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第一章:新人類
第9話:信念
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放課後、雷志は屋上にいた。
青かった空も今や、鮮やかな茜色に染まっている。
夕陽がゆっくりと山の向こう側へと沈んでいく。
その光景をぼんやりと眺めながら――
「疲れた……」
と、深い溜息を吐いた。
座学の時間は、やはり雷志にとっては苦難でしかなかった。
とにもかくにも、憶えることが多々ある。内容問わずすべてにおいて難解だった。
他よりもずっと遅れが生じているのは致し方なし。だが、生徒たちは毎日のようにこれをこなしている。
(この時代を生きる子どもたちすごすぎるだろう……)
雷志は痛く感心した。
「――、こんなところにいたのかい」
思わず雷志は「げっ」と、あからさまに嫌そうな顔をしてしまった。カナエがやってきた。
「そんなに嫌そうな顔をしなくてもいいじゃないか」
「すまんな。だが、人を実験動物のような目で見てくる輩を俺は好きになれん」
「不快にしたのなら謝るよ。だが、これが私の性分なんだ。理解してもらえると助かるよ」
「なんだかなぁ……」と、雷志は小さく溜息を吐いた。
「それで?」と、改めてカナエのほうを見やった。
彼女がわざわざこうしてきた理由は、今日だけでもう察しがつく。
大方、新手の実験をさせるつもりなのだろう。本来ならば億劫になるところだが、今はそれがちょうどよかった。
「どうせなんかの実験に付き合えっていうんだろう。俺は今度はなにをさせられるんだ?」
「察しがいいね」と、カナエがにっと微笑んだ。
「座学のせいで頭が痛いんだよ。ここは体のほうを思いっきり動かして気分転換するに限る……まさか、座学の類じゃあないだろうな?」
「安心したまえよ。内容は君のお望みとおり身体をうんと動かすタイプさ」
「ならよかった」と、雷志はほっと安堵の息を吐いた。
「ところで、お前はどうしてそんなにあれこれと実験がしたがるんだ?」
道すがら、雷志は何気なくカナエに尋ねた。
「それは当然、この世界には興味が尽きないことだらけだからだよ」
「興味ねぇ。本当にそれだけか?」
知的好奇心が強い娘である。確かにそうなのだろう。
しかしこの時雷志には別の思惑があった。性格云々だけではきっとない、なにかもっと大きな理由が彼女の中にある。
確固たる証拠はない。あえていえば、なんとなく。理由としてこれほど曖昧なものもないが、雷志には自信があった。
「どうしてそう思うんだい?」
カナエがそう尋ね返す。
至って普通の装いとしか思えない彼女だが、雷志はほんの一瞬表情が変わったのを見逃さなかった。
「いやなに、なんとなくそう思っただけだ。知的好奇心もあるんだろう、だが俺はそこにもっと大きな理由があると思った」
実験を受けている時に、それに気付いた。
収集したデータを嬉々として見つめるカナエは狂人そのものだった。
はっきりといえばほんのわずかに恐怖すら憶えてしまうほどに。
ここまで情報に固執する人種は、雷志にははじめての出会いだった。
そうした中で、瞳の奥に力強い輝きが宿っていることにはたと気付く。
何があろうと決して揺らがない輝きは、使命感という名の炎である。雷志はそのように感じた。
「お前にとって情報は単純に知的好奇心を満たすためだけじゃあない。違うか?」
「……古代の人は、心を読める術でもあるのかい?」
驚いた表情を浮かべたカナエ。ただしそこに不快感などの感情は一切ない。
むしろ好意的な印象さえ受ける。
もちろん、カナエがいうような能力は雷志には備わっていない。
(さとりじゃあるまいし)
雷志は苦笑いを浮かべた。
「言っただろう。なんとなくそう思っただけだってな」
「……なるほど。野性的な勘というやつか。これもいいデータが取れそうだねぇ」
「まぁなんでもいいがな」と、雷志は口をそこで閉ざした。
「……聞こうとはしないんだね」と、カナエが口火を切る。
意外そうな顔をする彼女に雷志はそっと息を吐く。
「別に無理をしてまでお前から聞き出そうというつもりは毛頭ない。お前自身が話したいのならともかく、そうでないのらそれで終わりだ。実験で得た情報を悪用しないのであれば、それでいいだろう?」
個人的な情報は余程信頼のおける相手でなければ、むやみやたらにするべきではない。
情報とは時に莫大な価値を生む。たった一つの情報で、それまでの戦況ががらりと転じてしまうことだって少なくはない。
己の立場を危うくさせてしまう可能性だってある。だからこそ情報は極めて重要なのだ。
雷志がそう言うと――
「……私は幼い頃から両親を亡くしてね」
と、カナエがもそりと呟いた。
「……そうか」と、雷志は一言だけ返した。
思いやりのないように思えるかもしれない。
とはいえ、下手な同情は返って相手をも傷付けかねない。
痛みは、当事者にしかわからないいわば特権だ。同じ特権を持たぬ者が同情するのは、それは侮辱にも近しい。
そのため雷志は同情は決してしない。
カナエもそれを察してか、ふっと笑みを浮かべた。
「……原因はもちろんレギオンによるものだがね。その時助けに来てくれたヴァルキュリアのおかげで私は辛うじて生き永らえた。だが、両親は救えなかった。彼女たちは決して悪くはない。悪いのは、その時身に着けていた装備の類さ」
「装備?」
「もっと強い装備があったならば今頃両親は生きていたかもしれない。今だってそう思う時があるよ――だからこそ、私はこう思ったんだ。今よりももっとずっといい装備を作ってやる。それで多くの人を守ってやる、とねぇ」
「そういうことだったのか」
合点がいった。カナエには、カナエなりの正義があった。
それはとても正しいことだ。彼女の正義はこれからもきっと、多くの者の救済となろう。
ならばそこに協力する。これに雷志は異を唱えない。
「そういうことなら手伝ってやる」と、雷志はカナエの頭をくしゃりと撫でた。
小柄な体躯ゆえ、どちらかと言えばユウカと同年代とは思えない。
年端もいかない子どもだ。雷志は大人として、そんな子どもに接した。
「誰かのためにあろうとする。その信条は俺も応援してやる」
「ライシくん――なら、お言葉に甘えてこれまでよりもずっとハードな実験に付き合ってもらうとしようか」
途端に、カナエがにしゃりと不敵に笑った。
誰もが邪だ、そう口を揃えよう笑みに雷志は「しまった」と、思わず言葉にする。
(余計なことは言うべきじゃなかったかもしれないな……)
覆水盆に返らず――応援すると言った手前、それに応えないのは士道に反する。
後悔先に立たずとは、よくいったものだ。雷志は自嘲気味に小さく笑った。
「実は今日の実験についてなんだけどね。私の配信にいっしょに参加してもらおうと思っているんだ」
「え? 今から配信するのか?」
「休日ならともかく、平日の場合に配信をする時視聴者は夜のほうが比較的に多いのだよ。我々ヴァルキュリアの力の源は人々の活気、すなわち正の力だ。それをたくさん得るためなら、夜のほうが効率がいいとは思わないかい?」
「それは、そうだな」と、雷志は納得する。
その時、雷志は「でも大丈夫なのか?」と、カナエに言及した。
視聴者が見たいのはあくまでもアイドルが活躍する姿だ。
そこに男が混ざればどうなるかは容易に察せよう――ユウカの配信がそうだった。
カナエに悪いコメントが送られるのも、雷志としては快く思っていない。
彼女からの提案は、とてもではないが承諾しかねる。
「問題ないさ」
カナエは不敵な笑みを保ったままだ。発した言葉にも絶対的な自信で満ちていた。
「どうしてそうと言い切れる?」
「私の本来の活動はあくまでもヴァルキュリアを支える装備を作ること。それができれば、私に対するコメントなんて路傍の石に等しい価値しかない。それに、主役は君だからねぇ。君ががんばってもらわないと、私としても困るのだよ」
猛烈に嫌な予感がした。
不敵に笑うカナエを目前に雷志は「やっぱり辞退してもいいか?」と、切実に願った。
「承諾すると思うかい?」と、返された言葉は氷のように冷たかった。
青かった空も今や、鮮やかな茜色に染まっている。
夕陽がゆっくりと山の向こう側へと沈んでいく。
その光景をぼんやりと眺めながら――
「疲れた……」
と、深い溜息を吐いた。
座学の時間は、やはり雷志にとっては苦難でしかなかった。
とにもかくにも、憶えることが多々ある。内容問わずすべてにおいて難解だった。
他よりもずっと遅れが生じているのは致し方なし。だが、生徒たちは毎日のようにこれをこなしている。
(この時代を生きる子どもたちすごすぎるだろう……)
雷志は痛く感心した。
「――、こんなところにいたのかい」
思わず雷志は「げっ」と、あからさまに嫌そうな顔をしてしまった。カナエがやってきた。
「そんなに嫌そうな顔をしなくてもいいじゃないか」
「すまんな。だが、人を実験動物のような目で見てくる輩を俺は好きになれん」
「不快にしたのなら謝るよ。だが、これが私の性分なんだ。理解してもらえると助かるよ」
「なんだかなぁ……」と、雷志は小さく溜息を吐いた。
「それで?」と、改めてカナエのほうを見やった。
彼女がわざわざこうしてきた理由は、今日だけでもう察しがつく。
大方、新手の実験をさせるつもりなのだろう。本来ならば億劫になるところだが、今はそれがちょうどよかった。
「どうせなんかの実験に付き合えっていうんだろう。俺は今度はなにをさせられるんだ?」
「察しがいいね」と、カナエがにっと微笑んだ。
「座学のせいで頭が痛いんだよ。ここは体のほうを思いっきり動かして気分転換するに限る……まさか、座学の類じゃあないだろうな?」
「安心したまえよ。内容は君のお望みとおり身体をうんと動かすタイプさ」
「ならよかった」と、雷志はほっと安堵の息を吐いた。
「ところで、お前はどうしてそんなにあれこれと実験がしたがるんだ?」
道すがら、雷志は何気なくカナエに尋ねた。
「それは当然、この世界には興味が尽きないことだらけだからだよ」
「興味ねぇ。本当にそれだけか?」
知的好奇心が強い娘である。確かにそうなのだろう。
しかしこの時雷志には別の思惑があった。性格云々だけではきっとない、なにかもっと大きな理由が彼女の中にある。
確固たる証拠はない。あえていえば、なんとなく。理由としてこれほど曖昧なものもないが、雷志には自信があった。
「どうしてそう思うんだい?」
カナエがそう尋ね返す。
至って普通の装いとしか思えない彼女だが、雷志はほんの一瞬表情が変わったのを見逃さなかった。
「いやなに、なんとなくそう思っただけだ。知的好奇心もあるんだろう、だが俺はそこにもっと大きな理由があると思った」
実験を受けている時に、それに気付いた。
収集したデータを嬉々として見つめるカナエは狂人そのものだった。
はっきりといえばほんのわずかに恐怖すら憶えてしまうほどに。
ここまで情報に固執する人種は、雷志にははじめての出会いだった。
そうした中で、瞳の奥に力強い輝きが宿っていることにはたと気付く。
何があろうと決して揺らがない輝きは、使命感という名の炎である。雷志はそのように感じた。
「お前にとって情報は単純に知的好奇心を満たすためだけじゃあない。違うか?」
「……古代の人は、心を読める術でもあるのかい?」
驚いた表情を浮かべたカナエ。ただしそこに不快感などの感情は一切ない。
むしろ好意的な印象さえ受ける。
もちろん、カナエがいうような能力は雷志には備わっていない。
(さとりじゃあるまいし)
雷志は苦笑いを浮かべた。
「言っただろう。なんとなくそう思っただけだってな」
「……なるほど。野性的な勘というやつか。これもいいデータが取れそうだねぇ」
「まぁなんでもいいがな」と、雷志は口をそこで閉ざした。
「……聞こうとはしないんだね」と、カナエが口火を切る。
意外そうな顔をする彼女に雷志はそっと息を吐く。
「別に無理をしてまでお前から聞き出そうというつもりは毛頭ない。お前自身が話したいのならともかく、そうでないのらそれで終わりだ。実験で得た情報を悪用しないのであれば、それでいいだろう?」
個人的な情報は余程信頼のおける相手でなければ、むやみやたらにするべきではない。
情報とは時に莫大な価値を生む。たった一つの情報で、それまでの戦況ががらりと転じてしまうことだって少なくはない。
己の立場を危うくさせてしまう可能性だってある。だからこそ情報は極めて重要なのだ。
雷志がそう言うと――
「……私は幼い頃から両親を亡くしてね」
と、カナエがもそりと呟いた。
「……そうか」と、雷志は一言だけ返した。
思いやりのないように思えるかもしれない。
とはいえ、下手な同情は返って相手をも傷付けかねない。
痛みは、当事者にしかわからないいわば特権だ。同じ特権を持たぬ者が同情するのは、それは侮辱にも近しい。
そのため雷志は同情は決してしない。
カナエもそれを察してか、ふっと笑みを浮かべた。
「……原因はもちろんレギオンによるものだがね。その時助けに来てくれたヴァルキュリアのおかげで私は辛うじて生き永らえた。だが、両親は救えなかった。彼女たちは決して悪くはない。悪いのは、その時身に着けていた装備の類さ」
「装備?」
「もっと強い装備があったならば今頃両親は生きていたかもしれない。今だってそう思う時があるよ――だからこそ、私はこう思ったんだ。今よりももっとずっといい装備を作ってやる。それで多くの人を守ってやる、とねぇ」
「そういうことだったのか」
合点がいった。カナエには、カナエなりの正義があった。
それはとても正しいことだ。彼女の正義はこれからもきっと、多くの者の救済となろう。
ならばそこに協力する。これに雷志は異を唱えない。
「そういうことなら手伝ってやる」と、雷志はカナエの頭をくしゃりと撫でた。
小柄な体躯ゆえ、どちらかと言えばユウカと同年代とは思えない。
年端もいかない子どもだ。雷志は大人として、そんな子どもに接した。
「誰かのためにあろうとする。その信条は俺も応援してやる」
「ライシくん――なら、お言葉に甘えてこれまでよりもずっとハードな実験に付き合ってもらうとしようか」
途端に、カナエがにしゃりと不敵に笑った。
誰もが邪だ、そう口を揃えよう笑みに雷志は「しまった」と、思わず言葉にする。
(余計なことは言うべきじゃなかったかもしれないな……)
覆水盆に返らず――応援すると言った手前、それに応えないのは士道に反する。
後悔先に立たずとは、よくいったものだ。雷志は自嘲気味に小さく笑った。
「実は今日の実験についてなんだけどね。私の配信にいっしょに参加してもらおうと思っているんだ」
「え? 今から配信するのか?」
「休日ならともかく、平日の場合に配信をする時視聴者は夜のほうが比較的に多いのだよ。我々ヴァルキュリアの力の源は人々の活気、すなわち正の力だ。それをたくさん得るためなら、夜のほうが効率がいいとは思わないかい?」
「それは、そうだな」と、雷志は納得する。
その時、雷志は「でも大丈夫なのか?」と、カナエに言及した。
視聴者が見たいのはあくまでもアイドルが活躍する姿だ。
そこに男が混ざればどうなるかは容易に察せよう――ユウカの配信がそうだった。
カナエに悪いコメントが送られるのも、雷志としては快く思っていない。
彼女からの提案は、とてもではないが承諾しかねる。
「問題ないさ」
カナエは不敵な笑みを保ったままだ。発した言葉にも絶対的な自信で満ちていた。
「どうしてそうと言い切れる?」
「私の本来の活動はあくまでもヴァルキュリアを支える装備を作ること。それができれば、私に対するコメントなんて路傍の石に等しい価値しかない。それに、主役は君だからねぇ。君ががんばってもらわないと、私としても困るのだよ」
猛烈に嫌な予感がした。
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