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第5章 1 私はぷりちーアイドル!
簡単な謎解き
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「……え、どうしてですか?」
疑問を呈したミライに、俺は声高に主張する。
「だってここには、男しか集まっていないからねっ!」
舞台を囲むようにして密集している人だかりを指さす。
どこを見ても、男、男、むさくるしく鼻息荒い男ばかり。
しかも、みんななんとかして最前列に行こうと躍起になっている。
「たしかに、男しかいませんね」
「ああ、どうして気がつかなかったんだろう。危うくこんな絶好の機会をスルーするところだ。ってか早くしないと。俺もこの男どもの中に突入しないと!」
はやる気持ちが抑えられない。
絶対に負けられない戦いがそこにはある。
だってそうでしょ?
男ならこの気持ちがわかるでしょ?
……え、まだこんな簡単な謎解きがわからないって?
ヒントは二つ。
一つ目は、ここ二日間、女性が裸になる系の公演がここで行われているということ。
二つ目は、観衆が男ばかりだということ。
もうわかったよね。
つまり!
今日も女性が裸になる系の公演が行われるから、こうして男ばかりが集まっているというわけさ!!
「誠道さん? いきなり男の人だかりを見て興奮してなにを……えっ? 誠道さん……まさか、あなたって人は」
ミライもようやく気づいたようだ。
顔を赤く染めて、俺と群衆を交互に見ながら。
「もうすでに二丁目系オカマ男子だったんですね」
「なに勘違いしてんだ! 二丁目オカマ系男子ってなんだよ!」
「大丈夫です。私はどんな誠乃小路道代さんも受け入れますから。誠道グランディーバさんが本当の自分自身を受け入れたのと同じように」
「人の名前を勝手におネェっぽくすんな! 俺は女子が好きだよ!」
「でも嬉々として男の人だかりを指差して、そんなに興奮して、突入したいって」
「違うから! 誤解する状況揃ってるけど違うから!」
「じゃあ、一体どうしてなんですか?」
「えっ? ……そそそ、それはぁ、そのぉ……」
やばい。
さっきまでの俺はどうかしてた。
合法的に女子の裸……じゃなくてストリップショー……でもなくて人体の秘密に迫れることに興奮して、全部ミライにしゃべっちゃってるぅ!
女の裸を見たいなんてとてもじゃないけど言えねぇよ。
なんとか誤魔化さないと、また土変態男って罵られかねない。
でも、このまま帰って人体の秘密の勉強機会を逃すという選択肢は絶対に取りたくない。
「え、まさか、誠道さん……」
ジト目のミライに詰め寄られる。
「いや、だからぁ、その……ね、ははは」
「「「うおおおおおおおおおお!!!」」」
そのとき、野郎どもの野太い熱狂の声が響き渡った。
しまった。
もうストリップショーがはじまったのか?
早く最前列に行かないと。
「ミライっ! すまん!」
俺はミライを押しのけて、舞台に群がる男どもの中に突入を――。
「みんなぁ! 今日は私、グランダラのさいかわ乙女系アイドル、ホンアちゃんのライブに来てくれて、どうもありがとう!!」
「「「うおおおぉおお!! ラブリーエンジェル、ホンアちゃーん!!」」」
「ただのアイドルのライブかよ!」
舞台の中心から声を飛ばしたのは、可愛らしいピンクのフリルのついたワンピース――もちろんスカートは膝上――に、真っ白のタイツをはいた、水色の長髪が特徴の女性アイドルだった。
失望した。
俺、失望したよ!
疑問を呈したミライに、俺は声高に主張する。
「だってここには、男しか集まっていないからねっ!」
舞台を囲むようにして密集している人だかりを指さす。
どこを見ても、男、男、むさくるしく鼻息荒い男ばかり。
しかも、みんななんとかして最前列に行こうと躍起になっている。
「たしかに、男しかいませんね」
「ああ、どうして気がつかなかったんだろう。危うくこんな絶好の機会をスルーするところだ。ってか早くしないと。俺もこの男どもの中に突入しないと!」
はやる気持ちが抑えられない。
絶対に負けられない戦いがそこにはある。
だってそうでしょ?
男ならこの気持ちがわかるでしょ?
……え、まだこんな簡単な謎解きがわからないって?
ヒントは二つ。
一つ目は、ここ二日間、女性が裸になる系の公演がここで行われているということ。
二つ目は、観衆が男ばかりだということ。
もうわかったよね。
つまり!
今日も女性が裸になる系の公演が行われるから、こうして男ばかりが集まっているというわけさ!!
「誠道さん? いきなり男の人だかりを見て興奮してなにを……えっ? 誠道さん……まさか、あなたって人は」
ミライもようやく気づいたようだ。
顔を赤く染めて、俺と群衆を交互に見ながら。
「もうすでに二丁目系オカマ男子だったんですね」
「なに勘違いしてんだ! 二丁目オカマ系男子ってなんだよ!」
「大丈夫です。私はどんな誠乃小路道代さんも受け入れますから。誠道グランディーバさんが本当の自分自身を受け入れたのと同じように」
「人の名前を勝手におネェっぽくすんな! 俺は女子が好きだよ!」
「でも嬉々として男の人だかりを指差して、そんなに興奮して、突入したいって」
「違うから! 誤解する状況揃ってるけど違うから!」
「じゃあ、一体どうしてなんですか?」
「えっ? ……そそそ、それはぁ、そのぉ……」
やばい。
さっきまでの俺はどうかしてた。
合法的に女子の裸……じゃなくてストリップショー……でもなくて人体の秘密に迫れることに興奮して、全部ミライにしゃべっちゃってるぅ!
女の裸を見たいなんてとてもじゃないけど言えねぇよ。
なんとか誤魔化さないと、また土変態男って罵られかねない。
でも、このまま帰って人体の秘密の勉強機会を逃すという選択肢は絶対に取りたくない。
「え、まさか、誠道さん……」
ジト目のミライに詰め寄られる。
「いや、だからぁ、その……ね、ははは」
「「「うおおおおおおおおおお!!!」」」
そのとき、野郎どもの野太い熱狂の声が響き渡った。
しまった。
もうストリップショーがはじまったのか?
早く最前列に行かないと。
「ミライっ! すまん!」
俺はミライを押しのけて、舞台に群がる男どもの中に突入を――。
「みんなぁ! 今日は私、グランダラのさいかわ乙女系アイドル、ホンアちゃんのライブに来てくれて、どうもありがとう!!」
「「「うおおおぉおお!! ラブリーエンジェル、ホンアちゃーん!!」」」
「ただのアイドルのライブかよ!」
舞台の中心から声を飛ばしたのは、可愛らしいピンクのフリルのついたワンピース――もちろんスカートは膝上――に、真っ白のタイツをはいた、水色の長髪が特徴の女性アイドルだった。
失望した。
俺、失望したよ!
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