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*大切だから
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漏れ出る自分の声に羞恥で赤くなる。
だが大丈夫だと伝えるように優しく触れてくる手が嬉しく、イヤだとは思わない。
「セイン……」
「大丈夫だ。ここにいる。な?」
「はい」
握られた手に安心する。
今はもう呼べば声を返してくれる相手がいることに不安になることなどないのだと思えた。
「ルー、ゆっくりだぞ」
「分かってる、んだけどーー」
「ひっ、う」
突如突き立てられた切っ先に変な声が出た。
「ご、ごめん。ごめんなさい」
今にも泣きそうな顔で痛いかと尋ねられたが、これでもかと丁寧にほぐされた後ろは圧迫感はあれど痛みはない。
ただ衝撃に息が詰まりそうになったため深呼吸をすると、心配そうなルーに大丈夫だと両手を伸ばす。
「驚いただけ。痛くないです。大丈夫だから」
これは縁自身が望んだことだ。
不安になる心に何とかしようと考え求めたのが、家族であり番である彼らだった。
もう何も怖くはないと、そばにいてくれるのだと安心出来るよう彼らに抱いてもらえないかと縁から望み頼んだ。
「もう大丈夫だって頭では分かっているんです。けど……」
どうしても拭い去れない不安を彼らでなくしてしまいたかった。
「それで縁が安心出来るならいくらでもいいぞ」
「俺たちには得でしかないしな」
「いつになったら言うのかと思ったぞ」
「オレもいいよ」
二つ返事で了承してくれた。
ただ流石に4人相手は縁の体力的にも無理があるため、日を分けることにしたのだが……
「ルー、ルー大丈夫だから」
伸ばした腕は握られたが、未だ不安に揺れる瞳に苦笑いする。
普段は暢気でマイペースなルーだが、こういう行為をする時途端に弱気になる。
セインたちのように獣の耳があるわけでもないのに、しゅんと垂れる耳と尻尾が見えてしまうのは何故だろう。
「我慢しなくていいんです。これは私がたのんーーうんっ」
「そうだぞ。ちゃんと縁も感じてる。だろ?」
「セインっ、セインそれはーー」
勃ち上がる中心を優しく握られ、上下に擦られてしまえば自然腰が揺れてしまい声が出てしまう。
そのせいで中も締め付けたようでルーが呻き、その振動で縁も更に腰を揺らしてしまう。
「だ、だめ。一緒はーー」
「気持ちいいだろ?縁は素直に感じてればいいだけだ」
中心の刺激はそのままに胸まで弄り始めたセインに中が蠢くのだろう。
もう我慢出来ないと腰を動かし始めたルーに弱い所を突かれ声が出てしまう。
「あっ、あ、あ、あ、ん、ルー、ルーっ」
「縁、縁、縁。気持ちいい。縁の中熱くて、狭くて、オレのを締め付けてくる」
あまりの快感に逃げようとするが、すぐさまルーに腰を掴まれ中を抉られてしまい甘い声しか出すことが出来ない。
ならばと息を吐き快感を逃そうとしようとすれば、突き付けられたセインのそれに逃げられないのだと分かった。
「舐めてくれるか?」
「ん、あ、あ、あん、うん、は、い」
ルーの腰使いはそのままに大きく膨らんだセインのものを咥えれば口がいっぱいになる。
乱れる自分の姿にセインも興奮してくれているのだと思えば何より嬉しく、拙いながらも一生懸命舐め上げる。
2人から漏れる呻き声に彼らもちゃんと感じてくれているのだと心が満たされる気がした。
「縁、縁ごめん。オレもうでちゃう」
「んっ、うん、んん、ふ、ん、んっ」
温かいものが中に注がれる感触がし、ルーが達したのだと分かった。
ズルリと抜かれ出ていったものに喪失感を感じていれば、間もなくして満たされた熱いものはセインのものだろう。
ルーのものより少し長く大きいそれは的確に縁の弱い場所を突いてくる。
「ん、あ、あ、あん、ん、セ、イン」
「縁、縁」
揺れる腰に締まる中。
求めた手は拒まれることなく握られ、安心に息をついた瞬間胸の刺激に声が漏れた。
「あん、ル、ルー、だめっ」
既に快感に尖ったものを舐められ、片方は手で転がされる。
気持ち良さに体を引けば、結果強く引っ張られることになり更に快感が全身に走る。
しかし縁の声にもルーは止めることなく吸われた乳首はただ気持ちがいい。
「縁、逃げるな。感じていればいいんだ」
あまりの快感に逃げようとする縁に、許さないとばかりに強く腰を押し付けられる。
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい。
「もう離れない。ずっと一緒だ。俺たちはずっと一緒なんだ」
全身で求められ愛される。
好きだと、愛していると訴えてくる2人がただ愛おしい。
快感に頭が回らないながらも、途切れ途切れに縁からも愛を囁けばこれまた強く朝まで2人の愛を全身に受け止めるのだった。
だが大丈夫だと伝えるように優しく触れてくる手が嬉しく、イヤだとは思わない。
「セイン……」
「大丈夫だ。ここにいる。な?」
「はい」
握られた手に安心する。
今はもう呼べば声を返してくれる相手がいることに不安になることなどないのだと思えた。
「ルー、ゆっくりだぞ」
「分かってる、んだけどーー」
「ひっ、う」
突如突き立てられた切っ先に変な声が出た。
「ご、ごめん。ごめんなさい」
今にも泣きそうな顔で痛いかと尋ねられたが、これでもかと丁寧にほぐされた後ろは圧迫感はあれど痛みはない。
ただ衝撃に息が詰まりそうになったため深呼吸をすると、心配そうなルーに大丈夫だと両手を伸ばす。
「驚いただけ。痛くないです。大丈夫だから」
これは縁自身が望んだことだ。
不安になる心に何とかしようと考え求めたのが、家族であり番である彼らだった。
もう何も怖くはないと、そばにいてくれるのだと安心出来るよう彼らに抱いてもらえないかと縁から望み頼んだ。
「もう大丈夫だって頭では分かっているんです。けど……」
どうしても拭い去れない不安を彼らでなくしてしまいたかった。
「それで縁が安心出来るならいくらでもいいぞ」
「俺たちには得でしかないしな」
「いつになったら言うのかと思ったぞ」
「オレもいいよ」
二つ返事で了承してくれた。
ただ流石に4人相手は縁の体力的にも無理があるため、日を分けることにしたのだが……
「ルー、ルー大丈夫だから」
伸ばした腕は握られたが、未だ不安に揺れる瞳に苦笑いする。
普段は暢気でマイペースなルーだが、こういう行為をする時途端に弱気になる。
セインたちのように獣の耳があるわけでもないのに、しゅんと垂れる耳と尻尾が見えてしまうのは何故だろう。
「我慢しなくていいんです。これは私がたのんーーうんっ」
「そうだぞ。ちゃんと縁も感じてる。だろ?」
「セインっ、セインそれはーー」
勃ち上がる中心を優しく握られ、上下に擦られてしまえば自然腰が揺れてしまい声が出てしまう。
そのせいで中も締め付けたようでルーが呻き、その振動で縁も更に腰を揺らしてしまう。
「だ、だめ。一緒はーー」
「気持ちいいだろ?縁は素直に感じてればいいだけだ」
中心の刺激はそのままに胸まで弄り始めたセインに中が蠢くのだろう。
もう我慢出来ないと腰を動かし始めたルーに弱い所を突かれ声が出てしまう。
「あっ、あ、あ、あ、ん、ルー、ルーっ」
「縁、縁、縁。気持ちいい。縁の中熱くて、狭くて、オレのを締め付けてくる」
あまりの快感に逃げようとするが、すぐさまルーに腰を掴まれ中を抉られてしまい甘い声しか出すことが出来ない。
ならばと息を吐き快感を逃そうとしようとすれば、突き付けられたセインのそれに逃げられないのだと分かった。
「舐めてくれるか?」
「ん、あ、あ、あん、うん、は、い」
ルーの腰使いはそのままに大きく膨らんだセインのものを咥えれば口がいっぱいになる。
乱れる自分の姿にセインも興奮してくれているのだと思えば何より嬉しく、拙いながらも一生懸命舐め上げる。
2人から漏れる呻き声に彼らもちゃんと感じてくれているのだと心が満たされる気がした。
「縁、縁ごめん。オレもうでちゃう」
「んっ、うん、んん、ふ、ん、んっ」
温かいものが中に注がれる感触がし、ルーが達したのだと分かった。
ズルリと抜かれ出ていったものに喪失感を感じていれば、間もなくして満たされた熱いものはセインのものだろう。
ルーのものより少し長く大きいそれは的確に縁の弱い場所を突いてくる。
「ん、あ、あ、あん、ん、セ、イン」
「縁、縁」
揺れる腰に締まる中。
求めた手は拒まれることなく握られ、安心に息をついた瞬間胸の刺激に声が漏れた。
「あん、ル、ルー、だめっ」
既に快感に尖ったものを舐められ、片方は手で転がされる。
気持ち良さに体を引けば、結果強く引っ張られることになり更に快感が全身に走る。
しかし縁の声にもルーは止めることなく吸われた乳首はただ気持ちがいい。
「縁、逃げるな。感じていればいいんだ」
あまりの快感に逃げようとする縁に、許さないとばかりに強く腰を押し付けられる。
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい。
「もう離れない。ずっと一緒だ。俺たちはずっと一緒なんだ」
全身で求められ愛される。
好きだと、愛していると訴えてくる2人がただ愛おしい。
快感に頭が回らないながらも、途切れ途切れに縁からも愛を囁けばこれまた強く朝まで2人の愛を全身に受け止めるのだった。
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