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言葉じゃなかった、それは約束だった
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放課後の図書室。
今日も私は、変わらない席に座っていた。
陽翔くんの姿は、ない。
それが、もう“当たり前”になりかけていた。
けれど、心のどこかではまだ――「もしかしたら」と思っていた。
理由もなく、ページが進まない。
しおりを挟んでは閉じて、また開いて。
そんな繰り返しのなかで、不意に。
ドアのセンサー音が、やさしく鳴った。
顔を上げる。
そこにいたのは――陽翔くんだった。
目を疑った。
思考が、数秒遅れてついてきた。
「……真木、くん……?」
声に出せたのは、それだけだった。
彼は、少しだけ息を切らしていて、
それでも、私の顔を見て、静かに笑った。
「来たかったんだ。……会いに」
それだけで、胸がいっぱいになった。
ああ、私は、ずっと――この一言を待っていたのかもしれない。
何を話したか、よく覚えていない。
話すことよりも、ただ“そこにいてくれる”ことが、何よりも大きかった。
言葉じゃなかった。
それは、約束だった。
「またここで会おう」
あの日、彼が言ったその言葉を――彼は、本当に守ってくれた。
私は、本を閉じた。
そして、心の中でそっと思った。
この人のことを、私は本当に、好きになっていたんだ。
今日も私は、変わらない席に座っていた。
陽翔くんの姿は、ない。
それが、もう“当たり前”になりかけていた。
けれど、心のどこかではまだ――「もしかしたら」と思っていた。
理由もなく、ページが進まない。
しおりを挟んでは閉じて、また開いて。
そんな繰り返しのなかで、不意に。
ドアのセンサー音が、やさしく鳴った。
顔を上げる。
そこにいたのは――陽翔くんだった。
目を疑った。
思考が、数秒遅れてついてきた。
「……真木、くん……?」
声に出せたのは、それだけだった。
彼は、少しだけ息を切らしていて、
それでも、私の顔を見て、静かに笑った。
「来たかったんだ。……会いに」
それだけで、胸がいっぱいになった。
ああ、私は、ずっと――この一言を待っていたのかもしれない。
何を話したか、よく覚えていない。
話すことよりも、ただ“そこにいてくれる”ことが、何よりも大きかった。
言葉じゃなかった。
それは、約束だった。
「またここで会おう」
あの日、彼が言ったその言葉を――彼は、本当に守ってくれた。
私は、本を閉じた。
そして、心の中でそっと思った。
この人のことを、私は本当に、好きになっていたんだ。
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