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三. セトの章
32. ギルドのお転婆幼女
しおりを挟む「虫は光に集まる習性がある。それに熱源にも反応する。この穴に本当に人を食う虫の巣があるのだとしたら、そこにいる虫たちを一気に刺激することになる。それがどういう意味か、分からないとは言わせないわ」
「侵入者を、排除…とか?」
ニーナは腰に装備していた杖を取り出した。
――水の精霊メロウよ 我が呼び声に応えて!!――
杖の先端、研磨されていない歪な形の石が淡く光りを発した。
あれは真霊晶石――魔法の触媒だ。
ニーナは魔法を使おうとしている。
「その通りよ!虫が出たんだわ、あの人が危険!!」
――まとえ水の衣 水の蔓 水に抱かれよ――
ニーナは短い魔法の詠唱を唱えた。
杖の先端から水が沸き出でる。
この目で魔法の発動を見るのは久々だ。ほんの子供の頃、砂漠でイキっていた旅人が弱い魔物相手に見せつけたヘナチョコな炎の玉を見た時以来だ。
そいつはカッコいい言葉を並べ立て、実に長ったらしい詠唱の文言を唱えていたけれど、ニーナのそれは全然違う。
端的に、素早い。
――#vine__ヴァイン__#――
彼女は水を従え、水と共に穴の中へ消えた。
「すぐにロープを降ろしてください。水で一旦動きを止めるだけだから」
と、そう言い残して。
それから数秒も経たずに水柱が立ち昇った。
ニーナの水の魔法が発動されたのだろう。
「へえ……」
流石は魔法使いギルドの看板を背負っているだけはあるかな。
魔法に詳しくないから、これがどれだけ凄いものなのか、規模がサッパリ分からないけどね。
僕は従者達に命じ、ロープを用意させた。
彼女の意向に従ってばかりなのは癪に障るが、ここで虫に襲われ、最悪死なれてもらっては不味いと考えた。
ニーナを見殺しにして、“紡ぎの塔”を敵に回してしまう懸念は避けたい。それは同時に騎士団長の顔も潰す事に繋がる。
《中央》を敵に回して、今僕らが勝てる要素は無いのだ。まだ、その時期ではないといった方が正しいか。
黒の行商人や、彼らが率いる白いモヤの化け物と手を組む確約も得てないのに、自分の首を絞めかねない。
それに、虫の問題は僕らにとっても死活だ。手をこまねき、対応策もなく困っているのは事実。
ニーナは真剣に調査をしてくれていたし、占い師達の実力もまだ見ていない。僕らとは別行動だが、彼らは彼らで何か対処法を見つけてくれているかもしれないのだ。
「早く娘を助けてあげて。怪我をさせたら許さないよ」
「は!」
ロープを投げ入れると直ぐに反応が返ってきた。
穴に垂らされたロープがしなり、重みが掛かる。
「ニーナ、今引っ張りあげるから、しっかり掴んでて!」
しかしニーナからの返事は無い。
クンクンとロープが持続的に引かれるが、それが何の合図なのか分からない。
「セト様、如何致しましょう?」
「……どうしたものかな」
うぅん、これはマズイぞ。
こっからは穴の中の様子は分からないし、やたらめったら近付くのも危険だ。ニーナが水の魔法を使っちゃったから、頼りの松明の火も消えている。
どうして考え無しに飛び込んじゃうのかね。
名も無き作業員がどうなろうと、僕らやニーナには関係ないじゃないか。
それを正義感ぶって後先考えないからこうなる。
ああ、面倒くさい。
でも助けないと、それはそれで今後が困る。
「とりあえず引っ張ってみようか。空振りだったら、今度は人間柱を作ろう」
「人間…はしら?」
「足を持って繋がれって言ってるんだよ。じゃあ、頑張って」
従者らが垂らしたロープを引っ張り上げたその瞬間だった。
えいっと力を入れたその時、ぷつりとロープが千切れてしまったのである。
「うそ!?」
ロープの端っこに5、6人はいたか。切れた反動で後ろにひっくり返っている。
「きゃあ!!!」
突然、ニーナの悲鳴が聴こえた。
「ニーナ!!無事なのかい!?」
僕は慌てて穴の縁にしがみ付き、暗闇に彼女の姿を探した。
しかし闇は黒く果てしなく濃い。ニーナどころか、先に落ちた作業員の姿も見えないのだ。
「ニーナ!返事して!!」
穴に目を凝らす。遥か下の方に、もっと黒い物体が左右に蠢いているのが見て取れた。
「ニーナ、火が…松明の火が消えていて見えないんだ!ロープは切れてしまった!今から人を降ろすから、穴の下に来てくれないか!!」
「…火は、点いてるわ!!」
「は?火なんて何処にも…、凄く真っ暗で、何も見えないんだけど!!」
「……それに動けない。私の魔法は、マナは吸い取られてしまった!取り囲まれているの!!」
火は、点いている?
ならばこの闇は何なのだ。
「坊ちゃま!……すぐお引き下され!!」
「え?どういう…つぅ!」
思い切り、腕を引かれた。
肩が外れそうなほどの強い力だった。
ズキリと痛む肩を抑え、僕をいきなり引っ張った従者を睨みつけようとしたが、彼は酷く青白い顔をしていて何も言えなくなってしまう。
「うわっ!!」
その理由はすぐに分かった。
先程まで僕が顔を突っ込んでいた穴の縁、そこに夥しい数の虫が湧いていたからである。
ぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞ
ざざざざざざざざざざざざ
虫の、羽音と足音が空気を汚した。
振動する音は耳に不快感を与え、僕らは成す術もなく後退りするしかない。
「まさか…あの闇は全部…虫だったのか…!?」
ぞぞぞぞぞぞぞぞぞ
炎の光りすら、一筋も漏らさず穴を埋め尽した虫。
何千、何万、何百万。
小さな砂の粒のような黒い塊が、群れを成して穴から這い出てくる。
瞬く間にこの地は黒一色に染められる。
たかが人間に踏み潰されるしか能のない虫けらに、人が手も足も出ず蹂躙されようとしている。
「セト様、ここは危険ですぞ!!」
「穴にまだニーナがいるんだけど!彼女を見捨てたと知られれば、《中央》を敵に回してしまうぞ!!」
「命あっての物種です!わたくしどもは、セト様のお命を優先しますぞ!!」
「その通りです。それに危険な場所である事は最初に説明しています。それを承知でここに来たのですから、彼女の自己責任かと」
ざわざわざわざわざわ
うぞぞぞぞぞぞぞぞぞ
黒の絨毯が迫りくる。
もたもたしていると呑まれてしまう。
虫は動物と違って意思が見えない。虫は本能すら持っていない。
存在そのものが、自然物なのだ。
だから奴らが僕らを攻撃対象と見なしたのならば、それは大地の意思であり、世界の意思であり、必然なのである。
ニーナを見捨てるか否か。
選択を迫られるが、もはや迷っている暇はない。
残念だが従者の言う通りだ。
虫が人を襲い、殺す。それを理解した上で彼女は《中央》から派遣されてきた。占い師と共に、解決へと導く為に。
ギルドの本懐は王をお救いする事じゃない。本来は、『民の助けとなる』のがギルドの本質であるべきだ。
僕らはギルドに所属していないが、同じ世界に住む人間である事には変わりない。
ならばニーナは犠牲を払ってでも、僕らを助ける義務がある。
「そ、そうだね。ここは名残惜しいけど、僕が命を脅かされる方が世界の損失だ」
「セト様、良いご判断ですぞ!」
「あの娘は運が無かったのですよ。まあ、占い師殿には適当に理由を付けておきましょう」
「幸い、私達以外に人はいません。虫に襲われたのは事実ですから、正直にお話してもこちらに非はないでしょうな」
よくもまあ、いけしゃあしゃあとそんな台詞がすんなりと出てくるものだ。我が従者ながら、他人の事は眼中に無い、か。
「よし、逃げるぞ、一人二人は囮になってくれるよね。残りの奴らは、僕が無事に屋敷に帰るまで護衛する事。その際、君らの命は君らで守るんだ」
「……はは!」
「お、囮ですと!?」
あはは、僕がどうしようもないクズだって思ってしまうかな。
でもそれは僕にとっては貶し言葉でもなんでもない。
僕は完璧に理解しているんだよ。自分の行っている、人を人とも思わないこの所業を。
「僕が最初で一番のクズである」と、人類の敵である彼らのお墨付きまで貰っている。
覇業なんてものはね、性善だけで成し遂げられる甘いものではないんだよ。
僕はいずれ世界の王として君臨する。この身体を流れる気品に満ちた王家の血を持って。
だからこそ、こんな所で果てるわけにはいかないんだ。
人の代わりはたくさんいる。でも、僕の代わりは誰も務まらない。
僕は僕であるからこそ、価値があるのさ。
僕に逃げろと進言した従者らに、発言の責任を取ってもらう為に囮としてそこに残した。
彼らは憮然な顔をしていたけれど、平気で人を見捨てろと言うのだから自分も見捨てられる覚悟がないと、死んだ者達に割が合わないだろう?
残りの従者らを引き連れて、僕らは駆けだした。
穴の方からはニーナの声が。後ろの方では囮クンが騒ぐ声が聴こえている。
僕らは振り返らずに走った。
ああ、さようなら、ニーナ。
君は僕の趣味では無かったけれど、その潔癖な顔を是非ともベッドで乱れさせてみたかった。
あんな女は一度絆してしまえば、こちらが嫌と言っても尽くすタイプだ。
そして、男の為ならばなんでもやる。
少し惜しかったね。
万が一、君が生き残るような事があれば、その時は君を大事に慈しむよ。
意図せず、僕の顔が綻んだその時だった。
「あらあら、随分人数が足りないようだけど、そんなに急いで何処に行くつもりかしら?」
真上から、声が降ってきた。
「き、君は…!!」
白い、ふわふわ巻き毛が風に揺れる。
強風に煽られ背から逆立つ髪の束は、白い炎を纏った神の如し荘厳さであった。
「くすくすっ」
ほんの小さな、とても華奢な少女が空中に浮いている。
僕らは思わず足を止め、その場に立ち尽くしてしまった。
黒のゴシックドレスが捲り上がって細い足が二本、そこから出ているのをぼんやりと見つめた。
シルバーブロンドに腰まであるカールした長い髪。
フリルのたくさんついた可愛らしいドレスに、同じ色のリボンが頭を飾る。
その少女の目が―――紅い。
「ば、ばけもんだぁ!!」
従者の一人が腰を抜かして叫んだ。
まるで暗闇に光る野生の狼のように、両眼が邪悪な光を湛えている。
その視線は空虚。
声や表情はあどけなく笑っているのに、何処を見ているとも言えない感情のない紅瞳は、そのように作られた精巧な操り人形みたいで。
「君は、テルマ嬢…」
僕らが見捨てたニーナの妹、テルマ。
無邪気でお転婆で、一つの場所にじっとしていない愛くるしい少女。
「現地では深追いするな、救うなとお兄ちゃんに言い含められてたのに、正義感チラつかせて結局泥沼にハマってしまったのはおねえちゃんの自業自得かもしれないけど」
ユラユラと髪が揺れる。
白い炎を背に、少女の瞳の真紅がさらに強さを増し、広げた幼い両手から雷が生まれ出る。
バケモノ、の揶揄に、少女は少しも反応しなかった。
「おねえちゃんはお人好しで単純で、どうせ碌な事にはならないだろうって、りゅしあの言った通りになっちゃったのは悔しいけどね。だからおねえちゃんのマナをずっと監視してたから、すぐに気づけたんだよ。テルマ、偉いでしょう?」
パリリと、掌に雷を乗せて遊んでいる。
その小さな小さな手から零れ落ちた雷の雫が、腰を抜かした従者のほんの目の前に落ちた。
地面が削れ、土が焦げる。
「今、あんた達に帰ってもらったらテルマ困るんだけどなぁ。テルマは何でもできるけど、おねえちゃんを引っ張り上げる力や道具は持ってないの。こういう時、大人は困った子供を助けてくれるんだよね」
「空に…浮いて…」
空を飛び、空虚に光る眼を携えて、無詠唱で魔法らしき未知なる力を使う。
これは、人間なのか。
怒れる神ですらない。あれは甚大な力を持っているが、空を飛ぶとは聞かないのだ。
「テルマはね、おねえちゃんが大好きなの。テルマの生きる意味はね、全部おねえちゃんが一番にくるの」
僕らの頭上でくるりと優雅に舞い、テルマ嬢はニーナのいる穴の方に腕を伸ばした。
そして―――。
「大好きなおねえちゃんを泣かす奴は許さない。おねえちゃんに害をなす物も人も、テルマは絶対に許さない。…それがたとえ、おねえちゃんが好きなお兄ちゃんが相手だったとしても、ね」
雷が―――轟いた。
ドゴゴゴオオオオオオォォォォオオォォ!!!!
凄まじい轟音が穴へと吸い込まれていき、穴は穴ではなくなって、大地が根こそぎ抉れた。
「虫は消滅したよ?いつまでもおねえちゃんを穴の中に閉じ込めているなら、テルマのかみなり、セトくんのおともだちに当たってみんな死んじゃうけど、いいかな?」
僕もまた、腰を抜かした。
ニーナごと雷を落としておいて、彼女がこれで死んでしまっても僕の所為にされるんだろうと理不尽な思いに苦虫を噛み潰しながら、僕は白髪の少女を見上げるしかなかったのである。
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