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第1章_ベースとギルドと大阪と
ギルド加入しませんか?
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難波のアーケードを抜け、細い裏路地へ。
古びたカラオケビルの入口に、角ばった光文字が貼り付いている。
【難波ギルド 本部】
【入退室:自由】
【現在の危険度:安全(たぶん)】
「“たぶん”て書くな」
「このユルさ、逆に信用できる」
「私はちょっと不安」
俺――長谷川遼、高槻智樹、桐生雅の三人は顔を見合わせ、ドアを押した。むわっとした空気。中は、元カラオケフロアをぶち抜いて作ったロビーだ。ソファ、長机、簡易キッチン、奥にはボードが一面。
「お、新顔やな」
カウンターの奥から、ドラムスティックを指の間でくるくる回しながら、でっかい男が出てきた。
堂島龍臣――昨日システム窓の混乱の中で名前だけ見かけた、難波ギルドのトップだ。
「わしは堂島龍臣。ここは“家”や。腹減っとるなら、まず飯食え。そのあとで、話しよか」
【NPC?:堂島 龍臣】
【役職:難波ギルド トップ】
【備考:説教の前に飯】
「備考ひどい」
「でも、先に飯は賛成」
「私は手続きが先がいい」
どれも正論なので、とりあえずテーブルへ。
ギルド飯は驚くほど普通の白米と味噌汁、そして昨晩のカレーの残り。
スプーンを置いたところで、受付の女性がすっと来た。ポニーテールに腕章。「オペレーション担当」と刺繍入り。
「初見さん三名ね。私は百舌鳥 舞。登録とオリエンやるから、順番によろしく」
「よろしくでーす」
「よろしくお願いします」
「よろしく」
舞さんが机の上に透明のパネルを滑らせる。触ると文字が浮き上がった。
【ギルド加入手続き】
・氏名/仮名
・得物(武器)
・緊急連絡(誰もいなければ“ロビー”)
・希望部門(戦闘/補給/掃除)
【注意】命は一個。落とすな。
「最後の注意、重い」
「現実なので」舞さんは淡々としている。「まずは君から。長谷川くん、だね」
「武器はFender Jazz Bass(サンバースト)です」
「……正式名称まで言うタイプ」
「命より重い」
「命のほうが重い」雅が速攻で訂正した。
入力を終えると、空中でカードが印刷されたみたいに形を結ぶ。
手に取ると、ひんやり。縁が薄く光っている。
【ギルドカード:長谷川 遼】
【部門:戦闘(新人)】
【緊急帰還:ロビー】
【チュートリアル:未完了】
「写真、勝手に良い角度で撮られてるんやけど」
「AI補正です」舞さんはさらり。「盛っておきました」
「やめて自然でいて」
智樹と雅も同様に登録を終えた。
舞さんは三枚のカードを確認してから、壁のボードを親指でさした。
「新人の基本は三つ。逃げる、呼ぶ、片づける。逃げられない時だけ戦う。呼べるものは全部呼ぶ。戦ったら片づける」
「……最後だけ急に生活感」
「片づけは命綱です」
リズムよく説明は続く。
装備袋が三つ渡された。中身は軍手、結束バンド、笛、カラビナ、ガムテ、そして薄いミントグリーンの安全ベスト。
「色、かわいい」
「目立つためのやつ」
「遼、似合わん」
「言うな」
そこへ、ドアの外からガサッと嫌な音。
舞さんが即座に手を上げ、短く指示する。
「初見さんはここ。動かない。堂島さん」
「任せ」
堂島がドラムスティックで床をコン、コン。低く落ち着いた拍が、ロビー全体に広がる。ざわつきが不思議とまとまる。
窓際でうごめく半透明の塊。ビニール袋とホコリがまとわりついたゼリー状のやつだ。
【敵性存在:トラッシュスライム】
【推定危険度:E】
備考:掃除道具の天敵。踏むと終わる。
「Eやけど、踏むと終わるタイプ」
「終わらせないでください」舞さん。
堂島はスティックをトンと一度。
その一拍で、スライムがぺしゃんとひるむ。
続けて、受付横から現れた小柄な男の子(ギルド員)がモップで袋ごとすくい、ゴミ枠へポイ。
終わり。
静かに拍手が起き、舞さんがまた平然と戻ってくる。
「今のは見学ね。危険度Eでも、うっかりで怪我する。覚えて」
「……今の“一拍”、どうなってるんすか」
「場の揺れを合わせただけや」堂島が笑う。「難波は、合うと強い。合わんとしんどい」
どこまで本気か分からない理屈なのに、妙に腑に落ちた。
俺はサニーのネックを無意識に握り直す。四拍。心拍が落ち着く。
「で、新人三名」舞さんがタブレットをめくるように空をなでた。「本題」
【新人クエスト:入団テスト】
『南側地下通路のラット巣、軽度の掃除』
【想定敵性:ノイズラット(D)】
【目的:安全ルート確保/導線再描画】
【報酬:小銭+食堂無料券】
【注意】B以上を見たら逃げて呼ぶ。
「無料券ついとるやん!」
「報酬に釣られない」智樹が釘を刺す。
「大丈夫、釣られてもちゃんと戦う」
「それが一番危ない」
堂島がスティックを肩に担ぎ、にやり。
「付き添いはつける。けど主体はお前らや。合わせる練習やと思え。今日の夕方、行くで」
「了解」
「了解」
「了解。……あ、でも道具を先に」
舞さんは頷き、装備袋から結束バンドを一本取り出して見せた。
「敵と同じくらい、これが大事。配線、ケーブル、導線。街を束ねるのがギルドの仕事。戦うのは、束ねるため」
“束ねるために戦う”。
なんだか、低音で足場を固める感覚に近い。俺はうなずいた。
「その前に、施設案内いくで。怪我したらここ、寝床はその奥、風呂は一人10分、飯の前に手洗え」
最後だけ父親みたいなトーン。笑いが起きる。
【施設案内:難波ギルド】
・受付/作戦室/食堂/仮眠室/倉庫/メンテ台(楽器・武具)
・夜間は警戒態勢。外出は二人以上。
「メンテ台?」
「楽器の弦と、武器の刃、どっちも命やからな」堂島が言う。「使ったら整える。整えたら使える」
「……サニー、ごめんな。お前ほんま、ええ音鳴るな」
「遼、戦闘外の謝辞は許す」雅が目を細めて笑った。
案内の途中、掲示板に貼られた張り紙が目に入る。
「梅田エリア」「間者」「支配」といった単語。ざわり、と腕の毛が立つ。
「それ、気にしとるんか」堂島が気づいた。
「少し」
「今はええ。まずは足元固めようや。上を気にして転けると、笑われるで」
ロビーに戻ると、舞さんが最後の確認。
「じゃ、夕方、地下通路前に集合。一時間前に軽食、経路確認、撤退判断は雅さん。智樹くんは前衛、遼くんは床の管理」
「床の管理?」
「低音で足を取るってことでしょ」雅が横から解説する。
「お、通訳ありがと」
そのとき、ロビーの隅にふわりと小さな窓が開いた。
部屋番号みたいなID、位置情報、そして控えめな電子音。
【システム更新】
【新人歓迎:本日の支給品を受領してください】
・回復パック×3
・耳栓(簡易)×3
・消毒スプレー×1
「耳栓!」
「ノイズ系には効く。片耳だけ入れて、合図は目で」舞さんが身振りで示す。「合図は四つ。上・下・右・左。今日だけ覚えて」
「四つ、了解」
四つ。
数えると落ち着く。落ち着くと、笑える。笑えると、腹が減る。
「ほな、昼は食べとけ。胃が軽いと、逃げるのも速い」
結局、俺たちは再び食堂に座り直し、配膳の列に加わる。
ステンのレードルでよそわれる白ごはんと、湯気をたてる味噌汁。
スプーンを手に取ると、ベースのストラップが肩に馴染んだ。
「……なぁ」俺はぽつりと言う。「ここ、帰ってくる場所にしてええ?」
「最初からそのつもり」雅が笑う。
「俺はもう決めてる。逃げる、呼ぶ、片づける」智樹が淡々と復唱した。
高いところのモニターに、夕方の集合時刻が点滅する。
最初の“合わせ”は、今日の地下だ。
【クエスト予告】
『南側地下通路のラット巣、軽度の掃除』
集合:本日 17:00/難波駅南換気口前
服装:ミントベスト+軍手
注意:帰還後は手洗い
「手洗い、二回書く?」
「大事だから」舞さんが親指を立てた。「生き残るコツは、だいたい地味」
俺はうなずき、サニーの弦を親指でそっと撫でた。
鳴らさない低音が、胸の奥で四つ、揃った気がした。
夕方になったら、地下へ行く。
――今日、俺たちはギルドの一員として“初めての仕事”をする。
そして多分、帰ってきて、飯を食う。
その繰り返しが、ここで生きるということだ。
古びたカラオケビルの入口に、角ばった光文字が貼り付いている。
【難波ギルド 本部】
【入退室:自由】
【現在の危険度:安全(たぶん)】
「“たぶん”て書くな」
「このユルさ、逆に信用できる」
「私はちょっと不安」
俺――長谷川遼、高槻智樹、桐生雅の三人は顔を見合わせ、ドアを押した。むわっとした空気。中は、元カラオケフロアをぶち抜いて作ったロビーだ。ソファ、長机、簡易キッチン、奥にはボードが一面。
「お、新顔やな」
カウンターの奥から、ドラムスティックを指の間でくるくる回しながら、でっかい男が出てきた。
堂島龍臣――昨日システム窓の混乱の中で名前だけ見かけた、難波ギルドのトップだ。
「わしは堂島龍臣。ここは“家”や。腹減っとるなら、まず飯食え。そのあとで、話しよか」
【NPC?:堂島 龍臣】
【役職:難波ギルド トップ】
【備考:説教の前に飯】
「備考ひどい」
「でも、先に飯は賛成」
「私は手続きが先がいい」
どれも正論なので、とりあえずテーブルへ。
ギルド飯は驚くほど普通の白米と味噌汁、そして昨晩のカレーの残り。
スプーンを置いたところで、受付の女性がすっと来た。ポニーテールに腕章。「オペレーション担当」と刺繍入り。
「初見さん三名ね。私は百舌鳥 舞。登録とオリエンやるから、順番によろしく」
「よろしくでーす」
「よろしくお願いします」
「よろしく」
舞さんが机の上に透明のパネルを滑らせる。触ると文字が浮き上がった。
【ギルド加入手続き】
・氏名/仮名
・得物(武器)
・緊急連絡(誰もいなければ“ロビー”)
・希望部門(戦闘/補給/掃除)
【注意】命は一個。落とすな。
「最後の注意、重い」
「現実なので」舞さんは淡々としている。「まずは君から。長谷川くん、だね」
「武器はFender Jazz Bass(サンバースト)です」
「……正式名称まで言うタイプ」
「命より重い」
「命のほうが重い」雅が速攻で訂正した。
入力を終えると、空中でカードが印刷されたみたいに形を結ぶ。
手に取ると、ひんやり。縁が薄く光っている。
【ギルドカード:長谷川 遼】
【部門:戦闘(新人)】
【緊急帰還:ロビー】
【チュートリアル:未完了】
「写真、勝手に良い角度で撮られてるんやけど」
「AI補正です」舞さんはさらり。「盛っておきました」
「やめて自然でいて」
智樹と雅も同様に登録を終えた。
舞さんは三枚のカードを確認してから、壁のボードを親指でさした。
「新人の基本は三つ。逃げる、呼ぶ、片づける。逃げられない時だけ戦う。呼べるものは全部呼ぶ。戦ったら片づける」
「……最後だけ急に生活感」
「片づけは命綱です」
リズムよく説明は続く。
装備袋が三つ渡された。中身は軍手、結束バンド、笛、カラビナ、ガムテ、そして薄いミントグリーンの安全ベスト。
「色、かわいい」
「目立つためのやつ」
「遼、似合わん」
「言うな」
そこへ、ドアの外からガサッと嫌な音。
舞さんが即座に手を上げ、短く指示する。
「初見さんはここ。動かない。堂島さん」
「任せ」
堂島がドラムスティックで床をコン、コン。低く落ち着いた拍が、ロビー全体に広がる。ざわつきが不思議とまとまる。
窓際でうごめく半透明の塊。ビニール袋とホコリがまとわりついたゼリー状のやつだ。
【敵性存在:トラッシュスライム】
【推定危険度:E】
備考:掃除道具の天敵。踏むと終わる。
「Eやけど、踏むと終わるタイプ」
「終わらせないでください」舞さん。
堂島はスティックをトンと一度。
その一拍で、スライムがぺしゃんとひるむ。
続けて、受付横から現れた小柄な男の子(ギルド員)がモップで袋ごとすくい、ゴミ枠へポイ。
終わり。
静かに拍手が起き、舞さんがまた平然と戻ってくる。
「今のは見学ね。危険度Eでも、うっかりで怪我する。覚えて」
「……今の“一拍”、どうなってるんすか」
「場の揺れを合わせただけや」堂島が笑う。「難波は、合うと強い。合わんとしんどい」
どこまで本気か分からない理屈なのに、妙に腑に落ちた。
俺はサニーのネックを無意識に握り直す。四拍。心拍が落ち着く。
「で、新人三名」舞さんがタブレットをめくるように空をなでた。「本題」
【新人クエスト:入団テスト】
『南側地下通路のラット巣、軽度の掃除』
【想定敵性:ノイズラット(D)】
【目的:安全ルート確保/導線再描画】
【報酬:小銭+食堂無料券】
【注意】B以上を見たら逃げて呼ぶ。
「無料券ついとるやん!」
「報酬に釣られない」智樹が釘を刺す。
「大丈夫、釣られてもちゃんと戦う」
「それが一番危ない」
堂島がスティックを肩に担ぎ、にやり。
「付き添いはつける。けど主体はお前らや。合わせる練習やと思え。今日の夕方、行くで」
「了解」
「了解」
「了解。……あ、でも道具を先に」
舞さんは頷き、装備袋から結束バンドを一本取り出して見せた。
「敵と同じくらい、これが大事。配線、ケーブル、導線。街を束ねるのがギルドの仕事。戦うのは、束ねるため」
“束ねるために戦う”。
なんだか、低音で足場を固める感覚に近い。俺はうなずいた。
「その前に、施設案内いくで。怪我したらここ、寝床はその奥、風呂は一人10分、飯の前に手洗え」
最後だけ父親みたいなトーン。笑いが起きる。
【施設案内:難波ギルド】
・受付/作戦室/食堂/仮眠室/倉庫/メンテ台(楽器・武具)
・夜間は警戒態勢。外出は二人以上。
「メンテ台?」
「楽器の弦と、武器の刃、どっちも命やからな」堂島が言う。「使ったら整える。整えたら使える」
「……サニー、ごめんな。お前ほんま、ええ音鳴るな」
「遼、戦闘外の謝辞は許す」雅が目を細めて笑った。
案内の途中、掲示板に貼られた張り紙が目に入る。
「梅田エリア」「間者」「支配」といった単語。ざわり、と腕の毛が立つ。
「それ、気にしとるんか」堂島が気づいた。
「少し」
「今はええ。まずは足元固めようや。上を気にして転けると、笑われるで」
ロビーに戻ると、舞さんが最後の確認。
「じゃ、夕方、地下通路前に集合。一時間前に軽食、経路確認、撤退判断は雅さん。智樹くんは前衛、遼くんは床の管理」
「床の管理?」
「低音で足を取るってことでしょ」雅が横から解説する。
「お、通訳ありがと」
そのとき、ロビーの隅にふわりと小さな窓が開いた。
部屋番号みたいなID、位置情報、そして控えめな電子音。
【システム更新】
【新人歓迎:本日の支給品を受領してください】
・回復パック×3
・耳栓(簡易)×3
・消毒スプレー×1
「耳栓!」
「ノイズ系には効く。片耳だけ入れて、合図は目で」舞さんが身振りで示す。「合図は四つ。上・下・右・左。今日だけ覚えて」
「四つ、了解」
四つ。
数えると落ち着く。落ち着くと、笑える。笑えると、腹が減る。
「ほな、昼は食べとけ。胃が軽いと、逃げるのも速い」
結局、俺たちは再び食堂に座り直し、配膳の列に加わる。
ステンのレードルでよそわれる白ごはんと、湯気をたてる味噌汁。
スプーンを手に取ると、ベースのストラップが肩に馴染んだ。
「……なぁ」俺はぽつりと言う。「ここ、帰ってくる場所にしてええ?」
「最初からそのつもり」雅が笑う。
「俺はもう決めてる。逃げる、呼ぶ、片づける」智樹が淡々と復唱した。
高いところのモニターに、夕方の集合時刻が点滅する。
最初の“合わせ”は、今日の地下だ。
【クエスト予告】
『南側地下通路のラット巣、軽度の掃除』
集合:本日 17:00/難波駅南換気口前
服装:ミントベスト+軍手
注意:帰還後は手洗い
「手洗い、二回書く?」
「大事だから」舞さんが親指を立てた。「生き残るコツは、だいたい地味」
俺はうなずき、サニーの弦を親指でそっと撫でた。
鳴らさない低音が、胸の奥で四つ、揃った気がした。
夕方になったら、地下へ行く。
――今日、俺たちはギルドの一員として“初めての仕事”をする。
そして多分、帰ってきて、飯を食う。
その繰り返しが、ここで生きるということだ。
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