1 / 4
1 音の倉庫
しおりを挟む
俺はこの○○駅の駅員をしている者だ。そして俺はこの駅で1番長く働いている。どうしてかというと見つかったら辞めていったからだ、辞めていった人からは何やら幽霊やら心霊現象やら言って辞めていったのだ。しかし俺は長年ここを働いてそんな幽霊やら何やらを見たことないのだ。もし幽霊だとしても此処で死んだ人を俺は聞いたことない。でもやはり駅員が辞めるほどだ。この駅には何かがある。俺はそう思った。
その日の夜、女性の駅員が駅の倉庫近くを歩った。すると奇妙な声がした。「お~い姉ちゃんよぉ~」「えっ?」後ろを振り向いても誰もいない。そして電車の音がした。しかし電車は来てない。「な、何よこれ、気持ち悪い」女性の駅員はすぐに階段を登り帰っていった。
次の日俺はいつも通り仕事部屋に入った。すると女性の社員が青ざめた顔で話していた。「本当だって・・本当に聞こえたんだって。人の声と無いはずの電車の音が」また言ってやがると俺は思いながら席に座った。するとこんな声も聞こえた「そういえば前の社員が辞めた時も声が聞こえるっていうので怖くて辞めたんですよね?」「そうそう。いつもあの倉庫の近くから」俺は言った「倉庫に何か異常があるのか?あるんだったら俺が夜様子を見てもいいが」まったくどいつもこいつも幽霊なんていやしないのに何を怖い怖いと言っているんだ。倉庫に異常が起きてるのなら言えばいいのにと思いながら少しイラついていた。これを言うと笑われるが、一番社員が辞める理由を知りたいのは俺だ。でもその理由が幽霊やら何やらだと思うと腹が立つ。みんな一生懸命やってるのに最近の奴と言ったらまったく。
そう思いながら夜になり最終電車が過ぎすっかり夜中になった頃だった。俺は1人で社員達が騒ぐ倉庫へと向かった。確かに街灯の光もあまり届かない不気味といえば不気味なところだった。しかししばらく待っていても何も起こらない。やはり社員はワザと理由をくっつけてと思ったその時だった。「きゃー、ちょっとやめてよ」という声が倉庫の方から聞こえた。「誰かいるのか?」そしてまた声がした。「こんにちは」確かに社員が心霊現象というのも分かる。しかしやはりおかしい。この声は明らかに幽霊というよりは、まるで音を録音してそれを再生したかの様な音だった。そして俺は倉庫の鍵を使い倉庫の扉を開けた。しばらく使ってないのもあったので独特な匂いが倉庫内をただよっていた。「誰かいるのか?」と言ったが誰もいない。するとさっきよりも大きな音で聞こえた。「あ、もしもし」俺は音のする方向へ歩って行った。するとそこにはバッタのような昆虫がいた。そしてその昆虫は羽を絶妙に揺らして音を出した。それは電車の音だった。そこでやっと原因が分かった。このバッタのような昆虫が周囲の音を録音してそれを再生する生き物だった。よく見ると倉庫のあちこちにその昆虫がいた。俺はそのうちの1匹をポケットに入れて仕事部屋に持って帰り社員に見せた。「お前らが幽霊と言ってるのはこれか?」と言った瞬間にその昆虫は羽をこすり鳴いた。「仕事面倒くさいよなぁ~」周りの社員も驚いていた。が、仕事面倒くさいよなの声が何処かで聞いた声だったので少し腹が立ったがまぁ原因が分かった事で社員も納得してるようだから何も言わない事にしよう。
その日の夜、女性の駅員が駅の倉庫近くを歩った。すると奇妙な声がした。「お~い姉ちゃんよぉ~」「えっ?」後ろを振り向いても誰もいない。そして電車の音がした。しかし電車は来てない。「な、何よこれ、気持ち悪い」女性の駅員はすぐに階段を登り帰っていった。
次の日俺はいつも通り仕事部屋に入った。すると女性の社員が青ざめた顔で話していた。「本当だって・・本当に聞こえたんだって。人の声と無いはずの電車の音が」また言ってやがると俺は思いながら席に座った。するとこんな声も聞こえた「そういえば前の社員が辞めた時も声が聞こえるっていうので怖くて辞めたんですよね?」「そうそう。いつもあの倉庫の近くから」俺は言った「倉庫に何か異常があるのか?あるんだったら俺が夜様子を見てもいいが」まったくどいつもこいつも幽霊なんていやしないのに何を怖い怖いと言っているんだ。倉庫に異常が起きてるのなら言えばいいのにと思いながら少しイラついていた。これを言うと笑われるが、一番社員が辞める理由を知りたいのは俺だ。でもその理由が幽霊やら何やらだと思うと腹が立つ。みんな一生懸命やってるのに最近の奴と言ったらまったく。
そう思いながら夜になり最終電車が過ぎすっかり夜中になった頃だった。俺は1人で社員達が騒ぐ倉庫へと向かった。確かに街灯の光もあまり届かない不気味といえば不気味なところだった。しかししばらく待っていても何も起こらない。やはり社員はワザと理由をくっつけてと思ったその時だった。「きゃー、ちょっとやめてよ」という声が倉庫の方から聞こえた。「誰かいるのか?」そしてまた声がした。「こんにちは」確かに社員が心霊現象というのも分かる。しかしやはりおかしい。この声は明らかに幽霊というよりは、まるで音を録音してそれを再生したかの様な音だった。そして俺は倉庫の鍵を使い倉庫の扉を開けた。しばらく使ってないのもあったので独特な匂いが倉庫内をただよっていた。「誰かいるのか?」と言ったが誰もいない。するとさっきよりも大きな音で聞こえた。「あ、もしもし」俺は音のする方向へ歩って行った。するとそこにはバッタのような昆虫がいた。そしてその昆虫は羽を絶妙に揺らして音を出した。それは電車の音だった。そこでやっと原因が分かった。このバッタのような昆虫が周囲の音を録音してそれを再生する生き物だった。よく見ると倉庫のあちこちにその昆虫がいた。俺はそのうちの1匹をポケットに入れて仕事部屋に持って帰り社員に見せた。「お前らが幽霊と言ってるのはこれか?」と言った瞬間にその昆虫は羽をこすり鳴いた。「仕事面倒くさいよなぁ~」周りの社員も驚いていた。が、仕事面倒くさいよなの声が何処かで聞いた声だったので少し腹が立ったがまぁ原因が分かった事で社員も納得してるようだから何も言わない事にしよう。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる