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エピソード4 さまよえる(顔色が)蒼い魔王
魔王とエルフ老と条件
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ヴァートスが投擲した火炎球は、森の木々に繁る葉を焦がしながら、グングンとサリアの方へと近付いていく。
「――ッ!」
グングンとこちらに迫り来る巨大な火球が発する高熱によって、前髪がチリチリと焦げるのを感じたサリアは、その表情を強張らせ、息を呑んだ。
こんなものをまともに食らっては、到底無事で済むはずが無い。
彼女は、咄嗟に火球を避けようと、横っ飛びに跳躍しようとしたが――、
「――きゃあっ!」
不運にも、足元に出ていた木の根っこに蹴躓き、その場に転んでしまった。
「いたた……」
転んだ拍子に思い切り鼻頭を地面に打ちつけてしまったサリアは、目に涙を浮かべながら起き上がる。
そして、
「あ……」
彼女の紅玉の如き両眼に映ったのは、もはや回避する事が出来ない程に接近した大火球の紅炎だった。
「きゃ……」
サリアは、恐怖に駆られながら、本能的に頭を抱えて蹲った。
(だ……誰か、助けて……ッ!)
そう、心の中で希いながら、身体を丸めてガタガタと震えるだけのサリアに、燃え盛る火炎球が慈悲なく迫る――。
――その時、
パチンという乾いた音が、森の中に響き、
「颱呪風術――ッ!」
次いで、聞き慣れた声が彼女の耳朶を打った。
「ッ! お父さ――」
ハッと顔を上げて叫んだ彼女の声は、やにわに巻き起こった凄まじい竜巻の轟音に掻き消される。
「――ッ!」
サリアの目前で起こった竜巻は、今まさに彼女に襲いかかろうとしていた大火球をその渦の中に取り込み、火球を遥か上空へと吹き上げた。
――と、
「――熊手爪撃空波呪術ッ!」
更に紡がれた詠唱と共に、今度は五爪の風の波動が発生し、空へ吹き上げられた大火球を斬り裂く。
六つに分断された大火球は、シュワッと音を立てて消え去った。
「な――ッ?」
自身の放った大火球をいとも容易く破られたヴァートスは、驚愕の声を上げる。
そして、右腕を振り上げた格好で仁王立ちしている男を睨んだ。
「き……キサマ! 何故じゃ! キサマは、腰の痛みのせいで到底動ける状態では無かったはず……! なのに……なぜ動けるのじゃッ?」
「……腰の痛み?」
引き攣った顔で、問い質すヴァートスに向かって、ギャレマスはニヤリと笑いながら言った。
「ははは……。そんなもの、もうどこかに行ってしまったわ。先程の、サリアが放った光球雷起呪術のおかげでな!」
「な……何じゃとッ? どういう意味じゃ?」
ギャレマスの答えに唖然とするヴァートス。
そんな老人を前に、ギャレマスは自慢げに鼻を鳴らしながら言った。
「ふっふっふっ……どうやら、光球雷起呪術の雷の刺激が、余の腰の神経だか筋肉だかを上手い事ほぐしてくれたようでな。さっきまでの痛みが嘘のように引いたのだ」
「は……?」
「おかげで、余の腰はすっかり元通り……いや、こんなに全身が軽いのは、余がバリバリのイケイケだった青春時代以来よ!」
そう叫ぶと、ギャレマスは歓喜に満ちた声を上げながら、背中を反らしてみたり、腰をグルグルと回してみたりした。
「はっはっはっ! いや、凄いぞ! こんなに激しく腰を動かしても全然痛くないし、身体の中からゴキゴキとかミシミシとかいうイヤな音も聞こえてこないし、背中の筋肉が攣ったりもしないぞ!」
「――ッ!」
先ほどまでの、腰を押さえて唸っていた様が嘘のように、軽快な動きを見せながら歓喜の声を上げるギャレマスを目の当たりにして、ヴァートスは驚きを隠せない。
――そして、彼女も。
「お、お父様! 大丈夫なんですか……?」
「む?」
地面にへたり込んだまま、おずおずと尋ねかけるサリアに顔を向けたギャレマスは、満面の笑みを浮かべて大きく頷いてみせた。
「うむ! 大丈夫だ! それどころか、体が百も若返ったかのようだ! これも、お主の光球雷起呪術のおかげだ。感謝するぞ、サリア!」
「え……えと……その……」
誤って全力の攻撃をぶつけてしまった事を咎められるどころか、逆に感謝されてしまった格好のサリアは、ギャレマスに対してどう反応したらいいのか分からず、戸惑いの表情を浮かべていたが、
「ええと……ど、どういたしまして……です」
取り敢えず、引き攣り笑いを浮かべながら頷く事にしたようだ。
――と、その時、
「お……オイッ、キサマ!」
「……む?」
自分にかけられたしわがれ声に、ギャレマスはハッとして振り返った。
そして、苦笑いを浮かべて頭を掻きながら、目の前の小柄なエルフの老人に頭を下げる。
「これは失敬。身体が軽くなった事が嬉しくて、年甲斐も無くついついはしゃいでしまった……。して御老人、いかがなされたか?」
「『いかがなされたか?』では無いわい!」
ギャレマスの問いかけに、ヴァートスは、その禿頭を真っ赤にしながら怒鳴った。
「まったく……ワシの存在を完全に忘れて浮かれおってからに! 知らんのか? 年寄りは、放っておかれると寂しくてポックリ逝ってしまうような、脆い生き物なんじゃぞ!」
「……老人とは、ウサギか何かなのか?」
ヴァートスの言い草に、思わず小声でツッコむギャレマス。
だが、すぐに気を取り直すと、ゴホンと咳払いをして、半身になって構えた。
「……まあ良い。これからは、ご希望通り御老人の相手をして進ぜよう。先程の続きを戦ようではないか」
「……あ、いや……」
ギャレマスの言葉に、なぜか首を横に振るヴァートス。
そして、もじもじしながら、おずおずと口を開く。
「あのー……」
「……?」
「き、キサマらは、確か一泊出来る宿を得る為に、ワシの……半人族の村までやって来たと言うのだな?」
「え? あ、ああ……まあ、そうだ」
「……キサマらが、ワシの出す条件を呑んでくれると言うのなら……一泊の宿くらいは提供してやらん事も無くもないぞ」
「……へ?」
今度は、ギャレマスが呆気に取られる番だった。
「ヴァ……ヴァートス殿、それは真か? というか、一体どういう風の吹き回しで――?」
「何じゃあ! 条件を呑む気があるのか、それとも無いのか! 年寄りに訊かれたら、三秒以内に答えんかぁ! 老い先短いワシの時間を無駄に使わせるなッ!」
「……御老人は、まだまだまだまだ長生きしそうな感じだがな……」
ヴァートスの剣幕に辟易とするギャレマスだったが――すぐにコクンと頷いた。
「――もちろん。もとより、余はお主と戦う気は無い。無論、内容によるが、我らの願いを聞き入れて頂けるのなら、余もそちらの提示する条件を呑もう」
「……よし」
「――して、ヴァートス殿の“条件”とは?」
と尋ねるギャレマスに小さく頷きながら、ヴァートスは「実はの……」と口を開く。
「……最近、寄る年波のせいか、どうも首と肩が凝って仕方なくてのう。動かすのも一苦労なのじゃ」
「は? ……首と肩?」
ヴァートスの口から出た単語に、ギャレマスは戸惑いの声を上げた。
だが、そんな魔王の当惑も知らぬ顔で、ヴァートスはくるりと振り向くと、言葉を続ける。
「――のぅ、小娘。さっきお主がこの男の腰に食らわせたのと同じ事を、ワシの首と肩にもやってくれんかのう」
「……え?」
唐突にヴァートスに声をかけられたサリアが、思わず驚きの声を上げる。
彼女は、目をパチクリさせながら、ヴァートスへ問いかけた。
「――って、それは、もしかして……」
「うむ」
声を上ずらせるサリアに頷きかけながら、ヴァートスはハッキリと言った。
「お主が先ほど見せた雷呪術で、ワシの凝りに凝った首と肩をほぐしてくれる事……それが、キサマらをワシの村に迎えてやる条件じゃ。――良いな」
「――ッ!」
グングンとこちらに迫り来る巨大な火球が発する高熱によって、前髪がチリチリと焦げるのを感じたサリアは、その表情を強張らせ、息を呑んだ。
こんなものをまともに食らっては、到底無事で済むはずが無い。
彼女は、咄嗟に火球を避けようと、横っ飛びに跳躍しようとしたが――、
「――きゃあっ!」
不運にも、足元に出ていた木の根っこに蹴躓き、その場に転んでしまった。
「いたた……」
転んだ拍子に思い切り鼻頭を地面に打ちつけてしまったサリアは、目に涙を浮かべながら起き上がる。
そして、
「あ……」
彼女の紅玉の如き両眼に映ったのは、もはや回避する事が出来ない程に接近した大火球の紅炎だった。
「きゃ……」
サリアは、恐怖に駆られながら、本能的に頭を抱えて蹲った。
(だ……誰か、助けて……ッ!)
そう、心の中で希いながら、身体を丸めてガタガタと震えるだけのサリアに、燃え盛る火炎球が慈悲なく迫る――。
――その時、
パチンという乾いた音が、森の中に響き、
「颱呪風術――ッ!」
次いで、聞き慣れた声が彼女の耳朶を打った。
「ッ! お父さ――」
ハッと顔を上げて叫んだ彼女の声は、やにわに巻き起こった凄まじい竜巻の轟音に掻き消される。
「――ッ!」
サリアの目前で起こった竜巻は、今まさに彼女に襲いかかろうとしていた大火球をその渦の中に取り込み、火球を遥か上空へと吹き上げた。
――と、
「――熊手爪撃空波呪術ッ!」
更に紡がれた詠唱と共に、今度は五爪の風の波動が発生し、空へ吹き上げられた大火球を斬り裂く。
六つに分断された大火球は、シュワッと音を立てて消え去った。
「な――ッ?」
自身の放った大火球をいとも容易く破られたヴァートスは、驚愕の声を上げる。
そして、右腕を振り上げた格好で仁王立ちしている男を睨んだ。
「き……キサマ! 何故じゃ! キサマは、腰の痛みのせいで到底動ける状態では無かったはず……! なのに……なぜ動けるのじゃッ?」
「……腰の痛み?」
引き攣った顔で、問い質すヴァートスに向かって、ギャレマスはニヤリと笑いながら言った。
「ははは……。そんなもの、もうどこかに行ってしまったわ。先程の、サリアが放った光球雷起呪術のおかげでな!」
「な……何じゃとッ? どういう意味じゃ?」
ギャレマスの答えに唖然とするヴァートス。
そんな老人を前に、ギャレマスは自慢げに鼻を鳴らしながら言った。
「ふっふっふっ……どうやら、光球雷起呪術の雷の刺激が、余の腰の神経だか筋肉だかを上手い事ほぐしてくれたようでな。さっきまでの痛みが嘘のように引いたのだ」
「は……?」
「おかげで、余の腰はすっかり元通り……いや、こんなに全身が軽いのは、余がバリバリのイケイケだった青春時代以来よ!」
そう叫ぶと、ギャレマスは歓喜に満ちた声を上げながら、背中を反らしてみたり、腰をグルグルと回してみたりした。
「はっはっはっ! いや、凄いぞ! こんなに激しく腰を動かしても全然痛くないし、身体の中からゴキゴキとかミシミシとかいうイヤな音も聞こえてこないし、背中の筋肉が攣ったりもしないぞ!」
「――ッ!」
先ほどまでの、腰を押さえて唸っていた様が嘘のように、軽快な動きを見せながら歓喜の声を上げるギャレマスを目の当たりにして、ヴァートスは驚きを隠せない。
――そして、彼女も。
「お、お父様! 大丈夫なんですか……?」
「む?」
地面にへたり込んだまま、おずおずと尋ねかけるサリアに顔を向けたギャレマスは、満面の笑みを浮かべて大きく頷いてみせた。
「うむ! 大丈夫だ! それどころか、体が百も若返ったかのようだ! これも、お主の光球雷起呪術のおかげだ。感謝するぞ、サリア!」
「え……えと……その……」
誤って全力の攻撃をぶつけてしまった事を咎められるどころか、逆に感謝されてしまった格好のサリアは、ギャレマスに対してどう反応したらいいのか分からず、戸惑いの表情を浮かべていたが、
「ええと……ど、どういたしまして……です」
取り敢えず、引き攣り笑いを浮かべながら頷く事にしたようだ。
――と、その時、
「お……オイッ、キサマ!」
「……む?」
自分にかけられたしわがれ声に、ギャレマスはハッとして振り返った。
そして、苦笑いを浮かべて頭を掻きながら、目の前の小柄なエルフの老人に頭を下げる。
「これは失敬。身体が軽くなった事が嬉しくて、年甲斐も無くついついはしゃいでしまった……。して御老人、いかがなされたか?」
「『いかがなされたか?』では無いわい!」
ギャレマスの問いかけに、ヴァートスは、その禿頭を真っ赤にしながら怒鳴った。
「まったく……ワシの存在を完全に忘れて浮かれおってからに! 知らんのか? 年寄りは、放っておかれると寂しくてポックリ逝ってしまうような、脆い生き物なんじゃぞ!」
「……老人とは、ウサギか何かなのか?」
ヴァートスの言い草に、思わず小声でツッコむギャレマス。
だが、すぐに気を取り直すと、ゴホンと咳払いをして、半身になって構えた。
「……まあ良い。これからは、ご希望通り御老人の相手をして進ぜよう。先程の続きを戦ようではないか」
「……あ、いや……」
ギャレマスの言葉に、なぜか首を横に振るヴァートス。
そして、もじもじしながら、おずおずと口を開く。
「あのー……」
「……?」
「き、キサマらは、確か一泊出来る宿を得る為に、ワシの……半人族の村までやって来たと言うのだな?」
「え? あ、ああ……まあ、そうだ」
「……キサマらが、ワシの出す条件を呑んでくれると言うのなら……一泊の宿くらいは提供してやらん事も無くもないぞ」
「……へ?」
今度は、ギャレマスが呆気に取られる番だった。
「ヴァ……ヴァートス殿、それは真か? というか、一体どういう風の吹き回しで――?」
「何じゃあ! 条件を呑む気があるのか、それとも無いのか! 年寄りに訊かれたら、三秒以内に答えんかぁ! 老い先短いワシの時間を無駄に使わせるなッ!」
「……御老人は、まだまだまだまだ長生きしそうな感じだがな……」
ヴァートスの剣幕に辟易とするギャレマスだったが――すぐにコクンと頷いた。
「――もちろん。もとより、余はお主と戦う気は無い。無論、内容によるが、我らの願いを聞き入れて頂けるのなら、余もそちらの提示する条件を呑もう」
「……よし」
「――して、ヴァートス殿の“条件”とは?」
と尋ねるギャレマスに小さく頷きながら、ヴァートスは「実はの……」と口を開く。
「……最近、寄る年波のせいか、どうも首と肩が凝って仕方なくてのう。動かすのも一苦労なのじゃ」
「は? ……首と肩?」
ヴァートスの口から出た単語に、ギャレマスは戸惑いの声を上げた。
だが、そんな魔王の当惑も知らぬ顔で、ヴァートスはくるりと振り向くと、言葉を続ける。
「――のぅ、小娘。さっきお主がこの男の腰に食らわせたのと同じ事を、ワシの首と肩にもやってくれんかのう」
「……え?」
唐突にヴァートスに声をかけられたサリアが、思わず驚きの声を上げる。
彼女は、目をパチクリさせながら、ヴァートスへ問いかけた。
「――って、それは、もしかして……」
「うむ」
声を上ずらせるサリアに頷きかけながら、ヴァートスはハッキリと言った。
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