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どうするべきか
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妻監修の下、必死に唐揚げ作りに精を出すククルに苦笑いする。
両親はどちらかというと父の方が器用だっため料理も上手いこと出来ていた気がする。
縁にしても、アレンたちに加えエルたちも手伝ってくれることが殆どのためそれほど苦労はしていなかった。
だからこそ普段あまり見ることはない夫婦関係に少し同情しながらも面白いなと眺めていた。
「ククルさんも流石に奥様には頭が上がらないみたいですね」
「アイツが必死こいて頼み込んだ相手だからね。毎日バカみたいにあの子の後ろをついて回っては結婚してくれって頼みこんでたもんだよ」
後ろを見れば心配し様子を見に来てくれただろう、マーガレットがどこか懐かしそうにククルたちを眺めていた。
「ククルさんがですか?」
「ああ。あの子の実家もそれなりの商家だったんだけどね、その才能もそうだが何より一目惚れだったらしいよ。会ったその日に結婚してくれって言ったらしい」
それは……何とも情熱的な。一歩間違えば変人だが。
「そんなのが長いこと続いて…まぁ、絆されたんだろうよ。いくら断ってもバカみたいに好きだ、愛してるなんて言うアイツにね」
結果良ければ全てよし。
人によっては危ない人間だと言われるだろが、努力が実り一生の相手を捕まえることが出来たなら良かったと思う。
そのおかげで頭が上がらないようだが。
今も容赦なくダメ出しされている。
女性は強いなと感心するばかりである。
「お婆ちゃんもですか?」
「は?」
「お婆ちゃんもお爺ちゃんに絆されたんですか?」
ちょっとしたイタズラ心にそう尋ねれば、普段なら顔を真っ赤にして怒り出すマーガレットがどこか懐かしそうな表情をしていた。
「………どうだろうね。最初こそそう思ってたけど、きっと私の方がアイツから離れたくなかっただけかもしれないね」
彼女たちを見ればジンの一方的な愛に見えるかもしれないが、マーガレットはちがうと首を振った。
「何度も別れるって言っても聞かなかったんだよ。でも本当は嬉しかったんだろうね。ホッとしてた気がするよ。ああ、コイツは私なんかがいいって言うんだって」
マーガレットたちの過去に何があったのか縁は知らない。
縁とて全てを話すことなど無理であり、言いたくないというのを無理矢理聞き出そうとも思わない。
懐かしげに、だがどこか寂しそうに見れたマーガレットに縁は微笑むと優しく抱き付いた。
「お爺ちゃんが諦めないでくれてよかったです。おかげで素敵なお爺ちゃんお婆ちゃんが出来ました」
「はははっ、そうだね。そこは私もアイツに素直に感謝してやってもいいよ。こんなに可愛い孫たちが出来たんだからね」
「私もいい歳なので可愛いは複雑なんですが……」
せめてカッコいいと言って欲しいと言えば、笑いながら抱きしめ返してくるのだった。
「さっ、昔話しは終わりだよ。私にも手伝えることはあるかい?」
「うーん、大体は終わっているので後は少し面倒ですが一人分ずつ盛り付けていきましょうか。そこまで量はないのでそのまま出すと食べられない人が出てくるかもしれないので」
皆が皆食べるかは分からないが、後で足りなかったと言われるよりはいいだろう。
余ったら鞄にでも突っ込んでおけばいい。
「から揚げだけだと寂しいのでサラダ……いや、サンドイッチも作っておきましょうか」
「よく分からないけど出来ることがあれば何でも言いな」
縁の思い付きで始まったことにもかかわらず手伝いを申し出てくれるマーガレットに感謝する。
「ありがとうございます。けどお婆ちゃんは今は休んでおいて下さい。お婆ちゃんには配膳係をお願いしたいので」
「……なるほど、ね」
チラリと見た視線の先、マーガレットも気付いていたのか匂いにつられて来たのか何人かが入り口からこちらを覗いているのが見える。
皆大人のためケンカするとは思わないが、足りるかと心配になってきた。
そのためもし何かあってもマーガレットがいてくれれば心強い。
「じゃあヨナちゃんも一緒に作りましょーー」
「きゃ~~~っ、エニシくん何作ってるの!?」
さぁ作ろうとククルたちの所に向かおうとし、しかし甲高い悲鳴と共に入ってきたその人物に驚いた。
懐かしい顔に微笑み言葉を返そうとし……
「あーーーーーーっ」
「ヨナちゃん!?」
突如腕の中の存在が大きく震えたかと思えば、大きな声を上げ叫び出すのだった。
両親はどちらかというと父の方が器用だっため料理も上手いこと出来ていた気がする。
縁にしても、アレンたちに加えエルたちも手伝ってくれることが殆どのためそれほど苦労はしていなかった。
だからこそ普段あまり見ることはない夫婦関係に少し同情しながらも面白いなと眺めていた。
「ククルさんも流石に奥様には頭が上がらないみたいですね」
「アイツが必死こいて頼み込んだ相手だからね。毎日バカみたいにあの子の後ろをついて回っては結婚してくれって頼みこんでたもんだよ」
後ろを見れば心配し様子を見に来てくれただろう、マーガレットがどこか懐かしそうにククルたちを眺めていた。
「ククルさんがですか?」
「ああ。あの子の実家もそれなりの商家だったんだけどね、その才能もそうだが何より一目惚れだったらしいよ。会ったその日に結婚してくれって言ったらしい」
それは……何とも情熱的な。一歩間違えば変人だが。
「そんなのが長いこと続いて…まぁ、絆されたんだろうよ。いくら断ってもバカみたいに好きだ、愛してるなんて言うアイツにね」
結果良ければ全てよし。
人によっては危ない人間だと言われるだろが、努力が実り一生の相手を捕まえることが出来たなら良かったと思う。
そのおかげで頭が上がらないようだが。
今も容赦なくダメ出しされている。
女性は強いなと感心するばかりである。
「お婆ちゃんもですか?」
「は?」
「お婆ちゃんもお爺ちゃんに絆されたんですか?」
ちょっとしたイタズラ心にそう尋ねれば、普段なら顔を真っ赤にして怒り出すマーガレットがどこか懐かしそうな表情をしていた。
「………どうだろうね。最初こそそう思ってたけど、きっと私の方がアイツから離れたくなかっただけかもしれないね」
彼女たちを見ればジンの一方的な愛に見えるかもしれないが、マーガレットはちがうと首を振った。
「何度も別れるって言っても聞かなかったんだよ。でも本当は嬉しかったんだろうね。ホッとしてた気がするよ。ああ、コイツは私なんかがいいって言うんだって」
マーガレットたちの過去に何があったのか縁は知らない。
縁とて全てを話すことなど無理であり、言いたくないというのを無理矢理聞き出そうとも思わない。
懐かしげに、だがどこか寂しそうに見れたマーガレットに縁は微笑むと優しく抱き付いた。
「お爺ちゃんが諦めないでくれてよかったです。おかげで素敵なお爺ちゃんお婆ちゃんが出来ました」
「はははっ、そうだね。そこは私もアイツに素直に感謝してやってもいいよ。こんなに可愛い孫たちが出来たんだからね」
「私もいい歳なので可愛いは複雑なんですが……」
せめてカッコいいと言って欲しいと言えば、笑いながら抱きしめ返してくるのだった。
「さっ、昔話しは終わりだよ。私にも手伝えることはあるかい?」
「うーん、大体は終わっているので後は少し面倒ですが一人分ずつ盛り付けていきましょうか。そこまで量はないのでそのまま出すと食べられない人が出てくるかもしれないので」
皆が皆食べるかは分からないが、後で足りなかったと言われるよりはいいだろう。
余ったら鞄にでも突っ込んでおけばいい。
「から揚げだけだと寂しいのでサラダ……いや、サンドイッチも作っておきましょうか」
「よく分からないけど出来ることがあれば何でも言いな」
縁の思い付きで始まったことにもかかわらず手伝いを申し出てくれるマーガレットに感謝する。
「ありがとうございます。けどお婆ちゃんは今は休んでおいて下さい。お婆ちゃんには配膳係をお願いしたいので」
「……なるほど、ね」
チラリと見た視線の先、マーガレットも気付いていたのか匂いにつられて来たのか何人かが入り口からこちらを覗いているのが見える。
皆大人のためケンカするとは思わないが、足りるかと心配になってきた。
そのためもし何かあってもマーガレットがいてくれれば心強い。
「じゃあヨナちゃんも一緒に作りましょーー」
「きゃ~~~っ、エニシくん何作ってるの!?」
さぁ作ろうとククルたちの所に向かおうとし、しかし甲高い悲鳴と共に入ってきたその人物に驚いた。
懐かしい顔に微笑み言葉を返そうとし……
「あーーーーーーっ」
「ヨナちゃん!?」
突如腕の中の存在が大きく震えたかと思えば、大きな声を上げ叫び出すのだった。
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