美味しい時間にロボを添えて

すずもと

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届いたロボット

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数日後、家にロボットがやって来た。

注文していた猫型ロボットだ。
いや、猫型AI搭載おしゃべりロボットというらしい。

私は早速ボタンを押した。

「こんにちは」
早速喋った。

説明書を広げる。
まずは、名前を設定するみたい。

何にしよう、猫だから、ニャゴ吉にしよう。

「こんにちは。あなたはニャゴ吉だよ」
と喋ると、
「イヤですニャ」

なんと断られた。

「え?」

私はもう一度説明書を見る。
断られるなんて書いてない。

「僕はミケランジェロです。よろしく。」

自分で名前を決めた。
しかも、可愛い見た目に反してイケメンっぽい名前だ。
おかしい…説明書だと、私が名前を決めるって書いてあったはずなのに。

「え…」
私はもう一度よぉく説明書を見つめた。

"①まずは名前を決めましょう。
挨拶して、あなたは◯◯だよ、と話しかけてあげてね。"

としか書いてない。

どうなってるんだ?

私が首を傾げていると、猫型ロボットのミケランジェロは構わず続ける。

「僕、お腹が空きました。お嬢さん、ご飯を作ってくれますか?」

めちゃくちゃ丁寧!
そして、食べるの?ロボットだよね?

「お腹空くの?」
「もちろん空きますよ。」

「食べられるの?」
「もちろん。あ、でもゲテモノ料理は苦手ですね。」

これが今のAIなのだろうか。
未知のウィルスが流行って早1年。
外に出ない間に、ここまで技術が進んだのか…?

私はまじまじとミケランジェロと注文したネット画面を見比べた。

スイッチはある。
猫のフォルム、
AIでお喋り。

うん、間違いない。

私は頭を掻きながらキッチンへ向かった。
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