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説明、乙。
タメになる オハナシ ②
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「なんだったら、このままさ。次のステップも行っちゃう?」
ニヤニヤと悪い顔をして、パー先輩が問いかけた。
「…次のステップ?ですか?」
立て板に水、とは良く言った喩えだよな。手帳には取ったものの、内容がトンでもすぎて。頭にはさっぱり入ってなかった。
「そそ。カルーく、職業案内を、ね。」
なるほど。コンシェルジュよりも、体験者に聞く方が分かりやすいかもだな。…人見知りしてる場合じゃない。
「ぜひとも聞かせて下さい!」
「よろこんでぇ!」
ニッカリン☆と、煌めく笑顔が。どこかの居酒屋チェーンと重なった…。
「詳しい内容は、この本に載ってるから省くとして…だな。職業には4段階の『級』があって、いきなり上級職にはなれない。初級職から地道に進めるんだが、まずはこの五つの中から選ぶんだ。」
パー先輩は、慣れた様子で本を開いた。
…沢山の登録者が閲覧したのだろうか。本には若干の、開き癖がついていた。
見せてくれたのは、職業一覧表だった。
『生産』職業 →『派生』職業例
・漁夫(水属性)→・水夫・潜水夫
・鉱夫(金属性)→・看護夫・介護夫
・農夫(地属性)→・掃除夫・家政夫
・猟夫(火属性)→・シェフ・主夫
・牧夫(木属性)→・保父・神父
「この『生産』っていうのが初級職のことで。『派生』っていうのが今後選択できる職業のことだよ。他にも色々あって、組み合わせて成れる職業もある。中級・上級・特級の合わせて4段階。級が上がる毎に、フロアも上がるんだよ。ちなみにここは一階だから、初級職向けの異世界になるよ。」
…一覧表には見事に『夫』の文字が並ぶ。意味深…?でも、つっこむのはソコじゃない。
「『属性』ってありますけど…?」
何気に太陽系ぽい並びだな、これ。
「御目が高い!それな。職業熟練度が上がれば魔法が使えるよ☆」
「!なんですとぅ!」
魔法少年になれるやん!憧れてへんけど!…あ。はしゃぎすぎて訛ってもた…。
「…ただ1つ、問題があって…」
パー先輩の潜められた声に、緊張でゴクリと喉が鳴った。
「折角 覚えても、その世界のラスボスには属性かぶりで効かないことかな?★ミャハっ!★」
「ネタばれぇぇぇえ!」
盛大にずっこけた。
おっさんがアザと可愛くすんなし!
「でも便利だよ?一度 覚えたら、魔素さえあれば何処の世界でも使えるし。勿論、君の元いた世界でも。」
「ふぉぉぉおぉ!?」
え、むっちゃ欲しい!右目の魔眼とか、是非とも疼かせたい!
「オススメは水魔法かな。一番使うよ。熟練度が上がれば、濡れた服とか魔法で絞れちゃうよ?」
「魔法の無駄遣いぃ!」
なんだその、ピンポイント加減は!むっちゃ想像したけどもさ!
「まぁ大体この順番で攻略していくのが多いかな。最初に貰える情報も少ないし。」
「ほほー。」
リアル寄り過ぎて、食手が動かない。なんかこう、レッツ冒険★みたいの、ないのかな?
「誰かの攻略中な異世界って、見学できたりします?」
悩みついでに聞いてみた。
「私の処なら行けるけど…」モジモジ。
随分と年上のパー先輩が、モジモジしながら右手を差し出した。
「お友達から、お願いしまぁす!」
「はいぃっ!?」
『お友達から』って何!?
まさか最終形態は『嫁✨』とか、言わんでや!? 思わず逃げ腰になる。許せ。
「本当は住人レベルが違う登録者の異世界には遊びに行けないんだけどさ。友達登録したら、行き来が出来るんだ。だから…ね?✨」
あぁ、それなら…と、友達からお願いしまぁぁす!
ニヤニヤと悪い顔をして、パー先輩が問いかけた。
「…次のステップ?ですか?」
立て板に水、とは良く言った喩えだよな。手帳には取ったものの、内容がトンでもすぎて。頭にはさっぱり入ってなかった。
「そそ。カルーく、職業案内を、ね。」
なるほど。コンシェルジュよりも、体験者に聞く方が分かりやすいかもだな。…人見知りしてる場合じゃない。
「ぜひとも聞かせて下さい!」
「よろこんでぇ!」
ニッカリン☆と、煌めく笑顔が。どこかの居酒屋チェーンと重なった…。
「詳しい内容は、この本に載ってるから省くとして…だな。職業には4段階の『級』があって、いきなり上級職にはなれない。初級職から地道に進めるんだが、まずはこの五つの中から選ぶんだ。」
パー先輩は、慣れた様子で本を開いた。
…沢山の登録者が閲覧したのだろうか。本には若干の、開き癖がついていた。
見せてくれたのは、職業一覧表だった。
『生産』職業 →『派生』職業例
・漁夫(水属性)→・水夫・潜水夫
・鉱夫(金属性)→・看護夫・介護夫
・農夫(地属性)→・掃除夫・家政夫
・猟夫(火属性)→・シェフ・主夫
・牧夫(木属性)→・保父・神父
「この『生産』っていうのが初級職のことで。『派生』っていうのが今後選択できる職業のことだよ。他にも色々あって、組み合わせて成れる職業もある。中級・上級・特級の合わせて4段階。級が上がる毎に、フロアも上がるんだよ。ちなみにここは一階だから、初級職向けの異世界になるよ。」
…一覧表には見事に『夫』の文字が並ぶ。意味深…?でも、つっこむのはソコじゃない。
「『属性』ってありますけど…?」
何気に太陽系ぽい並びだな、これ。
「御目が高い!それな。職業熟練度が上がれば魔法が使えるよ☆」
「!なんですとぅ!」
魔法少年になれるやん!憧れてへんけど!…あ。はしゃぎすぎて訛ってもた…。
「…ただ1つ、問題があって…」
パー先輩の潜められた声に、緊張でゴクリと喉が鳴った。
「折角 覚えても、その世界のラスボスには属性かぶりで効かないことかな?★ミャハっ!★」
「ネタばれぇぇぇえ!」
盛大にずっこけた。
おっさんがアザと可愛くすんなし!
「でも便利だよ?一度 覚えたら、魔素さえあれば何処の世界でも使えるし。勿論、君の元いた世界でも。」
「ふぉぉぉおぉ!?」
え、むっちゃ欲しい!右目の魔眼とか、是非とも疼かせたい!
「オススメは水魔法かな。一番使うよ。熟練度が上がれば、濡れた服とか魔法で絞れちゃうよ?」
「魔法の無駄遣いぃ!」
なんだその、ピンポイント加減は!むっちゃ想像したけどもさ!
「まぁ大体この順番で攻略していくのが多いかな。最初に貰える情報も少ないし。」
「ほほー。」
リアル寄り過ぎて、食手が動かない。なんかこう、レッツ冒険★みたいの、ないのかな?
「誰かの攻略中な異世界って、見学できたりします?」
悩みついでに聞いてみた。
「私の処なら行けるけど…」モジモジ。
随分と年上のパー先輩が、モジモジしながら右手を差し出した。
「お友達から、お願いしまぁす!」
「はいぃっ!?」
『お友達から』って何!?
まさか最終形態は『嫁✨』とか、言わんでや!? 思わず逃げ腰になる。許せ。
「本当は住人レベルが違う登録者の異世界には遊びに行けないんだけどさ。友達登録したら、行き来が出来るんだ。だから…ね?✨」
あぁ、それなら…と、友達からお願いしまぁぁす!
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