怪奇探究倶楽部譚

モブ乙

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戦いとは、こんなにも無情なものなのか。
「ガキが、死んでも恨むなよ?」
「くっ!」
冷たい刃が頬を掠った。
「マフィアの抗争に手を出すなんて、なんのつもりだ?」
鋭い語気に怯むなら、空手なんてやってない。
「友達と、家族のため。」
「ファミリーか、大事だよなぁ、分かるよ。」
包丁をくるくると弄ぶ。
「goodnight。」
銃を、発砲した。
「きゃ!?」
咄嗟に横によけたが、火薬の匂いが鼻をつく。
「おいおい、まさか銃持ってないなんて思ってねぇだろ?俺たちはJapaneseとは違うんだ。」
怖い、銃…
「この人に、何してる?」
男が体勢を崩した。
「子供じゃねぇか!?んなcrazyな…」
銃口を向ける。
「何してるんだ!」
少年は叫んだ、銃など見えていないように。
否、見えていない。
「畜生が、なんつーcrazy boyだ!」
こんな子供、今すぐに額をうち抜いて…
「Hey boy bad end だ。」
弾は、見事に少年の横を抜けた。
「Why!?嘘だろ畜生が!」
「どうした?撃てよ。」
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