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第6章 4 運命とミライとゲーム
にんき、ぷれみあ
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それからも俺は、この闇落ちリアルマネー人生デスゲームになんとか食らいついていた。
サイコロを振って新たなマスに到着するたび、新たなメンタルブレイク文章を読まされ、まるで俺自身がつらい現実に直面したかのように錯覚し、心底に落ち込んでしまうという悪循環。
メンタルブレイクマスにしか止まらないということは、文章の最後がすべて、ショックで散財、散財、散財祭り。
ミライが止まるマスも、
『なんやかんやあってショックで散財』
『でも意外と楽しかったのでまた散財』
『お金を使ううちに、お金を使うのが私の趣味だと気がついて散財』
『人生とはお金を使うこと! が座右の銘になり散財』
『散在することは悪いことではない! 散財!』
と、最終的に散財となるマスばかりで……このままじゃ俺たちのリアルマネーは減るばかり。
「ってこのゲームのマス、全部散財マスじゃねぇか!」
しかもミライの思考をそのままトレースしたようなマスばかり、ふざけんじゃねぇぞ!
俺は感情そのままに、持っていたサイコロを地面に叩きつける。
出た目は1。
目の前のマスを見てみると。
『あなたは怒りに支配されて物に当たる、つまり持っていたサイコロを投げつけてしまうという愚かな行為に走ってしまった。そして、不運にもそのサイコロが黒塗りの高級車に当たる。なんとか車の修理代の散財だけで事なきを得たが、この愚行を繰り返さないためにアンガーマネジメント講習を受けてみては?』
「はい。そうします。……じゃねぇよ! なんだよこれ! なにやっても散財散財散財ばっかり! やっぱり創流雅楽太の名の通り、ほんまもんのクソゲーオブガラクタじゃねぇか!」
「なにを言っているのですか? 創流雅さんに文句を言うのはお門違いです」
「どこがどうお門違いなんだ? 推しのやることなすことをすべて肯定するやばいファンになってるぞ」
「じゃあ説明しますね」
ミライがごほんと咳払いをする。
「実はこのゲーム、中に入った人、ここでいう誠道さんと私の過去の経験、現状、そこから予測される未来が、マス目に現れるようになっているんです。だってこれはリアルマネー人生ゲームですから」
「リアルはマネーだけじゃなくて人生にもかかってたんかい!」
「はい! 誠道さんの人生をリアルに再現しているのでマイナスばかりなんです! なので責めるなら不幸な人生を背負ったご自身を責めるべきです」
「もっと人生に夢持ちたいんだけど! それでミライが踏むマスがミライの思考をそのままトレースしたものになってたのね!」
じゃあ俺たちこのゲーム、絶対負けるじゃん!
俺とミライなんて、さらなる借金苦にしかならないじゃん。
「まあ、噂によるとちょっとだけマイナス方向に比重を置いている、つまり創流雅さんが儲かるようになってると言われていますが、しょせんは噂ですから。希望を信じて楽しくゲームしましょう!」
「楽しくできるか! なんでこんなぼったくりゲームが人気なんだよ! 品薄でプレミアついてんだよ!」
「にんき? ぷれみあ?」
ミライがはじめて言葉をしゃべる赤ちゃんのように、ゆっくりと繰り返した。
……え?
なんでそんな反応なの?
サイコロを振って新たなマスに到着するたび、新たなメンタルブレイク文章を読まされ、まるで俺自身がつらい現実に直面したかのように錯覚し、心底に落ち込んでしまうという悪循環。
メンタルブレイクマスにしか止まらないということは、文章の最後がすべて、ショックで散財、散財、散財祭り。
ミライが止まるマスも、
『なんやかんやあってショックで散財』
『でも意外と楽しかったのでまた散財』
『お金を使ううちに、お金を使うのが私の趣味だと気がついて散財』
『人生とはお金を使うこと! が座右の銘になり散財』
『散在することは悪いことではない! 散財!』
と、最終的に散財となるマスばかりで……このままじゃ俺たちのリアルマネーは減るばかり。
「ってこのゲームのマス、全部散財マスじゃねぇか!」
しかもミライの思考をそのままトレースしたようなマスばかり、ふざけんじゃねぇぞ!
俺は感情そのままに、持っていたサイコロを地面に叩きつける。
出た目は1。
目の前のマスを見てみると。
『あなたは怒りに支配されて物に当たる、つまり持っていたサイコロを投げつけてしまうという愚かな行為に走ってしまった。そして、不運にもそのサイコロが黒塗りの高級車に当たる。なんとか車の修理代の散財だけで事なきを得たが、この愚行を繰り返さないためにアンガーマネジメント講習を受けてみては?』
「はい。そうします。……じゃねぇよ! なんだよこれ! なにやっても散財散財散財ばっかり! やっぱり創流雅楽太の名の通り、ほんまもんのクソゲーオブガラクタじゃねぇか!」
「なにを言っているのですか? 創流雅さんに文句を言うのはお門違いです」
「どこがどうお門違いなんだ? 推しのやることなすことをすべて肯定するやばいファンになってるぞ」
「じゃあ説明しますね」
ミライがごほんと咳払いをする。
「実はこのゲーム、中に入った人、ここでいう誠道さんと私の過去の経験、現状、そこから予測される未来が、マス目に現れるようになっているんです。だってこれはリアルマネー人生ゲームですから」
「リアルはマネーだけじゃなくて人生にもかかってたんかい!」
「はい! 誠道さんの人生をリアルに再現しているのでマイナスばかりなんです! なので責めるなら不幸な人生を背負ったご自身を責めるべきです」
「もっと人生に夢持ちたいんだけど! それでミライが踏むマスがミライの思考をそのままトレースしたものになってたのね!」
じゃあ俺たちこのゲーム、絶対負けるじゃん!
俺とミライなんて、さらなる借金苦にしかならないじゃん。
「まあ、噂によるとちょっとだけマイナス方向に比重を置いている、つまり創流雅さんが儲かるようになってると言われていますが、しょせんは噂ですから。希望を信じて楽しくゲームしましょう!」
「楽しくできるか! なんでこんなぼったくりゲームが人気なんだよ! 品薄でプレミアついてんだよ!」
「にんき? ぷれみあ?」
ミライがはじめて言葉をしゃべる赤ちゃんのように、ゆっくりと繰り返した。
……え?
なんでそんな反応なの?
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