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凡庸時空間航行戦艦ウラシマ
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「会長、あと数分で用意が整います。」
「ああ。」
生徒会長は副会長の声に応え、立ち上がった。
「まさかあのデカブツの出番が来るとはな。」
「ええ、男の子の夢の実現、ですね。」
副会長は少し笑っている、コレから彼らは戦艦に乗るのだ。
エレベーターを降り、地下倉庫へ向かう、ここにはメカ研の制作物が保管されているのだ。
そして今回初使用となるのが、メカ研創部以来、最も巨大なメカ、汎用時空間航行戦艦ウラシマ。
過去、未来、平行宇宙、あらゆる時空へ移動することのできる、メカ研最高傑作。
「とは言うが、実際は使い道がなく、地下倉庫を圧迫するデカブツ。」
「ええ、でも今日使い道が見つかりました。」
副会長が会長の言葉を引き継ぐ。
「おい多々良!このデカブツは本当に飛ぶのか?」
会長は高所作業車に乗り、機体を拭いている生徒に声をかけた。
「飛びますよ!ジャンプエンジンを温めれば、すぐ時空間跳躍航行ができます。」
ジャンプエンジンとは、他次元へ移動するため、メカ研と物理研が開発した装置である。
「電磁断絶空間発生装置、ステルス追尾ミサイル、分子分解レーザーなどなど、各種兵器を搭載して三千九百80円です!」
「どこの世界の通販だ!」
多々良のボケに会長が頭を抑える。
「ロマンあるでしょう?」
彼らメカ研は、目的があってコレを作った訳ではない、ただカッコいい、ロマンがあると言う理由でこの戦艦を作ってしまった。
「よし、俺も乗る、,,ジャンプ,,の用意をしろ。」
戦艦の内部は重力が弱く感じられた。
「反重力発生装置です、いずれは月に行こうと思ってまして。」
多々良の声、艦内放送だ。
「言っておくが、月にウサギはいないぞ?」
「いやいや、流石にウサギを捕まえに行きたいんじゃないです、お月見したくて。」
「五十歩百歩だ!」
「エレベーターで艦長室に来てください、会長用のイス用意してますんで。」
エレベーターは全くの無音で、とても滑らかに動いた、非接触で階を選択できるのも、こだわりを感じる。
エレベーターが開くと、赤い革張りの椅子に座った、癖っ毛のある少年の後ろ姿が見えた、多々良だ。
「会長はそこのソファーどうぞ?」
「ああ。」
「ポッキーあるんで、よければ副会長と…」
「私とコイツはそういう中ではない!」
「そっすか、そんじゃジャンプ開始します。」
「Jドライブ、一から三番、運転開始!」
「ワームホール展開!突入カウント、5、4…」
「2、1突入!」
「ああ。」
生徒会長は副会長の声に応え、立ち上がった。
「まさかあのデカブツの出番が来るとはな。」
「ええ、男の子の夢の実現、ですね。」
副会長は少し笑っている、コレから彼らは戦艦に乗るのだ。
エレベーターを降り、地下倉庫へ向かう、ここにはメカ研の制作物が保管されているのだ。
そして今回初使用となるのが、メカ研創部以来、最も巨大なメカ、汎用時空間航行戦艦ウラシマ。
過去、未来、平行宇宙、あらゆる時空へ移動することのできる、メカ研最高傑作。
「とは言うが、実際は使い道がなく、地下倉庫を圧迫するデカブツ。」
「ええ、でも今日使い道が見つかりました。」
副会長が会長の言葉を引き継ぐ。
「おい多々良!このデカブツは本当に飛ぶのか?」
会長は高所作業車に乗り、機体を拭いている生徒に声をかけた。
「飛びますよ!ジャンプエンジンを温めれば、すぐ時空間跳躍航行ができます。」
ジャンプエンジンとは、他次元へ移動するため、メカ研と物理研が開発した装置である。
「電磁断絶空間発生装置、ステルス追尾ミサイル、分子分解レーザーなどなど、各種兵器を搭載して三千九百80円です!」
「どこの世界の通販だ!」
多々良のボケに会長が頭を抑える。
「ロマンあるでしょう?」
彼らメカ研は、目的があってコレを作った訳ではない、ただカッコいい、ロマンがあると言う理由でこの戦艦を作ってしまった。
「よし、俺も乗る、,,ジャンプ,,の用意をしろ。」
戦艦の内部は重力が弱く感じられた。
「反重力発生装置です、いずれは月に行こうと思ってまして。」
多々良の声、艦内放送だ。
「言っておくが、月にウサギはいないぞ?」
「いやいや、流石にウサギを捕まえに行きたいんじゃないです、お月見したくて。」
「五十歩百歩だ!」
「エレベーターで艦長室に来てください、会長用のイス用意してますんで。」
エレベーターは全くの無音で、とても滑らかに動いた、非接触で階を選択できるのも、こだわりを感じる。
エレベーターが開くと、赤い革張りの椅子に座った、癖っ毛のある少年の後ろ姿が見えた、多々良だ。
「会長はそこのソファーどうぞ?」
「ああ。」
「ポッキーあるんで、よければ副会長と…」
「私とコイツはそういう中ではない!」
「そっすか、そんじゃジャンプ開始します。」
「Jドライブ、一から三番、運転開始!」
「ワームホール展開!突入カウント、5、4…」
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