてのことに興味深々なのかキョロキョロと周りを見るエニシがとても面白い。
「普通の洞窟に見えるでしょ?ですがどこにトラップがあるか分からないので無闇に何でも触れないで下さいね」
「だってさ」
「ちょっとエル、何で私を見て言うんですか」
「だってこの中なら何かやらかすのエニシしかいないじゃん」
まぁ確かに。
声に出すことはしないが心から同意しておいた。
「そんなまるで問題児みたいな言い方。私だっていい大人なんですからちゃんと注意してーーあ、きのこ」
…………自分がくれぐれも注意しなければ!
決心したフレックであった。
「これ食べられますか?」
聞かれたが食べたことがないため答えられない。
部下にも聞いてみたが知っている者はおらず、何かあっては問題と止めようとすればーー
「本当ですか?ならお鍋に入れてみましょう」
………?
誰も何も言っていないのに自己完結したエニシに首を捻る。
楽しげに犬と話しながらもきのこを集めているが……もしかしてそういう子なのだろうか?
「食べられんの?それ」
「変な匂いもしないですし、今リルが食べた感じ大丈夫らしいです」
「……………」
え?何で普通に話してるのこの2人?
「エニシさんはその……犬の言葉が分かったりするんですか?」
まさかと思いつつも貴方危ない子ではないよね?と恐る恐る確認する。
「は?……あ、ああ!言ってませんでしたけど、この子私の従魔なんです」
は?従魔?マジで?
話しには聞いたことがあったが実物を見たことはなかったため驚いた。
従魔を持つことが出来るなどエニシはどれほど魔力量が多いのか。
「リルって言います。この子が食べても問題ないと教えてくれました。可愛いでしょ?」
可愛いと言われれば可愛いが、従魔というからにはこの小ささでも魔物のわけでおいそれと触れることが出来なくなってしまった。
「従魔まで持てるとはエニシさんは魔法使いとしてかなり優秀なんですね」
その見た目と態度から面白い子だなとは思っていたが、これほど凄い子だったのかと今更思い知るのだった。
「(………らしいですよ)」
「(間違ってはないんじゃない?正解とも言えないけど)」
「えっ、食事の準備って自分たちでするんですか?」
「はい。こういうことがあった時のための訓練というか、手伝いを雇うにもあそこは女性が入ることは出来ませんので必然的に自分たちのことは自分たちでするしかないんですよ」
皆は料理はするのかというエニシの問いに宿舎では自分たちでするためある程度は出来ると言えばかなり驚かれた。
確かに手伝いでも雇えば楽ではあるのだろうが、そこはそれ。
国に、王に仕えている自分たちが勝手に雇うことなど出来るはずもなく、戦になれば結局自分のことは自分でしなくてはいけなくなるので訓練するためにも丁度いいのだ。
「………それは大変ですね。作るのは交代制なんですか?」
「そうです。基本入りたての新人たちの仕事になるので献立も変わらず、今まで料理の経験のない者たちが作るので美味しいとは言い難いものが殆どです」
こう何年もいれば流石に慣れたが。
最初の頃は腹を下してはトイレに駆け込んでいたなと昔を懐かしむ。
「なら今日はいっぱい食べて下さいね。と言っても私も上手いとは言い難いですけど」
「え?エニシのご飯美味しいよ?」
子どもがいるならば自分たちよりはマシだろうと期待しておくことにした。
エニシは道中も肉の他に食べられそうな野草や果物など確認してはたくさん採っていた。
訓練の時はダンジョンに直行していたため普段より移動に時間はかかってはいるが、いざという時のための勉強にもなるため特に急かすことなくフレックたちも付き合っていた。
まあ、半分以上は手伝えばエニシならば美味しいご飯を作ってくれるのではないかという下心もあったが。
兵士たちにおいてはこれで訓練の時間が短くなるのではという気持ちもあったため皆協力的だった。
「さて、到着です。これから中に入って行きますが、エニシさんたちは真ん中にお願いします。何か異変を感じたらすぐに言って下さいね」
くれぐれも自分たちから離れないで欲しいと言えば若干不安そうな顔になっていた。
「そんな危ない所なんですか?」
「ダンジョンですからね。毎年のことなのでそこまで危険視してはいませんが、何があるか分からないのがダンジョンです」
今回潜るダンジョンは比較的安全なものを選んではいるが、ダンジョンというのはある意味生きていると言ってもいい。
まるで空気を呼んだかのように宝箱が仕掛けられていたり、行きは平気だったのに油断した帰りにトラップがあったりなどもする。
勿論各階にはモンスターも、階によってはボスが待ち構えているのだから気が抜けない。
「私はエニシさんたちのすぐ後ろにつきますので安心して下さい。では行きましょう」
来るまでに普段より時間がかかったため詳しい説明は歩きながらと早速中に入っていく。
初めてのことに興味深々なのかキョロキョロと周りを見るエニシがとても面白い。
「普通の洞窟に見えるでしょ?ですがどこにトラップがあるか分からないので無闇に何でも触れないで下さいね」
「だってさ」
「ちょっとエル、何で私を見て言うんですか」
「だってこの中なら何かやらかすのエニシしかいないじゃん」
まぁ確かに。
声に出すことはしないが心から同意しておいた。
「そんなまるで問題児みたいな言い方。私だっていい大人なんですからちゃんと注意してーーあ、きのこ」
…………自分がくれぐれも注意しなければ!
決心したフレックであった。
「これ食べられますか?」
聞かれたが食べたことがないため答えられない。
部下にも聞いてみたが知っている者はおらず、何かあっては問題と止めようとすればーー
「本当ですか?ならお鍋に入れてみましょう」
………?
誰も何も言っていないのに自己完結したエニシに首を捻る。
楽しげに犬と話しながらもきのこを集めているが……もしかしてそういう子なのだろうか?
「食べられんの?それ」
「変な匂いもしないですし、今リルが食べた感じ大丈夫らしいです」
「……………」
え?何で普通に話してるのこの2人?
「エニシさんはその……犬の言葉が分かったりするんですか?」
まさかと思いつつも貴方危ない子ではないよね?と恐る恐る確認する。
「は?……あ、ああ!言ってませんでしたけど、この子私の従魔なんです」
は?従魔?マジで?
話しには聞いたことがあったが実物を見たことはなかったため驚いた。
従魔を持つことが出来るなどエニシはどれほど魔力量が多いのか。
「リルって言います。この子が食べても問題ないと教えてくれました。可愛いでしょ?」
可愛いと言われれば可愛いが、従魔というからにはこの小ささでも魔物のわけでおいそれと触れることが出来なくなってしまった。
「従魔まで持てるとはエニシさんは魔法使いとしてかなり優秀なんですね」
その見た目と態度から面白い子だなとは思っていたが、これほど凄い子だったのかと今更思い知るのだった。
「(………らしいですよ)」
「(間違ってはないんじゃない?正解とも言えないけど)」
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