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第七章 ふたつの凶行は、何によって下されたのか
第七章其の拾 伝言
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「……え?」
突然顔色を変えた健一に「逃げて!」と言われたフラニィは、その言葉の意味が解らず、目をパチクリしながら首を傾げる。
「に……逃げてって……何で……?」
「いいからっ! ボクの言う事を聞くんだ!」
「だから……! 何で、あなたに突然『逃げろ』なんて命令されなきゃいけないのよ!」
フラニィは、ムッとした表情を浮かべて、健一を睨みつけた。
「――そんな事を言って、あたしを遠ざけた後でゆっくり逃げようとしているんでしょ? お生憎様! あたしは、そんな手に引っかから――」
「違うよッ! キミが危険だから逃げろって言ってるんだよ、ボクは!」
「え……?」
フラニィの言葉を途中で遮った健一の剣幕に、フラニィはハッとして口を噤む。
彼女は慌てて周囲を見回すが――特に異常は見られなかった。
「べ……別に、おかしい所は無さそうだけ――」
「もうっ! 何で分からないのさ、キミはっ!」
疑いの目を向けるフラニィに苛立ちながら、健一は声を荒げる。
「今がどうだろうと関係ない! これから、何か危険なものが来る……それが確実だから、逃げてって言ってる!」
「だ……だから、何でそんな事が分か――」
「ボクの勘!」
「か、勘って、あなた――」
「タダの勘じゃない!」
訝しげな顔をするフラニィに苛立ちながら、健一は更に声を張り上げた。
「――アームドファイターZ2の装着者であるボクの勘だ!」
「――!」
健一がキッパリと言い切った言葉の勢いに気圧され、フラニィは思わず言葉を呑む。
そんな彼女に向け、健一は「……だから、ね」と、やや声を潜ませた。
「だから……ボクの言う事を信じてほしい。本当に、キミの身に危険が迫っているんだ。間違いない」
「で……でも……」
「……テラも言っていたじゃないか。『身の危険を感じたら、躊躇なく逃げろ』って」
「そ……それは、そうだけど……でも……」
「あーっ、もう! じれったいなあ、まったく!」
頷きながらも、それでも煮え切らないフラニィの態度に激しい苛立ちを見せる健一。
「そんなに信用できないんだったらいいよ! ボクを、この木に縛りつけたまま逃げて!」
「え……?」
「要するに、キミはボクが嘘をついて逃げ出す気なんじゃないかと思ってるんだろ? いいよ! だったらこのままで、キミは逃げなよ!」
「……何で?」
フラニィは、唖然とした表情を浮かべて、健一の顔をじっと見る。
「何で……悪魔のあなたが、そんなにあたしの事を気遣うの? 変じゃない?」
「……キミに何かあったら、テラ……ハヤテの奴が怒るだろう? ――それが鬱陶しそうだからだよ」
そう答えて、はにかみ笑いを浮かべた健一だったが、すぐに表情を引き締め、「ほら、早く!」と彼女を促した。
「……うん!」
ようやく決断したらしいフラニィは、こくりと頷き返し、一旦は健一に背中を向けて走り去ろうとしたが、急にクルリと踵を返すと、健一の方へと近付いてくる。
それを見た健一は驚き、更に腹を立てて怒鳴った。
「ちょっと……何をしてるんだよ! こっちじゃない! 早く向こうへ――」
「――じっとしてて!」
「え……?」
フラニィは、捲し立てる健一を厳しい口調で黙らせると、彼の背後に回り、頻りに手を動かす。
――健一を拘束していた太い縄が、はらりと落ちた。
「……あ、あれ?」
「……危ないのは、あなたも同じなんじゃないの?」
突然身体が自由になった事に、思わず戸惑いの声を上げた健一に、フラニィは真剣な顔で尋ねる。
健一はハッとした顔をすると、おずおずと訊き返した。
「……どうして、分かったのさ?」
「あなたと同じよ」
フラニィは、健一の顔をしっかりと見据えながら、言葉を継ぐ。
「――女の勘」
「ふ……ふふ……」
彼女の答えに、健一は僅かに笑い声を上げた。
「やだなぁ。さっきのボクの真似じゃないか……」
そう呟くと、健一は、ふっと表情を消す。
そして、顔を俯かせ、今にも消えそうな声でフラニィに言った。
「じゃあ……ついでに、ひとつお願いをして、いいかな?」
「……何?」
耳をピクリと動かし、健一の声を余さず聞き取ろうと、フラニィは顔を寄せる。
そんな彼女の耳元で、健一は僅かに震える声で囁いた。
「……カオルに、ここに戻ってくるよう、言ってほしい」
「カオル……ああ、あの男……」
健一と一緒に居た若い男の顔を思い浮かべたフラニィは、一旦は「分かったわ」と頷くが、すぐに自信無さげな表情を浮かべる。
「……でも、あたしが戻るように言っても、あいつが素直に聞くとは思えないのだけれど……」
「じゃあ……伝言もお願いするよ」
「伝言?」
「うん……」
フラニィが訊き返すと、健一は静かに頷き返し――恐怖に怯え、今にも泣きだしそうな表情を浮かべ、更に激しく声を震わせて言った。
「……『助けて』……って」
「! ……分かったわ!」
心の底の悲鳴が漏れ出たような健一の声色に、フラニィは顔を強張らせ、即座に大きく頷く。
そして、くるりと身を翻すと、
「すぐ呼んでくるから! ――だから、待ってて!」
そう言い残すと、矢のような勢いで走り出した。
健一は、みるみる遠ざかるフラニィの背中を見送り、ポツリと呟く。
「うん……待ってるよ。――ええと……」
そういえば、彼女の名前をまだ聞いていなかった。
(……まあ、いいや。あの子がカオルを連れて戻ってきたら、名前を聞いてみよう)
健一は、自分を納得させるように小さく頷く。
――その時、
……こぽっ こぽっ……
彼の背後から、何かが粟立つような微かな音が聴こえてきた。
「……ッ!」
健一はビクリと身体を震わせると、恐る恐るといった様子でゆっくりと振り返る。
「――水たまり……」
彼の目の前十メートル程のところに忽然と現れた小さな水たまり。その水面が、風も無いのにユラリユラリと波打っている。
と、次の瞬間、水面がボコリと音を立てて盛り上がった。
「――っ!」
驚愕しつつ身構える健一の目の前で、盛り上がった水は不気味に蠢き、時折白い光を放ちながら、だんだんとその形を人型へと変えていく――!
「……」
瞬きすら忘れて、目の前の怪現象を見守るだけの健一の前で、水の塊は完全な人型と為り、実体化する。
「――やあ、健一くん。大丈夫かい?」
そして、蒼い宝石を模した仮面を健一の方に向け、穏やかな声で呼びかけてきた。
健一は、微かに顔を青ざめさせながら、油断の無い目で、目の前の仮面の戦士を睨み返し、
「……ジュエル」
僅かに震える声で、仲間の名を呼んだのだった。
突然顔色を変えた健一に「逃げて!」と言われたフラニィは、その言葉の意味が解らず、目をパチクリしながら首を傾げる。
「に……逃げてって……何で……?」
「いいからっ! ボクの言う事を聞くんだ!」
「だから……! 何で、あなたに突然『逃げろ』なんて命令されなきゃいけないのよ!」
フラニィは、ムッとした表情を浮かべて、健一を睨みつけた。
「――そんな事を言って、あたしを遠ざけた後でゆっくり逃げようとしているんでしょ? お生憎様! あたしは、そんな手に引っかから――」
「違うよッ! キミが危険だから逃げろって言ってるんだよ、ボクは!」
「え……?」
フラニィの言葉を途中で遮った健一の剣幕に、フラニィはハッとして口を噤む。
彼女は慌てて周囲を見回すが――特に異常は見られなかった。
「べ……別に、おかしい所は無さそうだけ――」
「もうっ! 何で分からないのさ、キミはっ!」
疑いの目を向けるフラニィに苛立ちながら、健一は声を荒げる。
「今がどうだろうと関係ない! これから、何か危険なものが来る……それが確実だから、逃げてって言ってる!」
「だ……だから、何でそんな事が分か――」
「ボクの勘!」
「か、勘って、あなた――」
「タダの勘じゃない!」
訝しげな顔をするフラニィに苛立ちながら、健一は更に声を張り上げた。
「――アームドファイターZ2の装着者であるボクの勘だ!」
「――!」
健一がキッパリと言い切った言葉の勢いに気圧され、フラニィは思わず言葉を呑む。
そんな彼女に向け、健一は「……だから、ね」と、やや声を潜ませた。
「だから……ボクの言う事を信じてほしい。本当に、キミの身に危険が迫っているんだ。間違いない」
「で……でも……」
「……テラも言っていたじゃないか。『身の危険を感じたら、躊躇なく逃げろ』って」
「そ……それは、そうだけど……でも……」
「あーっ、もう! じれったいなあ、まったく!」
頷きながらも、それでも煮え切らないフラニィの態度に激しい苛立ちを見せる健一。
「そんなに信用できないんだったらいいよ! ボクを、この木に縛りつけたまま逃げて!」
「え……?」
「要するに、キミはボクが嘘をついて逃げ出す気なんじゃないかと思ってるんだろ? いいよ! だったらこのままで、キミは逃げなよ!」
「……何で?」
フラニィは、唖然とした表情を浮かべて、健一の顔をじっと見る。
「何で……悪魔のあなたが、そんなにあたしの事を気遣うの? 変じゃない?」
「……キミに何かあったら、テラ……ハヤテの奴が怒るだろう? ――それが鬱陶しそうだからだよ」
そう答えて、はにかみ笑いを浮かべた健一だったが、すぐに表情を引き締め、「ほら、早く!」と彼女を促した。
「……うん!」
ようやく決断したらしいフラニィは、こくりと頷き返し、一旦は健一に背中を向けて走り去ろうとしたが、急にクルリと踵を返すと、健一の方へと近付いてくる。
それを見た健一は驚き、更に腹を立てて怒鳴った。
「ちょっと……何をしてるんだよ! こっちじゃない! 早く向こうへ――」
「――じっとしてて!」
「え……?」
フラニィは、捲し立てる健一を厳しい口調で黙らせると、彼の背後に回り、頻りに手を動かす。
――健一を拘束していた太い縄が、はらりと落ちた。
「……あ、あれ?」
「……危ないのは、あなたも同じなんじゃないの?」
突然身体が自由になった事に、思わず戸惑いの声を上げた健一に、フラニィは真剣な顔で尋ねる。
健一はハッとした顔をすると、おずおずと訊き返した。
「……どうして、分かったのさ?」
「あなたと同じよ」
フラニィは、健一の顔をしっかりと見据えながら、言葉を継ぐ。
「――女の勘」
「ふ……ふふ……」
彼女の答えに、健一は僅かに笑い声を上げた。
「やだなぁ。さっきのボクの真似じゃないか……」
そう呟くと、健一は、ふっと表情を消す。
そして、顔を俯かせ、今にも消えそうな声でフラニィに言った。
「じゃあ……ついでに、ひとつお願いをして、いいかな?」
「……何?」
耳をピクリと動かし、健一の声を余さず聞き取ろうと、フラニィは顔を寄せる。
そんな彼女の耳元で、健一は僅かに震える声で囁いた。
「……カオルに、ここに戻ってくるよう、言ってほしい」
「カオル……ああ、あの男……」
健一と一緒に居た若い男の顔を思い浮かべたフラニィは、一旦は「分かったわ」と頷くが、すぐに自信無さげな表情を浮かべる。
「……でも、あたしが戻るように言っても、あいつが素直に聞くとは思えないのだけれど……」
「じゃあ……伝言もお願いするよ」
「伝言?」
「うん……」
フラニィが訊き返すと、健一は静かに頷き返し――恐怖に怯え、今にも泣きだしそうな表情を浮かべ、更に激しく声を震わせて言った。
「……『助けて』……って」
「! ……分かったわ!」
心の底の悲鳴が漏れ出たような健一の声色に、フラニィは顔を強張らせ、即座に大きく頷く。
そして、くるりと身を翻すと、
「すぐ呼んでくるから! ――だから、待ってて!」
そう言い残すと、矢のような勢いで走り出した。
健一は、みるみる遠ざかるフラニィの背中を見送り、ポツリと呟く。
「うん……待ってるよ。――ええと……」
そういえば、彼女の名前をまだ聞いていなかった。
(……まあ、いいや。あの子がカオルを連れて戻ってきたら、名前を聞いてみよう)
健一は、自分を納得させるように小さく頷く。
――その時、
……こぽっ こぽっ……
彼の背後から、何かが粟立つような微かな音が聴こえてきた。
「……ッ!」
健一はビクリと身体を震わせると、恐る恐るといった様子でゆっくりと振り返る。
「――水たまり……」
彼の目の前十メートル程のところに忽然と現れた小さな水たまり。その水面が、風も無いのにユラリユラリと波打っている。
と、次の瞬間、水面がボコリと音を立てて盛り上がった。
「――っ!」
驚愕しつつ身構える健一の目の前で、盛り上がった水は不気味に蠢き、時折白い光を放ちながら、だんだんとその形を人型へと変えていく――!
「……」
瞬きすら忘れて、目の前の怪現象を見守るだけの健一の前で、水の塊は完全な人型と為り、実体化する。
「――やあ、健一くん。大丈夫かい?」
そして、蒼い宝石を模した仮面を健一の方に向け、穏やかな声で呼びかけてきた。
健一は、微かに顔を青ざめさせながら、油断の無い目で、目の前の仮面の戦士を睨み返し、
「……ジュエル」
僅かに震える声で、仲間の名を呼んだのだった。
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