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競技路も決まり競馬場の建設が佳境に入った。
模擬競走の日取りも決まり領内にも案内がされたため街の雰囲気も変わって来た。
主都に流入する人も増え仕事があるので街にお金が落ちるので賑わいが生まれる。
ただ残念なのは領民の中で期待よりも不安の方が大きいという事。
オブライエン家領で事業が始まることは珍しくない。
それが競馬という新しいモノを受け入れやすくしているのだけれど失敗も少ないため不安を煽る。
それに競馬というモノを理解できないモノもいるようで反応が決して良くない。
そもそも関係者の中でも大丈夫なのだろうかと思っている者もいるのでそれも仕方がないか。
まあ、貴族家の発案事業で何をやっても上手く行くと勘違いされるよりはマシだ。
マイさんを筆頭に競馬会の皆さんは忙しい。
関係各所に規定の最終通達や対応協議に奔走している。
模擬競走では勝ち馬投票も行われるのでその準備にも追われている。
幸い魔法があり魔道具があるので規定さえ作れば何とかなる。
異世界の機械よりは汎用性に劣るけれと確実性は魔法の方が上。
魔法や魔道具の人員も帝国中枢から連れて来ているらしい。
そのあたりは貴族家としての色々があるので父や行政官が取り仕切っている。
私も一応貴族令嬢なので勉強しようとしたのだけれど父に禁止された。
理由は言わずもがなである。
そんな訳で私は模擬競走のために騎手としての訓練の毎日。
ロシェルやリサの協力によって様になってきた。
夢で見た、腰を浮かせ馬に抱きつくような体型、モンキースタイルを少しは模倣出来ているはず。
他の方々はそれが良い姿勢だと思わず私がおっかなびっくり乗っていると考えているようだけれど。
これならば当分は知識を使って優位に立てそうだとほくそ笑んでいる。
勿論他の騎手が訪ねてくるのであれば教えるのだが誰も私の言葉を信用しないので自業自得だ。
私には模擬競争に向けてやっていることがもうひとつ。
それは私が乗る競走馬の調達。
調達といっても私が馬を捕まえるのでもなければ育てるのでもない。
競争に出す馬で私を騎手として迎え入れてくれる厩舎調教師を探し相性の合う馬を探しだ。
馬は賢く気位が高い。
加えて軍馬として生産されていたので好戦的な馬が多い。
恐らくそういう気質の馬を意図的に清算してきた。
そういった馬は私の様な幼い人間には厳しい。
操縦に従わないだけではなく背に乗せることすら嫌がることもある。
恐らく軍馬であるので自分の生死に関わる乗り手は力強いニンゲンを求めているのだろう。
ロシェルの厩舎ではそれなりの頭数を揃えているのでそこから借りることは出来る。
訓練で借りている馬がいるように操縦性の高い馬もいる。
それはロシェルの調教が厳しすぎるから馬の方が委縮しているという事もあるのだけれど。
それは置いておくとして。
ロシェルの厩舎にはリサもいるので私がお邪魔するのもあまり宜しくない。
というより私とロシェルでは競争に対する価値観がズレている。
ロシェルの理想を体現するには私では不可能。
それこそリサのように力強く格好良い乗り手でなければならない。
そういったこともあり私は他所に馬を求めた。
私が目を付けた、というよりは行き着いたのは中小規模の牧場から参加した厩舎。
中小牧場であれば騎士軍人意識が薄く私が受け入れられやすい。
というよりは他では受け入れてもらえずそこだけが好意的に受け入れられた。
彼ら彼女らが私を受け入れたのは私が貴族令嬢であるから、ではなく競馬の発案者であるから。
中小厩舎の多くは競馬に参加したものの想像が出来ているものが少なかった。
馬を大事に育て意思疎通を上手くすることは出来るが競技のためにどうすればいいのか知らなかった。
想像して動き出している調教師たちは大手が囲っているので八方塞がり。
そこに発案者がやって来たとなれば簡単に受け入れる。
これらの事は私の利益ではあるが競馬という事業にとっても益の有る事。
今後競馬が発展するためにはひとつの大牧場だけで動いていては面白くない。
少なくとも複数の管理者がいた方が面白いし、小さなところでも戦えるようであった方が面白い。
面白味を除いたとしても裾野が広い方が事業として成功しやすい。
内内だけで決まれば魅力を疑われかねない。
だから、中小規模でも参戦してもらえる環境づくりが必要。
その為にはまずどんな規模でも戦えることを示さなければならない。
成功を見なければ人は信じられない。
中小規模の牧場で生産された馬で勝つ。
それが私の役割でもある。
もちろん私が勝手に思い込み勝手に背負っている役割なのだけれど。
父や帝国中枢へのお披露目会、模擬競走を翌日に控えた日。
私は模擬競走に出走する馬を管理するビュイック牧場の元へやってきていた。
ビュイック牧場は私を受け入れてくれた中小牧場のひとつであり、中小牧場を取りまとめてくれるアマンダが管理している牧場でもある。
取りまとめというよりは私のお相手役。
これでも私は貴族令嬢なので一般市民は私を敬遠する。
敬遠というか怯えている。
ヤクザ貴族の我が儘ご令嬢というのが私なので仕方がない。
昔は市民に対しても傲慢で不遜な態度をとっていたようだし自業自得だ。
勿論仕方が無いで済ますつもりはなく今では言動を改めているけれど。
アマンダはそういった私の過去により怯えている方々の代わりに私の相手をしてくれる。
因みにビュイック牧場へリサは同行していない。
護衛役ではあるが四六時中一緒という訳でもない。
リサはリサで明日の準備もある。
それに一応領内は安全だし私にちょっかいを出そうとする気概の有る方も少ない。
とはいえリサ以外のお目付け役の使用人はついてきているのだけれど。
ビュイック牧場で競走馬登録できたのは3頭。
一応競馬会で競争を見栄えのあるモノとするために能力の制限を出している。
競馬会の出す規定の速度で走ることが出来なければ競走馬として認められない。
軍馬として生産されていただけの状況なのでそれ程厳しいモノでは無いけれど。
その中の1頭が明日の模擬競走で私が乗ることになっている馬だ。
「おおーファルクス。調子は良さそうね。……機嫌はあまりよさそうではないけれど」
「そうなんですよ。どうも朝からこの様子で」
「んーどうも寝起きが悪かったみたいよ。馬房近くの鳥が五月蠅かったみたい」
「寝起きが悪かったって、それで今日の調教をサボったのね。子どもじゃないんだから」
「仕方がないよ、アマンダ。それがファルクスだもの」
模擬競走に出てくれるのは葦毛の牡馬であるファルクス。
速さは飛び抜けて早いわけではないけれど持続力に優れた馬。
勝負根性があり砂を被ったり挟まれても怯まない素晴らしい馬。
ただ、ちょっと気難しい性格をしている馬だ。
そんなファルクスは私との波長があったようで気分よく乗せてくれる。
恐らくだが私に力が無く軽いから。
賢いので幼い私を下に見ている。
そこには蔑みは含まれていないが優越感がある。
まあ、私が愚かで傲慢な娘であることを自覚しているのでファルクスが悪いとは思わない。
「調教が出来ていないという事なら私が軽く走らせてくるわ。ファルクスもそれなら良いでしょう」
私の問いかけに返事はしないが態度で了承を示すファルクス。
呆れ気味のアマンダに手を借りてファルクスの背に乗り牧場内を軽く走り回る。
さて、色々と準備は出来て来た。
明日は大事な大事な模擬競走だ。
模擬競走の日取りも決まり領内にも案内がされたため街の雰囲気も変わって来た。
主都に流入する人も増え仕事があるので街にお金が落ちるので賑わいが生まれる。
ただ残念なのは領民の中で期待よりも不安の方が大きいという事。
オブライエン家領で事業が始まることは珍しくない。
それが競馬という新しいモノを受け入れやすくしているのだけれど失敗も少ないため不安を煽る。
それに競馬というモノを理解できないモノもいるようで反応が決して良くない。
そもそも関係者の中でも大丈夫なのだろうかと思っている者もいるのでそれも仕方がないか。
まあ、貴族家の発案事業で何をやっても上手く行くと勘違いされるよりはマシだ。
マイさんを筆頭に競馬会の皆さんは忙しい。
関係各所に規定の最終通達や対応協議に奔走している。
模擬競走では勝ち馬投票も行われるのでその準備にも追われている。
幸い魔法があり魔道具があるので規定さえ作れば何とかなる。
異世界の機械よりは汎用性に劣るけれと確実性は魔法の方が上。
魔法や魔道具の人員も帝国中枢から連れて来ているらしい。
そのあたりは貴族家としての色々があるので父や行政官が取り仕切っている。
私も一応貴族令嬢なので勉強しようとしたのだけれど父に禁止された。
理由は言わずもがなである。
そんな訳で私は模擬競走のために騎手としての訓練の毎日。
ロシェルやリサの協力によって様になってきた。
夢で見た、腰を浮かせ馬に抱きつくような体型、モンキースタイルを少しは模倣出来ているはず。
他の方々はそれが良い姿勢だと思わず私がおっかなびっくり乗っていると考えているようだけれど。
これならば当分は知識を使って優位に立てそうだとほくそ笑んでいる。
勿論他の騎手が訪ねてくるのであれば教えるのだが誰も私の言葉を信用しないので自業自得だ。
私には模擬競争に向けてやっていることがもうひとつ。
それは私が乗る競走馬の調達。
調達といっても私が馬を捕まえるのでもなければ育てるのでもない。
競争に出す馬で私を騎手として迎え入れてくれる厩舎調教師を探し相性の合う馬を探しだ。
馬は賢く気位が高い。
加えて軍馬として生産されていたので好戦的な馬が多い。
恐らくそういう気質の馬を意図的に清算してきた。
そういった馬は私の様な幼い人間には厳しい。
操縦に従わないだけではなく背に乗せることすら嫌がることもある。
恐らく軍馬であるので自分の生死に関わる乗り手は力強いニンゲンを求めているのだろう。
ロシェルの厩舎ではそれなりの頭数を揃えているのでそこから借りることは出来る。
訓練で借りている馬がいるように操縦性の高い馬もいる。
それはロシェルの調教が厳しすぎるから馬の方が委縮しているという事もあるのだけれど。
それは置いておくとして。
ロシェルの厩舎にはリサもいるので私がお邪魔するのもあまり宜しくない。
というより私とロシェルでは競争に対する価値観がズレている。
ロシェルの理想を体現するには私では不可能。
それこそリサのように力強く格好良い乗り手でなければならない。
そういったこともあり私は他所に馬を求めた。
私が目を付けた、というよりは行き着いたのは中小規模の牧場から参加した厩舎。
中小牧場であれば騎士軍人意識が薄く私が受け入れられやすい。
というよりは他では受け入れてもらえずそこだけが好意的に受け入れられた。
彼ら彼女らが私を受け入れたのは私が貴族令嬢であるから、ではなく競馬の発案者であるから。
中小厩舎の多くは競馬に参加したものの想像が出来ているものが少なかった。
馬を大事に育て意思疎通を上手くすることは出来るが競技のためにどうすればいいのか知らなかった。
想像して動き出している調教師たちは大手が囲っているので八方塞がり。
そこに発案者がやって来たとなれば簡単に受け入れる。
これらの事は私の利益ではあるが競馬という事業にとっても益の有る事。
今後競馬が発展するためにはひとつの大牧場だけで動いていては面白くない。
少なくとも複数の管理者がいた方が面白いし、小さなところでも戦えるようであった方が面白い。
面白味を除いたとしても裾野が広い方が事業として成功しやすい。
内内だけで決まれば魅力を疑われかねない。
だから、中小規模でも参戦してもらえる環境づくりが必要。
その為にはまずどんな規模でも戦えることを示さなければならない。
成功を見なければ人は信じられない。
中小規模の牧場で生産された馬で勝つ。
それが私の役割でもある。
もちろん私が勝手に思い込み勝手に背負っている役割なのだけれど。
父や帝国中枢へのお披露目会、模擬競走を翌日に控えた日。
私は模擬競走に出走する馬を管理するビュイック牧場の元へやってきていた。
ビュイック牧場は私を受け入れてくれた中小牧場のひとつであり、中小牧場を取りまとめてくれるアマンダが管理している牧場でもある。
取りまとめというよりは私のお相手役。
これでも私は貴族令嬢なので一般市民は私を敬遠する。
敬遠というか怯えている。
ヤクザ貴族の我が儘ご令嬢というのが私なので仕方がない。
昔は市民に対しても傲慢で不遜な態度をとっていたようだし自業自得だ。
勿論仕方が無いで済ますつもりはなく今では言動を改めているけれど。
アマンダはそういった私の過去により怯えている方々の代わりに私の相手をしてくれる。
因みにビュイック牧場へリサは同行していない。
護衛役ではあるが四六時中一緒という訳でもない。
リサはリサで明日の準備もある。
それに一応領内は安全だし私にちょっかいを出そうとする気概の有る方も少ない。
とはいえリサ以外のお目付け役の使用人はついてきているのだけれど。
ビュイック牧場で競走馬登録できたのは3頭。
一応競馬会で競争を見栄えのあるモノとするために能力の制限を出している。
競馬会の出す規定の速度で走ることが出来なければ競走馬として認められない。
軍馬として生産されていただけの状況なのでそれ程厳しいモノでは無いけれど。
その中の1頭が明日の模擬競走で私が乗ることになっている馬だ。
「おおーファルクス。調子は良さそうね。……機嫌はあまりよさそうではないけれど」
「そうなんですよ。どうも朝からこの様子で」
「んーどうも寝起きが悪かったみたいよ。馬房近くの鳥が五月蠅かったみたい」
「寝起きが悪かったって、それで今日の調教をサボったのね。子どもじゃないんだから」
「仕方がないよ、アマンダ。それがファルクスだもの」
模擬競走に出てくれるのは葦毛の牡馬であるファルクス。
速さは飛び抜けて早いわけではないけれど持続力に優れた馬。
勝負根性があり砂を被ったり挟まれても怯まない素晴らしい馬。
ただ、ちょっと気難しい性格をしている馬だ。
そんなファルクスは私との波長があったようで気分よく乗せてくれる。
恐らくだが私に力が無く軽いから。
賢いので幼い私を下に見ている。
そこには蔑みは含まれていないが優越感がある。
まあ、私が愚かで傲慢な娘であることを自覚しているのでファルクスが悪いとは思わない。
「調教が出来ていないという事なら私が軽く走らせてくるわ。ファルクスもそれなら良いでしょう」
私の問いかけに返事はしないが態度で了承を示すファルクス。
呆れ気味のアマンダに手を借りてファルクスの背に乗り牧場内を軽く走り回る。
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