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第1章_ベースとギルドと大阪と
本格決戦、南条との衝突
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市役所前の広場。
難波と梅田の大軍勢が正面からぶつかり合う戦場は、瓦礫と叫び声と低音に支配されていた。
けれど、その中心で空気を完全に握っているのは――屋上に立つ、白いスーツの男。
南条剛。
梅田ギルドの支配者。
指揮棒を軽く振るだけで、数十人の兵士が同時に動く。
コン、コン、コン、コン――。
その四拍が響くだけで、敵の隊列がまるで機械仕掛けみたいに揃う。
兵士の目は濁り、意思は消えていた。
⸻
【ボス戦:南条剛】
危険度:A
勝利条件:一定時間耐える or 核の位置を特定
特殊効果:リズム支配(範囲広)
⸻
「……マジかよ。これが本気の南条か」俺は唾を飲み込んだ。
「さっきまでのゴーレムや支配下とは桁が違う」智樹が剣を握り締める。
「感じる……街全体が彼の指揮棒で揺らいでる」雅が顔を強張らせた。
「え、なにそれ怖すぎるやろ!? 街ごとリズムに飲まれるって、ホラー映画やん!」
「落ち着け遼! お前の低音しか抗えないんだ!」智樹が怒鳴る。
「……わかっとるわ!」
俺はサニーを抱え、共鳴石を装着した。
深呼吸をして、弦を叩く。
ドゥゥゥン! ドゥゥゥン!
⸻
【スキル発動:アンカーリズム】
効果:味方精神を完全固定/支配無効化
消耗:大
⸻
透明な床が広がり、俺たち三人と近くの小隊が支配の影響から解放される。
兵士たちが「……ハッ」と息を吹き返した。
「やっぱり効いてる!」雅が叫ぶ。
「遼、支えろ! 俺が前に出る!」智樹が斬り込み、乱れた敵を弾き飛ばした。
だが、南条は冷ややかに笑う。
「……面白い。ならば、もう一段。」
指揮棒が振り下ろされた瞬間、支配下プレイヤー二十人が同時に跳びかかってきた。
動きが速い。まるで同じ肉体を共有しているみたいな連携だ。
「くっ……シールドが押される!」
「遼! もっと強く鳴らせ!」雅の声。
「うおおおおおお!」
俺は指先の皮が裂けそうになるのも構わず、E弦を叩きつけた。
低音が爆ぜ、空気が逆流する。
⸻
【スキル連携:グルーヴシールド改+リズムシフト】
効果:敵リズムを半拍ずらす/味方固定強化
⸻
敵の隊列が崩れ、智樹がその隙に三人を斬り飛ばす。
雅が広範囲の光弾を放ち、さらに五人を吹き飛ばした。
「よし、少し削った!」
「まだ半分以上いる!」
南条はまるで楽しんでいるように、指揮棒をくるりと回す。
「……抵抗は心地よい。だが、無駄だ」
その瞬間、頭の奥に直接リズムが叩き込まれた。
コン、コン、コン、コン――!
「ぐっ……頭が割れる……!」
膝が震え、シールドが軋む。
味方の何人かがまた操られかけている。
「遼! 耐えろ!」智樹が叫ぶ。
「俺が押さえる! 今だけ踏ん張れ!」雅が光の壁を重ねる。
「くっそ……負けへん……!」
必死に低音を叩く。だが支配の圧力はさらに強まる。
⸻
【条件:精神抵抗 極限】
【スキル発動可能:レゾナンスブレイク】
⸻
「……来い!」
俺は全身の力を込めて弦を叩いた。
ドゥゥゥゥゥン――!
地鳴りのような低音が広場全体を揺らす。
南条のリズムが一瞬途切れ、操られていた兵士たちが膝から崩れ落ちた。
「やった!」雅が叫ぶ。
「今のうちに押せ!」智樹が突撃し、仲間たちが一斉に前進する。
⸻
【敵勢力:大幅減少】
【討伐:支配下プレイヤー×15】
⸻
だが、南条は指揮棒を静かに振り直した。
「……なるほど。君の低音は“支配を壊す”。ならば――核を先に守ればいい」
その言葉に、俺たちの背筋が凍る。
南条の背後、梅田スカイビルの内部で、不気味な光が脈打ち始めていた。
⸻
【発見:大型支配核の反応】
危険度:A+
状況:活性化開始
⸻
「……ついに見えたな」智樹が低く呟く。
「核……! あれを壊さなきゃ、勝てない」雅が目を燃やす。
「でも、その前に……あいつをどうにかせな」俺はサニーを抱え直した。
南条の視線が、俺にだけ突き刺さる。
「――さあ。君の低音を試させてもらおう」
決戦の火蓋が、完全に切って落とされた。
難波と梅田の大軍勢が正面からぶつかり合う戦場は、瓦礫と叫び声と低音に支配されていた。
けれど、その中心で空気を完全に握っているのは――屋上に立つ、白いスーツの男。
南条剛。
梅田ギルドの支配者。
指揮棒を軽く振るだけで、数十人の兵士が同時に動く。
コン、コン、コン、コン――。
その四拍が響くだけで、敵の隊列がまるで機械仕掛けみたいに揃う。
兵士の目は濁り、意思は消えていた。
⸻
【ボス戦:南条剛】
危険度:A
勝利条件:一定時間耐える or 核の位置を特定
特殊効果:リズム支配(範囲広)
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「……マジかよ。これが本気の南条か」俺は唾を飲み込んだ。
「さっきまでのゴーレムや支配下とは桁が違う」智樹が剣を握り締める。
「感じる……街全体が彼の指揮棒で揺らいでる」雅が顔を強張らせた。
「え、なにそれ怖すぎるやろ!? 街ごとリズムに飲まれるって、ホラー映画やん!」
「落ち着け遼! お前の低音しか抗えないんだ!」智樹が怒鳴る。
「……わかっとるわ!」
俺はサニーを抱え、共鳴石を装着した。
深呼吸をして、弦を叩く。
ドゥゥゥン! ドゥゥゥン!
⸻
【スキル発動:アンカーリズム】
効果:味方精神を完全固定/支配無効化
消耗:大
⸻
透明な床が広がり、俺たち三人と近くの小隊が支配の影響から解放される。
兵士たちが「……ハッ」と息を吹き返した。
「やっぱり効いてる!」雅が叫ぶ。
「遼、支えろ! 俺が前に出る!」智樹が斬り込み、乱れた敵を弾き飛ばした。
だが、南条は冷ややかに笑う。
「……面白い。ならば、もう一段。」
指揮棒が振り下ろされた瞬間、支配下プレイヤー二十人が同時に跳びかかってきた。
動きが速い。まるで同じ肉体を共有しているみたいな連携だ。
「くっ……シールドが押される!」
「遼! もっと強く鳴らせ!」雅の声。
「うおおおおおお!」
俺は指先の皮が裂けそうになるのも構わず、E弦を叩きつけた。
低音が爆ぜ、空気が逆流する。
⸻
【スキル連携:グルーヴシールド改+リズムシフト】
効果:敵リズムを半拍ずらす/味方固定強化
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敵の隊列が崩れ、智樹がその隙に三人を斬り飛ばす。
雅が広範囲の光弾を放ち、さらに五人を吹き飛ばした。
「よし、少し削った!」
「まだ半分以上いる!」
南条はまるで楽しんでいるように、指揮棒をくるりと回す。
「……抵抗は心地よい。だが、無駄だ」
その瞬間、頭の奥に直接リズムが叩き込まれた。
コン、コン、コン、コン――!
「ぐっ……頭が割れる……!」
膝が震え、シールドが軋む。
味方の何人かがまた操られかけている。
「遼! 耐えろ!」智樹が叫ぶ。
「俺が押さえる! 今だけ踏ん張れ!」雅が光の壁を重ねる。
「くっそ……負けへん……!」
必死に低音を叩く。だが支配の圧力はさらに強まる。
⸻
【条件:精神抵抗 極限】
【スキル発動可能:レゾナンスブレイク】
⸻
「……来い!」
俺は全身の力を込めて弦を叩いた。
ドゥゥゥゥゥン――!
地鳴りのような低音が広場全体を揺らす。
南条のリズムが一瞬途切れ、操られていた兵士たちが膝から崩れ落ちた。
「やった!」雅が叫ぶ。
「今のうちに押せ!」智樹が突撃し、仲間たちが一斉に前進する。
⸻
【敵勢力:大幅減少】
【討伐:支配下プレイヤー×15】
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だが、南条は指揮棒を静かに振り直した。
「……なるほど。君の低音は“支配を壊す”。ならば――核を先に守ればいい」
その言葉に、俺たちの背筋が凍る。
南条の背後、梅田スカイビルの内部で、不気味な光が脈打ち始めていた。
⸻
【発見:大型支配核の反応】
危険度:A+
状況:活性化開始
⸻
「……ついに見えたな」智樹が低く呟く。
「核……! あれを壊さなきゃ、勝てない」雅が目を燃やす。
「でも、その前に……あいつをどうにかせな」俺はサニーを抱え直した。
南条の視線が、俺にだけ突き刺さる。
「――さあ。君の低音を試させてもらおう」
決戦の火蓋が、完全に切って落とされた。
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