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運命のつがいと初恋 第2章
⑫
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「あ、ありがとう、ごめん。りんちゃんのご飯、」
「大丈夫だ。後でまた見に来るから。きつかったら呼んでくれ」
屈んで陽向の顔を見ていた東園は陽向の髪を撫でたあと、部屋から出て行った。
布団の中で横になっているにもかかわらず、陽向の息は上がる一方だ。身体の中が異様に熱く感じるけれど、なぜか手足は今、冷えている。東園に抱えられたときは脳が溶けていくような感覚だったのに、今は腹の奥が熱くて苦しい。
「あ」
横向きに体勢を変えてみると陽向の前が下着に擦れ身体が跳ねる。
え、まさか、と思い下着の上から触れてみると硬く勃ち上がっていてざっと血の気が引く。どうしてこんなことになったのか分からないけれどこの身体の熱さはもしかして、と思うが信じたくない。
一度擦れるとその刺激がもう一度欲しくなり陽向は声が出ないよう布団で口を押さえながら何度も腰を揺らした。
「ん、んん、」
擦れるだけでは物足らなくて陽向は下着へ指を滑らせた。
触れてみて、その硬さ、熱さに驚き一撫でして指が引っ込む。
抑制剤を服用しているせいか、性欲自体が薄く自分の身体がこんな風になるのを初めて知った。普段はごくたまに夢精している位だ。
硬く腫れ上がっていて、怖い。これは陽向の普通じゃない、普通じゃないのは恐ろしい。でも、擦りたくて堪らない。さっきから尻の奥も熱く知らず知らずに締緩を繰り返している。
「うう、ん、」
これは、これが、多分発情なのだろう。
初めて経験する陽向でも確かに分かる、だって触りたくて堪らない。前も後ろも、どうにかしたくてもどかしい。
これ以上は我慢できない、やるしかない。思春期に自分もしてみたくて緩んだ前を無理矢理こすったことがあるので、その時のようにしてみればいいと思う。
意を決して記憶通り強く握ると、握った瞬間、陽向の身体は大きく震えた。
「ああ、」
みっともない、聞き苦しい甘い声を上げ、陽向は握っただけで達してしまった。下着を汚してしまった。泣きたいくらい自分に失望しているのに、陽向の前は欲を吐き出してもまだ硬く勃ち上がったままだ。
これは、何度も出さないといけないのか、そういうものなのか。落ち込みながらも疼く身体をそのままにしておけない。じわりと目尻に溜まる涙を拭って陽向はまた下着の中に手を入れた。ちょうどその時こんこんと控えめに扉を叩く音がした。
「陽向、大丈夫か? 入るぞ」
がちゃっと金属音がして扉が少し開いた。
「だっ、だめっ、絶対だめっ。入らないで、絶対入らないで」
「でも、」
急いで下着から手を抜き布団を頭までかぶる。
こんなところを他人に見られるのはなんとしても避けたい。
「陽向、これは……、発情期だろう。匂いがすごい。薬、飲んだ方がいいんじゃないのか」
「ま、毎日飲んでるっ。こんなの、こんなのっ、今まで、なったことない」
「近付いてもいいか? 俺なら心配ない。緊急用の抑制剤を服用したから」
「やめて、本当にっ。お願いだから、出て行って、」
どうしたらいいのか分からない。身体が熱くて、渦巻くような性欲に飲み込まれてしまいそうだ。今まで、医者はなんて言っていただろう、発情期の時は、発情期の時は。
「放っておけないよ。なにか出来ることはないか」
東園の声も焦りを帯びている。
α用の抑制剤を飲んでいると言っていたがΩの発情期ってαにとっても耐えがたいものなんじゃないか。
どうしよう、日常的に服用している抑制剤はあるけれど一日一度と決められているし、毎日欠かさず飲んでいるのに発情したのだからそもそも効かない気がする。
「あ、きゅ、救急車、そういえばΩ、用の救急車みたいなのがあるって、前に聞いたっ、救急車呼んでっ」
「……分かった。すぐ番号を探すから待ってろ」
東園が去ったあと、陽向は破裂しそうな前に手を伸ばした。もうどうしようもないのだ、触らないと気が狂いそうで。
自分の家でもないのに、本当に情けない。
唇を噛みしめ前を握るとその感触でまた達した。なのに、なのにまだ陽向の前は硬くとうとう涙が溢れてきた。
「うっ、う、」
どうして、今まで本当にちゃんと抑えられてたのに。
後ろも疼くけれどどうしていいか分からない。ヒクヒクと蠢く中心をそろっと触ってみると周りがじっとり濡れている。前から伝ったからだと思っていたのに後ろの中心を指がかすめたその時、中心からとろりと零れだした。
確かに聞いていたけれど、尻が本当に濡れるんだなと陽向は少なからずショックを受けた。
ずっと自分はΩだったはずなのに今本当にΩになってしまった。
こんこんこんと先ほどより早く扉を叩かれ、「三田村さんですね、古島総合病院救急の谷井田です、入りますね」とキビキビした声が聞こえた。
あ、待って、と言うまもなく入ってきた作業着にマスクの若い男性二人、女性一人が布団から目だけ出した陽向に首から提げたカードを見えるように掲げた。
「私がΩ救急の谷井田、あと高橋に百田です。私がβで、こちら二人はΩです。安心して下さいね。運びますので」
谷井田と名乗った男は陽向に酸素マスクをつけ布団を剥ぐと、今度は百田のカードを掲げた女性がすかさず持っていた毛布で陽向を包んだ。
マスクからなにか出ているようで、吸い込んだ途端、視界がぼんやりしてきた。
谷井田と高橋で陽向を担架に移動させるとあっという間に部屋から一階、一階から外へ、それからすぐに救急車の中へと運ばれた。
家から出ると震えるほど寒いが意識はもうシャットダウンしそうで伝えられない。
今から病院に行けるんだ、この苦しさから救ってもらえる。
下着は濡れたままだしまだ身体は悶々としているが陽向はぎゅっと目をつぶりあと少し、あと少しで楽になると自分に言い聞かせた。
意識がふわふわしているのでなんとなく病院に着いたのは分かったが、今、自分がどんな状況なのか分からない。
病室なのか、診察室なのか。
自分が担架からいつの間にかベッドにいるのは分かった。
そばに誰か来たが、水の中で声をかけられているような聞こえ方で、なんて言っているのかよく分からない。ただ顔を近づけた人間が主治医なのは分かったので、腕を捲られ注射を打たれたとき、これでやっと楽になれると安堵した。
「大丈夫だ。後でまた見に来るから。きつかったら呼んでくれ」
屈んで陽向の顔を見ていた東園は陽向の髪を撫でたあと、部屋から出て行った。
布団の中で横になっているにもかかわらず、陽向の息は上がる一方だ。身体の中が異様に熱く感じるけれど、なぜか手足は今、冷えている。東園に抱えられたときは脳が溶けていくような感覚だったのに、今は腹の奥が熱くて苦しい。
「あ」
横向きに体勢を変えてみると陽向の前が下着に擦れ身体が跳ねる。
え、まさか、と思い下着の上から触れてみると硬く勃ち上がっていてざっと血の気が引く。どうしてこんなことになったのか分からないけれどこの身体の熱さはもしかして、と思うが信じたくない。
一度擦れるとその刺激がもう一度欲しくなり陽向は声が出ないよう布団で口を押さえながら何度も腰を揺らした。
「ん、んん、」
擦れるだけでは物足らなくて陽向は下着へ指を滑らせた。
触れてみて、その硬さ、熱さに驚き一撫でして指が引っ込む。
抑制剤を服用しているせいか、性欲自体が薄く自分の身体がこんな風になるのを初めて知った。普段はごくたまに夢精している位だ。
硬く腫れ上がっていて、怖い。これは陽向の普通じゃない、普通じゃないのは恐ろしい。でも、擦りたくて堪らない。さっきから尻の奥も熱く知らず知らずに締緩を繰り返している。
「うう、ん、」
これは、これが、多分発情なのだろう。
初めて経験する陽向でも確かに分かる、だって触りたくて堪らない。前も後ろも、どうにかしたくてもどかしい。
これ以上は我慢できない、やるしかない。思春期に自分もしてみたくて緩んだ前を無理矢理こすったことがあるので、その時のようにしてみればいいと思う。
意を決して記憶通り強く握ると、握った瞬間、陽向の身体は大きく震えた。
「ああ、」
みっともない、聞き苦しい甘い声を上げ、陽向は握っただけで達してしまった。下着を汚してしまった。泣きたいくらい自分に失望しているのに、陽向の前は欲を吐き出してもまだ硬く勃ち上がったままだ。
これは、何度も出さないといけないのか、そういうものなのか。落ち込みながらも疼く身体をそのままにしておけない。じわりと目尻に溜まる涙を拭って陽向はまた下着の中に手を入れた。ちょうどその時こんこんと控えめに扉を叩く音がした。
「陽向、大丈夫か? 入るぞ」
がちゃっと金属音がして扉が少し開いた。
「だっ、だめっ、絶対だめっ。入らないで、絶対入らないで」
「でも、」
急いで下着から手を抜き布団を頭までかぶる。
こんなところを他人に見られるのはなんとしても避けたい。
「陽向、これは……、発情期だろう。匂いがすごい。薬、飲んだ方がいいんじゃないのか」
「ま、毎日飲んでるっ。こんなの、こんなのっ、今まで、なったことない」
「近付いてもいいか? 俺なら心配ない。緊急用の抑制剤を服用したから」
「やめて、本当にっ。お願いだから、出て行って、」
どうしたらいいのか分からない。身体が熱くて、渦巻くような性欲に飲み込まれてしまいそうだ。今まで、医者はなんて言っていただろう、発情期の時は、発情期の時は。
「放っておけないよ。なにか出来ることはないか」
東園の声も焦りを帯びている。
α用の抑制剤を飲んでいると言っていたがΩの発情期ってαにとっても耐えがたいものなんじゃないか。
どうしよう、日常的に服用している抑制剤はあるけれど一日一度と決められているし、毎日欠かさず飲んでいるのに発情したのだからそもそも効かない気がする。
「あ、きゅ、救急車、そういえばΩ、用の救急車みたいなのがあるって、前に聞いたっ、救急車呼んでっ」
「……分かった。すぐ番号を探すから待ってろ」
東園が去ったあと、陽向は破裂しそうな前に手を伸ばした。もうどうしようもないのだ、触らないと気が狂いそうで。
自分の家でもないのに、本当に情けない。
唇を噛みしめ前を握るとその感触でまた達した。なのに、なのにまだ陽向の前は硬くとうとう涙が溢れてきた。
「うっ、う、」
どうして、今まで本当にちゃんと抑えられてたのに。
後ろも疼くけれどどうしていいか分からない。ヒクヒクと蠢く中心をそろっと触ってみると周りがじっとり濡れている。前から伝ったからだと思っていたのに後ろの中心を指がかすめたその時、中心からとろりと零れだした。
確かに聞いていたけれど、尻が本当に濡れるんだなと陽向は少なからずショックを受けた。
ずっと自分はΩだったはずなのに今本当にΩになってしまった。
こんこんこんと先ほどより早く扉を叩かれ、「三田村さんですね、古島総合病院救急の谷井田です、入りますね」とキビキビした声が聞こえた。
あ、待って、と言うまもなく入ってきた作業着にマスクの若い男性二人、女性一人が布団から目だけ出した陽向に首から提げたカードを見えるように掲げた。
「私がΩ救急の谷井田、あと高橋に百田です。私がβで、こちら二人はΩです。安心して下さいね。運びますので」
谷井田と名乗った男は陽向に酸素マスクをつけ布団を剥ぐと、今度は百田のカードを掲げた女性がすかさず持っていた毛布で陽向を包んだ。
マスクからなにか出ているようで、吸い込んだ途端、視界がぼんやりしてきた。
谷井田と高橋で陽向を担架に移動させるとあっという間に部屋から一階、一階から外へ、それからすぐに救急車の中へと運ばれた。
家から出ると震えるほど寒いが意識はもうシャットダウンしそうで伝えられない。
今から病院に行けるんだ、この苦しさから救ってもらえる。
下着は濡れたままだしまだ身体は悶々としているが陽向はぎゅっと目をつぶりあと少し、あと少しで楽になると自分に言い聞かせた。
意識がふわふわしているのでなんとなく病院に着いたのは分かったが、今、自分がどんな状況なのか分からない。
病室なのか、診察室なのか。
自分が担架からいつの間にかベッドにいるのは分かった。
そばに誰か来たが、水の中で声をかけられているような聞こえ方で、なんて言っているのかよく分からない。ただ顔を近づけた人間が主治医なのは分かったので、腕を捲られ注射を打たれたとき、これでやっと楽になれると安堵した。
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