404 / 475
まず一歩
しおりを挟む
ククルからの提案は一先ず置いておくことにし、獣人の少女2人の手続きをしてもらう。
「彼女たちですが……サウル、君が彼女たちを買いなさい」
「は?」
まさかそんなことを言われると思っていなかったのか驚いたように見上げてくる彼の前で膝をつく。
「彼女たちと一緒に暮らすのはサウルです。居もしない私が買ってあれこれ指示するより何をやってほしいか、どうしてほしいのか一番近くで暮らす君が彼女たちに教えて上げて」
「………でも、オレそんな金ねぇ」
イヤだとは言わなかったことにホッとする。
「その心配はありません。ククルさん、お願い出来ますか?」
「分かりました。一度こちらで立て替えましょう」
勿論縁が買うことも考えたが、一緒に暮らせない以上縁を主人とするのは彼女たちにも不便でしかなく、主人ではないのだからとサウルたちの言葉を聞かないのも問題である。
ならば子どもではあるがサウルを主人とした方が効率もよく、彼ならば2人を不当に扱うことはしないだろうとも思ったのだ。
「これからは私に渡していた月々のお金は彼女たちの代金にあてなさい」
立て替えをククルに頼んだのも身内である縁が貸すよりお金の重さと、人を買うという重さを学んでもらうためククルを間に挟んだ。
「アンタなんにもなくなるじゃん」
「気になるなら、こちらに泊まりに来た時はサウルたちが作ってくれた味噌を食べさせてくれたら嬉しいです」
元々サウルが気にするだろうともらっていただけであり、今は自分たちだけで生活も出来ていることからやめても問題ないだろう。
「来るのやめたりしない?」
「私がお金目当てで来てたと思ってました?違いますよ。サウルたちに会いたいから来ていたんです。君たちのことが大好きだから」
「…………わかった」
どこか不安そうではあるが頷いてくれたならば大丈夫だろう。
代金を支払うと契約書にはサウルにサインさせた。
「これで完了ですね。ではいくつか必要な物の買い出しをして帰りましょうか」
「書き出してもらえれば私が後日お届けしますよ」
「いえ。今日にも必要な物もありますので今買って行きます。ただお手伝いしてもらっても構いませんか?」
ククルの申し出は嬉しいが、2人の着替えも必要になってくるため断り、代わりに荷物持ちを頼んだ。
本当は契約も済んだので帰ってもらっても構わないのだが、手伝いたいという本人の強い希望によりお願いした。
サウルと手を繋ぎ店々を回っていくが、やはり奴隷に対する周りの視線は冷たく少女が萎縮してしまっている。
姉のイリスが手を繋ぎ元気付けてはいるが、足が悪いこともあり俯いてしまっていた。
「ちょっと一休みしましょうか」
ククルに何か飲み物を買って来て欲しいと頼めば凄い速さで駆けていき、2人分のお茶を買ってきてくれた。
そう、2人分。縁とサウルのためのものだろう。
それが当たり前なのだと分かってはいても辛い現実に少し心を痛めながらも鞄から2人分のコップと水を取り出す。
「甘いものは大丈夫ですか?」
不審に思いながらも頷いて答える2人に木苺のシロップを水に混ぜてやるとハイと手渡す。
「「…………」」
「たくさん歩いて疲れたでしょう?少し休憩ね」
飲んでいいよと言うが何も言わず固まる2人に苦笑いする。
慣れない扱いに戸惑っているのだろう。
こればかりは慣れていってもらうしかないと諦めるとサウルと一緒にククルが買ってきてくれたお茶で喉を潤おす。
「…………………あ、おいしい」
「あ、あまいね」
小さくはあるが美味しいと溢す2人に微笑む。
「ククルさん」
「はい!」
「これ、欲しいですか?」
先程からそれは何だと目を細め凝視してくるククルに、ハイと瓶入りのシロップを渡せば目を輝かせていた。
「果物を甘く煮詰めたものです。パンに塗っても美味しいですし、水などで割っても美味しいですよ」
「なんと!果実を煮詰めるなんて考えもしたことなかったです!少し頂いても?」
その喜びように手離す気はなさそうだと瓶ごと持っていっても構わないと言えば更に喜んでいた。
彼のことなので良い具合に商品化し縁にも少なからず恩恵を与えてくれるだろう。
ぶつぶつと何事か呟き出したククルは放っておくことにし、少女たちのコップも回収すると鞄にしまう。
「あとは今日のご飯に何か少し買っていきましょうか。サウルは何がいいですか?」
「さかな」
「いいですね。お肉はアレンが獲ってきてくれるでしょうから魚にしましょうか」
人数もいるため念願のちらし寿司でもいいかもしれないと頷きながらも鞄からタオルを取り出すと少女の頭に被せてやる。
「え?」
「ちょっと何やっーー」
「これで少しは気にならないでしょ?あと少しなので我慢して下さいね」
声まで消してやることは出来ないが、隠れる視線に多少は安心出来るだろう。
そのため歩き辛くはなっただろうが………
「足が辛いでしよ?靴は脱いでいいですよ」
「あ、あの、でも……」
それでは歩けないと言い終える前に靴を脱がせると軽く足をマッサージしてやり腕に抱え上げる。
「わっ、え?え?」
「さっ、行きましょうか。イリスさんはもう少し頑張ってくれますか?」
「え?あ、あの…う、うん」
これでも男であり大家族の子持ちなのだ。
少女を抱えて歩くぐらい問題はなく、サウルとどの魚がいいかと話し合いながら店を見て回るのだった。
「彼女たちですが……サウル、君が彼女たちを買いなさい」
「は?」
まさかそんなことを言われると思っていなかったのか驚いたように見上げてくる彼の前で膝をつく。
「彼女たちと一緒に暮らすのはサウルです。居もしない私が買ってあれこれ指示するより何をやってほしいか、どうしてほしいのか一番近くで暮らす君が彼女たちに教えて上げて」
「………でも、オレそんな金ねぇ」
イヤだとは言わなかったことにホッとする。
「その心配はありません。ククルさん、お願い出来ますか?」
「分かりました。一度こちらで立て替えましょう」
勿論縁が買うことも考えたが、一緒に暮らせない以上縁を主人とするのは彼女たちにも不便でしかなく、主人ではないのだからとサウルたちの言葉を聞かないのも問題である。
ならば子どもではあるがサウルを主人とした方が効率もよく、彼ならば2人を不当に扱うことはしないだろうとも思ったのだ。
「これからは私に渡していた月々のお金は彼女たちの代金にあてなさい」
立て替えをククルに頼んだのも身内である縁が貸すよりお金の重さと、人を買うという重さを学んでもらうためククルを間に挟んだ。
「アンタなんにもなくなるじゃん」
「気になるなら、こちらに泊まりに来た時はサウルたちが作ってくれた味噌を食べさせてくれたら嬉しいです」
元々サウルが気にするだろうともらっていただけであり、今は自分たちだけで生活も出来ていることからやめても問題ないだろう。
「来るのやめたりしない?」
「私がお金目当てで来てたと思ってました?違いますよ。サウルたちに会いたいから来ていたんです。君たちのことが大好きだから」
「…………わかった」
どこか不安そうではあるが頷いてくれたならば大丈夫だろう。
代金を支払うと契約書にはサウルにサインさせた。
「これで完了ですね。ではいくつか必要な物の買い出しをして帰りましょうか」
「書き出してもらえれば私が後日お届けしますよ」
「いえ。今日にも必要な物もありますので今買って行きます。ただお手伝いしてもらっても構いませんか?」
ククルの申し出は嬉しいが、2人の着替えも必要になってくるため断り、代わりに荷物持ちを頼んだ。
本当は契約も済んだので帰ってもらっても構わないのだが、手伝いたいという本人の強い希望によりお願いした。
サウルと手を繋ぎ店々を回っていくが、やはり奴隷に対する周りの視線は冷たく少女が萎縮してしまっている。
姉のイリスが手を繋ぎ元気付けてはいるが、足が悪いこともあり俯いてしまっていた。
「ちょっと一休みしましょうか」
ククルに何か飲み物を買って来て欲しいと頼めば凄い速さで駆けていき、2人分のお茶を買ってきてくれた。
そう、2人分。縁とサウルのためのものだろう。
それが当たり前なのだと分かってはいても辛い現実に少し心を痛めながらも鞄から2人分のコップと水を取り出す。
「甘いものは大丈夫ですか?」
不審に思いながらも頷いて答える2人に木苺のシロップを水に混ぜてやるとハイと手渡す。
「「…………」」
「たくさん歩いて疲れたでしょう?少し休憩ね」
飲んでいいよと言うが何も言わず固まる2人に苦笑いする。
慣れない扱いに戸惑っているのだろう。
こればかりは慣れていってもらうしかないと諦めるとサウルと一緒にククルが買ってきてくれたお茶で喉を潤おす。
「…………………あ、おいしい」
「あ、あまいね」
小さくはあるが美味しいと溢す2人に微笑む。
「ククルさん」
「はい!」
「これ、欲しいですか?」
先程からそれは何だと目を細め凝視してくるククルに、ハイと瓶入りのシロップを渡せば目を輝かせていた。
「果物を甘く煮詰めたものです。パンに塗っても美味しいですし、水などで割っても美味しいですよ」
「なんと!果実を煮詰めるなんて考えもしたことなかったです!少し頂いても?」
その喜びように手離す気はなさそうだと瓶ごと持っていっても構わないと言えば更に喜んでいた。
彼のことなので良い具合に商品化し縁にも少なからず恩恵を与えてくれるだろう。
ぶつぶつと何事か呟き出したククルは放っておくことにし、少女たちのコップも回収すると鞄にしまう。
「あとは今日のご飯に何か少し買っていきましょうか。サウルは何がいいですか?」
「さかな」
「いいですね。お肉はアレンが獲ってきてくれるでしょうから魚にしましょうか」
人数もいるため念願のちらし寿司でもいいかもしれないと頷きながらも鞄からタオルを取り出すと少女の頭に被せてやる。
「え?」
「ちょっと何やっーー」
「これで少しは気にならないでしょ?あと少しなので我慢して下さいね」
声まで消してやることは出来ないが、隠れる視線に多少は安心出来るだろう。
そのため歩き辛くはなっただろうが………
「足が辛いでしよ?靴は脱いでいいですよ」
「あ、あの、でも……」
それでは歩けないと言い終える前に靴を脱がせると軽く足をマッサージしてやり腕に抱え上げる。
「わっ、え?え?」
「さっ、行きましょうか。イリスさんはもう少し頑張ってくれますか?」
「え?あ、あの…う、うん」
これでも男であり大家族の子持ちなのだ。
少女を抱えて歩くぐらい問題はなく、サウルとどの魚がいいかと話し合いながら店を見て回るのだった。
42
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
愛を知らない少年たちの番物語。
あゆみん
BL
親から愛されることなく育った不憫な三兄弟が異世界で番に待ち焦がれた獣たちから愛を注がれ、一途な愛に戸惑いながらも幸せになる物語。
*触れ合いシーンは★マークをつけます。
僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。
小学生のゲーム攻略相談にのっていたつもりだったのに、小学生じゃなく異世界の王子さま(イケメン)でした(涙)
九重
BL
大学院修了の年になったが就職できない今どきの学生 坂上 由(ゆう) 男 24歳。
半引きこもり状態となりネットに逃げた彼が見つけたのは【よろず相談サイト】という相談サイトだった。
そこで出会ったアディという小学生? の相談に乗っている間に、由はとんでもない状態に引きずり込まれていく。
これは、知らない間に異世界の国家育成にかかわり、あげく異世界に召喚され、そこで様々な国家の問題に突っ込みたくない足を突っ込み、思いもよらぬ『好意』を得てしまった男の奮闘記である。
注:主人公は女の子が大好きです。それが苦手な方はバックしてください。
*ずいぶん前に、他サイトで公開していた作品の再掲載です。(当時のタイトル「よろず相談サイト」)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる