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鑑定します。
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「やぁ……久しぶりだね」
「お久しぶりです陛下……」
内心はどうしようどうしようと焦っているのだが、陛下は微笑んでいる。
その顔を見ると、ミラー様の面影があり、少しだけ緊張が薄れる。
「今回はあの部屋にある魔石の鑑定を君にしてもらう。あの部屋は王位継承者と落界人のみ入室を許可されているからね」
……毎度思うが、落界人が王様達と同じってどんだけ優遇されているんだ。まあ今の所それで被害を被ったり不便はないのでそれで良いのだが、今回の毒殺未遂みたいなことに巻き込まれるなら今後の関わり方も注意していかなければならないだろう。
勝手にミラー様の婚約者にされないとかね。
「それでうちの息子との婚約はまだ考えられないのかね。なかなか良い息子だと思うのだが」
ほら、言わんこっちゃない。ほんと世間話の延長線で聞かれるものだから油断していると心臓が驚くからやめて欲しい。私は曖昧に微笑んでなんとかその話題をやり過ごす。もちろんミラー様も陛下を諫めてくれると、冗談だよの一言で終わってしまうのだから良いのだけど。
雑談が終わると陛下が先頭に立ち塔の中を案内してくれる。この塔は王族の居住区とあり、他の建物より外の警備数が多い。中に入れる警備の者も限られているらしく、いつもよりも年配の役職が上であろう人達の姿が目立つ。
いくつかの部屋を通り過ぎ、上の階へと登っていく。
「ここから先が例の部屋に繋がっている。ここからは警備も入れない。王位継承者と落界人のみだ」
そう陛下が立った扉には鍵が掛かっている。そしてそれは陛下が手を翳したら簡単に開いてしまう。
後で聞いたところによると魔法が掛かっており、魔力に反応して自動的に開く魔道具なのだそう。
私たちが中に入るとガチャンという音がして鍵が自動的に掛かったようだ。
扉の奥にはまた細い階段が続いている。それを登っていくとまた扉が現れた。
その扉を開くと、あの時鏡の中で見たのと同じ光景が広がっている。
真っ白い何もない空間に天窓からの光だけが差し込んでいる。
そして中央の台座には赤い魔石……。
「これを鑑定すれば良いのですね」
「そうだ。その前にその石について語ろう。リアの鑑定によれば、その魔石からどこかへ、恐らく魔王へ魔力が供給されているという話だが……その魔石は魔王から得た魔石なんだ」
「魔王から得た……魔王から貰ったということですか?」
陛下が話すことがいまいち分からずに質問をするが、陛下は優しく答えてくれる。
この世界の魔石は主に2パターンあるらしい。
宝石のように、自然に魔石として出来上がったものと、魔物を倒して出てくるものの2つだ。
その王城にある魔石と、神殿にあった魔石は両方とも古の時代に魔王を倒した時に出てきた魔石なのだそう。
魔物を倒して得る魔石というのは、強い魔物から得た方が貯めれる魔力や効力も大きくなる。だから魔王を倒して得た魔石は国宝級の魔石ということで、国王の管理と神殿の管理に分かれて保管されることになったそうだ。
「この魔石には代々の王の祈りが込められている。国も神殿も大きな災いがあった時にこの魔石に溜めた力を使い国を救う約束になっているんのだ」
「そうだったのですね」
もちろんその力を使う時はお互いに承認を必要としたり、私利私欲に使われないよう様々な規定が設けられているらしい。
「王になる者でないとこの部屋に入ることが出来ないというのもその規定の一つだったんですね」
「そうだ。この力はとても大きい。色んな者がこのことを知ると悪用しようとする者も出てくるだろう。だからこの国の継承者しか入ることが出来ないのだ」
「でも神殿の方は簡単に入れたけど良いのですか?」
「あれが魔王から得た魔石だと知っているのは代々の神官長だけだ。神殿には祈りのスキルを持ったものが多いから、あそこの石にはより沢山の魔力を集められるよう気軽に入れるようにしている」
その代わりその力を使う時は王城にある魔石よりもさらに様々な規定があると陛下が教えてくれる。
持ち出すことも不可能なように、神殿の台座にも様々な魔法が掛かっているそうだ。
「だからお前達が疑っているような疑惑はないのだよ。代々の王は国民を救うためにこの祈りを捧げてきた。そしてその魔石の魔力も飢饉や災害時に正しく使われてきてその記録も残っている」
「それは確認しました。ここ100年程神殿の魔石の力が使われたという記録はありません」
「倒したと思っていた魔王がまだ生きていたとしたら、すべて魔王の仕業かも知れないのだ。昨日の毒殺未遂のこともある。慎重に動くのだぞ」
最後はそうミラー様に告げる。その瞳は本当に心配しているようで、王としてではなく父親としての姿なのだと思う。
それに気づいたミラー様も分かってますよと返すが、少し照れているようでそれを見て心が温かくなった。
「ではユリ殿、鑑定をしてくれるかい?」
「わかりました」
ゆっくりと台座の前に近くと、魔石からの魔力が伝わってきそうだ。だかしかし、あの洞窟にあったような嫌な感じはしない。目の前にすると、何故か優しい気持ちにすらさせてくれる。
魔石の前に立ち、手をかざして“鑑定”を唱える。魔力を集中させると、脳裏に文字が浮かんできた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
『魔王の魂の一部』
魔力供給可能量 5000万
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「えっと、魔力供給可能量?が5000万って出てます」
「おお、100年程でそれほど溜まっていたとは。これなら大きな災害があっても問題なく国民を救えるだろう」
「それではこの魔石に貯蓄されていた魔力は問題ないということか。魔王に流れたりしていたらもっと低い数値になっていただろう」
「そうじゃな。ひとまずここの魔石は安全な状態ということだろう」
ミラー様と陛下で話が進んでいくが、この結果がどういったことなのか全く分からない。私が頭にハテナをつけていたことにミラー様が気づき説明してくれる。
「この魔石には先代の国王の祈りが溜まっているはずなんだ。5000万という数値は、一般的な人の魔力が500~1000だから
簡単に言うと100,000人の魔力がその中に閉じ込められていて、その力を一気に使うことができると言うことなんだ」
「なるほど、それはすごいですね」
「どんなに優秀なスキルを持っている人を集めても魔力が不足していたら解決できないからね。その魔石の魔力を借りればまさに100人力と言うわけさ」
この魔石にそんな力があるとは。本当にこの魔石が悪人の手に渡っては大変なんだと分かる。だから王としての後継者しかこの部屋に入ることは出来ないのだろう。そしてそんな部屋にいる私も、国の重要機密事項に触れてしまっていることに恐れを抱く。まあ魔王と対峙しようとしているくらいなんだから、それに比べたら恐れることなんてないのかも知れないけど………。
「では神殿にある魔石だけが魔王と洞窟へ魔力を流していたと言うことか……」
「まだ神殿側が裏切っている証拠は見つからないんだろう?」
「はい。なかなか尻尾を見せないようで」
「そうか……。嫌な予感しかしないな。ところでユリ殿に1つ頼みがあるのだが良いかな」
やはり陛下も神殿を怪しいと思っているらしい。陛下からの依頼事を終えると、ミラー様とその後もその部屋で色々話したのだが、なかなか良い方向には向かいそうになかった。
とにかく私達は明日1度神殿に帰り、聖女様と接することに決めたのだった。
「お久しぶりです陛下……」
内心はどうしようどうしようと焦っているのだが、陛下は微笑んでいる。
その顔を見ると、ミラー様の面影があり、少しだけ緊張が薄れる。
「今回はあの部屋にある魔石の鑑定を君にしてもらう。あの部屋は王位継承者と落界人のみ入室を許可されているからね」
……毎度思うが、落界人が王様達と同じってどんだけ優遇されているんだ。まあ今の所それで被害を被ったり不便はないのでそれで良いのだが、今回の毒殺未遂みたいなことに巻き込まれるなら今後の関わり方も注意していかなければならないだろう。
勝手にミラー様の婚約者にされないとかね。
「それでうちの息子との婚約はまだ考えられないのかね。なかなか良い息子だと思うのだが」
ほら、言わんこっちゃない。ほんと世間話の延長線で聞かれるものだから油断していると心臓が驚くからやめて欲しい。私は曖昧に微笑んでなんとかその話題をやり過ごす。もちろんミラー様も陛下を諫めてくれると、冗談だよの一言で終わってしまうのだから良いのだけど。
雑談が終わると陛下が先頭に立ち塔の中を案内してくれる。この塔は王族の居住区とあり、他の建物より外の警備数が多い。中に入れる警備の者も限られているらしく、いつもよりも年配の役職が上であろう人達の姿が目立つ。
いくつかの部屋を通り過ぎ、上の階へと登っていく。
「ここから先が例の部屋に繋がっている。ここからは警備も入れない。王位継承者と落界人のみだ」
そう陛下が立った扉には鍵が掛かっている。そしてそれは陛下が手を翳したら簡単に開いてしまう。
後で聞いたところによると魔法が掛かっており、魔力に反応して自動的に開く魔道具なのだそう。
私たちが中に入るとガチャンという音がして鍵が自動的に掛かったようだ。
扉の奥にはまた細い階段が続いている。それを登っていくとまた扉が現れた。
その扉を開くと、あの時鏡の中で見たのと同じ光景が広がっている。
真っ白い何もない空間に天窓からの光だけが差し込んでいる。
そして中央の台座には赤い魔石……。
「これを鑑定すれば良いのですね」
「そうだ。その前にその石について語ろう。リアの鑑定によれば、その魔石からどこかへ、恐らく魔王へ魔力が供給されているという話だが……その魔石は魔王から得た魔石なんだ」
「魔王から得た……魔王から貰ったということですか?」
陛下が話すことがいまいち分からずに質問をするが、陛下は優しく答えてくれる。
この世界の魔石は主に2パターンあるらしい。
宝石のように、自然に魔石として出来上がったものと、魔物を倒して出てくるものの2つだ。
その王城にある魔石と、神殿にあった魔石は両方とも古の時代に魔王を倒した時に出てきた魔石なのだそう。
魔物を倒して得る魔石というのは、強い魔物から得た方が貯めれる魔力や効力も大きくなる。だから魔王を倒して得た魔石は国宝級の魔石ということで、国王の管理と神殿の管理に分かれて保管されることになったそうだ。
「この魔石には代々の王の祈りが込められている。国も神殿も大きな災いがあった時にこの魔石に溜めた力を使い国を救う約束になっているんのだ」
「そうだったのですね」
もちろんその力を使う時はお互いに承認を必要としたり、私利私欲に使われないよう様々な規定が設けられているらしい。
「王になる者でないとこの部屋に入ることが出来ないというのもその規定の一つだったんですね」
「そうだ。この力はとても大きい。色んな者がこのことを知ると悪用しようとする者も出てくるだろう。だからこの国の継承者しか入ることが出来ないのだ」
「でも神殿の方は簡単に入れたけど良いのですか?」
「あれが魔王から得た魔石だと知っているのは代々の神官長だけだ。神殿には祈りのスキルを持ったものが多いから、あそこの石にはより沢山の魔力を集められるよう気軽に入れるようにしている」
その代わりその力を使う時は王城にある魔石よりもさらに様々な規定があると陛下が教えてくれる。
持ち出すことも不可能なように、神殿の台座にも様々な魔法が掛かっているそうだ。
「だからお前達が疑っているような疑惑はないのだよ。代々の王は国民を救うためにこの祈りを捧げてきた。そしてその魔石の魔力も飢饉や災害時に正しく使われてきてその記録も残っている」
「それは確認しました。ここ100年程神殿の魔石の力が使われたという記録はありません」
「倒したと思っていた魔王がまだ生きていたとしたら、すべて魔王の仕業かも知れないのだ。昨日の毒殺未遂のこともある。慎重に動くのだぞ」
最後はそうミラー様に告げる。その瞳は本当に心配しているようで、王としてではなく父親としての姿なのだと思う。
それに気づいたミラー様も分かってますよと返すが、少し照れているようでそれを見て心が温かくなった。
「ではユリ殿、鑑定をしてくれるかい?」
「わかりました」
ゆっくりと台座の前に近くと、魔石からの魔力が伝わってきそうだ。だかしかし、あの洞窟にあったような嫌な感じはしない。目の前にすると、何故か優しい気持ちにすらさせてくれる。
魔石の前に立ち、手をかざして“鑑定”を唱える。魔力を集中させると、脳裏に文字が浮かんできた。
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『魔王の魂の一部』
魔力供給可能量 5000万
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「えっと、魔力供給可能量?が5000万って出てます」
「おお、100年程でそれほど溜まっていたとは。これなら大きな災害があっても問題なく国民を救えるだろう」
「それではこの魔石に貯蓄されていた魔力は問題ないということか。魔王に流れたりしていたらもっと低い数値になっていただろう」
「そうじゃな。ひとまずここの魔石は安全な状態ということだろう」
ミラー様と陛下で話が進んでいくが、この結果がどういったことなのか全く分からない。私が頭にハテナをつけていたことにミラー様が気づき説明してくれる。
「この魔石には先代の国王の祈りが溜まっているはずなんだ。5000万という数値は、一般的な人の魔力が500~1000だから
簡単に言うと100,000人の魔力がその中に閉じ込められていて、その力を一気に使うことができると言うことなんだ」
「なるほど、それはすごいですね」
「どんなに優秀なスキルを持っている人を集めても魔力が不足していたら解決できないからね。その魔石の魔力を借りればまさに100人力と言うわけさ」
この魔石にそんな力があるとは。本当にこの魔石が悪人の手に渡っては大変なんだと分かる。だから王としての後継者しかこの部屋に入ることは出来ないのだろう。そしてそんな部屋にいる私も、国の重要機密事項に触れてしまっていることに恐れを抱く。まあ魔王と対峙しようとしているくらいなんだから、それに比べたら恐れることなんてないのかも知れないけど………。
「では神殿にある魔石だけが魔王と洞窟へ魔力を流していたと言うことか……」
「まだ神殿側が裏切っている証拠は見つからないんだろう?」
「はい。なかなか尻尾を見せないようで」
「そうか……。嫌な予感しかしないな。ところでユリ殿に1つ頼みがあるのだが良いかな」
やはり陛下も神殿を怪しいと思っているらしい。陛下からの依頼事を終えると、ミラー様とその後もその部屋で色々話したのだが、なかなか良い方向には向かいそうになかった。
とにかく私達は明日1度神殿に帰り、聖女様と接することに決めたのだった。
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