恋するツアコン 〜今日も旅はハプニング〜

安芸シヨウ

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第2話 金沢・兼六園と夜雨の宿編(後編)

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雨音が絶え間なく窓を叩き続ける中、二人は余韻を楽しみながら、互いの体温を感じ合っている。ひなたは遼の首元にキスしながら、胸や乳首をなぞり始める。遼もひなたの耳にキスや甘噛みをし、彼女の乳房を掌で優しく揉みながら、その手を徐々に下腹部へと下ろしていく。ひなたの秘部は一度目の交わりで火照りきったまま、遼の硬く脈打つペニスを貪欲に欲していた。彼女の内壁はまだ余韻に震え、蜜を溢れさせながら、さらなる侵入を待ちわびている。遼は彼女の柔らかな太ももを優しく撫で、ゆっくりと体位を変えさせる。ひなたは自ら四つん這いになり、豊満な尻を高く突き上げ、誘うように腰をくねらせた。彼女の背中は汗で光り、雨の湿気と混じって部屋全体を甘い匂いで満たす。
「……奥まで、激しく突いて……お願い……」
ひなたの声は掠れ、切実な懇願が雨音に溶け込む。遼は息を荒げ、彼女の細い腰を両手でしっかりと掴んだ。指先が柔らかな肉に食い込み、彼女の体を固定する。ゆっくりと、しかし確実に、彼の先端がひなたの熱い入り口に触れ、滑り込む。彼女の秘部はびしょ濡れで、抵抗なく飲み込み、遼のペニスを根元まで一気に受け止めた。内壁がきつく締めつけ、熱い肉襞が彼を包み込む感覚に、遼は低く唸った。
「ああっ……奥まで来てる……遼さんの……熱い……」
ひなたの喘ぎが部屋に響き渡る。遼は腰を引いては深く突き入れ、繰り返すリズムを速めていく。彼女の尻肉が波打ち、衝撃ごとにぱちんぱちんと音を立てる。雨の音がBGMのように二人の交わりを強調し、部屋をさらに濃密な熱気で満たす。ひなたの乳房が揺れ、汗が飛び散り、彼女の指はシーツを掻きむしる。遼の動きは容赦なく、彼女の弱い所を擦り上げるたび、ひなたの体がびくびくと痙攣した。彼女の蜜が太ももを伝い、遼の陰部を濡らす。匂いは濃厚で、汗と愛液と雨の湿気が混じる。
「もっと……! 壊れるくらいに突いて……あんっ、そこ……」
ひなたの声が高まり、遼は彼女の腰をさらに引き寄せ、角度を変えて深く貫く。彼女の内壁が収縮し、ペニスを絞り上げる。遼の息が荒く、汗が滴り落ち、ひなたの背中に落ちて流れる。二度目の絶頂は一度目よりも激しく、ひなたの体が弓なりに反り返った。彼女の秘部が激しく痙攣し、熱い潮が噴き出し、遼のペニスをさらに刺激する。
「イ、イクっ……! 遼さん、一緒に……あぁぁっ!!」
遼も限界を迎え、ひなたの一番深いところ、再び熱い精液を注ぎ込んだ。脈打つ射精が続き、体液が交じり合い、シーツをびしょびしょに濡らす。ひなたの体は余韻に震え、遼の腕の中でぐったりと崩れ落ちる。汗だくの二人は、互いの体温を感じながら倒れるようにベッドに沈み込んだ。ひなたの顔は穏やかな満足感に満ち、ゆっくりと目を閉じ、眠りにつく。遼もその柔らかな息遣いに誘われるように、深い眠りに落ちた。金沢の旅は、想定外の熱く濃密な夜となり、二人の絆をさらに深めた。

翌朝。
千歳楼の中庭には、夜の雨を洗い流した朝日が静かに差し込んでいた。濡れた苔が金色に光り、池の水面がきらめく。遼は部屋の窓を開け、深呼吸をした。冷たい空気が胸を通り抜けていく。昨夜の雨音がまだ耳に残っている——それ以上に、ひなたの甘い喘ぎ声が、頭の中に響き渡っていた。背後で布団の音がして、ひなたが目を覚ました。彼女は浴衣の襟元を直し、頰を少し赤らめて遼を見上げた。
「おはようございます……」
「おはようございます。よく眠れましたか?」
「うん……。昨夜のせいで、ちょっと疲れちゃったけど、いい夢を見ました」
「どんな夢です?」
「この部屋で夜雨を聞いてる夢。でも、途中であなたが出てきて……ちょっとエッチな感じに変わっちゃったけど」
「ははは……僕も似たような夢を見たかも」
ふたりは昨夜の余韻を共有するように、くすくすと笑い合い、支度を済ませて、朝食処へ向かった。歩くひなたの後ろ姿に、遼の視線が自然と絡みつく。彼女の腰のラインが、昨夜の記憶を呼び起こす。朝食処では、炊き立てのご飯と加賀味噌汁、治部煮、小鉢に盛られた金時草のおひたし。湯気とともに立ちのぼる香りが、旅の朝をやさしく包んでいた。ひなたは箸を手に取り、味噌汁を一口啜った。
「この味噌、甘いですね」
「米麹を多く使うんです。金沢の味」
「なんか、声にも似てるかも」
「声に?」
「うん。人によって“温度”が違う。今日のは、優しい味の声……昨夜のあなたみたい」
ひなたのその比喩に、遼は少し笑ったが、目が合った瞬間、互いに昨夜のことを思い出し、視線を逸らした。彼女の話し方には、音楽のような抑揚がある。それが今朝は、昨夜の親密さを帯びて、より耳に残る。遼は箸で治部煮を摘まみながら、軽くからかった。
「昨夜のオプション、満足いただけましたか?」
ひなたは頰を赤らめ、箸でご飯をいじりながらささやくように返した。
「……満点です。でも、次はもっと長いツアーがいいかも」
食後、チェックアウトの準備をしていると、ひなたが小さな封筒を差し出した。
「これ、昨日のお詫びです。夜、いろいろ気を遣わせちゃったから」
「えっ、そんな!受け取れませんよ」
「誤解しないで。ただのメモ用紙です。声優の仕事のときに書いてる言葉をちょっとだけ……お守り代わりに。あと、連絡先も書いておきました。旅の続き、いつか」
遼は封筒を受け取り、そっとポケットに入れた。彼女の筆跡が透けて見えるようで、胸が少しざわついた——いや、昨夜の記憶で熱くなった。ひなたは悪戯っぽく微笑み、
「雨の夜、忘れられないですね」
と付け加えた。

午前11時、帰りの新幹線。
車窓に流れる春の風景を眺めながら、ツアー客たちは静かに寛いでいる。ひなたは窓の外を見ながら、小さく呟いた。
「旅って、帰る瞬間が一番現実に戻る気がしますね」
「確かに。でも僕は、その瞬間が一番好きです」
「どうして?」
「旅の終わりになると、人は素直になるからです。昨夜みたいに」
ひなたは一瞬、目を見開き、それから視線を落とした。頰がわずかに赤らむ。
「……遼さん、ちょっとずるいです」
「え?」
「そんなこと言われたら、帰りたくなくなる。……また、会いたいかも」
小さな沈黙のあと、彼女が再び話し出す。
「このツアー、来てよかったです。想定外のオプション付きで」
「そう言ってもらえるのが、いちばん嬉しい言葉です。僕も、忘れられない旅になりました」
外では、空が晴れ渡り、遠くに立山連峰が見えた。二人は時折、手を触れ合い、昨夜の余熱を確かめ合うように、静かな会話を続けた。

午後2時過ぎ。
東京駅・八重洲口。再び現実の喧騒が耳を打つ。改札を出た瞬間、ひなたが少し立ち止まった。
「なんだか、昨日までの雨が嘘みたいですね」
「旅の間だけ、時間が違うんですよ。たぶん」
「……また、いつかお願いしてもいいですか?」
「もちろん。次は晴れた日に」
「ううん。雨の日がいいです。……あの夜みたいに」
彼女はそう言って、無邪気に笑いながら人波の中へ消えた。遼は胸ポケットの封筒を指でなぞる。そこに書かれた一文が、紙越しに伝わってくる。——帰りたくなくなる旅。それも、旅の正しい終わりの一つかもしれない。
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