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第一章:暗殺系お姉様
第4話:なにやってるんだろうなぁ、俺……
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昼時の食堂は、多くの生徒でわいわいと賑わっていた。
ここでは、年齢も学年も一切関係ない。
全生徒たちが思い思いに、わいわいと談笑しながら食事をしている。
物珍しい光景だった。
黙々と食事をする傍らでハルカはそんなことを、ふと思う。
日ノ本の食卓は、どちらかといえばすごく静かなほうだった。
会話も特になく、目前にある料理を心から感謝すると共に堪能する。
それが感謝の表れである――らしい。どうしてするのかまでは知らない。
「ハルカさん、お食事どうですか?」
「えぇ、問題ないですよ。ここの食事はとてもおいしいですね」
強いて言うのなら、米が食べたかった。
日ノ本の人間ならばやはり、米があってこそである。
すかすかとしたパンも、食べれなくはない。個人的にあまり好きじゃないだけ。
「ところで」
ハルカは改めてそれを見やった。
「どうかしましたか?」
エルトルージェがはて、とかわいらしく小首をひねる。
無自覚なのが末恐ろしい。彼女は現在、とんでもないことをしている。
「それ、本当に食べきれるんですか?」
聖アントニウス学園の食事は基本ビッフェ形式となっている。
つまり、どんな料理も好きなだけ食べ放題なのだ。
とはいえ、ここはいわゆるお嬢様学校。貴族の出身も多いし、なにより等しく育ちがいい。
エルトルージェは、どうやら例外的存在だったらしい。
皿の上に載ったパスタは高さ1mほどの山をそこに形成していた。
明らかに、一人が食すには不相応極まりない。ましてやエルトルージェは小柄だ。
多く食べるイメージからあまりにもかけ離れすぎている。
「はい、これぐらい全然余裕です。それに、最近ダイエット中だからいつもより量を減らしているぐらいなんですよ?」
「はぁ……」
ダイエットと断言する神経はある意味で図太い。
唖然とするハルカを他所に、おいしそうにパスタを食べていくエルトルージェ。
速さこそゆったりとしているものの、フォークに滞りは一切ない。
「――、ちょっとあなたたち」
「ん?」
不意に声をかけてきたのは、あのコイン探しの相手だった。
確か、名前はゲルテだったはず。
それはさておき。
どういうわけか、彼女たちの表情がやけに険しい。
こちらに向いた眼差しにも、明確な敵意がこれでもかと宿っている。
なにか、気に障るようなことでもしてしまったのだろうか。
ハルカははて、と小首をひねった。
「あなた、転入生でしたわよね?」
「えぇ、そうですが」
「あなたは、まぁいいですわ。それよりもあなた!」
「ふぇ!?」と、突然の指名に間の抜けた声をもらすエルトルージェ。
頬はぱんぱんに膨れて、さながらリスのようである。
はしたない。この時ばかりは、全生徒たちと気持ちが一つになった気がした。
「いったいどんな卑怯な手を使ったのですか!?」
「卑怯、というのは?」
「あぁ、かわいそうに。あなたは何も知らないのですね――そこにいるエルトルージェさんは、早い話が落ちこぼれ。入学してからまともに魔法が使えず、同室者だった娘の足をいつも引っ張るお荷物さん……」
「それなのに、コインを見つけられるなんてなにか不正をしたに決まっていますわ!」
「……ッ」
「なるほど」
ようやく合点がいった。
魔法が使えない、それはここに通う者にとって致命的だ。
むしろよく、入学することができたとさえも本気で思う。
まさか賄賂でも使ったのでは、と……そんな疑いすらもっても致し方ない。
「わ、私はなにも……」
「ところで転入生の、えっと……」
「ハルカです」
「そう、ハルカさん。あなたが今回コインを見つけたのですよね?」
「えぇ」
これについては嘘偽りの類は一切ない。すべて事実だ。
もっとも、魔法ではなく経験と技術によるものではあるけれど。
あの程度なら、魔法があったとしても必要すらなかった。
むしろ逆にこの娘たちはもっと、上手に隠すべきだった。
自分ならもっと、こう――とそこまで思考して中断する。
すこぶるどうでもいい。ハルカは内心で自嘲気味に小さく笑う。
ここへはあくまでも仕事のためにきた。それ以外の価値は路傍の石も同じだ。
「よかったらこの後、私たちと魔法について勉強しませんか?」
「日ノ本の魔法がどのようなものか、わたくし興味がありますの」
「私は――」
「だ、駄目です!」
これまでずっと俯いていたエルトルージェが、突然口火を切った。
目頭には涙が浮かび、顔もやや赤い。
しかし彼女たちを見据える眼差しは、今日一番力強いものを感じさせる。
揺らぎない決意である。エルトルージェは自らの想いを言葉にして紡いだ。
「ハ、ハルカさんは私のパートナーです! 勝手なことを言わないでください!」
「はぁ? パートナーって……あなた、自分の立場をきちんと弁えたほうがいいんじゃなくて?」
「パートナーというのは、お互いを支え合ってこそはじめて成立するもの。魔法もろくに使えないあなたは片方にとってお荷物にすぎませんわ」
「そ、それでもだめです! やっと、やっと私にもパートナーができたのに……」
「…………」
「そこまでおっしゃるのなら、ここは一つワルキューレダンスではっきりさせませんか?」
「ワルキューレダンス?」
聞きなれない言葉だ。ハルカははて、と小首をひねった。
だがこの言葉を口にした途端、周囲から何故か忍び笑いが起きた。
どれも好意的ではない。エルトルージェに向くそれはすべてが嘲笑だ。
ここから察するに、きっとろくでもないことを彼女たちはしようとしている。ハルカはそう思った。
「あぁ、ハルカさんがご存じないのは当然ですわね」
「ここ聖アントニウス学園において、ワルキューレダンスとは由緒ある儀式……わかりやすくいえば、決闘ですわ」
「なるほど。下手にいざこざを起こすぐらいなら、正式な決闘で白黒をつけろということですね」
「えぇ、そのとおりです――さて、エルトルージェさん。これまではあなたが、落ちこぼれなりに過ごしていたから特に言及しませんでしたが、わたくしたちに楯突こうとしたのであれば当然、それ相応の覚悟がおありですわね?」
「も、もちろんです……!」
そう答えるエルトルージェだが、次第に口ぶりが弱弱しくなっていく。
「なら、受けられますわよね?」
「い、いいですよ! 受けて立ちます!」
「なら決まりですわね。日時は――」
「あ、少し待ってもらえますか?」
ハルカは静かに挙手する。
「どうされました?」
「決闘、ということはつまり私も出なければいけないってことですよね?」
校則に則るのであれば、決闘であろうとパートナーも参加する必要がある。
心底面倒臭い。それがハルカの本音である。
決闘といっても、元を正せばこれは単なる子どもの喧嘩でしかない。
そこに大人が加担するなんて、それこそ大人げないし馬鹿らしい。
エルトルージェが劣等生で、周囲が彼女を蔑まなければ無視をしていた。
この娘は、奇しくも私と似たような境遇にいるようだ。
周囲からの蔑視に悔しい思いをした自分がいた。苦汁を舐めてでも強くなりたいと願う自分がいた。
エルトルージェは、とてもよく似ている。ハルカはそう思った。
「まぁ、そうなりますわね」
「なら、私はまだこの学園にきて日が浅い。色々と知識などを頭の中に入れたいので一カ月……いえ、一週間の猶予をもらっても?」
「そう、ですわね。いきなり言われても転入したばかりのあなたは、いわば巻き込まれてしまっただけのようなものですし」
「では、一週間ごということで」
「えぇ、それで構いませんわよ」
あっさりと許可が下りた。
本来であれば一週間もの猶予など、ハルカには必要ない。
決闘を受諾した。ならばその時点ですでにもう戦いは始まっている。
「ハ、ハルカさん。あの……」
「エルトルージェさん――あなたに一つだけ尋ねます。今回の決闘、勝ちたいですか?」
「え?」
「答えてください」
「……勝ちたいです」
たった一言、そこにこもった感情は炎のように熱く激しい。
一切の揺らぎがない心情の表れに、ハルカはふっと口角を緩めた。
「――、授業が終わった後、暇はありますか?」
「たくさんあります!」
「結構。それじゃあ今日から一週間でできる限りの対策をしますよ」
自分でもなにをしているんだろう。そう思っては呆れてしまう。
暗殺対象を鍛えようとするなど、実に暗殺者らしくない。
遅かれ早かれ、どうせ殺すのだから意味なんてまったくないのに。
「……やれやれ」
暗殺はもう少し先になりそうだ。ハルカは自嘲気味に鼻で一笑した。
ここでは、年齢も学年も一切関係ない。
全生徒たちが思い思いに、わいわいと談笑しながら食事をしている。
物珍しい光景だった。
黙々と食事をする傍らでハルカはそんなことを、ふと思う。
日ノ本の食卓は、どちらかといえばすごく静かなほうだった。
会話も特になく、目前にある料理を心から感謝すると共に堪能する。
それが感謝の表れである――らしい。どうしてするのかまでは知らない。
「ハルカさん、お食事どうですか?」
「えぇ、問題ないですよ。ここの食事はとてもおいしいですね」
強いて言うのなら、米が食べたかった。
日ノ本の人間ならばやはり、米があってこそである。
すかすかとしたパンも、食べれなくはない。個人的にあまり好きじゃないだけ。
「ところで」
ハルカは改めてそれを見やった。
「どうかしましたか?」
エルトルージェがはて、とかわいらしく小首をひねる。
無自覚なのが末恐ろしい。彼女は現在、とんでもないことをしている。
「それ、本当に食べきれるんですか?」
聖アントニウス学園の食事は基本ビッフェ形式となっている。
つまり、どんな料理も好きなだけ食べ放題なのだ。
とはいえ、ここはいわゆるお嬢様学校。貴族の出身も多いし、なにより等しく育ちがいい。
エルトルージェは、どうやら例外的存在だったらしい。
皿の上に載ったパスタは高さ1mほどの山をそこに形成していた。
明らかに、一人が食すには不相応極まりない。ましてやエルトルージェは小柄だ。
多く食べるイメージからあまりにもかけ離れすぎている。
「はい、これぐらい全然余裕です。それに、最近ダイエット中だからいつもより量を減らしているぐらいなんですよ?」
「はぁ……」
ダイエットと断言する神経はある意味で図太い。
唖然とするハルカを他所に、おいしそうにパスタを食べていくエルトルージェ。
速さこそゆったりとしているものの、フォークに滞りは一切ない。
「――、ちょっとあなたたち」
「ん?」
不意に声をかけてきたのは、あのコイン探しの相手だった。
確か、名前はゲルテだったはず。
それはさておき。
どういうわけか、彼女たちの表情がやけに険しい。
こちらに向いた眼差しにも、明確な敵意がこれでもかと宿っている。
なにか、気に障るようなことでもしてしまったのだろうか。
ハルカははて、と小首をひねった。
「あなた、転入生でしたわよね?」
「えぇ、そうですが」
「あなたは、まぁいいですわ。それよりもあなた!」
「ふぇ!?」と、突然の指名に間の抜けた声をもらすエルトルージェ。
頬はぱんぱんに膨れて、さながらリスのようである。
はしたない。この時ばかりは、全生徒たちと気持ちが一つになった気がした。
「いったいどんな卑怯な手を使ったのですか!?」
「卑怯、というのは?」
「あぁ、かわいそうに。あなたは何も知らないのですね――そこにいるエルトルージェさんは、早い話が落ちこぼれ。入学してからまともに魔法が使えず、同室者だった娘の足をいつも引っ張るお荷物さん……」
「それなのに、コインを見つけられるなんてなにか不正をしたに決まっていますわ!」
「……ッ」
「なるほど」
ようやく合点がいった。
魔法が使えない、それはここに通う者にとって致命的だ。
むしろよく、入学することができたとさえも本気で思う。
まさか賄賂でも使ったのでは、と……そんな疑いすらもっても致し方ない。
「わ、私はなにも……」
「ところで転入生の、えっと……」
「ハルカです」
「そう、ハルカさん。あなたが今回コインを見つけたのですよね?」
「えぇ」
これについては嘘偽りの類は一切ない。すべて事実だ。
もっとも、魔法ではなく経験と技術によるものではあるけれど。
あの程度なら、魔法があったとしても必要すらなかった。
むしろ逆にこの娘たちはもっと、上手に隠すべきだった。
自分ならもっと、こう――とそこまで思考して中断する。
すこぶるどうでもいい。ハルカは内心で自嘲気味に小さく笑う。
ここへはあくまでも仕事のためにきた。それ以外の価値は路傍の石も同じだ。
「よかったらこの後、私たちと魔法について勉強しませんか?」
「日ノ本の魔法がどのようなものか、わたくし興味がありますの」
「私は――」
「だ、駄目です!」
これまでずっと俯いていたエルトルージェが、突然口火を切った。
目頭には涙が浮かび、顔もやや赤い。
しかし彼女たちを見据える眼差しは、今日一番力強いものを感じさせる。
揺らぎない決意である。エルトルージェは自らの想いを言葉にして紡いだ。
「ハ、ハルカさんは私のパートナーです! 勝手なことを言わないでください!」
「はぁ? パートナーって……あなた、自分の立場をきちんと弁えたほうがいいんじゃなくて?」
「パートナーというのは、お互いを支え合ってこそはじめて成立するもの。魔法もろくに使えないあなたは片方にとってお荷物にすぎませんわ」
「そ、それでもだめです! やっと、やっと私にもパートナーができたのに……」
「…………」
「そこまでおっしゃるのなら、ここは一つワルキューレダンスではっきりさせませんか?」
「ワルキューレダンス?」
聞きなれない言葉だ。ハルカははて、と小首をひねった。
だがこの言葉を口にした途端、周囲から何故か忍び笑いが起きた。
どれも好意的ではない。エルトルージェに向くそれはすべてが嘲笑だ。
ここから察するに、きっとろくでもないことを彼女たちはしようとしている。ハルカはそう思った。
「あぁ、ハルカさんがご存じないのは当然ですわね」
「ここ聖アントニウス学園において、ワルキューレダンスとは由緒ある儀式……わかりやすくいえば、決闘ですわ」
「なるほど。下手にいざこざを起こすぐらいなら、正式な決闘で白黒をつけろということですね」
「えぇ、そのとおりです――さて、エルトルージェさん。これまではあなたが、落ちこぼれなりに過ごしていたから特に言及しませんでしたが、わたくしたちに楯突こうとしたのであれば当然、それ相応の覚悟がおありですわね?」
「も、もちろんです……!」
そう答えるエルトルージェだが、次第に口ぶりが弱弱しくなっていく。
「なら、受けられますわよね?」
「い、いいですよ! 受けて立ちます!」
「なら決まりですわね。日時は――」
「あ、少し待ってもらえますか?」
ハルカは静かに挙手する。
「どうされました?」
「決闘、ということはつまり私も出なければいけないってことですよね?」
校則に則るのであれば、決闘であろうとパートナーも参加する必要がある。
心底面倒臭い。それがハルカの本音である。
決闘といっても、元を正せばこれは単なる子どもの喧嘩でしかない。
そこに大人が加担するなんて、それこそ大人げないし馬鹿らしい。
エルトルージェが劣等生で、周囲が彼女を蔑まなければ無視をしていた。
この娘は、奇しくも私と似たような境遇にいるようだ。
周囲からの蔑視に悔しい思いをした自分がいた。苦汁を舐めてでも強くなりたいと願う自分がいた。
エルトルージェは、とてもよく似ている。ハルカはそう思った。
「まぁ、そうなりますわね」
「なら、私はまだこの学園にきて日が浅い。色々と知識などを頭の中に入れたいので一カ月……いえ、一週間の猶予をもらっても?」
「そう、ですわね。いきなり言われても転入したばかりのあなたは、いわば巻き込まれてしまっただけのようなものですし」
「では、一週間ごということで」
「えぇ、それで構いませんわよ」
あっさりと許可が下りた。
本来であれば一週間もの猶予など、ハルカには必要ない。
決闘を受諾した。ならばその時点ですでにもう戦いは始まっている。
「ハ、ハルカさん。あの……」
「エルトルージェさん――あなたに一つだけ尋ねます。今回の決闘、勝ちたいですか?」
「え?」
「答えてください」
「……勝ちたいです」
たった一言、そこにこもった感情は炎のように熱く激しい。
一切の揺らぎがない心情の表れに、ハルカはふっと口角を緩めた。
「――、授業が終わった後、暇はありますか?」
「たくさんあります!」
「結構。それじゃあ今日から一週間でできる限りの対策をしますよ」
自分でもなにをしているんだろう。そう思っては呆れてしまう。
暗殺対象を鍛えようとするなど、実に暗殺者らしくない。
遅かれ早かれ、どうせ殺すのだから意味なんてまったくないのに。
「……やれやれ」
暗殺はもう少し先になりそうだ。ハルカは自嘲気味に鼻で一笑した。
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