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もっともだけど
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安倍家本邸の一室、一切の明かりのない部屋。
ロウソクを灯し、水晶を置いている。
「凶兆だ、東京に何か…」
襖を開けると、妹がいた。
「お兄様、どうでしたか?」
「だめだ、何回やっても凶兆が出てる。」
妹は怖がりだが、嘘をついても後で怖い思いをさせるのだ。
「どうなっちゃうんですか?」
目が潤んでいる。
「空から何か来る。」
「やあ、お兄様が怪我しちゃう!」
頭を抑えて座り込む。
「星奈、大丈夫だから…」
「だってえ、隕石、隕石がぁ…」
「まだ隕石って決まったわけじゃないから…」
「うええ!」
下を向いて大泣きしている。
「大丈夫、お兄ちゃんを見るんだ!」
「へ?」
顔を両手で包んで、妹を見つめる。
「隕石が来ても何が来ても、僕が守ってあげるから!」
「うええ、お兄様~!」
堰を切ったように泣き始めた。
「よしよし、部屋に戻っておやつにしよう。」
「うむうむ、一族は安泰じゃな。」
水晶を見ていた老人は、頷きながら笑った。
「当主、なんか罪悪感ありません?」
「気にする事はない、いずれはわしの後を継ぐのじゃ、何かあっては困る故な。」
当主の言う事はもっともなのだが、女の子がお兄ちゃんに縋り付いて泣いているのを見るのが、どうも気が引ける虎仙であった。
ロウソクを灯し、水晶を置いている。
「凶兆だ、東京に何か…」
襖を開けると、妹がいた。
「お兄様、どうでしたか?」
「だめだ、何回やっても凶兆が出てる。」
妹は怖がりだが、嘘をついても後で怖い思いをさせるのだ。
「どうなっちゃうんですか?」
目が潤んでいる。
「空から何か来る。」
「やあ、お兄様が怪我しちゃう!」
頭を抑えて座り込む。
「星奈、大丈夫だから…」
「だってえ、隕石、隕石がぁ…」
「まだ隕石って決まったわけじゃないから…」
「うええ!」
下を向いて大泣きしている。
「大丈夫、お兄ちゃんを見るんだ!」
「へ?」
顔を両手で包んで、妹を見つめる。
「隕石が来ても何が来ても、僕が守ってあげるから!」
「うええ、お兄様~!」
堰を切ったように泣き始めた。
「よしよし、部屋に戻っておやつにしよう。」
「うむうむ、一族は安泰じゃな。」
水晶を見ていた老人は、頷きながら笑った。
「当主、なんか罪悪感ありません?」
「気にする事はない、いずれはわしの後を継ぐのじゃ、何かあっては困る故な。」
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