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第二章:生きた化石系配信者、爆誕!
第15話:ダンジョン配信は異常から
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漆黒の空にきれいな月がぽっかりと浮かんでいる。
雷志は件のダンジョンへと赴いた。
そびえたつ岩肌に大きな空洞ができている。
元々ここにはそのようなものはなかった――ダンジョンなのは確実だろう。
一寸先は闇で、明かりを照らしても奥まではわからない。想像していたよりもずっと深いようだ。
「さてと、それじゃあ早速始めていくか」と、雷志はデバイスに向かって口火を切った。
傍らにはユウカとカナエの姿もある。
アイドルとしての装いは実に個性的で、それでいて雷志はいぶかし気な顔をしてしまう。
ひらひらとした裾に明らかな軽装はおよそ、戦場に挑む者の装いではない。
とはいえ、れっきとした戦装束でもあるのだから酔狂と思う他ない。
これも考え方が古臭いだけなのかもしれない。雷志はそう思った。未来はずっと最先端を進んでいる。
「そういえば、今更ながら配信のあいさつというものを考えてきたぞ」
「あ、それけっこう気になってました。どんな奴にするんですか?」
「ふむ、あいさつは基本中の基本。そして個性を表現する一歩でもあるからねぇ」
「いくつか候補があるんだが……まず、お前たちみたいにこんユウカ、とかはちょっと俺らしくないだろう?」
「確かに」と、カナエが深く頷いた。
別段、挨拶についてはさほど興味がなかった。もっといえば、なんでもよかった。
その考えがここ最近、彼の中でがらりと変わる出来事があった――とある視聴者からの何気ないコメントである。
この配信ならではのあいさつがしたい――少なからず雷志にもファンができた。
ファンからの要望には、可能な限り応えたい。
「――、ということで俺が考えた、俺らしい挨拶は……これだ」
ぱちん、とそれは小気味よく鳴った。
「金打」と、雷志は言葉を発する。
ユウカとカナエがぽかんとした様子で小首をひねっていた。
「えっと、ライシさん。今のはなんですか?」
「刀を少しだけ出して納めただけの動作だが……」
「今のは金打と言ってだな。侍が誓いを立てる時にする儀式みたいなものだ」
未来の世界でこの文化はそもそも存在していないらしい。
絶対不変の誓いを立てる時、侍はこうして金打を行った。
雷志が立てる誓いとは、今日の配信が誰かのためになれるよう心掛けるというもの。
まさに自分らしさが表れている。雷志はそう信じて疑わなかった。
「なんだか地味だね」と、カナエが心ないことをきっぱりという。
「侍の文化に触れられているんだぞ?」と、負けじと返す。
【お、おう。せやな】
【ワイはえぇと思うで。うん】
【めっちゃかっこいいっす! 惚れました!(^ω^)】
【ま、まぁいいんとちゃうかな?】
コメントのほうも反応はいまいちなようである。
「とにかく! 今日からこれが俺の配信でのあいさつだ! それよりも今日は早速ダンジョン攻略をしていくぞ!」
「あ、待って下さいよライシさん!」
「やれやれ、拗ねてしまうとはまだまだ君も子どもだねぇ」
周囲から散々揶揄されながらも、雷志はダンジョンへと身を投じた。
「――、さて。さっそくダンジョンに入ったわけだが……」
ダンジョンの構造は至って単純だった。
広々した空間に道がどこまでもまっすぐと伸びているだけ。
終点は未だ見えず。延々と変わり映えしない光景に飽きが生じ始める。
視聴者にとっても、これほど退屈極まりない光景もないだろう。
(いい加減、なにか起きてくれないか……?)
不謹慎ではあるが、しかしこう思わずにはいられなかった。
もしかすると、そもそもダンジョンですらなかったのではないか。
そんな考えがふと、脳裏によぎった――正に同時だった。
「光だ」と、雷志に活力が戻る。
距離にすればまだ少しあるが、それでも確かに眩い光が視界に入った。
これにはユウカたちの顔にも笑顔が浮かぶ。ようやくこの薄暗く退屈な景色と別れられる。嬉しくないはずがない。
自然と駆け足となり、ついに雷志たちはそのまばゆい光を潜った。
「これが……ダンジョンなのか?」と、雷志は思わず目をぎょっと丸くする。
「なんだか、随分と広いというか……変わった場所ですね」
「ふむ、見た感じ宗教的なものを感じるが……助手君? どうかしたのかい?」
「俺は、夢でも見ているのか?」と、雷志はたまらず頬をぎゅっと強く抓る。
何故ならば、目の前に広がる光景は雷志には大変馴染み深いものだったから。
言うなればここは、過去の世界である。元の時代に戻ってきたのではないか。そう雷志が思うのも無理はなかった。
「ここは、浄流寺だ」
「ジョウリュウ寺?」と、ユウカが不可思議そうな顔を示す。
彼女たちはおろか、視聴者でさえも雷志が驚愕する真意を理解しきれていない。
「簡単にいうと、これは俺が生きた時代にあった寺なんだよ」
そこまでいってようやく、事態を把握したようだ。
「えっ!? じゃ、じゃあここはライシさんがいた時代ってことですか!?」
「なんと!? そんなことがありえるのかい!?」
「今までこんなことはなかったのか!?」
「い、いえ! こんなケースは今まで一度だってなかったですよ!」
ユウカはいつになく真剣である。
コメントのほうでも、また違った意味で盛り上がっていた。
【は? そんなことありえるの?】
【でも、言われてみたら確かにこんな場所のダンジョンって今までなかったかも】
【おいおい、歴史的瞬間に立ち会ってるんじゃねこれ!】
【早速ネットニュースになってる!】
これは紛れもなく異常事態である。
コメントにも配信を中断をしたほうがよいのではないか、というものがちらほらとあった。
視聴者の反応は、きっと正しい。予測不可能な事態を前にして挑むのは軽率である。
もちろん調査は必要だ。そのための人員がたったの三名では、不足にも程があろう。
もっとたくさんの人員がいる。雷志は理解を示し、だが足は前へと進む。
「ユウカ、カナエ、お前たちは外に出ろ。これはおそらく、俺の問題だ」
雷志はそう口火を切った。
「こんな構造になっているのは、単なる偶然じゃあるまい。そしてここは浄流寺であって、そうじゃない」
雰囲気こそ似ているが、まったくの別物だ。雷志はそう結論を下した。
とはいえ、過去に戻ったと錯覚させるほどの光景には必ずなにかしらの理由がある。
そこまでは現時点ではまだ、はっきりと断言することは難しい。
しかし雷志にはある確信があった――これにはきっと、自分が起因しているに違いあるまい、と。
「ユウカ、カナエ。お前たちは先に戻れ。俺はこのダンジョンの調査を始める」
これは二人にはあまりにも荷が重すぎる。そう判断したがための指示だった。
とはいえ、彼女たちはダンジョン配信については先輩だ。ずっと経験もある。
ならば当然、初心者である雷志の言葉を素直に従おうはずもなく。
「な、それならライシさんもですよ!」
「彼女の言うとおりだ。予想外の事態ならば撤退して戦略を練り直すべきだ」
「……そうするのが正しいんだろうな。だが、どうやらそうはさせてくれないみたいだぞ」
雷志の視線の先――おどろおどろしい姿をした一団がぞろぞろとやってきた。
レギオン――造形は、あの時目にしたものとまったく同じ。
地獄の足軽集団を目前に雷志の口角がくっと吊り上がった。
ようやく刺激のほうからやってきてくれたようだ。
合戦を経験している雷志にとってたった三十程度では準備運動ぐらいが関の山だった。
欲を言えば、少々物足りないぐらいではある。雷志は腰の大刀をすらりと抜く。
「……俺は撤退しろと言ったはずだが?」と、雷志は前を向いたままそう言った。
左右にはそれぞれ、ユウカとカナエがいた。
それぞれ得物を手にして、しっかりと臨戦態勢である。
「ライシさんだけを一人置いていくなんて、そんなことしませんよ」
「貴重な助手兼実験体がいなくなってしまうのは、私も避けたいからねぇ」
「……好きにしろ――くるぞ!」
異形の足軽たちが一斉に攻めてきた。
雷志は件のダンジョンへと赴いた。
そびえたつ岩肌に大きな空洞ができている。
元々ここにはそのようなものはなかった――ダンジョンなのは確実だろう。
一寸先は闇で、明かりを照らしても奥まではわからない。想像していたよりもずっと深いようだ。
「さてと、それじゃあ早速始めていくか」と、雷志はデバイスに向かって口火を切った。
傍らにはユウカとカナエの姿もある。
アイドルとしての装いは実に個性的で、それでいて雷志はいぶかし気な顔をしてしまう。
ひらひらとした裾に明らかな軽装はおよそ、戦場に挑む者の装いではない。
とはいえ、れっきとした戦装束でもあるのだから酔狂と思う他ない。
これも考え方が古臭いだけなのかもしれない。雷志はそう思った。未来はずっと最先端を進んでいる。
「そういえば、今更ながら配信のあいさつというものを考えてきたぞ」
「あ、それけっこう気になってました。どんな奴にするんですか?」
「ふむ、あいさつは基本中の基本。そして個性を表現する一歩でもあるからねぇ」
「いくつか候補があるんだが……まず、お前たちみたいにこんユウカ、とかはちょっと俺らしくないだろう?」
「確かに」と、カナエが深く頷いた。
別段、挨拶についてはさほど興味がなかった。もっといえば、なんでもよかった。
その考えがここ最近、彼の中でがらりと変わる出来事があった――とある視聴者からの何気ないコメントである。
この配信ならではのあいさつがしたい――少なからず雷志にもファンができた。
ファンからの要望には、可能な限り応えたい。
「――、ということで俺が考えた、俺らしい挨拶は……これだ」
ぱちん、とそれは小気味よく鳴った。
「金打」と、雷志は言葉を発する。
ユウカとカナエがぽかんとした様子で小首をひねっていた。
「えっと、ライシさん。今のはなんですか?」
「刀を少しだけ出して納めただけの動作だが……」
「今のは金打と言ってだな。侍が誓いを立てる時にする儀式みたいなものだ」
未来の世界でこの文化はそもそも存在していないらしい。
絶対不変の誓いを立てる時、侍はこうして金打を行った。
雷志が立てる誓いとは、今日の配信が誰かのためになれるよう心掛けるというもの。
まさに自分らしさが表れている。雷志はそう信じて疑わなかった。
「なんだか地味だね」と、カナエが心ないことをきっぱりという。
「侍の文化に触れられているんだぞ?」と、負けじと返す。
【お、おう。せやな】
【ワイはえぇと思うで。うん】
【めっちゃかっこいいっす! 惚れました!(^ω^)】
【ま、まぁいいんとちゃうかな?】
コメントのほうも反応はいまいちなようである。
「とにかく! 今日からこれが俺の配信でのあいさつだ! それよりも今日は早速ダンジョン攻略をしていくぞ!」
「あ、待って下さいよライシさん!」
「やれやれ、拗ねてしまうとはまだまだ君も子どもだねぇ」
周囲から散々揶揄されながらも、雷志はダンジョンへと身を投じた。
「――、さて。さっそくダンジョンに入ったわけだが……」
ダンジョンの構造は至って単純だった。
広々した空間に道がどこまでもまっすぐと伸びているだけ。
終点は未だ見えず。延々と変わり映えしない光景に飽きが生じ始める。
視聴者にとっても、これほど退屈極まりない光景もないだろう。
(いい加減、なにか起きてくれないか……?)
不謹慎ではあるが、しかしこう思わずにはいられなかった。
もしかすると、そもそもダンジョンですらなかったのではないか。
そんな考えがふと、脳裏によぎった――正に同時だった。
「光だ」と、雷志に活力が戻る。
距離にすればまだ少しあるが、それでも確かに眩い光が視界に入った。
これにはユウカたちの顔にも笑顔が浮かぶ。ようやくこの薄暗く退屈な景色と別れられる。嬉しくないはずがない。
自然と駆け足となり、ついに雷志たちはそのまばゆい光を潜った。
「これが……ダンジョンなのか?」と、雷志は思わず目をぎょっと丸くする。
「なんだか、随分と広いというか……変わった場所ですね」
「ふむ、見た感じ宗教的なものを感じるが……助手君? どうかしたのかい?」
「俺は、夢でも見ているのか?」と、雷志はたまらず頬をぎゅっと強く抓る。
何故ならば、目の前に広がる光景は雷志には大変馴染み深いものだったから。
言うなればここは、過去の世界である。元の時代に戻ってきたのではないか。そう雷志が思うのも無理はなかった。
「ここは、浄流寺だ」
「ジョウリュウ寺?」と、ユウカが不可思議そうな顔を示す。
彼女たちはおろか、視聴者でさえも雷志が驚愕する真意を理解しきれていない。
「簡単にいうと、これは俺が生きた時代にあった寺なんだよ」
そこまでいってようやく、事態を把握したようだ。
「えっ!? じゃ、じゃあここはライシさんがいた時代ってことですか!?」
「なんと!? そんなことがありえるのかい!?」
「今までこんなことはなかったのか!?」
「い、いえ! こんなケースは今まで一度だってなかったですよ!」
ユウカはいつになく真剣である。
コメントのほうでも、また違った意味で盛り上がっていた。
【は? そんなことありえるの?】
【でも、言われてみたら確かにこんな場所のダンジョンって今までなかったかも】
【おいおい、歴史的瞬間に立ち会ってるんじゃねこれ!】
【早速ネットニュースになってる!】
これは紛れもなく異常事態である。
コメントにも配信を中断をしたほうがよいのではないか、というものがちらほらとあった。
視聴者の反応は、きっと正しい。予測不可能な事態を前にして挑むのは軽率である。
もちろん調査は必要だ。そのための人員がたったの三名では、不足にも程があろう。
もっとたくさんの人員がいる。雷志は理解を示し、だが足は前へと進む。
「ユウカ、カナエ、お前たちは外に出ろ。これはおそらく、俺の問題だ」
雷志はそう口火を切った。
「こんな構造になっているのは、単なる偶然じゃあるまい。そしてここは浄流寺であって、そうじゃない」
雰囲気こそ似ているが、まったくの別物だ。雷志はそう結論を下した。
とはいえ、過去に戻ったと錯覚させるほどの光景には必ずなにかしらの理由がある。
そこまでは現時点ではまだ、はっきりと断言することは難しい。
しかし雷志にはある確信があった――これにはきっと、自分が起因しているに違いあるまい、と。
「ユウカ、カナエ。お前たちは先に戻れ。俺はこのダンジョンの調査を始める」
これは二人にはあまりにも荷が重すぎる。そう判断したがための指示だった。
とはいえ、彼女たちはダンジョン配信については先輩だ。ずっと経験もある。
ならば当然、初心者である雷志の言葉を素直に従おうはずもなく。
「な、それならライシさんもですよ!」
「彼女の言うとおりだ。予想外の事態ならば撤退して戦略を練り直すべきだ」
「……そうするのが正しいんだろうな。だが、どうやらそうはさせてくれないみたいだぞ」
雷志の視線の先――おどろおどろしい姿をした一団がぞろぞろとやってきた。
レギオン――造形は、あの時目にしたものとまったく同じ。
地獄の足軽集団を目前に雷志の口角がくっと吊り上がった。
ようやく刺激のほうからやってきてくれたようだ。
合戦を経験している雷志にとってたった三十程度では準備運動ぐらいが関の山だった。
欲を言えば、少々物足りないぐらいではある。雷志は腰の大刀をすらりと抜く。
「……俺は撤退しろと言ったはずだが?」と、雷志は前を向いたままそう言った。
左右にはそれぞれ、ユウカとカナエがいた。
それぞれ得物を手にして、しっかりと臨戦態勢である。
「ライシさんだけを一人置いていくなんて、そんなことしませんよ」
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