『この想いは、君に届かないと知っていた。』

春夜夢

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第2話『恋というには、あまりにも熱くて』

翌朝、目覚めると、隣に赤城一真が寝ていた。

うつ伏せで、寝癖をつけたまま、静かに寝息を立てている。
その背中を見て、胸が締めつけられた。

(夢じゃ、なかったんだ……)

昨夜、俺たちは身体を重ねた。
手を握って、唇を吸って、奥まで何度も――
すべてが、赤城だった。

けれど、あれは衝動? それとも……。

「……氷川」

「! 起こした?」

「いや……起きたら、顔が近くてさ」
一真は、ぼさぼさの頭のまま、ぼそりと笑う。

「かわいくて、もう一発したくなった」

「……バカ」

照れて目をそらしたけど、
内心じゃ嬉しくて仕方がなかった。


---

朝食を済ませ、学校へ向かう道すがら。
ふたり並んで歩いていても、周囲の目はいつも通りだった。

ただ、俺たちの間だけが、静かに変わっていた。

「なあ氷川、昨夜のこと、後悔してねえ?」

「……うん。むしろ、ちゃんと覚えてて嬉しい」

「じゃあ、これからも、抱いていい?」

質問がいちいち直球で、どうしようもなく嬉しい。

「……うん。でも、優しくね」

「その言葉、エロすぎる。家帰ったらすぐ押し倒す」

「バカ」

そう笑い合った、その時だけ。
俺たちは、ちゃんと“恋人”になれていた。


---

放課後。
いつもより少し早く家に着いた一真は、俺をベッドに押し倒す。

「まだ制服だぞ……」

「脱がせるの、俺、けっこう好きだし」

そう言ってネクタイを緩められ、
シャツのボタンが外されていく。

「……っ、一真、ほんとに……するの?」

「当たり前。朝からムラムラしてた」

キスが、乱暴に落ちてくる。
けれど、どこか甘くて、熱い。

胸をなぞる指が、敏感な部分を探し当てる。

「……んっ、あ、そこ、だめ……っ」

舌で乳首を転がされ、
脚が自然に開いてしまう。

ズボンを下ろされ、下着の上から擦られ、
声が喉の奥から漏れ出した。

「かわいいな、おまえ……」

下着の隙間から指が入ってきて、
奥の柔らかい部分を探る。

「ひぁ……だめ……っ、そんな急に……!」

「大丈夫。ちゃんと、ほぐすから」

ローションを取り出し、指が濡れて滑り込んでくる。
一指、二指と、ゆっくり開かれていく。

「……あっ……んっ、く、ぅ……」

「よし、入れるぞ」

一真のものが押し当てられ、
一気に奥まで、貫かれる。

「っ……ああっ!」

「氷川の中、気持ちよすぎ」

何度も突かれ、
汗ばむ肌がぶつかる音が、室内に響く。

「やっ……い、一真、もっと、奥……!」

「氷川、声、かわいすぎ……」

激しく揺らされ、何度も絶頂に導かれ、
最後は一緒に果てた。


---

「……これ、毎日でもいい?」

「バカ」

でも、うなずいた俺の笑顔に、
一真はそっとキスを落とした。


---

(次回へつづく)
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