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エピソード11 衰勢の魔王
元族長と元魔王と現四天王
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「……」
イキビトのサトーシュによるギャレマスへの攻撃を妨げられたマッツコーは、意気揚々として大笑うヴァートスの顔をジロリと睨みつけた。
……だが、険しい表情を浮かべたのは一瞬で、すぐにいつものような人を食った薄笑みをその白面に浮かべる。
「ふふ……随分とお元気なお爺ちゃんねぇ」
マッツコーは、ヴァートスに向かってからかうような口調で言いながら、大げさに首を傾げた。
「……でも、あまり出しゃばった真似はしない方がいいわよ? そこまで長生きできたんだったら、ちゃんとしたお布団の上で死にたいでしょ?」
「そうじゃなあ。一番いいのは、フカフカのベッドの上で色っぽいお姐ちゃんに乗っかって、その巨乳を枕にして昇天するのが理想じゃ~。ヒョッヒョッヒョ!」
「……破廉恥極まりない死に様ねぇ」
下品なヴァートスの物言いに眉を顰めたマッツコーは、訝しげな表情を浮かべて、僅かに首を傾げる。
「……っていうか、そういうのがお好みだなんて、高慢ちきなエルフ族っぽくないわね、お爺ちゃん」
「ヒョッヒョッヒョッ! そりゃそうじゃろ。なんせ、ワシャ、前世じゃ世俗塗れの社畜をやっとったからのう!」
「……シャチク? 何それ」
「まあ、こっちの世界でも分かる言葉を使えば、“奴隷”が近いかのう……。ある意味、この世界じゃ私有財産扱いで、主がきっちり庇護してくれる奴隷よりも、日本の社畜の方が扱われ方が雑という可能性も微レ存……」
「奴隷……ああ、昔はあったわね、そんな身分制度が」
ヴァートスの言葉に無感動な声を上げたマッツコーが、シュータと鍔迫り合いをしているギャレマスの方をチラリと見た。
「……三十年前に、あそこの雷王ちゃんが奴隷制度を撤廃しちゃったから、もう居なくなっちゃったけどね」
「ほう……」
マッツコーの言葉を聞いたヴァートスが、口の端を綻ばせながら顎髭を撫でる。
「人の好いあやつらしいというか何と言うか……。ちゅうか、利権と勢力争いにしか興味が無い日本の政治屋どもよりもよっぽど名君しとるじゃないかい、魔王のクセに」
「あらあら、あの雷王ちゃんが名君認定されるなんて、アナタが前に居た“ニホン”って世界は、よっぽど酷いところだったのねぇん?」
「そこまで酷いとは言わんが……まあ、一長一短あるって感じじゃなぁ」
ヴァートスは、マッツコーの言葉に苦笑を浮かべた。
そして、
『聞し召せ 大気に宿りし 火の精霊 我が怒り以て 剣と成せ』
と詠唱し、轟々と燃え盛る炎の大剣を創成すると、対峙する癒撥将とイキビトに鋭い目を向ける。
「……ちゅう事で、ワシャこんなゴツゴツした岩だらけの山の中でくたばる気など欠片も無いぞ。お前さんこそ、その厚塗りされた顔と大事な操り人形を燃やされたくなかったら、おとなしく帰る事じゃ」
「うふふふ、本当に面白いお爺ちゃんねぇ」
マッツコーは、ヴァートスの言葉に怖気る様子も無く、失笑を漏らした。
そして、傍らに佇むサトーシュの頬を愛しげに撫でながら、嘲弄を湛えた声で言う。
「……でも、このイキビト一号ちゃんとまともに戦って生き延びられると思ってるのなら、とんだ身の程知らずね。何せ彼は、真誓魔王国の先々代魔王で、その力は生前そのままなのよ」
「フンッ! それを言うなら、ワシかてエルフ族の元族長じゃわい!」
マッツコーの言葉に張り合うように声を荒げたヴァートスは、左腕を勢いよく頭上に挙げた。
『火の精霊 我が掌の上に 群れ集い 小さき陽と成り 燃やし尽くべし!』
早口でヴァートスが詠唱が紡ぐや、瞬時に彼が掲げた掌の上に巨大な火球が出現する。
大火球を掲げたまま、右脚を大きく前に踏み出したヴァートスは、
「おらあああああっ!」
と、裂帛の気合が籠もった叫びを上げながら、左腕をオーバースローで振り抜いた。
放たれた火球は、轟々と音を立てて燃え盛りながら、マッツコーとサトーシュ目がけて飛んでいく。
マッツコーは、自分たちに向かって迫り来る火球を指さし、短く叫んだ。
「――イキビト一号ちゃん、やっちゃって!」
『……イカズチアレ』
マッツコーの叫びに応じるように両手を打ち合わせたサトーシュは、抑揚の無い声で呪術を発動させる。
『……ダ・メダコ・リャー』
彼が発動したのは、帯状の稲妻を地上に降らせて隔壁と成す雷系呪術のひとつ『降雷防壁呪術』だった。
瞬時にマッツコーとサトーシュの前に現れた雷の壁と、飛来した火球がぶつかり、夥しい火の粉と放電閃光が入り乱れ、まるで吹雪のようになって辺りに舞い飛ぶ。
「ちっ……なかなかやるわね、死にかけのお爺ちゃんのくせに」
咄嗟にサトーシュの背中に隠れて、衝突する炎と雷のとばっちりを避けながら、マッツコーは忌々しげに舌を打った。
「まさか、魔王族の雷系呪術と互角の火の精霊術を操るなんて……!」
「ヒョッヒョッヒョッ! お褒めに与り光栄至極じゃわい!」
「ッ!」
思いもかけぬ方向から人を食った老人の声が聞こえてきた事に驚きながら、マッツコーは振り返る。
彼の目に、隙を衝いて後方に回り込んで炎の大剣を振り上げるヴァートスの姿が映った。
「食らえええええいッ!」
「く――ッ!」
己の不覚を呪いながら、ヴァートスが振り下ろした炎の剣閃を見上げるマッツコー。
と、その時、
『……』
「ひょっ?」
白く輝く雷の大槍によって、自らが振るった斬撃を受け止められたヴァートスは感嘆の声を上げた。
「オカマの兄ちゃんの虚は衝けたはずじゃが……。どうやら、ただの操り人形とは違うようじゃの。自立行動が可能なゾンビか……」
「言ったでしょ! “ゾンビ”じゃなくて“イキビト”だって!」
ヴァートスの呟きにムッとした声で反論したマッツコー。
『ぐおおおおおおっ!』
「っ!」
主の声に応じるように咆哮したサトーシュが、炎の大剣を受け止めていた雷の大槍を真横に薙ぎ払い、その凄まじい力によって、ヴァートスの軽い体は容易く吹き飛んだ。
空中で一回転しながらも、何とか足から地面に着地したヴァートスだったが、サトーシュに吹き飛ばされた衝撃を殺し切る事が出来ず、その場で強かに腰を打ってしまう。
「痛ちちちち……」
打った腰を擦りながら顔を顰めるヴァートス。
と、蹲ったヴァートスの前に、灰色の葬衣姿のサトーシュが立ち塞がり、彼の鼻先に雷の大槍の切っ先を突き付けた。
「あ、ワシ、ちょいヤバい感じ……?」
「ほらほら、もうトシなのに出しゃばるから、元々残り少なかった寿命が一気にゼロになっちゃったじゃない」
サトーシュの後ろから、マッツコーが勝ち誇った声を上げた。
と、彼はふっと表情を和らげて、ヴァートスに手を差し伸ばす。
「……とはいえ、その戦闘力、なかなか魅力的ね。どうかしら? アタシの部下になってくれるんだったら、生かしておいてあげてもいいわよん?」
「部下に……のう」
マッツコーの申し出に、ヴァートスは思案するように顎髭を撫でた。
そして、不敵な薄笑みを浮かべる癒撥将の白面を見上げ、べえと舌を出す。
「……せっかくの話じゃが、お断りじゃ。この歳になって宮仕えなど面倒くさいし、路上で勧誘されても絶対ついてっちゃいかんって、ぼったくりバーの客引きに嵌められた時に学習したんじゃ、ワシ」
「……それは残念」
ヴァートスの答えを聞いたマッツコーは、さほど残念でもなさそうに肩を竦めた。
そして、その白面に酷薄な笑みを浮かべる。
「まあ、いいわ。どうせ、死んだ後に“治癒《ヒール》”を目一杯かけて、イキビトにしちゃえばいいだけだもんね。この子みたいに」
「……」
ニヤニヤと嘲笑うマッツコーを見上げながら、悔しげに歯を食い縛るヴァートス。
と、不意にその目を大きく見開き、マッツコーたちの背後を指さした。
「――おい。後ろ見ろ」
「は?」
ヴァートスの上げた声に、マッツコーは訝しげに首を傾げ、皮肉げに口の端を歪める。
「ふふ、どーせワタシたちの気を逸らして、その間になにかしようって魂胆なんでしょうけど、そんな使い古された手に引っかかるほど、ワタシは間抜けじゃないわよん」
「いや、違うって。マジじゃって」
「往生際が悪いわねぇ。死ぬ時くらい潔くなさいよ」
「志〇後ろ! 後ろ――!」
「いや、誰よ、〇ムラって……」
そう呆れ声で言いつつも、あまりのヴァートスの必死さが少し気になったマッツコーは、チラリと後ろを振り返った。
そんな彼の視界に飛び込んできたのは――、
「……雷王ちゃん?」
崖の縁で、背中でジェレミィアを庇うように立ったギャレマスと――、
「……あ」
その目の前で、今まさに爆発しようとするかのように眩く強い赤い光を放つ、錐型飛翔体型エネルギー弾の姿だった――!
イキビトのサトーシュによるギャレマスへの攻撃を妨げられたマッツコーは、意気揚々として大笑うヴァートスの顔をジロリと睨みつけた。
……だが、険しい表情を浮かべたのは一瞬で、すぐにいつものような人を食った薄笑みをその白面に浮かべる。
「ふふ……随分とお元気なお爺ちゃんねぇ」
マッツコーは、ヴァートスに向かってからかうような口調で言いながら、大げさに首を傾げた。
「……でも、あまり出しゃばった真似はしない方がいいわよ? そこまで長生きできたんだったら、ちゃんとしたお布団の上で死にたいでしょ?」
「そうじゃなあ。一番いいのは、フカフカのベッドの上で色っぽいお姐ちゃんに乗っかって、その巨乳を枕にして昇天するのが理想じゃ~。ヒョッヒョッヒョ!」
「……破廉恥極まりない死に様ねぇ」
下品なヴァートスの物言いに眉を顰めたマッツコーは、訝しげな表情を浮かべて、僅かに首を傾げる。
「……っていうか、そういうのがお好みだなんて、高慢ちきなエルフ族っぽくないわね、お爺ちゃん」
「ヒョッヒョッヒョッ! そりゃそうじゃろ。なんせ、ワシャ、前世じゃ世俗塗れの社畜をやっとったからのう!」
「……シャチク? 何それ」
「まあ、こっちの世界でも分かる言葉を使えば、“奴隷”が近いかのう……。ある意味、この世界じゃ私有財産扱いで、主がきっちり庇護してくれる奴隷よりも、日本の社畜の方が扱われ方が雑という可能性も微レ存……」
「奴隷……ああ、昔はあったわね、そんな身分制度が」
ヴァートスの言葉に無感動な声を上げたマッツコーが、シュータと鍔迫り合いをしているギャレマスの方をチラリと見た。
「……三十年前に、あそこの雷王ちゃんが奴隷制度を撤廃しちゃったから、もう居なくなっちゃったけどね」
「ほう……」
マッツコーの言葉を聞いたヴァートスが、口の端を綻ばせながら顎髭を撫でる。
「人の好いあやつらしいというか何と言うか……。ちゅうか、利権と勢力争いにしか興味が無い日本の政治屋どもよりもよっぽど名君しとるじゃないかい、魔王のクセに」
「あらあら、あの雷王ちゃんが名君認定されるなんて、アナタが前に居た“ニホン”って世界は、よっぽど酷いところだったのねぇん?」
「そこまで酷いとは言わんが……まあ、一長一短あるって感じじゃなぁ」
ヴァートスは、マッツコーの言葉に苦笑を浮かべた。
そして、
『聞し召せ 大気に宿りし 火の精霊 我が怒り以て 剣と成せ』
と詠唱し、轟々と燃え盛る炎の大剣を創成すると、対峙する癒撥将とイキビトに鋭い目を向ける。
「……ちゅう事で、ワシャこんなゴツゴツした岩だらけの山の中でくたばる気など欠片も無いぞ。お前さんこそ、その厚塗りされた顔と大事な操り人形を燃やされたくなかったら、おとなしく帰る事じゃ」
「うふふふ、本当に面白いお爺ちゃんねぇ」
マッツコーは、ヴァートスの言葉に怖気る様子も無く、失笑を漏らした。
そして、傍らに佇むサトーシュの頬を愛しげに撫でながら、嘲弄を湛えた声で言う。
「……でも、このイキビト一号ちゃんとまともに戦って生き延びられると思ってるのなら、とんだ身の程知らずね。何せ彼は、真誓魔王国の先々代魔王で、その力は生前そのままなのよ」
「フンッ! それを言うなら、ワシかてエルフ族の元族長じゃわい!」
マッツコーの言葉に張り合うように声を荒げたヴァートスは、左腕を勢いよく頭上に挙げた。
『火の精霊 我が掌の上に 群れ集い 小さき陽と成り 燃やし尽くべし!』
早口でヴァートスが詠唱が紡ぐや、瞬時に彼が掲げた掌の上に巨大な火球が出現する。
大火球を掲げたまま、右脚を大きく前に踏み出したヴァートスは、
「おらあああああっ!」
と、裂帛の気合が籠もった叫びを上げながら、左腕をオーバースローで振り抜いた。
放たれた火球は、轟々と音を立てて燃え盛りながら、マッツコーとサトーシュ目がけて飛んでいく。
マッツコーは、自分たちに向かって迫り来る火球を指さし、短く叫んだ。
「――イキビト一号ちゃん、やっちゃって!」
『……イカズチアレ』
マッツコーの叫びに応じるように両手を打ち合わせたサトーシュは、抑揚の無い声で呪術を発動させる。
『……ダ・メダコ・リャー』
彼が発動したのは、帯状の稲妻を地上に降らせて隔壁と成す雷系呪術のひとつ『降雷防壁呪術』だった。
瞬時にマッツコーとサトーシュの前に現れた雷の壁と、飛来した火球がぶつかり、夥しい火の粉と放電閃光が入り乱れ、まるで吹雪のようになって辺りに舞い飛ぶ。
「ちっ……なかなかやるわね、死にかけのお爺ちゃんのくせに」
咄嗟にサトーシュの背中に隠れて、衝突する炎と雷のとばっちりを避けながら、マッツコーは忌々しげに舌を打った。
「まさか、魔王族の雷系呪術と互角の火の精霊術を操るなんて……!」
「ヒョッヒョッヒョッ! お褒めに与り光栄至極じゃわい!」
「ッ!」
思いもかけぬ方向から人を食った老人の声が聞こえてきた事に驚きながら、マッツコーは振り返る。
彼の目に、隙を衝いて後方に回り込んで炎の大剣を振り上げるヴァートスの姿が映った。
「食らえええええいッ!」
「く――ッ!」
己の不覚を呪いながら、ヴァートスが振り下ろした炎の剣閃を見上げるマッツコー。
と、その時、
『……』
「ひょっ?」
白く輝く雷の大槍によって、自らが振るった斬撃を受け止められたヴァートスは感嘆の声を上げた。
「オカマの兄ちゃんの虚は衝けたはずじゃが……。どうやら、ただの操り人形とは違うようじゃの。自立行動が可能なゾンビか……」
「言ったでしょ! “ゾンビ”じゃなくて“イキビト”だって!」
ヴァートスの呟きにムッとした声で反論したマッツコー。
『ぐおおおおおおっ!』
「っ!」
主の声に応じるように咆哮したサトーシュが、炎の大剣を受け止めていた雷の大槍を真横に薙ぎ払い、その凄まじい力によって、ヴァートスの軽い体は容易く吹き飛んだ。
空中で一回転しながらも、何とか足から地面に着地したヴァートスだったが、サトーシュに吹き飛ばされた衝撃を殺し切る事が出来ず、その場で強かに腰を打ってしまう。
「痛ちちちち……」
打った腰を擦りながら顔を顰めるヴァートス。
と、蹲ったヴァートスの前に、灰色の葬衣姿のサトーシュが立ち塞がり、彼の鼻先に雷の大槍の切っ先を突き付けた。
「あ、ワシ、ちょいヤバい感じ……?」
「ほらほら、もうトシなのに出しゃばるから、元々残り少なかった寿命が一気にゼロになっちゃったじゃない」
サトーシュの後ろから、マッツコーが勝ち誇った声を上げた。
と、彼はふっと表情を和らげて、ヴァートスに手を差し伸ばす。
「……とはいえ、その戦闘力、なかなか魅力的ね。どうかしら? アタシの部下になってくれるんだったら、生かしておいてあげてもいいわよん?」
「部下に……のう」
マッツコーの申し出に、ヴァートスは思案するように顎髭を撫でた。
そして、不敵な薄笑みを浮かべる癒撥将の白面を見上げ、べえと舌を出す。
「……せっかくの話じゃが、お断りじゃ。この歳になって宮仕えなど面倒くさいし、路上で勧誘されても絶対ついてっちゃいかんって、ぼったくりバーの客引きに嵌められた時に学習したんじゃ、ワシ」
「……それは残念」
ヴァートスの答えを聞いたマッツコーは、さほど残念でもなさそうに肩を竦めた。
そして、その白面に酷薄な笑みを浮かべる。
「まあ、いいわ。どうせ、死んだ後に“治癒《ヒール》”を目一杯かけて、イキビトにしちゃえばいいだけだもんね。この子みたいに」
「……」
ニヤニヤと嘲笑うマッツコーを見上げながら、悔しげに歯を食い縛るヴァートス。
と、不意にその目を大きく見開き、マッツコーたちの背後を指さした。
「――おい。後ろ見ろ」
「は?」
ヴァートスの上げた声に、マッツコーは訝しげに首を傾げ、皮肉げに口の端を歪める。
「ふふ、どーせワタシたちの気を逸らして、その間になにかしようって魂胆なんでしょうけど、そんな使い古された手に引っかかるほど、ワタシは間抜けじゃないわよん」
「いや、違うって。マジじゃって」
「往生際が悪いわねぇ。死ぬ時くらい潔くなさいよ」
「志〇後ろ! 後ろ――!」
「いや、誰よ、〇ムラって……」
そう呆れ声で言いつつも、あまりのヴァートスの必死さが少し気になったマッツコーは、チラリと後ろを振り返った。
そんな彼の視界に飛び込んできたのは――、
「……雷王ちゃん?」
崖の縁で、背中でジェレミィアを庇うように立ったギャレマスと――、
「……あ」
その目の前で、今まさに爆発しようとするかのように眩く強い赤い光を放つ、錐型飛翔体型エネルギー弾の姿だった――!
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