魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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よかったな!

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わしゃわしゃと乱暴に頭を撫でる大きな手、銀髪、耳ピアス。
どれもが新鮮だった、四宮のご令嬢、行儀のいいお嬢様として育った初音にとっては、その人は魅力的に映った。
「あの…」
「ん?どした?」
「お兄さんって、呼んでもいいですか?」
「いいよ。」
「初音ちゃん、甘えたいんだよね。」
梨流華が笑って言った。
「あー、じいちゃんここの理事長サンだっけ?そりゃかまってもらえねえし、寂しいよな。」
「あっいや…」
「いいんだよ、ガキなんだから我儘言って。」
「しゃ!抱っこするか?」
「ありがとう…ございます。」
「おうよ!ホンモノのアニキだと思ってくれ!」
「ふええ。」
嬉しいのに、涙が出た。
「おーおー、泣きたかったらなきゃいいんだ、ほら、来いよ?」
「うわああん!」
テツに抱きつく、あったかい。
「ふえぐ、グス。」
「お?泣き止んだか! 飯いこうぜ、にいちゃん腹減った。」
「私も、お腹空きました。」
「ここのカツうめえな!お前も食えよ。」
テツが初音にとんかつを渡してくる。
「あっ私…」
人の食べ物をもらったことがないので、躊躇する。
「食べなよ、理事長も怒らないよきっと。」
梨流華が優しく声をかける。
「はむ。」
「うめえだろ?」
「はい!」
「よかったな!」
またわしゃわしゃ撫でられた。」
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