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かなり珍しく良い家に引き取られた子
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「あー結構久しぶりだね。元気ー?」
「…ああ。母君も壮健か」
「あーもう不死だし超元気。アレな体のアレ奴隷時代から超健やかだったし」
「…それなら良かった」
「まあ君は珍しく私の子供の中ではかなり里親ガチャ成功した方だけどさ。やっぱ君も君で大変だったよね」
「…そうだな。だが俺は暴力の類は一切受けなかったしかなり幸福な半生だったと思う」
「うん、君ほんとに珍しくかなり身分の高い貴族に買われて行ったもんね」
「ああ、魔族で魔王側ではあるが奴隷にも理解のある慈善家の伯爵家に引き取られた」
「で、そこで同じくあんまり良くない身分出の養子の子と義兄弟になって仲良くなったんだよね」
「…そうだな。母君や海賊の兄妹程では無いが、過去にかなり酷な扱いを受けていたがとても明るく前向きな奴だった」
「うん。そういうわけで素質上がって元々身体能力も高かったから、剣士にしようって事で引き取られたんだよね」
「ああ。…俺はほとんど暴力を受けず育ち素質もほとんど上がらなかったが、勉学は出来たので家業を継ぐべく帝王学を教え込まれ育てられた」
「うんうん、君すごく賢いもんね。仲間に入ってから事務処理すごく助かったよ」
「…直接的ではないが、貢献できて良かった」
「…でもさ。ある時私達とはまた別だけど、その義兄弟の子反乱分子との戦で戦死しちゃって可哀想だったよね」
「…常に激戦地へ従軍していたので、覚悟はしていた。兄弟も同じだったと思う」
「…それならまだ良いけどさ。で、血の繋がりは無いけど大切な家族が亡くなって、その時君も結構素質上がったんだよね」
「…ああ、悲しかったが兄弟と認められたようで嬉しかった」
「補助魔法系だけどちゃんと君も貢献してたよ、ありがとね」
「で、それで自分の生き方を真剣に考えて、地位や身分を全部捨てて家出して、私達の仲間になってくれたんだよね」
「…ああ、愛情を持って育ててくれた義両親には申し訳ない事をしたが」
「まあでもさ、結構先になっちゃったけど戦争終わった後ちゃんと里親に謝って、許してくれたから良かったじゃん」
「…そうだな。魔王側ではあったが内心彼らも魔王の非道ぶりには愛想を尽かしていたようだ」
「うん、君引き取ってちゃんと教養与えてくれるような善良な人ならそうだろうね」
「それにさ。全部終わったあと神様から、死んじゃった義理の兄弟くんちゃんと天国で幸せになれてるって教えてもらえて良かったよね」
「ああ、それは本当に良かった」
「いやー写真は見せてもらったけど義兄弟くんすごく可愛かったから実際に会いたかったなー。かなりタイプだし抱きたいくらい。いやある意味義理の子供だからたぶんしないけどさ」
「…母君。…それは本気で、引く」
「…ごめん。マジでごめん」
「…ああ。母君も壮健か」
「あーもう不死だし超元気。アレな体のアレ奴隷時代から超健やかだったし」
「…それなら良かった」
「まあ君は珍しく私の子供の中ではかなり里親ガチャ成功した方だけどさ。やっぱ君も君で大変だったよね」
「…そうだな。だが俺は暴力の類は一切受けなかったしかなり幸福な半生だったと思う」
「うん、君ほんとに珍しくかなり身分の高い貴族に買われて行ったもんね」
「ああ、魔族で魔王側ではあるが奴隷にも理解のある慈善家の伯爵家に引き取られた」
「で、そこで同じくあんまり良くない身分出の養子の子と義兄弟になって仲良くなったんだよね」
「…そうだな。母君や海賊の兄妹程では無いが、過去にかなり酷な扱いを受けていたがとても明るく前向きな奴だった」
「うん。そういうわけで素質上がって元々身体能力も高かったから、剣士にしようって事で引き取られたんだよね」
「ああ。…俺はほとんど暴力を受けず育ち素質もほとんど上がらなかったが、勉学は出来たので家業を継ぐべく帝王学を教え込まれ育てられた」
「うんうん、君すごく賢いもんね。仲間に入ってから事務処理すごく助かったよ」
「…直接的ではないが、貢献できて良かった」
「…でもさ。ある時私達とはまた別だけど、その義兄弟の子反乱分子との戦で戦死しちゃって可哀想だったよね」
「…常に激戦地へ従軍していたので、覚悟はしていた。兄弟も同じだったと思う」
「…それならまだ良いけどさ。で、血の繋がりは無いけど大切な家族が亡くなって、その時君も結構素質上がったんだよね」
「…ああ、悲しかったが兄弟と認められたようで嬉しかった」
「補助魔法系だけどちゃんと君も貢献してたよ、ありがとね」
「で、それで自分の生き方を真剣に考えて、地位や身分を全部捨てて家出して、私達の仲間になってくれたんだよね」
「…ああ、愛情を持って育ててくれた義両親には申し訳ない事をしたが」
「まあでもさ、結構先になっちゃったけど戦争終わった後ちゃんと里親に謝って、許してくれたから良かったじゃん」
「…そうだな。魔王側ではあったが内心彼らも魔王の非道ぶりには愛想を尽かしていたようだ」
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「それにさ。全部終わったあと神様から、死んじゃった義理の兄弟くんちゃんと天国で幸せになれてるって教えてもらえて良かったよね」
「ああ、それは本当に良かった」
「いやー写真は見せてもらったけど義兄弟くんすごく可愛かったから実際に会いたかったなー。かなりタイプだし抱きたいくらい。いやある意味義理の子供だからたぶんしないけどさ」
「…母君。…それは本気で、引く」
「…ごめん。マジでごめん」
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