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子供達の男子会
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「あ、こっちこっち。これで皆揃ったかな」
「ああ、待たせて悪かったな」
「うん、そんなに待ってないから大丈夫だよ。君も天界から降りてくる許可が出て良かったね」
「ん、最近頑張ってるからって例の神様も結構簡単に許可出してくれた」
「会場も元レジスタンスの料理人さんがやってるレストランのガーデン席貸し出してもらえてよかったね」
「うん、ここ美味しいしね」
「嘗ての仲間達も、元気そうでよかった」
「例の楽師の子は公演で忙しいからって今回は不参加なのが残念だけど、この前会った時は元気そうで良かったよ」
「うん、僕たち基本不死だし、色々あったせいで皆メンタルも強いもんね」
「ああ、そうだな」
「はい、それじゃあ男子会始めようか。皆乾杯」
「「「かんぱーい」」」
「皆それぞれ苦労したけど、今回幹事をやってくれた君も呪いで全身の皮膚が無くて大変だったよね」
「うーん、そうだね。でも他の子みたいに誰かにされた訳じゃないし、生まれた時からそうだったからもう慣れたものだよ。母さんの皮を買ってもらってからはだいぶ楽になれたしさ。君達も焼かれたり全身身売りされちゃったり、虐待はなくても義理の兄弟亡くなっちゃったり大変だったよね」
「まあ身売りされてしばらくはもう最悪だったけど、今は完璧治ったしある意味そのおかげで今の暮らしがあるような物だしいいよ」
「うん、僕も同じだな。この人形の体綺麗で強くて好きだし」
「…俺も、兄弟を亡くしたのは辛いがもう大丈夫だ」
「そっか、それならよかった」
「ぷるぷる」
「うわ、ゼリーかと思ったらこいつスライムの兄弟か」
「あーうん、なんとなく一緒に来たそうだったから連れてきたんだ」
「まあ、言葉は通じなくても悪い子じゃないのはわかるし良いけどね」
「…テレパシーで大体の感情は通じるからな」
「ぷるぷる」
「君も大変な境遇だったけど、明るくて人付き合いがいいから仲のいい兄妹多いもんね」
「ああ、俺も帝王学等は親から学んだが、素の人付き合いはそこまで得意ではないので尊敬するな」
「あー、そういや母さんの結婚した人の妹さんとも、救出直後から交流あって仲良いんだっけね」
「うん、海賊の子もだけどあの子もバラバラにされて大変だったから。酷い目に遭ってすごく落ち込んでたから、僕が励ましてるうちに仲良くなったんだ」
「君もあの頃は、皮が無くて気の毒な姿だったものね」
「うん、ひどい言葉のタトゥーはなるべくフードとかで隠したけど、それでも僕の姿は結構ショックだったみたいで。最初は余計辛いもの見せちゃったかと気まずかったけど、それでだいぶ元気付けられたみたいで良かったよ」
「そっか、それなら良かったな」
「…海賊のあの子とかは自分の姿はショッキング過ぎるだろうからって、彼女の前に姿を出すのは控えてたけど。あの子はレジスタンス内でも有名だし、同じくらいかもっと酷い目に遭ってたヒーラーの子や大魔導士さんの存在も彼女の耳に入って、バラバラにされたけど元通りに戻れた自分はよほど幸運だったって思うようになって、それからはかなり明るくなってくれて良かった」
「うん、あの子や大魔導士さん達も本当気の毒だったけど強くて明るい人達だもんね」
「で、野暮な事聞くけど励ましているうちに良い感じになったりはしなかったのか?」
「うーん、仲はすごい良いけど兄妹みたいな感じでそういう風にはならなかったかな。実際今は義理だけど兄妹になった訳だし」
「そっか、まあそこは自由で良いんじゃないかな」
「そういえば君も、レジスタンスでそういう感じじゃないけどすごく仲良かった男の人いるよね。しかもあの人、天界から身分を隠して参戦してくれたかなり高位の神様だったんだよね」
「あーうん、弓使いのあいつね。俺も戦争終わって打ち明けられた時には驚いたけど。色々遠慮なくタメ口で話しちゃってたし、マズい事したと焦ったね」
「ふふ、君とあの人本当すごく仲良かったもんね。かなり長い期間一緒に戦ってたし」
「あーうん、あいつ結構長い間レジスタンスに居たし、俺も母さんが救出された後だけどスカウトされてそれなりの期間戦ってたし。ただあいつ、元々天界のボンボン育ちだったから良い奴なんだけど相当世間知らずでさ、強いから重宝されてはいたけどだいぶ周囲から浮いてたんだよね。本人気付いてるのか知らないけど一部団員からは嫌がらせされたりしてたしさ」
「ああ、あの人勿論正体は明かせないから普通の人間って事で入隊したけど、魔王統治下のあの世界では珍しく良い家柄の人って設定で来たからね。良くない事だけど苦労して来た人達からしたら、面白く無かったり敵視しちゃう事もあるかもね」
「そうそう、あいつ人間だけど特別に保護されてたすごい家柄とかそんな感じの設定で下界に来たし天然だから苦労して来た大半の団員から目の敵にされてさ。戦闘員なのになぜかトイレ掃除押し付けられたり飲み会ハブられたりとか、そういうしょうもない嫌がらせされてたんだよね」
「うわー、気持ちは分からなくもないけど嫌がらせはダメだよね」
「…俺も引き取られた家柄は良かったが、母君がアレだからそういう虐めに遭った事は無かったな」
「で、ちょうどその頃俺もレジスタンス入りしたんだけどそいつやった事も無いトイレ掃除とか野菜の皮剥きとかさせられてて、全然できてなくて目に余るから俺も手伝ってやったらなんかいつの間にか仲良くなってた」
「あー、そういう事だったんだ」
「君も色々苦労してたから、生活力あるもんね」
「…俺は引き取り先で炊事や雑用をする事は無かったが、レジスタンスに入ってから教えてもらった」
「で、トイレ詰まらせて逆流させたりレンジで卵温めたりとかしてるの見て、思わずバカかお前はって頭どついたりしちゃったんだけど、今思うと相当恐れ多い事してたなと正体聞かされた時青ざめたね」
「あはは、文字通り神をも恐れぬ所業だもんね」
「でも、そういう特別扱いしないで親しくしてくれたのが良かったんだと思うよ」
「ああ、そうだろうな」
「まあ確かにそうだったみたいで結果オーライだったけどな。長い神生でバカと言われたのは始めてだってあいつ笑ってたし」
「うん、戦闘中も息合ってたし、君と雑用こなしてるうちに嫌がらせも減って行ったんじゃないのかな」
「あー、特に酷い嫌がらせしてた連中には俺が不意打ちでデバフ技かけて弱体化させたところで武器突き付けて、つまんない同士討ちしてたらしばくぞって脅してやった」
「あはは、そうだったんだ」
「君も結構やるね」
「でもあいつ実際神なだけあって強いし、弓の腕は確かだったから戦果挙げまくってるうちにそういう嫌がらせしてた奴等も黙って認めるようになってったよ」
「そうか、それなら良かった」
「んでクソ魔王倒して天界に帰るって時に正体明かされたんだけどさ。俺と仲良くてじいさんが地獄に落ちそうな事もそいつ知ってたから、自分が推薦するから神になって貢献すれば、最高神様も少しは免罪してくれるんじゃないかって言ってくれてさ、その通り受ける事にした訳」
「ああ、そういう事だったんだ」
「うん、すごく良いと思うよ。社会貢献頑張って」
「ああ、兄弟の人柄の賜物だな」
「うん、何だかんだでそいつには感謝してるよ。天界に昇った後もそいつよく遊びに来るし。やっぱり弓の神だけあって狩りとかめっちゃ上手いんだよな」
「そうなんだ。戦友って良いよね」
「僕もそれなりにレジスタンスで活躍したから、そういう関係の戦友何人かいるけどね」
「人形の君は最近お付き合いし出した女の子がいるんだっけ」
「うん、まあお互いゆっくりとだけど交流を深めているよ」
「…それは良かった」
「君は終戦後、ご実家の伯爵家に戻ったんだよね」
「ああ。勝手に家を出た事を里親の両親に深く詫びて、今は伯爵家を継いで運営している」
「すごく賢い君ならきっと上手くいくよ。頑張って」
「ああ、ありがとう」
「まあ僕達兄弟基本皆何かしら苦労して来て大変だったけど前向きで常識あるし、皆幸せになれるよね」
「うん、そうだね」
「ああ、そうだな」
「あれ?兄弟くん達ひさしぶり~☆こんな所でなにやってるの?」
「…あ、例外来た」
「…い、インキュバスの子久しぶりだね」
「…お前は仕事帰りか」
「うん、この辺り繁華街でムラムラしてる人も多いからね~。合意の上で良い夢見せてあげて見返りに精気たっぷり吸い取っておいしく頂いてる♡」
「…そ、そうなんだ」
「…君そう言う種族だから仕方ないけど、大声で言われるとちょっと気まずいかな」
「…仕方ないが、公序良俗を考えてくれ」
「あーごめんね、ここ普通のお店だもんね。でもボク兄妹うちでも引かれ気味なのは自覚してるけどこういう飲み会とか男子会ハブられるとちょっと悲しいかも~」
「…ご、ごめんね。僕も仲良い兄弟多いとはいえ500人近い兄弟の連絡先全部は把握してないから、今回は特に親しい子にだけ声かけたんだけどね」
「…さらっと言ったけど改めて考えると兄弟500人いるってすごいよな」
「…うん、出自がアレだから仕方ないけど間違いなく世界記録だよね」
「……そうだな」
「うん、ママ500年超もアレ仕事して毎年子供産みまくってたからね~。例の神様も仕方ないとは言えそこは引き気味らしいし」
「そ、そうなんだ」
「…あーうん、確かに最高神様も母さんのアレっぷりには仕方ないけど引いてる」
「…ってなんか向こうが騒がしいが、何事かな」
「あー、クソ魔王の残党がまた暴れてるのか」
「この辺り元レジスタンスの手練れの人多いから大丈夫だろうけど、僕達も行こう」
「ああ、そうだな」
「ぷるぷる」
「うーん、でも直接攻撃タイプの子人形の子とスライムの子以外いないけど大丈夫かな」
「まあ、ボクもアレな夢見せたりで補助するからきっと大丈夫だよ」
「あー、科学兵器持ってくれば良かったな」
「俺も魔法で補助する」
「…ってあ、君珍しく悪童の子だよね」
「あー、アウトロー集団から転じて今は自警団やってる兄貴か」
「あー?…ああ、弟たちか」
「君がいてくれるなら心強いよ。君敵に回すと怖いけどケンカ殺法強くて頼もしいからね」
「ちっ、この程度俺だけで十分だが、足引っ張るなよ」
「ふふ、気を付けるよ」
そうして元レジスタンスの隊員さん達も急いで駆けつけてくれ、それほどしないうちに僕達は大した怪我も負わずに魔王の残党を退治する事が出来た。
「ふー、皆お疲れ様。みんな不死だから大丈夫だろうけど、怪我もほとんど無くてよかった」
「うん、人形の体もほぼ傷付いていないし。傷付いても職人さんに修復してもらえるしね」
「ああ、兄弟の防御力向上の魔法も強力だった」
「俺達全体的に手練れだからな。お疲れ」
「あ、自警団の兄さん。僕達男子会の途中だったんだけど、打ち上げがてら参加して行かない?」
「あーうん、兄貴とあんまりじっくり話した事無かったし、俺も下界に来れる機会そんなにないだろうから寄って来なよ」
「うん、僕もこの機会に兄さんともっと仲良くなりたいな」
「ああ、歓迎する」
「ぷるぷる」
「…ちっ、鬱陶しいけどしゃーねーな。今日は誘いに乗ってやるよ」
「も~、お兄ちゃん素直じゃ無いんだから♪」
「うるせえよ変態インキュバス」
「えー、変態な自覚はあるけどひどい~」
「あはははは」
「ああ、待たせて悪かったな」
「うん、そんなに待ってないから大丈夫だよ。君も天界から降りてくる許可が出て良かったね」
「ん、最近頑張ってるからって例の神様も結構簡単に許可出してくれた」
「会場も元レジスタンスの料理人さんがやってるレストランのガーデン席貸し出してもらえてよかったね」
「うん、ここ美味しいしね」
「嘗ての仲間達も、元気そうでよかった」
「例の楽師の子は公演で忙しいからって今回は不参加なのが残念だけど、この前会った時は元気そうで良かったよ」
「うん、僕たち基本不死だし、色々あったせいで皆メンタルも強いもんね」
「ああ、そうだな」
「はい、それじゃあ男子会始めようか。皆乾杯」
「「「かんぱーい」」」
「皆それぞれ苦労したけど、今回幹事をやってくれた君も呪いで全身の皮膚が無くて大変だったよね」
「うーん、そうだね。でも他の子みたいに誰かにされた訳じゃないし、生まれた時からそうだったからもう慣れたものだよ。母さんの皮を買ってもらってからはだいぶ楽になれたしさ。君達も焼かれたり全身身売りされちゃったり、虐待はなくても義理の兄弟亡くなっちゃったり大変だったよね」
「まあ身売りされてしばらくはもう最悪だったけど、今は完璧治ったしある意味そのおかげで今の暮らしがあるような物だしいいよ」
「うん、僕も同じだな。この人形の体綺麗で強くて好きだし」
「…俺も、兄弟を亡くしたのは辛いがもう大丈夫だ」
「そっか、それならよかった」
「ぷるぷる」
「うわ、ゼリーかと思ったらこいつスライムの兄弟か」
「あーうん、なんとなく一緒に来たそうだったから連れてきたんだ」
「まあ、言葉は通じなくても悪い子じゃないのはわかるし良いけどね」
「…テレパシーで大体の感情は通じるからな」
「ぷるぷる」
「君も大変な境遇だったけど、明るくて人付き合いがいいから仲のいい兄妹多いもんね」
「ああ、俺も帝王学等は親から学んだが、素の人付き合いはそこまで得意ではないので尊敬するな」
「あー、そういや母さんの結婚した人の妹さんとも、救出直後から交流あって仲良いんだっけね」
「うん、海賊の子もだけどあの子もバラバラにされて大変だったから。酷い目に遭ってすごく落ち込んでたから、僕が励ましてるうちに仲良くなったんだ」
「君もあの頃は、皮が無くて気の毒な姿だったものね」
「うん、ひどい言葉のタトゥーはなるべくフードとかで隠したけど、それでも僕の姿は結構ショックだったみたいで。最初は余計辛いもの見せちゃったかと気まずかったけど、それでだいぶ元気付けられたみたいで良かったよ」
「そっか、それなら良かったな」
「…海賊のあの子とかは自分の姿はショッキング過ぎるだろうからって、彼女の前に姿を出すのは控えてたけど。あの子はレジスタンス内でも有名だし、同じくらいかもっと酷い目に遭ってたヒーラーの子や大魔導士さんの存在も彼女の耳に入って、バラバラにされたけど元通りに戻れた自分はよほど幸運だったって思うようになって、それからはかなり明るくなってくれて良かった」
「うん、あの子や大魔導士さん達も本当気の毒だったけど強くて明るい人達だもんね」
「で、野暮な事聞くけど励ましているうちに良い感じになったりはしなかったのか?」
「うーん、仲はすごい良いけど兄妹みたいな感じでそういう風にはならなかったかな。実際今は義理だけど兄妹になった訳だし」
「そっか、まあそこは自由で良いんじゃないかな」
「そういえば君も、レジスタンスでそういう感じじゃないけどすごく仲良かった男の人いるよね。しかもあの人、天界から身分を隠して参戦してくれたかなり高位の神様だったんだよね」
「あーうん、弓使いのあいつね。俺も戦争終わって打ち明けられた時には驚いたけど。色々遠慮なくタメ口で話しちゃってたし、マズい事したと焦ったね」
「ふふ、君とあの人本当すごく仲良かったもんね。かなり長い期間一緒に戦ってたし」
「あーうん、あいつ結構長い間レジスタンスに居たし、俺も母さんが救出された後だけどスカウトされてそれなりの期間戦ってたし。ただあいつ、元々天界のボンボン育ちだったから良い奴なんだけど相当世間知らずでさ、強いから重宝されてはいたけどだいぶ周囲から浮いてたんだよね。本人気付いてるのか知らないけど一部団員からは嫌がらせされたりしてたしさ」
「ああ、あの人勿論正体は明かせないから普通の人間って事で入隊したけど、魔王統治下のあの世界では珍しく良い家柄の人って設定で来たからね。良くない事だけど苦労して来た人達からしたら、面白く無かったり敵視しちゃう事もあるかもね」
「そうそう、あいつ人間だけど特別に保護されてたすごい家柄とかそんな感じの設定で下界に来たし天然だから苦労して来た大半の団員から目の敵にされてさ。戦闘員なのになぜかトイレ掃除押し付けられたり飲み会ハブられたりとか、そういうしょうもない嫌がらせされてたんだよね」
「うわー、気持ちは分からなくもないけど嫌がらせはダメだよね」
「…俺も引き取られた家柄は良かったが、母君がアレだからそういう虐めに遭った事は無かったな」
「で、ちょうどその頃俺もレジスタンス入りしたんだけどそいつやった事も無いトイレ掃除とか野菜の皮剥きとかさせられてて、全然できてなくて目に余るから俺も手伝ってやったらなんかいつの間にか仲良くなってた」
「あー、そういう事だったんだ」
「君も色々苦労してたから、生活力あるもんね」
「…俺は引き取り先で炊事や雑用をする事は無かったが、レジスタンスに入ってから教えてもらった」
「で、トイレ詰まらせて逆流させたりレンジで卵温めたりとかしてるの見て、思わずバカかお前はって頭どついたりしちゃったんだけど、今思うと相当恐れ多い事してたなと正体聞かされた時青ざめたね」
「あはは、文字通り神をも恐れぬ所業だもんね」
「でも、そういう特別扱いしないで親しくしてくれたのが良かったんだと思うよ」
「ああ、そうだろうな」
「まあ確かにそうだったみたいで結果オーライだったけどな。長い神生でバカと言われたのは始めてだってあいつ笑ってたし」
「うん、戦闘中も息合ってたし、君と雑用こなしてるうちに嫌がらせも減って行ったんじゃないのかな」
「あー、特に酷い嫌がらせしてた連中には俺が不意打ちでデバフ技かけて弱体化させたところで武器突き付けて、つまんない同士討ちしてたらしばくぞって脅してやった」
「あはは、そうだったんだ」
「君も結構やるね」
「でもあいつ実際神なだけあって強いし、弓の腕は確かだったから戦果挙げまくってるうちにそういう嫌がらせしてた奴等も黙って認めるようになってったよ」
「そうか、それなら良かった」
「んでクソ魔王倒して天界に帰るって時に正体明かされたんだけどさ。俺と仲良くてじいさんが地獄に落ちそうな事もそいつ知ってたから、自分が推薦するから神になって貢献すれば、最高神様も少しは免罪してくれるんじゃないかって言ってくれてさ、その通り受ける事にした訳」
「ああ、そういう事だったんだ」
「うん、すごく良いと思うよ。社会貢献頑張って」
「ああ、兄弟の人柄の賜物だな」
「うん、何だかんだでそいつには感謝してるよ。天界に昇った後もそいつよく遊びに来るし。やっぱり弓の神だけあって狩りとかめっちゃ上手いんだよな」
「そうなんだ。戦友って良いよね」
「僕もそれなりにレジスタンスで活躍したから、そういう関係の戦友何人かいるけどね」
「人形の君は最近お付き合いし出した女の子がいるんだっけ」
「うん、まあお互いゆっくりとだけど交流を深めているよ」
「…それは良かった」
「君は終戦後、ご実家の伯爵家に戻ったんだよね」
「ああ。勝手に家を出た事を里親の両親に深く詫びて、今は伯爵家を継いで運営している」
「すごく賢い君ならきっと上手くいくよ。頑張って」
「ああ、ありがとう」
「まあ僕達兄弟基本皆何かしら苦労して来て大変だったけど前向きで常識あるし、皆幸せになれるよね」
「うん、そうだね」
「ああ、そうだな」
「あれ?兄弟くん達ひさしぶり~☆こんな所でなにやってるの?」
「…あ、例外来た」
「…い、インキュバスの子久しぶりだね」
「…お前は仕事帰りか」
「うん、この辺り繁華街でムラムラしてる人も多いからね~。合意の上で良い夢見せてあげて見返りに精気たっぷり吸い取っておいしく頂いてる♡」
「…そ、そうなんだ」
「…君そう言う種族だから仕方ないけど、大声で言われるとちょっと気まずいかな」
「…仕方ないが、公序良俗を考えてくれ」
「あーごめんね、ここ普通のお店だもんね。でもボク兄妹うちでも引かれ気味なのは自覚してるけどこういう飲み会とか男子会ハブられるとちょっと悲しいかも~」
「…ご、ごめんね。僕も仲良い兄弟多いとはいえ500人近い兄弟の連絡先全部は把握してないから、今回は特に親しい子にだけ声かけたんだけどね」
「…さらっと言ったけど改めて考えると兄弟500人いるってすごいよな」
「…うん、出自がアレだから仕方ないけど間違いなく世界記録だよね」
「……そうだな」
「うん、ママ500年超もアレ仕事して毎年子供産みまくってたからね~。例の神様も仕方ないとは言えそこは引き気味らしいし」
「そ、そうなんだ」
「…あーうん、確かに最高神様も母さんのアレっぷりには仕方ないけど引いてる」
「…ってなんか向こうが騒がしいが、何事かな」
「あー、クソ魔王の残党がまた暴れてるのか」
「この辺り元レジスタンスの手練れの人多いから大丈夫だろうけど、僕達も行こう」
「ああ、そうだな」
「ぷるぷる」
「うーん、でも直接攻撃タイプの子人形の子とスライムの子以外いないけど大丈夫かな」
「まあ、ボクもアレな夢見せたりで補助するからきっと大丈夫だよ」
「あー、科学兵器持ってくれば良かったな」
「俺も魔法で補助する」
「…ってあ、君珍しく悪童の子だよね」
「あー、アウトロー集団から転じて今は自警団やってる兄貴か」
「あー?…ああ、弟たちか」
「君がいてくれるなら心強いよ。君敵に回すと怖いけどケンカ殺法強くて頼もしいからね」
「ちっ、この程度俺だけで十分だが、足引っ張るなよ」
「ふふ、気を付けるよ」
そうして元レジスタンスの隊員さん達も急いで駆けつけてくれ、それほどしないうちに僕達は大した怪我も負わずに魔王の残党を退治する事が出来た。
「ふー、皆お疲れ様。みんな不死だから大丈夫だろうけど、怪我もほとんど無くてよかった」
「うん、人形の体もほぼ傷付いていないし。傷付いても職人さんに修復してもらえるしね」
「ああ、兄弟の防御力向上の魔法も強力だった」
「俺達全体的に手練れだからな。お疲れ」
「あ、自警団の兄さん。僕達男子会の途中だったんだけど、打ち上げがてら参加して行かない?」
「あーうん、兄貴とあんまりじっくり話した事無かったし、俺も下界に来れる機会そんなにないだろうから寄って来なよ」
「うん、僕もこの機会に兄さんともっと仲良くなりたいな」
「ああ、歓迎する」
「ぷるぷる」
「…ちっ、鬱陶しいけどしゃーねーな。今日は誘いに乗ってやるよ」
「も~、お兄ちゃん素直じゃ無いんだから♪」
「うるせえよ変態インキュバス」
「えー、変態な自覚はあるけどひどい~」
「あはははは」
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