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エピソード3 魔王の霍乱
魔王と薬湯と隠し味
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魔王城の一番中心にある部屋の分厚い扉の向こうから、控えめなノックが聞こえた。
「――陛下。スウィッシュにございます。薬湯をお持ちいたしました」
「うむ……構わぬ。入れ」
扉の向こうからのくぐもった声に、魔王ギャレマスは横たわっていたベッドから体を起こしながら答える。
微かな軋み音を上げながら、重い扉がゆっくりと開き、両手で銀盆を持ったスウィッシュが室内に入ってきた。
彼女は、盆の上に載せたポットを倒さぬよう、ゆっくりと慎重に、ギャレマスのベッドの傍らまで歩を進める。
「……お加減は如何ですか、陛下?」
銀盆をサイドテーブルに置きながら、心配そうな表情を浮かべたスウィッシュが尋ねた。
それに対し、ギャレマスは苦笑いを浮かべながら、小さく頷いてみせる。
「うむ……。お主の調合してくれる薬湯が良く効いているようだ。ほれ、この通り」
「……畏れながら、そんな包帯グルグル巻きの状態でそう仰られましても、全く説得力がありません」
「……」
ジト目のスウィッシュに冷たくツッコまれたギャレマスは、気まずい思いを誤魔化そうと頬を掻こうとしたが、顔面に幾重も巻きつけられた包帯が邪魔をして、痒いところに手が……もとい、指が届かない。
というか、顔面だけでは無い。
彼の全身は、到る所が白い包帯と磨り潰した薬草を塗布した当て布で覆われていて、さながらミイラの如き異様な風体となっていた。
ギャレマスが包帯で全身ラッピングされている理由――それは言うまでもなく、十数日前、勇者シュータに痛めつけられた時の傷と、激しく噴火するヴァンゲリンの丘から脱出する際に負った火傷のせいである。
『地上最強の生物』との威名を誇るギャレマスであったが、先日はさすがに骨身に堪えた。
体中に無数の打撲・切り傷、そして大火傷を負ったギャレマスは、魔王城に帰りつくやベッドの上の住人と化し、スウィッシュたちによる懸命な看護を受け――今に到る。
その驚異的な回復力によって、今では大分傷も癒えたものの、まだベッドから離れる事は出来ず、大げさな包帯姿もそのままだった。
そんな主君の滑稽な姿を見て、呆れた様な溜息を吐いたスウィッシュは、銀盆の上の小鉢にポットの中の薬湯を注ぎ入れ、軽く吹いて冷ましてからギャレマスに差し出した。
「まあ……お世辞でも、薬湯が効いているというお言葉を頂けて光栄です。さ……どうぞ」
「う……うむ」
呆れた様なはにかみ笑いを浮かべるスウィッシュの手から、ゆらゆらと湯気を立てる小鉢を受け取ったギャレマスは、仄かに香る青臭い刺激臭に僅かに顔を顰める。
「むぅ……」
思わず喉の奥で唸り、一瞬躊躇して、こっそりと横を窺い見る。
「……」
そして、ベッドの横に立ったスウィッシュが、期待と不安がない交ぜになった表情で自分を凝視しているのを見て、観ね……もとい、覚悟を決め、目を固く瞑って一気に小鉢を呷った。
「んが……ぐぐ……っ!」
たちまち口中に広がる濃密な草の香りと舌が溶けそうな苦味に、堪らずギャレマスは吐き出しかけるが、傍らに立つスウィッシュの期待に溢れた紫の瞳を思い出して、すんでのところで堪える。
(せ……せっかく、スウィッシュが、余の事を案じて煎じてくれた薬湯……。主としては、断じて無駄にしてはならぬ……魔王の名に懸けて!)
ギャレマスは、口の中から鼻腔と脳髄を直撃してくる刺激でのたうち回りたい衝動を、魔王としての矜持で辛うじて抑え込むと、目の端に涙の粒を浮かべながら、口の中いっぱいに溜め込んだ薬湯を一気に嚥下した。
喉を灼くような感触を残しながら、薬湯が胃袋まで下りていく。
「ふぅっ……はぁ……はぁ……」
空になった小鉢をサイドテーブルに置くと、すっかり気力を消耗した魔王は、肩で息を吐きながらベッドに身を埋めた。
一方のスウィッシュは、ギャレマスが空にした小鉢を見ると、表情を輝かせる。
そして、弾んだ声で主に尋ねた。
「陛下、お味はいかがでした? 今日の薬湯は、少し調合を変えてみたんですよっ!」
「あ……そ、そうだったのか……?」
スウィッシュの言葉に、少し戸惑うギャレマス。
(……正直、いつもとあまり変わらない気が……。というか、味わう以前に、一気に飲み込んだから、味の違いとか全然分からなかった……)
――とはいえ、その感想をそのまま伝えたら、無邪気に喜んでいるスウィッシュを悲しませてしまう事くらいは、さすがのギャレマスにも充分に予想ができる。
だから、曖昧に微笑みながら頷いてみせた。
「う……うむ。そういえば……い、いつもより少し、風味が強かったような気がする……何となく、うむ」
「あ! やっぱりお分かりになりましたぁ? そうなんですよぉ!」
ギャレマスの言葉を聞いて、更に顔を綻ばせるスウィッシュ。
その嬉しそうな顔を見たギャレマスも、自分の答えが間違っていなかったらしいと、安堵の笑みを浮かべた。
そんな彼に、ニコニコと微笑みかけながら、スウィッシュは言葉を継ぐ。
「今回は、前までの調合に加えて、お城の裏に咲いてた紅い花を煎じたものを香りづけで足してみたんです!」
「……へ?」
スウィッシュの言葉を聞いた瞬間、ギャレマスの胸中に不安が過る。
『城の裏に咲いていた紅い花』というキーワードに、何とも言えない不吉な既視感を覚えたのだ。
「の……のう、スウィッシュよ……」
ギャレマスは、急に胃のあたりがグルグルと音を立てながら痛み出すのを感じつつ、おずおずと尋ねた。
「そ……その、紅い花というのは……ひょっとして、八つの細長い花びらがうねうねしてる……結構大きめの……?」
「あ、良く御存知ですね! おっしゃる通りです!」
ギャレマスの問いかけに、驚いた顔を向けて頷くスウィッシュ。
「お堀の土手に生えてた不思議な花です。でも、すごくいい香りがしてたんで、花びらを一片磨り潰して薬草に混ぜてみたんです! ……って、あれ? どうなさったんですか、陛下?」
「あ……い、いや……」
そそくさとベッドから身を起こしたギャレマスに、訝しげな目を向けるスウィッシュ。
魔王は、そんな彼女に向けて引き攣り笑いを浮かべながら、青白い顔で答える。
「そ、その、ちょっと……用を足して参る……」
「え? いけません!」
「へ……?」
よろよろと立ち上がろうとするギャレマスを、血相を変えたスウィッシュが押し止めた。
「陛下は、まだ傷が癒えていないのですから! 御用がおありでしたら、あたしが代わって行って参ります!」
「あ……いや……」
真剣な表情で制するスウィッシュに、ギャレマスは少し気恥ずかしそうな表情を浮かべながら言う。
「余……余の言う“用”というのは、そっちの意味では無くてな……その、トイレ方面の……」
「……あ」
微かに頬を染めながらのギャレマスの言葉に、ようやく意味を察したスウィッシュは大きく目を見開き、その顔を茹でダコのように真っ赤にする。
「あ! も、申し訳ございません! あ、あたし、てっきり――」
「よ、良い良い。余の言い方も悪かったやもしれぬ」
深々と頭を下げるスウィッシュに、ギャレマスは鷹揚に頷――こうとした途端、腹に鈍い痛みが走り、思わず呻り声を上げた。
そして、腹を押さえ、額に脂汗を浮かべながら、心持ち小股でトイレへと急ぐのであった――。
――【タコアシアカスミレ】――
まるでタコの脚の様に波打った、八枚の鮮やかな紅い花弁を有する花を咲かせる一年草。
稀に水辺の土手などに生え、極めてかぐわしい香りを放ち、近付いた生き物を惹きつける。
だが、その花弁や茎には毒性があり、摂取すると、極めて激しい腹痛と下痢をもたらす。
その為、強力な下剤の材料として、ごく少量が用いられる。
……『カーダ薬草大辞典』より抜粋。
「――陛下。スウィッシュにございます。薬湯をお持ちいたしました」
「うむ……構わぬ。入れ」
扉の向こうからのくぐもった声に、魔王ギャレマスは横たわっていたベッドから体を起こしながら答える。
微かな軋み音を上げながら、重い扉がゆっくりと開き、両手で銀盆を持ったスウィッシュが室内に入ってきた。
彼女は、盆の上に載せたポットを倒さぬよう、ゆっくりと慎重に、ギャレマスのベッドの傍らまで歩を進める。
「……お加減は如何ですか、陛下?」
銀盆をサイドテーブルに置きながら、心配そうな表情を浮かべたスウィッシュが尋ねた。
それに対し、ギャレマスは苦笑いを浮かべながら、小さく頷いてみせる。
「うむ……。お主の調合してくれる薬湯が良く効いているようだ。ほれ、この通り」
「……畏れながら、そんな包帯グルグル巻きの状態でそう仰られましても、全く説得力がありません」
「……」
ジト目のスウィッシュに冷たくツッコまれたギャレマスは、気まずい思いを誤魔化そうと頬を掻こうとしたが、顔面に幾重も巻きつけられた包帯が邪魔をして、痒いところに手が……もとい、指が届かない。
というか、顔面だけでは無い。
彼の全身は、到る所が白い包帯と磨り潰した薬草を塗布した当て布で覆われていて、さながらミイラの如き異様な風体となっていた。
ギャレマスが包帯で全身ラッピングされている理由――それは言うまでもなく、十数日前、勇者シュータに痛めつけられた時の傷と、激しく噴火するヴァンゲリンの丘から脱出する際に負った火傷のせいである。
『地上最強の生物』との威名を誇るギャレマスであったが、先日はさすがに骨身に堪えた。
体中に無数の打撲・切り傷、そして大火傷を負ったギャレマスは、魔王城に帰りつくやベッドの上の住人と化し、スウィッシュたちによる懸命な看護を受け――今に到る。
その驚異的な回復力によって、今では大分傷も癒えたものの、まだベッドから離れる事は出来ず、大げさな包帯姿もそのままだった。
そんな主君の滑稽な姿を見て、呆れた様な溜息を吐いたスウィッシュは、銀盆の上の小鉢にポットの中の薬湯を注ぎ入れ、軽く吹いて冷ましてからギャレマスに差し出した。
「まあ……お世辞でも、薬湯が効いているというお言葉を頂けて光栄です。さ……どうぞ」
「う……うむ」
呆れた様なはにかみ笑いを浮かべるスウィッシュの手から、ゆらゆらと湯気を立てる小鉢を受け取ったギャレマスは、仄かに香る青臭い刺激臭に僅かに顔を顰める。
「むぅ……」
思わず喉の奥で唸り、一瞬躊躇して、こっそりと横を窺い見る。
「……」
そして、ベッドの横に立ったスウィッシュが、期待と不安がない交ぜになった表情で自分を凝視しているのを見て、観ね……もとい、覚悟を決め、目を固く瞑って一気に小鉢を呷った。
「んが……ぐぐ……っ!」
たちまち口中に広がる濃密な草の香りと舌が溶けそうな苦味に、堪らずギャレマスは吐き出しかけるが、傍らに立つスウィッシュの期待に溢れた紫の瞳を思い出して、すんでのところで堪える。
(せ……せっかく、スウィッシュが、余の事を案じて煎じてくれた薬湯……。主としては、断じて無駄にしてはならぬ……魔王の名に懸けて!)
ギャレマスは、口の中から鼻腔と脳髄を直撃してくる刺激でのたうち回りたい衝動を、魔王としての矜持で辛うじて抑え込むと、目の端に涙の粒を浮かべながら、口の中いっぱいに溜め込んだ薬湯を一気に嚥下した。
喉を灼くような感触を残しながら、薬湯が胃袋まで下りていく。
「ふぅっ……はぁ……はぁ……」
空になった小鉢をサイドテーブルに置くと、すっかり気力を消耗した魔王は、肩で息を吐きながらベッドに身を埋めた。
一方のスウィッシュは、ギャレマスが空にした小鉢を見ると、表情を輝かせる。
そして、弾んだ声で主に尋ねた。
「陛下、お味はいかがでした? 今日の薬湯は、少し調合を変えてみたんですよっ!」
「あ……そ、そうだったのか……?」
スウィッシュの言葉に、少し戸惑うギャレマス。
(……正直、いつもとあまり変わらない気が……。というか、味わう以前に、一気に飲み込んだから、味の違いとか全然分からなかった……)
――とはいえ、その感想をそのまま伝えたら、無邪気に喜んでいるスウィッシュを悲しませてしまう事くらいは、さすがのギャレマスにも充分に予想ができる。
だから、曖昧に微笑みながら頷いてみせた。
「う……うむ。そういえば……い、いつもより少し、風味が強かったような気がする……何となく、うむ」
「あ! やっぱりお分かりになりましたぁ? そうなんですよぉ!」
ギャレマスの言葉を聞いて、更に顔を綻ばせるスウィッシュ。
その嬉しそうな顔を見たギャレマスも、自分の答えが間違っていなかったらしいと、安堵の笑みを浮かべた。
そんな彼に、ニコニコと微笑みかけながら、スウィッシュは言葉を継ぐ。
「今回は、前までの調合に加えて、お城の裏に咲いてた紅い花を煎じたものを香りづけで足してみたんです!」
「……へ?」
スウィッシュの言葉を聞いた瞬間、ギャレマスの胸中に不安が過る。
『城の裏に咲いていた紅い花』というキーワードに、何とも言えない不吉な既視感を覚えたのだ。
「の……のう、スウィッシュよ……」
ギャレマスは、急に胃のあたりがグルグルと音を立てながら痛み出すのを感じつつ、おずおずと尋ねた。
「そ……その、紅い花というのは……ひょっとして、八つの細長い花びらがうねうねしてる……結構大きめの……?」
「あ、良く御存知ですね! おっしゃる通りです!」
ギャレマスの問いかけに、驚いた顔を向けて頷くスウィッシュ。
「お堀の土手に生えてた不思議な花です。でも、すごくいい香りがしてたんで、花びらを一片磨り潰して薬草に混ぜてみたんです! ……って、あれ? どうなさったんですか、陛下?」
「あ……い、いや……」
そそくさとベッドから身を起こしたギャレマスに、訝しげな目を向けるスウィッシュ。
魔王は、そんな彼女に向けて引き攣り笑いを浮かべながら、青白い顔で答える。
「そ、その、ちょっと……用を足して参る……」
「え? いけません!」
「へ……?」
よろよろと立ち上がろうとするギャレマスを、血相を変えたスウィッシュが押し止めた。
「陛下は、まだ傷が癒えていないのですから! 御用がおありでしたら、あたしが代わって行って参ります!」
「あ……いや……」
真剣な表情で制するスウィッシュに、ギャレマスは少し気恥ずかしそうな表情を浮かべながら言う。
「余……余の言う“用”というのは、そっちの意味では無くてな……その、トイレ方面の……」
「……あ」
微かに頬を染めながらのギャレマスの言葉に、ようやく意味を察したスウィッシュは大きく目を見開き、その顔を茹でダコのように真っ赤にする。
「あ! も、申し訳ございません! あ、あたし、てっきり――」
「よ、良い良い。余の言い方も悪かったやもしれぬ」
深々と頭を下げるスウィッシュに、ギャレマスは鷹揚に頷――こうとした途端、腹に鈍い痛みが走り、思わず呻り声を上げた。
そして、腹を押さえ、額に脂汗を浮かべながら、心持ち小股でトイレへと急ぐのであった――。
――【タコアシアカスミレ】――
まるでタコの脚の様に波打った、八枚の鮮やかな紅い花弁を有する花を咲かせる一年草。
稀に水辺の土手などに生え、極めてかぐわしい香りを放ち、近付いた生き物を惹きつける。
だが、その花弁や茎には毒性があり、摂取すると、極めて激しい腹痛と下痢をもたらす。
その為、強力な下剤の材料として、ごく少量が用いられる。
……『カーダ薬草大辞典』より抜粋。
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