うさぎのキセル屋

夕霧

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九尾とぬえ

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九尾
煙草と酒と女をこよなく愛する伊達男
ぬしさまが治める山に無断で侵入する者を排除する自警団
基本的にだらし無いが、狐の中ではひときわ強いらしく、他の狐からは首(おびと)と呼ばれている。
細かいことを気にしない兄貴分で人望が厚い

ぬえ
千年以上生きている自称天下の大妖怪。
人の話を聞かない尊大な性格
しかし、ぬえであることを誇りに思っており、理想が高い。そのため、周りとの衝突が尽きない

三尾
九尾に付き従う世話役。
物静かで振り回され気味。
最近破天荒な九尾のおかげでしっぽに禿げができた様子。

キセル屋
キセルを作って売っているうさぎ。
キセルの他にブレンドの刻み煙草、
香炉、お香を作っている。
キセルの掃除や修繕も彼の仕事。
人望が厚く、世話焼き。
べらんめぇ調でしゃべり、喧嘩っ早い江戸っ子
 
+++
 
ぬえ「おいこら!聞いてるのか九尾! 」
 
九尾「おう、これっぽっちも聞いちゃいねぇ」
 
ぬえ「ばっさり切り捨てるんじゃねぇ!年上の話は有難く聞くのが礼儀ってもんだろ!」
 
九尾「ぎゃーぎゃー騒いでる奴の話がタメになるとは思えんからなぁ、年上でもそういう輩は聞かんことにしてる(あくび)」
 
ぬえ「て、てめぇ…俺を怒らせて楽しいか…?」
 
九尾「楽しくはねぇな。面倒なだけだ」
 
ぬえ「なっ!?てめぇ…天下の大妖怪ぬえに向かってその口はなんだ!!」
 
九尾「うるせえっての!耳に響くし、煙草が不味くなったらどうするんだ!」
 
ぬえ「知るか!!んな俗物吸ってるてめぇの責任だろ!」
 
九尾「あ?俗物…?おい、ぬえ。聞き捨てならねぇぞ?俺の煙草が俗物だぁ?もう一遍言ってみやがれ」
 
ぬえ「おう!何遍でも聞かせてやらァ!!煙草や煙管なんぞ、俗物だってなぁ!!そんなチンケなもん咥えてるからてめぇの妖力だって地の底の底におっちんじまってんだよ!!」
 
九尾「んだと!?ごらぁ!!やるってのかぁ!?」
 
ぬえ「なんだよ、やる気だってんなら相手してやるぜ!クソガキ!!」
 
九尾「うるせぇ!!千年以上生きてるくそジジイ妖怪が!!地獄の底の底に落としてやらァ!!」

+++
 
キセル屋「何やら、向こうの山が騒がしいような…」
 
三尾「ただの戯れです。お気になさらず」
 
キセル屋「…あれを戯れで片付けるあんたの精神も強いねぇ…」
 
三尾「もう慣れましたので。侍従(じじゅう)の香り袋を一つお願いします」
 
キセル屋「はいよ。胃に穴が開かないようにな」
 
三尾「ああ、その点はご安心を。三つある尻尾のうち、1本に禿げが出来てしまったので、胃に穴が開くことはないかと」
 
キセル屋「早急に薬屋に行ってくれ!!」

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