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第4話『騎士姫セリナ、堕ちる誓い』
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「リク・アークライト。神聖騎士団、第二席、セリナ・グランベール。任務により参上した」
目の前に現れたのは、銀の鎧に身を包んだ凛々しい少女だった。
背筋はぴんと伸び、淡い金髪は風に揺れ、剣帯の音が静かに鳴る。
「……なんか、またすごいのが来た」
「聖騎士団からの正式な“護衛派遣”です」
リュミエールが補足する。
「リク、あなたが“世界の均衡を揺るがす存在”である以上、
人間界の代表も、あなたに接触したがって当然ですね」
「つまりまた“ハーレム候補”ですか?」
「否定はしません。……それが“宿命”ですから」
セリナが静かに近づいてくる。
「女神の代行者と聞いて、私はあなたに誓いを立てに来た」
「誓い?」
「この剣にかけて、あなたに忠誠を。……そして、もしあなたが望むのなら――」
彼女は一瞬だけ目を伏せ、そして、真っ直ぐに言った。
「この身も、心も、差し出そう」
「いやいやいや、何でいきなりそんな誓い方!?」
「私は、生涯一人に仕えると決めている。
それが、たとえ“元スキルゼロ”でも、女神に選ばれた存在であれば――
十分すぎるほどの理由になる」
ノアがまたもや割って入る。
「また女の子が増えたぁ~! リクさま、人気者ですねっ」
「……いや、もう慣れてきた自分が怖い」
アリアはアリアで腕を組みながらにやりと笑っていた。
「なるほど。こいつはおもしろい。お前、私の婚約者の資格あるかもな」
「だから誰の婚約者でもないってば!」
---
その夜。
騎士団の式典服を脱いだセリナが、
神殿の廊下を歩いてきた。
「リク。少し、時間をもらっていいか?」
「え、あ……うん」
月明かりに照らされたテラスで、
ふたりだけの空気が流れる。
「私、あなたに“守られるだけの存在”にはなりたくない」
「……え?」
「戦って、並んで、共に歩める存在になりたいの」
セリナは、そっと俺の手を握った。
「それでも、あなたが私を“選ばない”としても。
この手だけは、決して離さないって……誓わせて」
騎士の瞳が、切なげに揺れていた。
(どうして、みんな……こんなに真っ直ぐなんだ)
俺は、きっと何かを背負い始めている。
“代行者”としての力だけじゃなく、
“誰かの想い”を、背負っていく物語を――。
---
◆次回予告
第5話『女神リュミエールの“代行者試練”』
目の前に現れたのは、銀の鎧に身を包んだ凛々しい少女だった。
背筋はぴんと伸び、淡い金髪は風に揺れ、剣帯の音が静かに鳴る。
「……なんか、またすごいのが来た」
「聖騎士団からの正式な“護衛派遣”です」
リュミエールが補足する。
「リク、あなたが“世界の均衡を揺るがす存在”である以上、
人間界の代表も、あなたに接触したがって当然ですね」
「つまりまた“ハーレム候補”ですか?」
「否定はしません。……それが“宿命”ですから」
セリナが静かに近づいてくる。
「女神の代行者と聞いて、私はあなたに誓いを立てに来た」
「誓い?」
「この剣にかけて、あなたに忠誠を。……そして、もしあなたが望むのなら――」
彼女は一瞬だけ目を伏せ、そして、真っ直ぐに言った。
「この身も、心も、差し出そう」
「いやいやいや、何でいきなりそんな誓い方!?」
「私は、生涯一人に仕えると決めている。
それが、たとえ“元スキルゼロ”でも、女神に選ばれた存在であれば――
十分すぎるほどの理由になる」
ノアがまたもや割って入る。
「また女の子が増えたぁ~! リクさま、人気者ですねっ」
「……いや、もう慣れてきた自分が怖い」
アリアはアリアで腕を組みながらにやりと笑っていた。
「なるほど。こいつはおもしろい。お前、私の婚約者の資格あるかもな」
「だから誰の婚約者でもないってば!」
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その夜。
騎士団の式典服を脱いだセリナが、
神殿の廊下を歩いてきた。
「リク。少し、時間をもらっていいか?」
「え、あ……うん」
月明かりに照らされたテラスで、
ふたりだけの空気が流れる。
「私、あなたに“守られるだけの存在”にはなりたくない」
「……え?」
「戦って、並んで、共に歩める存在になりたいの」
セリナは、そっと俺の手を握った。
「それでも、あなたが私を“選ばない”としても。
この手だけは、決して離さないって……誓わせて」
騎士の瞳が、切なげに揺れていた。
(どうして、みんな……こんなに真っ直ぐなんだ)
俺は、きっと何かを背負い始めている。
“代行者”としての力だけじゃなく、
“誰かの想い”を、背負っていく物語を――。
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◆次回予告
第5話『女神リュミエールの“代行者試練”』
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