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第5話『手をつなぐ、その先に』
「なあ氷川」
一真が、授業中なのに小声で話しかけてくる。
「ん?」
「……今夜、またうち来いよ」
「またって、昨日も泊まったばっかじゃん」
「……だから、今日も来てほしい」
ぽそっと言うその声音が愛しくて、
俺はノートに小さく「うん」って書いて見せた。
---
放課後、一緒にスーパーに寄って、
唐揚げの素と安い鶏ももを買う。
いつもと同じような時間だけど、
なんとなく笑っていられるのが幸せだった。
「おまえさ、誰かに似てるんだよな」
「誰に?」
「嫁」
「またそれ?」
「……でも、マジで結婚とかしたら、おまえがいいって思ってる」
「……本気にするよ?」
「していい。……ずっと、いてくれ」
そう言って、俺の手をそっと握る。
そのまま家へ帰る道すがら、
誰にも見つからないように、指を絡めた。
(この手が、離れませんように)
---
夜。
食後の皿を洗って、
テレビを眺めていた俺に、一真がもたれかかってきた。
「なあ……しても、いい?」
「……もう、言わなくていいよ」
俺から、そっと唇を重ねる。
キスはすぐに熱を帯びて、
服を脱がせ合う動きに変わっていく。
ベッドの上。
一真の手が、俺の胸を愛おしそうに撫でてくる。
「……んっ……や……」
乳首を舌で転がされて、
脚が自然に開いてしまう。
「もう、こっちも濡れてんじゃん……すげぇ」
ローションを垂らし、指がゆっくり出入りを繰り返す。
「ああっ……く、ふっ、ぅ……んぁ……っ」
しっかり準備を終えて、
硬く熱を持ったものが押し当てられる。
「入れるぞ」
「うん……来て……一真」
一気に奥まで貫かれて、
甘い吐息が喉から漏れる。
「氷川……気持ちいい……好き……っ」
「一真……もっと、もっと……して……」
激しく腰を打ちつけ、
身体の奥まで何度も突き上げられる。
「やぁ……い、一真……だめっ、もうっ……!」
絶頂が重なり、
ふたりはひとつになって、何度も交わった。
---
夜更け。
一真の腕の中で眠りにつく直前、
俺はそっと呟いた。
「……おやすみ。……一真の、恋人として」
彼は何も言わず、ただキスを落として、
優しく背中を撫でてくれた。
---
🌙 次回:第6話『変わる日常、守りたい場所』へつづく
一真が、授業中なのに小声で話しかけてくる。
「ん?」
「……今夜、またうち来いよ」
「またって、昨日も泊まったばっかじゃん」
「……だから、今日も来てほしい」
ぽそっと言うその声音が愛しくて、
俺はノートに小さく「うん」って書いて見せた。
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放課後、一緒にスーパーに寄って、
唐揚げの素と安い鶏ももを買う。
いつもと同じような時間だけど、
なんとなく笑っていられるのが幸せだった。
「おまえさ、誰かに似てるんだよな」
「誰に?」
「嫁」
「またそれ?」
「……でも、マジで結婚とかしたら、おまえがいいって思ってる」
「……本気にするよ?」
「していい。……ずっと、いてくれ」
そう言って、俺の手をそっと握る。
そのまま家へ帰る道すがら、
誰にも見つからないように、指を絡めた。
(この手が、離れませんように)
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夜。
食後の皿を洗って、
テレビを眺めていた俺に、一真がもたれかかってきた。
「なあ……しても、いい?」
「……もう、言わなくていいよ」
俺から、そっと唇を重ねる。
キスはすぐに熱を帯びて、
服を脱がせ合う動きに変わっていく。
ベッドの上。
一真の手が、俺の胸を愛おしそうに撫でてくる。
「……んっ……や……」
乳首を舌で転がされて、
脚が自然に開いてしまう。
「もう、こっちも濡れてんじゃん……すげぇ」
ローションを垂らし、指がゆっくり出入りを繰り返す。
「ああっ……く、ふっ、ぅ……んぁ……っ」
しっかり準備を終えて、
硬く熱を持ったものが押し当てられる。
「入れるぞ」
「うん……来て……一真」
一気に奥まで貫かれて、
甘い吐息が喉から漏れる。
「氷川……気持ちいい……好き……っ」
「一真……もっと、もっと……して……」
激しく腰を打ちつけ、
身体の奥まで何度も突き上げられる。
「やぁ……い、一真……だめっ、もうっ……!」
絶頂が重なり、
ふたりはひとつになって、何度も交わった。
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夜更け。
一真の腕の中で眠りにつく直前、
俺はそっと呟いた。
「……おやすみ。……一真の、恋人として」
彼は何も言わず、ただキスを落として、
優しく背中を撫でてくれた。
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🌙 次回:第6話『変わる日常、守りたい場所』へつづく
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