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75.アプリ
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======== この物語はあくまでもフィクションです =========
============== 主な登場人物 ================
中津敬一警部・・・警視庁テロ対策室所属。副総監直轄。
中津[本庄]尚子・・・弁護士。中津と事実婚だったが正式に結婚した。(今回は出番無し?)
中津健二・・・中津興信所所長。中津警部の弟。実は、元巡査部長。
中津[西園寺]公子・・・中津健二の妻。愛川静音の国枝大学剣道部後輩。元は所員の1人だった為、調査に参加することもある。
泊哲夫所員・・・中津興信所所員。元警視庁巡査。元夏目リサーチ社員。
泊[根津]あき所員・・・中津興信所所員。元大田区少年課巡査。同僚の泊と結婚した。
高崎八郎所員・・・中津興信所所員。元世田谷区警邏課巡査。EITO東京本部の馬越と結婚した。
山村美佐男・・・みゆき出版社編集長。
榊・・・夏目リサーチ社員。元有名ホテルレストランシェフ。
ジョーンズ・・・米軍からEITO東京本部に出向のオスプレイパイロット。橘なぎさと婚約している。
================================================
==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==
※東京 新宿区歌舞伎町で外国人観光客などを相手に売春目的で客待ちをしたとして、20代の女の容疑者4人が警視庁に逮捕されました。容疑者の1人は「私服警察官ではないと思われる外国人などを相手にしていた」などと供述していて、警視庁は歌舞伎町で相次ぐ売春目的の客待ちを防ぐためパトロールを強化しています。
パトロールの結果、逮捕された被疑者は、「絶対に私服警察官ではないと思われる外国人や高齢の男性のみを相手に売春をしていた。ほかの女の子とグループチャットを作って取締りにあたる警察官の情報を共有していた」などと供述しているということです。
午前9時。会議室兼所長室。
マルチディスプレイには、中津警部が映っている。
「アプリを使った『つつもたせ』か。でも、警察の方が優秀だった訳だ。目出度いじゃないか。」
「所長。警部のことだから、『裏』がありそうですよ。そうですね、警部。」
「健二。お前はいい部下を持った。その通りだ。今回は、囮捜査の護衛だ。」
「誰が囮になるんです?」
午後5時。新宿歌舞伎町界隈。
くたびれた鞄を持った、くたびれた・・・高齢者の男性が歩いていた。
「七千円、でどう?」男は、高齢者男性に声を掛けてきた。
スマホに、可愛い女の子が映っている。
女の子は、テレビ電話越しに、「借金があるの、助けて。」と言っている。
高齢者の男性は、戸惑った様子を見せ、辺りを見回した。
あるマンション。客引きの男が連れて来た部屋には、『高齢者』の女性がいた。
「じゅうぐーんいやーんふ、かね?」と、高齢者の男性は言った。
「あんたの、セックスの相手に失礼だろう、オッサン。」
「そうか。」
高齢者の男性は、スマホを取り出し操作をした。
そして、胸の内ポケットのバッジを押した。
間もなく、警察官と中津・高崎がやってきて、客引きの男と『待機女性』は逮捕連行された。
あるマンション。客引きの男が連れて来た部屋には、『外国人』の女性がいた。
「ふうえいほう、って、知っている?」と、高齢者の男性は言った。
「ふん。先に金だしな。」と客引きの男が言い、「そうか。」と、高齢者の男性は、スマホを取り出し操作をした。そして、胸の内ポケットのバッジを押した。
間もなく、警察官と中津・高崎がやってきて、客引きの男と『待機女性』は逮捕連行された。
あるマンション。客引きの男が連れて来た部屋には、『外国人』の男性がいた。
連れて来られた外国人の男性は英語で言った。「女性には見えないが。」
客引きの男は、翻訳アプリを使って言った。「男性の方が好みだと思った。」
外国人の男性は、出て行こうとした。
客引きの男は、出口を通せんぼした。
外国人の男性は、スマホを取り出し、何やら操作をし、胸の内ポケットのバッジを押した。
午後6時半。歌舞伎町の、ある焼き肉店。
中津興信所の面々と、山村編集長、夏目リサーチの榊、EITOのパイロットのジョーンズが揃った。
中津警部が挨拶をした。
「皆さん、名演技でした。『芋づる』で主犯格のグループも全員検挙出来たようです。健二も高崎も泊も根津も、元々は警察官なので、矢面に出せませんでしたので、フォローアップに廻しました。ご協力感謝致します。大したお礼が出来ないので・・・。」
「私の弟弟子の店ですから、どうぞご遠慮なくお召し上がり下さい。」と、榊が言った。
高崎や泊は、「相変わらずケチな兄弟だ」と思ったが、口には出さなかった。
今日の囮は、見事に敵を呼び寄せた。誰の案だったのか?
無口を装っている女性が2人いた。
―完―
============== 主な登場人物 ================
中津敬一警部・・・警視庁テロ対策室所属。副総監直轄。
中津[本庄]尚子・・・弁護士。中津と事実婚だったが正式に結婚した。(今回は出番無し?)
中津健二・・・中津興信所所長。中津警部の弟。実は、元巡査部長。
中津[西園寺]公子・・・中津健二の妻。愛川静音の国枝大学剣道部後輩。元は所員の1人だった為、調査に参加することもある。
泊哲夫所員・・・中津興信所所員。元警視庁巡査。元夏目リサーチ社員。
泊[根津]あき所員・・・中津興信所所員。元大田区少年課巡査。同僚の泊と結婚した。
高崎八郎所員・・・中津興信所所員。元世田谷区警邏課巡査。EITO東京本部の馬越と結婚した。
山村美佐男・・・みゆき出版社編集長。
榊・・・夏目リサーチ社員。元有名ホテルレストランシェフ。
ジョーンズ・・・米軍からEITO東京本部に出向のオスプレイパイロット。橘なぎさと婚約している。
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==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==
※東京 新宿区歌舞伎町で外国人観光客などを相手に売春目的で客待ちをしたとして、20代の女の容疑者4人が警視庁に逮捕されました。容疑者の1人は「私服警察官ではないと思われる外国人などを相手にしていた」などと供述していて、警視庁は歌舞伎町で相次ぐ売春目的の客待ちを防ぐためパトロールを強化しています。
パトロールの結果、逮捕された被疑者は、「絶対に私服警察官ではないと思われる外国人や高齢の男性のみを相手に売春をしていた。ほかの女の子とグループチャットを作って取締りにあたる警察官の情報を共有していた」などと供述しているということです。
午前9時。会議室兼所長室。
マルチディスプレイには、中津警部が映っている。
「アプリを使った『つつもたせ』か。でも、警察の方が優秀だった訳だ。目出度いじゃないか。」
「所長。警部のことだから、『裏』がありそうですよ。そうですね、警部。」
「健二。お前はいい部下を持った。その通りだ。今回は、囮捜査の護衛だ。」
「誰が囮になるんです?」
午後5時。新宿歌舞伎町界隈。
くたびれた鞄を持った、くたびれた・・・高齢者の男性が歩いていた。
「七千円、でどう?」男は、高齢者男性に声を掛けてきた。
スマホに、可愛い女の子が映っている。
女の子は、テレビ電話越しに、「借金があるの、助けて。」と言っている。
高齢者の男性は、戸惑った様子を見せ、辺りを見回した。
あるマンション。客引きの男が連れて来た部屋には、『高齢者』の女性がいた。
「じゅうぐーんいやーんふ、かね?」と、高齢者の男性は言った。
「あんたの、セックスの相手に失礼だろう、オッサン。」
「そうか。」
高齢者の男性は、スマホを取り出し操作をした。
そして、胸の内ポケットのバッジを押した。
間もなく、警察官と中津・高崎がやってきて、客引きの男と『待機女性』は逮捕連行された。
あるマンション。客引きの男が連れて来た部屋には、『外国人』の女性がいた。
「ふうえいほう、って、知っている?」と、高齢者の男性は言った。
「ふん。先に金だしな。」と客引きの男が言い、「そうか。」と、高齢者の男性は、スマホを取り出し操作をした。そして、胸の内ポケットのバッジを押した。
間もなく、警察官と中津・高崎がやってきて、客引きの男と『待機女性』は逮捕連行された。
あるマンション。客引きの男が連れて来た部屋には、『外国人』の男性がいた。
連れて来られた外国人の男性は英語で言った。「女性には見えないが。」
客引きの男は、翻訳アプリを使って言った。「男性の方が好みだと思った。」
外国人の男性は、出て行こうとした。
客引きの男は、出口を通せんぼした。
外国人の男性は、スマホを取り出し、何やら操作をし、胸の内ポケットのバッジを押した。
午後6時半。歌舞伎町の、ある焼き肉店。
中津興信所の面々と、山村編集長、夏目リサーチの榊、EITOのパイロットのジョーンズが揃った。
中津警部が挨拶をした。
「皆さん、名演技でした。『芋づる』で主犯格のグループも全員検挙出来たようです。健二も高崎も泊も根津も、元々は警察官なので、矢面に出せませんでしたので、フォローアップに廻しました。ご協力感謝致します。大したお礼が出来ないので・・・。」
「私の弟弟子の店ですから、どうぞご遠慮なくお召し上がり下さい。」と、榊が言った。
高崎や泊は、「相変わらずケチな兄弟だ」と思ったが、口には出さなかった。
今日の囮は、見事に敵を呼び寄せた。誰の案だったのか?
無口を装っている女性が2人いた。
―完―
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