4 / 4
他の招待客
しおりを挟むハーパーとエマは大勢の人達が作る道を進むと
人々に写真やサイン、コメントを求められながら門へ近づいていくと
3ペアの招待客が見えてきた。
ハーパーとエマはどうやら最年少のようである。
1組目のペアは怖そうな見た目のおじさん2人、
年はハーパーの父親より少し下といったところだろう。
ハーパー達と目が合うと少し会釈をして
ニコッと笑ってくれた。
どうやら怖いのは見た目だけなのだろうと心で思い無邪気に笑い返した。
2組目のペアは少し年上に見える女性と男性。
カップルでは無さそうで緊張している様子もなく、おちゃらけているという表現が一番合っている雰囲気である。
こちらのペアもまた挨拶を気さくにしてくれて
ハーパーとエマは少し安心した。
ところが3組目のペアは
ハーパーとエマと同じ女性の2人組で
年も同じ位だろう。
ハーパーとエマが
「「よろしくねっ!」」
と無邪気に挨拶をしたが
何も言わずそっぽを向き二人で何かを話している。
「嫌な感じ」
エマは挨拶を返さない人間が大嫌いだ。
「まあまあ、皆緊張してるんでしょ!今日は細かいこと気にせず門が開くのを待とう!」
とっさにエマの機嫌を戻す。
今回招待されて参加を決めたのは
4ペアの8人である。
共通点もなくみな重要な職業そうでもない。
どうやら招待はランダムのようだ。
8人は一言も話さずずっと門を見て何か心で思っている様子だった。
ハーパーは少し不安になってきていたが
エマはそれを察したのか大丈夫大丈夫と方を叩いてくれた。
いったい彼女達はどんなテーマパークでどんな体験をするのであろうか
まだ誰も知らないのである。
もちろん。筆者である私もね
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
ある平民生徒のお話
よもぎ
ファンタジー
とある国立学園のサロンにて、王族と平民生徒は相対していた。
伝えられたのはとある平民生徒が死んだということ。その顛末。
それを黙って聞いていた平民生徒は訥々と語りだす――
真実の愛ならこれくらいできますわよね?
かぜかおる
ファンタジー
フレデリクなら最後は正しい判断をすると信じていたの
でもそれは裏切られてしまったわ・・・
夜会でフレデリク第一王子は男爵令嬢サラとの真実の愛を見つけたとそう言ってわたくしとの婚約解消を宣言したの。
ねえ、真実の愛で結ばれたお二人、覚悟があるというのなら、これくらいできますわよね?
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる