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問題……はないか
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「おじちゃん!レオおじちゃん!」
我が子ながらよく懐いたものだなと思う。
以前本人も言ってはいたが、あまり子ども受けする容姿ではないと言っていたため嫌がりはしないだろうが、まさかここまで懐くとは思っていなかった。
「久しぶりだな。元気にしていたか?」
「うん!」
元気に返事をしながらも抱き付きにいった娘にすごいなと感心する。
もう当たり前かのように腕に抱え上げるレオナルドも普段の気難しい顔がなりをひそめ心なしか柔らかい表情だ。
「お久しぶりです」
「無事だったようだな。安心した」
ダンジョンに行くと言ったためずっと心配してくれていたらしい。
「ええ、まぁ。色々ありましたが怪我もなく皆無事に帰ってきました」
本当に、本当に色々あったが精神的ショックはあっても怪我は一つもなかった。
「君のことだ。何もない方が不気味だが怪我がないなら良かった」
何という言われようか。
「おじちゃん!おじちゃん見て!」
「ん?これは………魔石か?」
見て見てと繋がレオナルドに渡したのは赤く色付く綺麗な石。
大人の爪先ほどの小さなものだが、レオナルドの手の平でコロコロと転がるそれは魔石で間違いがなかった。
「ケイがひろったの。おじちゃんにあげる!おみ…おみあげ?なの!」
「おみやげね。ダンジョンでこの子が倒した魔物から出てきたみたいで。貴方に上げるんだと張り切ってました」
普段動物を傷つけるのを嫌がる繋ではあるが、どういう基準なのか魔物などのモンスター相手には魔法を使い普通に倒していた。
勿論危険もあるため本当に小さな相手だけではあったが。
「………この歳で魔物を?君は君だけじゃなく、君の子まで色々ぶっ飛んでいるみたいだな」
「聞き捨てなりませんね。私なんてどこにでもいる平々凡々な一般市民ですよ」
「それでか?早いところ自覚をした方がいい。君は色々規格外だ」
「あ、ひどい」
多少やらかしている自覚はある縁だが、それも人に隠せるほどの小さなものだとしか思っていなかった。
「しかしいいのか?これほど小さいとは言え売ればそれなりにはなるだろう?」
「それはこの子が獲ったものですから。それに魔石なら他にもたくさん家族が獲ってくれましたし」
それこそ大から小まで様々な大きさなものを。
ダンジョンに潜っていた日数が長かったのもあるが、元々戦闘に長けていたアレンたちに加え、エルたちも楽しそうに次々と戦っていた。
「まだまだ練習段階なので大きくはないですが、初めて自分で獲ったものなので嬉しいらしくてみんなに配り歩いてます」
「配り……歩いてる?……………そんなにあるのか?」
どこまで規格外なのだと頭を抱えるレオナルドに何のことだと笑って流しておく。
だが数があると分かったためか、下手に遠慮し繋が悲しまないようにと笑って受け取ってくれていた。
「ケイね、おさかなもとったのよ。おじちゃんもいっしょにたべよ?」
「それは嬉しい誘いだな。喜んでよばれよう」
見た目本当に親戚の叔父ちゃんにしか見えないレオナルドにどうしたものかと思ったが、本人がいいと言っているのだからいいかと開き直るぐらいには図太い縁なのだった。
流石にレオナルドに生はまずかろうと鍋を用意してきたのだが、楽しそうにダンジョンで食べたご飯の話しをする繋にそれは美味そうだと頷き食べてみたいと言うので今度作ってくる約束をするのであった。
あれほど食に興味がないと言っていたのに人は変わるものである。
「君の作るものは私も知らない変わったものが多いが全て美味いからな。城のものも美味くないとは言わないが年齢的にも辛いものがある。安全面も考えれば尚更だ。私も時には何も気にせず食べたい時がある」
縁もこちらに来たばかりの頃に思ったが、味が濃く油っこい食事は胃がもたれもするだろう。
毒見などで冷めた食事に箸が進むとも思えない。
貴族相手に出していい食事かは分からないが美味しいと食べ喜んでくれるなら良かったと思うのだった。
「そういえば後でアル爺も来るらしいですよ」
「態々呼んだのか?いらないだろ」
未だに仲良くは出来ないらしい。
急に仲良くにこにこと話し出されても不気味ではあるが。
ただアル爺のことは縁が呼んだわけではなく「すぐ!すぐ行くからな!待っとれよ!帰るな!」という連絡が一方的かつ勝手に来たわけだが。
きっと仕事が中々終わらないのだろう。
一生来なくていいとぼやくレオナルドに笑っていれば、コンコンと扉を叩く音が聞こえてきた。
「失礼します。母上が来ていると窺ったのですが少しお邪魔させていただいても宜しいでしょうか?」
「エリック?彼も呼んだんですか?」
久しぶりに聞く声に懐かしさを感じていれば、レオナルドが返事を返し入ってきた。
「お久しぶりです」
暫く会うことが出来ていなかったが、以前より大人びた顔付きに笑みが溢れる。
「元気そうで良かった。王女様もお変わりないですか?」
静かに入って来たエリックの後ろ、今日は時間があったのか一緒に入って来た彼女にも久しぶりだと挨拶すればそれはそれは綺麗な顔で頷かれるのだった。
「とても立派になりましたね。本当によかっーー」
「ママ、ママっ!おうじさま、おうじさまがいる!!」
興奮したように腕を引いてくる繋に、あれ?会ったことなかっけ?と今更気がつくのだった。
我が子ながらよく懐いたものだなと思う。
以前本人も言ってはいたが、あまり子ども受けする容姿ではないと言っていたため嫌がりはしないだろうが、まさかここまで懐くとは思っていなかった。
「久しぶりだな。元気にしていたか?」
「うん!」
元気に返事をしながらも抱き付きにいった娘にすごいなと感心する。
もう当たり前かのように腕に抱え上げるレオナルドも普段の気難しい顔がなりをひそめ心なしか柔らかい表情だ。
「お久しぶりです」
「無事だったようだな。安心した」
ダンジョンに行くと言ったためずっと心配してくれていたらしい。
「ええ、まぁ。色々ありましたが怪我もなく皆無事に帰ってきました」
本当に、本当に色々あったが精神的ショックはあっても怪我は一つもなかった。
「君のことだ。何もない方が不気味だが怪我がないなら良かった」
何という言われようか。
「おじちゃん!おじちゃん見て!」
「ん?これは………魔石か?」
見て見てと繋がレオナルドに渡したのは赤く色付く綺麗な石。
大人の爪先ほどの小さなものだが、レオナルドの手の平でコロコロと転がるそれは魔石で間違いがなかった。
「ケイがひろったの。おじちゃんにあげる!おみ…おみあげ?なの!」
「おみやげね。ダンジョンでこの子が倒した魔物から出てきたみたいで。貴方に上げるんだと張り切ってました」
普段動物を傷つけるのを嫌がる繋ではあるが、どういう基準なのか魔物などのモンスター相手には魔法を使い普通に倒していた。
勿論危険もあるため本当に小さな相手だけではあったが。
「………この歳で魔物を?君は君だけじゃなく、君の子まで色々ぶっ飛んでいるみたいだな」
「聞き捨てなりませんね。私なんてどこにでもいる平々凡々な一般市民ですよ」
「それでか?早いところ自覚をした方がいい。君は色々規格外だ」
「あ、ひどい」
多少やらかしている自覚はある縁だが、それも人に隠せるほどの小さなものだとしか思っていなかった。
「しかしいいのか?これほど小さいとは言え売ればそれなりにはなるだろう?」
「それはこの子が獲ったものですから。それに魔石なら他にもたくさん家族が獲ってくれましたし」
それこそ大から小まで様々な大きさなものを。
ダンジョンに潜っていた日数が長かったのもあるが、元々戦闘に長けていたアレンたちに加え、エルたちも楽しそうに次々と戦っていた。
「まだまだ練習段階なので大きくはないですが、初めて自分で獲ったものなので嬉しいらしくてみんなに配り歩いてます」
「配り……歩いてる?……………そんなにあるのか?」
どこまで規格外なのだと頭を抱えるレオナルドに何のことだと笑って流しておく。
だが数があると分かったためか、下手に遠慮し繋が悲しまないようにと笑って受け取ってくれていた。
「ケイね、おさかなもとったのよ。おじちゃんもいっしょにたべよ?」
「それは嬉しい誘いだな。喜んでよばれよう」
見た目本当に親戚の叔父ちゃんにしか見えないレオナルドにどうしたものかと思ったが、本人がいいと言っているのだからいいかと開き直るぐらいには図太い縁なのだった。
流石にレオナルドに生はまずかろうと鍋を用意してきたのだが、楽しそうにダンジョンで食べたご飯の話しをする繋にそれは美味そうだと頷き食べてみたいと言うので今度作ってくる約束をするのであった。
あれほど食に興味がないと言っていたのに人は変わるものである。
「君の作るものは私も知らない変わったものが多いが全て美味いからな。城のものも美味くないとは言わないが年齢的にも辛いものがある。安全面も考えれば尚更だ。私も時には何も気にせず食べたい時がある」
縁もこちらに来たばかりの頃に思ったが、味が濃く油っこい食事は胃がもたれもするだろう。
毒見などで冷めた食事に箸が進むとも思えない。
貴族相手に出していい食事かは分からないが美味しいと食べ喜んでくれるなら良かったと思うのだった。
「そういえば後でアル爺も来るらしいですよ」
「態々呼んだのか?いらないだろ」
未だに仲良くは出来ないらしい。
急に仲良くにこにこと話し出されても不気味ではあるが。
ただアル爺のことは縁が呼んだわけではなく「すぐ!すぐ行くからな!待っとれよ!帰るな!」という連絡が一方的かつ勝手に来たわけだが。
きっと仕事が中々終わらないのだろう。
一生来なくていいとぼやくレオナルドに笑っていれば、コンコンと扉を叩く音が聞こえてきた。
「失礼します。母上が来ていると窺ったのですが少しお邪魔させていただいても宜しいでしょうか?」
「エリック?彼も呼んだんですか?」
久しぶりに聞く声に懐かしさを感じていれば、レオナルドが返事を返し入ってきた。
「お久しぶりです」
暫く会うことが出来ていなかったが、以前より大人びた顔付きに笑みが溢れる。
「元気そうで良かった。王女様もお変わりないですか?」
静かに入って来たエリックの後ろ、今日は時間があったのか一緒に入って来た彼女にも久しぶりだと挨拶すればそれはそれは綺麗な顔で頷かれるのだった。
「とても立派になりましたね。本当によかっーー」
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興奮したように腕を引いてくる繋に、あれ?会ったことなかっけ?と今更気がつくのだった。
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