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リサにおべっかを着させられた後は競馬会の施設へ向かう。
私としては服装は何でも良い、というよりはごてごてしたモノより装飾の少ないワンピースとかで十分。
昔の私はどうして重く動きにくい服を好んでいたのか不思議だ。
所詮は虚栄心。
色々と着飾ることで何もない自分を誤魔化したかったのだろう。
心機一転。
心を入れ替えた私は無駄に着飾ることを好まないのだけれど何故かリサが許してくれない。
彼女曰く貴族令嬢にはそれなりの必要があるとか。
父からも厳命されていると言われてしまえば従うしかない。
お嬢様な私は着替えの全てを他人任せなので着替えに苦労しないけれど。
それは兎も角。
競馬会の施設はオブライエン家領主都郊外にある。
主都といっても夢の世界とは異なりあまり発展していない。
道路は踏み固められた土や煉瓦を敷き詰めただけのモノ。
建物は木造で鉄製のものは無い。
魔道具があるのである側面では夢の中より便利ではあるのだけれど夢の世界で言えば中世程度の文化文明技術。
夢の知識を使えば領地を豊かに出来るかもしれない。
けれど傲慢で知恵の足らない私では上手く出来るとは到底思えないので身の丈に合わない夢想はしない。
競馬場はまだ広い空き地状態。
領内には芝を育成する技術は無いので馬場は砂だけとなっている。
競技路はまだ詰め切れていないので柵などはまだ建てられていない。
そのあたりの詰め作業もこれからの仕事となる。
競馬会の施設は競馬場に併設されている。
施設といっても色々と正式なモノでは無いので物置小屋くらいの規模。
色々と実験的な意味合いがあるので大々的には作られていない。
小屋の中では職員たちが仕事をしている。
競馬は歴とした産業を目指しているのであれこれと資料の作成や関係各所への連絡が必要。
現在は産業として始まったばかりで調教師や騎手の費用を競馬会が負担しているのでそのあたりの管理も大変。
領民の多くは近代的な価値観が備わっていないので管理などが大変。
調教師や騎手志願者の中には宴会代を請求してくるような輩もいるので困っている。
幸いは職員が立派な人ばかりという事。
父が私のために選んだ善良で真面目な人ばかりなので不正を働かない。
その一因は職員全てが女性という事もあるのだろうけれど。
今日も真面目に働く職員たちを通り抜け奥の部屋に入ると目的の御仁がいた。
「マイさんごきげんよう」
「やあ、ベル嬢。毎日動けなくなるまで追い込むなんて随分なことをするね」
マイ・ボウマン。
父が選抜した人材の中で競馬会の会長職を務める方。
黒髪を肩ほどに整え白く綺麗な肌は幼い少女を思わせる。
私やリサとより少し年上くらいの少女に見えるのだけれどマイさんはこれでも20歳。
幼く見えるのはマイさんが帝国東部の山岳民族の血筋だから。
大陸を平定した帝国には多民族が集まっていてマイさんの民族はかなり珍しい。
東部の山岳は雪山でかなり厳しい環境らしくそこで生き抜くために色々と発達したため人間にしては不老長命という傾向がある。
少数民族という事で言えばリサやロシェルもそうなのだけれど。
マイさんはその民族的特徴から子ども扱いを受けて帝都で腐っていた人材だとか。
彼女自身生まれも育ちも帝都で幼い頃から高度な教育を受け優秀に育った。
身分こそ平民ではあるが優秀な家系らしくマイさんもその家系にしっかりと連なっていた。
帝都の高等学院を卒業し帝都の行政庁職員に採用されたそうだがそこで少数民族を理由に冷遇されていた。
そんな彼女を父が所謂ヘッドハンティングしてきたのだ。
「ベル嬢、キミは男爵家の令嬢、それも次期当主なのだろう。そんなことをする必要もないと思うのだけれど」
「そうね。けれど必要をするだけが人生ではないでしょう。自分のやりたいことをやるのが人生と思うのだけれど違うかしら」
「流石は貴族様。随分勝手なことを言ってくれる。リサも背負っての移動は大変だろうに。それに騎手としてもつき合わされているのだろう」
「いえ、これが私の仕事ですので」
何だかマイさんに酷いことを言われているような気がする。
確かに訓練で体力を失ってしまっているのでここまではリサに背負われて移動してきた。
それを考えれば小言を言われても仕方がないか。
仕方がないけれど私は貴族令嬢なので気にしない。
「それでマイさん、今日は競技路の決定という話だけれど」
「ああ、そうだったね。概ねベル嬢の提案で決まりだ。というよりはボクを含めて競馬というモノが上手く想像できていないから従うしかないというところかな。調教師やキミたち以外の騎手からは直線勝負を望むモノもいたがな」
折衝が面倒だったというマイさんだがその口調は比較的軽い。
マイさん自身が言うように多くの人が競馬というモノを想像できていない。
その状況では誰も明確なことを言えない。
更に言えばまだ成功していないモノに対して文句を言うような輩は仲間内から除外される。
その為、マイさんは関係各所に強気でいられるので苦労することは無い。
面倒な輩に文句を言われる面倒はあるかもしれないけれど。
さて、私が提案したのは直線が200メートル周回が1400メートルの楕円形の競争路。
模擬競走ではこの競技路を1周と直線、1600メートルを走ることになる。
本当は片面だけの回転で1400から1600メートルが良かったのだけれど流石に競馬場自体が大きくなりすぎるので断念した。
馬の能力を引き出すという意味合いでは直線だけの方が良いのだろうがそれでは面白くない。
勿論これは私の身勝手な価値観だけれどそもそもが私の趣味なので仕方がない。
今後競馬自体が軌道に乗れば色々と種類を広げるのもいいかもしれない。
その後は競馬場の建設計画を聞きそれを了承。
競馬に関する諸々の規定も大詰めらしい。
勿論全てが手探りなのでそれで確定ではなく適宜改善していく。
「それと競馬用の道具を改善したいのだけれどどうすればいいかしら」
「どうすればとボクに言われてもだね。普通に鍛冶屋や道具屋に相談すれば良いのではないかな」
「えっと、それはそうなのだけれど、そうではなくてね。競馬会としてどう規定をしようかなという相談なのだけれど」
「ああ、なるほど。キミの言う公平性の確保というモノだね。そうだね、それはボクらが考えるべきことだ」
マイさんは私の要望を理解してあれこれと考えを巡らせてくれる。
要点は道具が騎手や馬の能力を大きく左右しすぎないようにというところ。
走破時間だけを求めれば何を用いても良いのだろうけれどそれでは意味がない。
競馬はあくまで人馬が一体となって競うモノ。
道具、ましてや魔法の力で操作出来てしまうのでは意味がない。
勿論それもひとつの競馬の在り方ともいえるのだろうけれど。
少なくとも私はそれを望まない。
その事をマイさんは不思議に思うようで。
「どうしてそこまで魔法を嫌うのかい?」
「それは勘違いですよ。私は魔法を嫌っていないし、寧ろ便利だから好いているわ。だから魔法を学ぶ人を尊敬しているし、それを行使している人には敬意を払っているわ」
「ならばそれを使っても問題ないように思えるのだけれど」
「そうね。これは私の我が儘で嫉妬ね。私には魔法の才能が無いから」
隠すつもりも無いので素直に言ってしまう。
人馬一体などと取り繕っても所詮は持っていないモノへの嫉妬だ。
もし私に才能が有れば平気で使っていたかもしれない。
それを考えるとリサには申し訳ないことをしている。
「リサには窮屈かもしれないけど、ううん。窮屈な思いをさせてごめんなさいね。折角訓練して身に着けたものなのだけれど」
「い、いえ、仕事ですから」
「身につけたものは無駄ではないし、今後も頼らせてもらうわ。だから不出来な私をよろしくね」
「随分殊勝なことを言っているなぁベル嬢。それが背負われた状況でなければいい風景なのだけれどね」
マイさんに茶化されてしまったがそれも現状の私なので仕方がない。
それを含めて私だしそこを含めてリサには申し訳ないと思う。
そうは思うのだけれど私は貴族令嬢なので仕方ありません。
その後は細かい打ち合わせをして会談を終えた。
私としては服装は何でも良い、というよりはごてごてしたモノより装飾の少ないワンピースとかで十分。
昔の私はどうして重く動きにくい服を好んでいたのか不思議だ。
所詮は虚栄心。
色々と着飾ることで何もない自分を誤魔化したかったのだろう。
心機一転。
心を入れ替えた私は無駄に着飾ることを好まないのだけれど何故かリサが許してくれない。
彼女曰く貴族令嬢にはそれなりの必要があるとか。
父からも厳命されていると言われてしまえば従うしかない。
お嬢様な私は着替えの全てを他人任せなので着替えに苦労しないけれど。
それは兎も角。
競馬会の施設はオブライエン家領主都郊外にある。
主都といっても夢の世界とは異なりあまり発展していない。
道路は踏み固められた土や煉瓦を敷き詰めただけのモノ。
建物は木造で鉄製のものは無い。
魔道具があるのである側面では夢の中より便利ではあるのだけれど夢の世界で言えば中世程度の文化文明技術。
夢の知識を使えば領地を豊かに出来るかもしれない。
けれど傲慢で知恵の足らない私では上手く出来るとは到底思えないので身の丈に合わない夢想はしない。
競馬場はまだ広い空き地状態。
領内には芝を育成する技術は無いので馬場は砂だけとなっている。
競技路はまだ詰め切れていないので柵などはまだ建てられていない。
そのあたりの詰め作業もこれからの仕事となる。
競馬会の施設は競馬場に併設されている。
施設といっても色々と正式なモノでは無いので物置小屋くらいの規模。
色々と実験的な意味合いがあるので大々的には作られていない。
小屋の中では職員たちが仕事をしている。
競馬は歴とした産業を目指しているのであれこれと資料の作成や関係各所への連絡が必要。
現在は産業として始まったばかりで調教師や騎手の費用を競馬会が負担しているのでそのあたりの管理も大変。
領民の多くは近代的な価値観が備わっていないので管理などが大変。
調教師や騎手志願者の中には宴会代を請求してくるような輩もいるので困っている。
幸いは職員が立派な人ばかりという事。
父が私のために選んだ善良で真面目な人ばかりなので不正を働かない。
その一因は職員全てが女性という事もあるのだろうけれど。
今日も真面目に働く職員たちを通り抜け奥の部屋に入ると目的の御仁がいた。
「マイさんごきげんよう」
「やあ、ベル嬢。毎日動けなくなるまで追い込むなんて随分なことをするね」
マイ・ボウマン。
父が選抜した人材の中で競馬会の会長職を務める方。
黒髪を肩ほどに整え白く綺麗な肌は幼い少女を思わせる。
私やリサとより少し年上くらいの少女に見えるのだけれどマイさんはこれでも20歳。
幼く見えるのはマイさんが帝国東部の山岳民族の血筋だから。
大陸を平定した帝国には多民族が集まっていてマイさんの民族はかなり珍しい。
東部の山岳は雪山でかなり厳しい環境らしくそこで生き抜くために色々と発達したため人間にしては不老長命という傾向がある。
少数民族という事で言えばリサやロシェルもそうなのだけれど。
マイさんはその民族的特徴から子ども扱いを受けて帝都で腐っていた人材だとか。
彼女自身生まれも育ちも帝都で幼い頃から高度な教育を受け優秀に育った。
身分こそ平民ではあるが優秀な家系らしくマイさんもその家系にしっかりと連なっていた。
帝都の高等学院を卒業し帝都の行政庁職員に採用されたそうだがそこで少数民族を理由に冷遇されていた。
そんな彼女を父が所謂ヘッドハンティングしてきたのだ。
「ベル嬢、キミは男爵家の令嬢、それも次期当主なのだろう。そんなことをする必要もないと思うのだけれど」
「そうね。けれど必要をするだけが人生ではないでしょう。自分のやりたいことをやるのが人生と思うのだけれど違うかしら」
「流石は貴族様。随分勝手なことを言ってくれる。リサも背負っての移動は大変だろうに。それに騎手としてもつき合わされているのだろう」
「いえ、これが私の仕事ですので」
何だかマイさんに酷いことを言われているような気がする。
確かに訓練で体力を失ってしまっているのでここまではリサに背負われて移動してきた。
それを考えれば小言を言われても仕方がないか。
仕方がないけれど私は貴族令嬢なので気にしない。
「それでマイさん、今日は競技路の決定という話だけれど」
「ああ、そうだったね。概ねベル嬢の提案で決まりだ。というよりはボクを含めて競馬というモノが上手く想像できていないから従うしかないというところかな。調教師やキミたち以外の騎手からは直線勝負を望むモノもいたがな」
折衝が面倒だったというマイさんだがその口調は比較的軽い。
マイさん自身が言うように多くの人が競馬というモノを想像できていない。
その状況では誰も明確なことを言えない。
更に言えばまだ成功していないモノに対して文句を言うような輩は仲間内から除外される。
その為、マイさんは関係各所に強気でいられるので苦労することは無い。
面倒な輩に文句を言われる面倒はあるかもしれないけれど。
さて、私が提案したのは直線が200メートル周回が1400メートルの楕円形の競争路。
模擬競走ではこの競技路を1周と直線、1600メートルを走ることになる。
本当は片面だけの回転で1400から1600メートルが良かったのだけれど流石に競馬場自体が大きくなりすぎるので断念した。
馬の能力を引き出すという意味合いでは直線だけの方が良いのだろうがそれでは面白くない。
勿論これは私の身勝手な価値観だけれどそもそもが私の趣味なので仕方がない。
今後競馬自体が軌道に乗れば色々と種類を広げるのもいいかもしれない。
その後は競馬場の建設計画を聞きそれを了承。
競馬に関する諸々の規定も大詰めらしい。
勿論全てが手探りなのでそれで確定ではなく適宜改善していく。
「それと競馬用の道具を改善したいのだけれどどうすればいいかしら」
「どうすればとボクに言われてもだね。普通に鍛冶屋や道具屋に相談すれば良いのではないかな」
「えっと、それはそうなのだけれど、そうではなくてね。競馬会としてどう規定をしようかなという相談なのだけれど」
「ああ、なるほど。キミの言う公平性の確保というモノだね。そうだね、それはボクらが考えるべきことだ」
マイさんは私の要望を理解してあれこれと考えを巡らせてくれる。
要点は道具が騎手や馬の能力を大きく左右しすぎないようにというところ。
走破時間だけを求めれば何を用いても良いのだろうけれどそれでは意味がない。
競馬はあくまで人馬が一体となって競うモノ。
道具、ましてや魔法の力で操作出来てしまうのでは意味がない。
勿論それもひとつの競馬の在り方ともいえるのだろうけれど。
少なくとも私はそれを望まない。
その事をマイさんは不思議に思うようで。
「どうしてそこまで魔法を嫌うのかい?」
「それは勘違いですよ。私は魔法を嫌っていないし、寧ろ便利だから好いているわ。だから魔法を学ぶ人を尊敬しているし、それを行使している人には敬意を払っているわ」
「ならばそれを使っても問題ないように思えるのだけれど」
「そうね。これは私の我が儘で嫉妬ね。私には魔法の才能が無いから」
隠すつもりも無いので素直に言ってしまう。
人馬一体などと取り繕っても所詮は持っていないモノへの嫉妬だ。
もし私に才能が有れば平気で使っていたかもしれない。
それを考えるとリサには申し訳ないことをしている。
「リサには窮屈かもしれないけど、ううん。窮屈な思いをさせてごめんなさいね。折角訓練して身に着けたものなのだけれど」
「い、いえ、仕事ですから」
「身につけたものは無駄ではないし、今後も頼らせてもらうわ。だから不出来な私をよろしくね」
「随分殊勝なことを言っているなぁベル嬢。それが背負われた状況でなければいい風景なのだけれどね」
マイさんに茶化されてしまったがそれも現状の私なので仕方がない。
それを含めて私だしそこを含めてリサには申し訳ないと思う。
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