大文字伝子が行く

クライングフリーマン

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45.野球大会

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 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========
 ============== 主な登場人物 ================
 大文字伝子・・・主人公。翻訳家。EITOアンバサダー。
 大文字(高遠)学・・・伝子の、大学翻訳部の3年後輩。伝子の婿養子。小説家。
 愛宕寛治・・・伝子の中学の書道部の後輩。丸髷警察署の生活安全課刑事。巡査部長。
 愛宕(白藤)みちる・・・愛宕の妻。巡査部長。
 依田俊介・・・伝子の大学の翻訳部の後輩。高遠学と同学年。あだ名は「ヨーダ」。名付けたのは伝子。宅配便ドライバーをしている。
 小田慶子・・・やすらぎほのかホテル東京副支配人。依田と交際している。
 福本英二・・・伝子の大学の翻訳部の後輩。高遠学と同学年。大学は中退して演劇の道に進む。
 福本(鈴木)祥子・・・福本の妻。福本の劇団の看板女優。
 物部一朗太・・・伝子の大学の翻訳部の副部長。モールで喫茶店を経営している。
 南原龍之介・・・伝子の高校のコーラス部の後輩。高校の国語教師
 南原蘭・・・南原の妹。美容室に勤めている、美容師見習い。
 山城順・・・伝子の中学の後輩。愛宕と同窓生。
 服部源一郎・・・南原と同様、伝子の高校のコーラス部後輩。
 久保田(渡辺)あつこ警視・・・みちるの警察学校の同期。みちるより4つ年上。警部から昇格。
 橘なぎさ二佐・・・陸自隊員。叔父は副総監と小学校同級生。
 久保田誠警部補・・・警視庁警部補。あつこの夫。元丸髷署生活安全課刑事。
 久保田嘉三管理官・・・久保田警部補の叔父。EITO前司令官。
 青山警部補・・・丸髷署生活安全課刑事。
 斉藤理事官・・・EITO理事官。
 中山ひかる・・・愛宕の隣人の高校生。
 中津警部補・・・警視庁刑事。
 橘陸将・・・陸自で上から2番目に偉い人。なぎさの叔父。
 仁礼海将・・・海自で上から2番目に偉い人。
 みゆき出版社山村・・・伝子と高遠が原稿を収めている出版社編集長。
 草薙あきら・・・EITOの警察官チーム。特別事務官。ホワイトハッカーの異名を持つ。
 渡伸也一曹・・・EITOの自衛官チーム。GPSほか自衛隊のシステム担当。
 =======================================

 とある廃校グラウンド。
 陸将の提案で、EITOベースメンバーとDDメンバーのソフトボール交流試合が行われていた。
「言い出したら、聞かないからなあ、橘は。」と仁礼海将が言った。
「プライベートでも、お付き合いがあるんですか?自衛官トップ同士で。」と依田が遠慮無く尋ねた。「たまたま同期。それだけのことさ。」と海将は笑って応えた。
 試合は3回裏まで。三角ベースではないが、選手は皆張り切っていた。
 二回の裏。ピッチャーは橘陸将。バッターボックスには伝子が入っていた。
 伝子は痛快な場外ホームランを打った。
 数分後。球拾いに行った、山城が高遠にLinenのテレビ電話をかけてきた。
「球が、球が人の頭に当たった。死んでる。」
 あつこが、ライトを振り回すことで緊急信号を表現した。予め決めていたのだ。久保田管理官と斉藤理事官が指揮して、EITOの選手を全員退場させた。
 みちるはミニパトに愛宕と伝子を乗せて現場に向かった。
「110番しようかと思ったんだけど・・・。」と言う山城に、「110番より早く到着したわ。」なぎさが高遠を連れてバイクでやって来た。「すぐ、鑑識が来るそうよ。」
 付近を見ていた高遠が、近くにある店の店名テントを指さした。「あそこでバウンドしたかな?」
「そうね。後頭部に打撃痕があり、出血している。それに前頭部にたんこぶはないわ。」
「どれどれ。オスプレイもなかなか便利だな。」と井関が言った。「うん。大文字君は犯人じゃない。決まり。」と井関は言った。
 物部達は、あつこの指示で野次馬整理をしていた。
 あつこが警察手帳を見せて野次馬を下がらせたので、物部達も警察関係者と思ったか、野次馬は素直に下がった。やがて、応援の警察隊が来た。立ち入り禁止ロープが貼られた。
「後は任せましょう。私たちは『非番』だし。」とあつこが言い、伝子達の草野球チームは伝子のマンションに移動した。
 午後。伝子のマンション。
 皆で蕎麦を食べていた。「大文字。良かったな、殺人犯にならなくて。」「縁起でも無いこと言うなよ。」
「井関さんから連絡が入ったわ。あの死体は1時間前には寝ていた筈だ、って。」とみちるが言った。
「また事件が私を呼んだって言いたいのか?ヨーダ。」「そんなこと言ってませんよ。」「でも、今、思っただろ。」「誘導尋問止めてください。ねえ、警視。今の誘導尋問ですよね。」「私は、おねえさまの味方よ、忘れた?」
「まあまあ。結果を待ちましょう。しかし、陸将、豪腕だったなあ。」と、高遠がいなした。
「先輩の打ったバット、折れてましたよ。先輩の打撃力も凄い。」と服部が言った。
 EITOベース用のPCが起動し、ディスプレイに画面が現れた。理事官だ。
「あの死体は空自の自衛隊員だった。元、と言うべきか。元航空自衛隊二尉だった男、晴海真三だ。定年退職して10年になる。家業は質屋で、あの近くのビジネスホテルの地主でもある。彼が実家の質屋を継がず自衛隊に入ったので、跡取りがおらず、親父さんが亡くなった時に自動的に廃業。建物をビジネスホテルに売って、地主になった。殺人事件のようだから、警視庁捜査一課の担当になる。もう、そこに来ているようだな。」
 一同が玄関を見ると、中津警部補と青山警部補と愛宕が立っていた。
「お久しぶりですね、皆さん。よろしくお願いします。えーっと、山城さんという方は?」と中津が言った。
「彼です。」と、愛宕が指さして紹介した。
「あなたが死体を発見したときに誰かいませんでしたか?立ち去る人とかいませんでしたか?」
「いいえ。大文字先輩達がやって来てから、野次馬が集まりました。」「普段、人通り少ないのかな?」「さあ。青山さん、愛宕さん達と聞き込みお願いします。ああ、大文字さん、現場保存ありがとうございました。」と、中津警部補は言った。
「我々は、渡辺警視の指示に従っただけですよ。」と物部が言った。「心得ていますよ。」「中津さん、島田巡査部長はまだ入院中ですか?」と、あつこが割り込んだ。
「ええ。名誉の負傷じゃ無いから恥ずかしいって言ってますけど、当分は相棒無し。その代わり、私には大文字探偵団という頼もしい味方がいる。」
「大袈裟だなあ。島田さんの病気は?」「水虫。」「水虫?」「まあ、一種の職業病ですな。悪化したので、まだ一ヶ月は動けない。取りあえず聞き込みですが、ボランティアで手伝って頂ける人は?」
「後で連絡します。ああ。後頭部の打撃が致命傷ですか、私のホームランでなく。」と、伝子は尋ねた。
「それだけは確かですが、怨恨だと厄介ですね。退役後か現役時代に何かあったか?」
「そこは、EITOベースを通じて空自に調べて貰えるんですよね、理事官。」と、伝子は画面に向かって言った。
「勿論だ。」中津は画面に近づき言った。これがEITOベースの連絡用のシステムですか。あ、お邪魔します、理事官。」
「ああ、よろしく頼む。中津刑事。」と、理事官は挨拶を返した。
 翌々日。皆で手分けして、聞き込みをしたところ、元空自2尉は、隣町のフィットネスクラブに通っていたこと分かった。
「年寄りだと退役後は囲碁か将棋っていうのは時代遅れだな。」と物部が呟いた。
「そりゃ偏見ありすぎですよ、物部さん。最近は高齢者の方がITに詳しいですよ。スマホだって、スワイプとか便利な機能が出来ているから、すいすい動かしている。」と、たまたま来ていた、ひかるが言った。
「見たことあるの?」と伝子が言うと、「病院の待合室で。」「ケータイ・スマホ禁止じゃないのか?」
「守らない人多いよ。必ず守っているのは、寧ろ若い人。」
 チャイムが鳴った。編集長だった。高遠が出て、「あ。遅れてすみません。僕のも伝子さんのも、ついさっき送ったところです。」
「あら、高遠ちゃん。督促じゃ無いのよ。あ。丁度良かった。マスター。今度、あの煎餅についてコラム書いて下さらないかって、編集会議で決まったの。どうかしら?」
「どうかしらって、結論ありきで言われてもなあ。」と物部が困っていると、横から栞が言った。「私が手伝うわよ。」
「助かるわあ。美作先生に助っ人して頂ければ百人力ね。」と編集長は言った。
「編集長の百人力もお願いしていいかな?」と伝子は編集長に言った。
「なあに?」「『隣町の万人の力』ってフィットネスクラブ。調べたいことあってね。例の事件の時のトレーナーとかで情報とれないかな?」
「執行猶予中だけど、いいの?警視。」「いいですよ。犯罪おかさなければね。」とあつこが応えた。
「色んなフィットネス研究したトレーナーがいてね。ひょっとしたら、そのクラブに知り合いがいるかも。」
「じゃ、お願いします。」と伝子は最敬礼した。編集長は満足して帰って行った。
「我々が利用者調べても、なかなか話してくれないだろうしね。いい展開ですね。」と、青山警部補は言った。
「隣近所の人達は『いい人ですよ』しか言わなかったしなあ。」と福本が言った。
「今は基本的にご近所付き合い希薄ですし、ね。」と服部が言った。
「いい人、ねえ。」と高遠が言った。「いい人って、恨まれやすくないかな?」
「俺みたいに?」「うん。ヨーダみたいに。」
 高遠と依田のやりとりを見ていた伝子は言った。「やっぱり怨恨かな?」
「怨恨でしょうね。正論が通りにくい世の中ですから。だから、僕は組合活動には参加していない。政治活動は、教師の仕事じゃない。」
「確かに、南原の言う通り、良かれと思って、なんて綺麗事だよな。」と伝子は言った。
 EITOベースのPCが起動した。「うーむ。トラブルらしきものが無かった。」
「理事官。彼は『生真面目』でした?」「自衛官らしい自衛官だった、そうだ。詰まり、生真面目だな。こちらも厄介だが、も一つ厄介なことが出来た。」
「私から話そう。久保田だ。大文字君。反社と、半グレの闘争を平定したことがあったよね。」「ええ。」
「実は反社の親分から君に平定をしてくれ、と言って来た。あの時の反社の親分の舎弟だそうだ。内部抗争をどうにかしたい、と言って来た。」
「罠かも知れませんね。この有事に。「うむ。断るかね?」
「受けましょう。ただ、バックアップをお願いします。銃の類いも持ち込むかも知れない。」と伝子は呟いた。
「勿論、予めEITOがチェックする。金属探知機と火薬探知機でな。ただ、大量の場合でしか威力を発揮しない。」と理事官が言った。
 翌々日。最初のEITOベース近くのグラウンド。
 親分は理事官の提案を受け、『殴り合い大会』の場所を受け入れた。銃やナイフは持ち込み禁止として。組員達は100人ずつ紅白に分かれ、何故か鉢巻きをしていた。
 双眼鏡で見ていた久保田警部補は呟いた。「まるで運動会だ。」
 誰が合図をするまでもなく、『喧嘩大会』は始まった。2時間半。流石に彼らはスタミナ切れしたようだった。一台のトラックがやって来て、グラウンドの中央に止まった。トラックの荷台は防弾ガラス板のようだ。
 中にワンダーウーマンがいる。トラックの周りにはスピーカー。集音マイク。ワンダーウーマンはマイクを持っている。そして、箱の内部にもスピーカー。ワンダーウーマンは変装アイマスクを着用している。
「阿倍野元総理も、こんな箱で演説したら、暗殺されずに済んだのに。待たせたな。もうスタミナ切れか?だらしないな、最近のヤクザは。」
 ヤクザの中から怒号が聞こえた。
「自分だけ完全防備か。それでもワンダーウーマンか。何でもリストで跳ね返すんじゃなかったのか。怖いのか。」
「ああ。怖いな。映画じゃないし。」
 EITOベース。
 中では草薙と渡がヒットマンの行方を分析していた。
 草薙が叫んだ。「あつこ警視が一番近い。」「了解した。」
 グラウンド近くのビル。あつこはDDバッジを押した上で、屋上に向かった。あつこはスーパーガールの扮装だが、変装アイマスクを着用している。
「待たせたな。」スナイパーは振り向いたが、あつこのキックの方が早かった。あつこは、腕時計型マイクに向かって言った。「確保!」
 空からオスプレイが下りて来た。屋上に縄梯子が下りて来た。ワンダーウーマンが下りて来た。その時、近くの工事現場の方から光った。そこにはクレーンがあった。
 黒い物体がオスプレイからするすると下りて来て、ワンダーウーマンに当たった。黒い物体はブラックウィドウの扮装の金森だった。二人とも回転して着地。ワンダーウーマンの脚に傷が出来た。ワンダーウーマンは伝子だった。
 その時、F-15イーグルがクレーンの側を通り、クレーンの操縦席に催涙弾を投げこんだ。ジープでなぎさがクレーンに駆けつけた。ガスマスクを着け、クレーンに、よじ登ったなぎさは、ロープで操縦席の男を縛った。警官隊も追いついた。なぎさは後を任せた。
 一方、ビルの屋上に飛び降りた伝子をあつこと金森が手当をしていた。オスプレイは、上空に待避し、救急ヘリが到着した。
 トラックの中に久保田管理官が現れた。
「誰がスナイパーを雇った?」「雇ってない?調べれば分かるぞ。親分は解散を望んでいる。今は承知の通り、有事だ。ヤクザの集団が抗争しようと解散しようと誰も騒がないぞ。銃刀法違反の者は?いない。たかが運動会でムショを満員にさせるなよ。そこに来た警察官に名前だけ書いて渡せ。後は知らん。」
 愛宕がレポート用紙を挟んだバインダーを用意した。
 あつこと金森はすぐに救急ヘリに伝子を運んだ。伝子のスマホが鳴動した。あつこが確認すると、後頭部を打撃した犯人が見つかった、というメッセージが高遠から届いていたのだった。
 あつこが「おねえさま。後頭部を打撃した犯人が捕まったそうよ。電車内でタバコを吸った男を注意したら、ストーカーされて頭を殴られたそうよ。」と伝子に言った。
「あつこ。いい妹だ。」
 ―完―

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