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第十二章 忍の装甲戦士に、如何に抗うのか
第十二章其の拾 炎壁
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ルナの絶叫と共に、その両手の鈎爪から発生した夥しい電流は、たちまちニンジャ・金遁形態の全身を覆う分厚い金属装甲を流れ回った。
「が――! あぁ、ああああああっ!」
ニンジャは、ルナの放った大量の電流によって、体中を激しく痙攣させながら苦悶の声を上げる。
「ぐうううああああ……は……放……せ――はな……」
「……悪いけどッ!」
感電し、舌を縺れさせながら紡がれたニンジャの絶叫に、ルナは一瞬躊躇したが、キッパリと首を横に振ると、彼の脚部装甲に両手の鈎爪を更に深く突きたてた。
「――殺しはしないけど、気絶まではしてもらうわよッ!」
「ぐ、がぐううううあああッ!」
彼女の鈎爪が一層白く眩しく光ると同時に、ニンジャの声から上がる絶叫のトーンが上がり、体の痙攣は更に激しくなっていく。
――と、
「くううう……そがぁああああっ!」
ニンジャは朦朧とし始めた意識を奮い立たせつつ、激しく痙攣する腕を必死で動かし、ベルトのホルダーに納めていた巻物を取り出した。
そして、
「け……形態変化ェっ!」
縺れる舌を懸命に動かして叫ぶや、その巻物の封を解きながら頭上へ放り投げる。
次の瞬間、巻物とニンジャの装甲が光り輝き、勢い良く弾けた。
「きゃ――ッ!」
突如広がった衝撃と閃光に思わず怯んだルナが、思わず鈎爪にかけている力を緩める。
その一瞬の隙を逃さず、ニンジャは素早く脚を抜いた。
そして、痺れる体を懸命に動かして、バク転でルナから距離を取った。
「はぁ……はぁ……ちぇっ、逃がした!」
肩で息をしながら、再び火遁形態へ姿を変えたニンジャを悔しそうに睨みつけるルナ。
そんな彼女の反応に、ニンジャは肩を竦めた。
「き……キミさ……ひょっとしてドSッ気が……あるのかい?」
「何よ、文句あるッ?」
「おー、怖い怖い」
今しがた食らったサンダーランブリング・クローのダメージを確認するように身体を動かしながら、ニンジャはおどけた様子で首を横に振った。
一方のルナも、素早く起き上がると、鈎爪の生えた両手を前に出し、油断なく構える。
そして、体を馴らすように軽くジャンプするニンジャに向かって、凛とした声で叫んだ。
「――今のは結構効いたでしょ? だったら、大人しく退いた方がいいんじゃないのかしら?」
「……まあ、ね」
ルナの言葉に、ニンジャは余裕すら感じさせる様子で、小さく頷いてみせる。
「少し迂闊だった。スピードタイプかつ雷属性のキミに対して、動きが鈍い上に電撃に弱い金遁形態のままで対処しようとするなんてな……。悪い。ぶっちゃけ、少しキミをナメてたわ」
「……っ!」
彼の言葉を聞いたルナは、背筋を冷たいものが伝うのを感じ、身震いする。
――対峙するニンジャの口調と雰囲気から、彼が本気になった事を察したからだ。
彼女は、無意識に身体を一層小さく縮こまらせながら、ニンジャの一挙手一投足を見逃すまいと目を凝らす。
――と、
「……ふ、ふふふ……」
彼は含み笑いを漏らしながら、もう一度肩を竦めてみせた。
「可愛い女の子に、熱い視線を向けられるのは嬉しいもんだねぇ。……その怖いチーターの仮面が無ければ、もっと嬉しいんだけど」
「な……何ふざけた事言ってんのよ!」
彼の不気味な雰囲気に嫌な予感を覚えつつ、ルナは上ずった声で怒鳴った。
「これは、あなたが妙な真似をしてもすぐに対応できるように――」
「妙な真似? ――ああ」
ルナの言葉を途中で遮ったニンジャは、指を伸ばして、彼女の足元を指さす。
そして、事も無げに言った。
「それが“攻撃”って意味なら――もう済んでる」
「え――?」
ニンジャの言葉に、呆気にとられるルナ。
そして、ニンジャの指先が示す先に目を落とし――地面に一本のクナイが突き立っているのを見つけた。
「――ッ! しまっ……」
クナイを見つけた瞬間、ルナは危険を察知し、即座に逃げようとするが――既に遅かった。
「……忍技・劫火封陣」
「――ッ!」
ニンジャが伸ばした指を上に向けた瞬間、地面に刺さったクナイが炎に包まれた。
そしてすぐ、ルナの周囲を取り囲むように、先ほど小屋を灼いたのと同じ火柱が轟音と共に立ち上り、その中に彼女の身体は閉じ込められた。
「あ……熱ッ!」
凄まじい勢いで燃え盛る炎に全身を炙られ、ルナは苦痛の声を上げる。
「こ……このっ!」
何とか脱出しようと、ルナは鈎爪を炎の壁に向けて振り回す。だが、一瞬炎を斬り裂けても、絶えず噴き上げる新たな炎によって、その穴は即座に塞がれてしまう。
「はははははっ! そんな足掻きは無駄だ!」
必死に腕を振り回すルナの様子を見ながら、ニンジャは高らかに嘲笑してみせる。
「さっきは囲う対象が大きかったから、どうしても炎の厚さが足りなくて、あのお兄さんの技で吹き消されちまったけど、今度は範囲が狭いからな。さっきよりずっと密度が濃くて分厚い炎の壁だから、キミの爪に引っかかれて開けられた穴も、すぐに塞げるのさ!」
「……!」
ニンジャの言葉を聞いて、ルナは激しく動揺する。
「さ……サンダーランブリング・クローッ!」
今度は帯電させた鈎爪を、先ほどよりも激しく振るうが、結果は変わらなかった。
「ハハハッ! だから、無駄だって言ってんじゃん! 電気で火焔を打ち払えるかって!」
「……ッ!」
ニンジャの嘲笑に、ルナは途方に暮れた様子で、両腕をぶらりと垂らしてしまう。
それを見たニンジャは、満足そうに頷いた。
「そうそう。人間、諦めってやつが肝心だ」
「……くっ」
「じゃあ、そろそろ楽にしてあげよう。まあ、死ぬほど苦しいだろうけど……って、そりゃあ死ぬから当然か、ははっ!」
「……さっきの言葉、そっくり返すわ」
せせら笑うニンジャを睨みつけながら、ルナは毒づく。
「――どっちがドSよ、このクソサド野郎が!」
「はっはっはっ、否定はしないよ」
ルナの悪態を一笑に付したニンジャは、広げた右手を火柱へ向けながら、静かに告げた。
「さて……一瞬で終わると思うから、少しだけ我慢しててな。――“縮”!」
「……ッ!」
ルナの身体が、恐怖で硬直する。
彼女を囲う炎の壁が、ゆっくりと彼女に向かって収縮し始めたからだ。
「ひっ……」
彼女は、喉の奥から声にならない悲鳴を上げながら、己が身に迫る炎の壁から少しでも距離を取ろうと、一層その身を小さく縮める。
だが、そうしている間にも、轟々と燃え盛る炎の壁は着実にルナの身体との距離を狭めてくる。
装甲越しにも伝わる猛烈な熱さと恐怖に耐え兼ね、彼女は頭を抱えてしゃがみ込んだ。
「……た、助けて……!」
そして、遂に炎がルナの身体を捉えた――その時、
「――バーニング・ロアーッ!」
「――ッ!」
突如として、凛とした叫びが辺りに響き渡った。
次の瞬間、獅子の形を成した真紅の炎が、今まさにルナの身体を呑み込もうとしていた炎の壁に襲いかかり、瞬く間に嚙み散らし始める。
やがて、ニンジャが張り巡らした炎の火柱は、炎の獅子によって完全に消し止められた。
「な――何だ、と……?」
目の前で起こった信じがたい光景に、ニンジャは驚愕を隠せない。
――一方、
「あ……あなた……は……」
恐る恐る顔を上げ、キョロキョロと周囲を見回したルナの目に、見慣れない……いや、テレビの画面越しでさんざん見慣れた姿が映る。
仮面の奥の瞳を大きく見開いた彼女の口から、擦れた笑いが漏れた。
そして、ゆっくりと近付いてきたその男に向かって、咎めるような口ぶりで声をかける。
「まったく……来るんだったら、もう少し早く助けに来なさいよ……!」
そして、打って変わった歓喜に満ちた声で、その男の名を呼んだ。
「――装甲戦士テラ・タイプ・フレイムライオン……!」
「が――! あぁ、ああああああっ!」
ニンジャは、ルナの放った大量の電流によって、体中を激しく痙攣させながら苦悶の声を上げる。
「ぐうううああああ……は……放……せ――はな……」
「……悪いけどッ!」
感電し、舌を縺れさせながら紡がれたニンジャの絶叫に、ルナは一瞬躊躇したが、キッパリと首を横に振ると、彼の脚部装甲に両手の鈎爪を更に深く突きたてた。
「――殺しはしないけど、気絶まではしてもらうわよッ!」
「ぐ、がぐううううあああッ!」
彼女の鈎爪が一層白く眩しく光ると同時に、ニンジャの声から上がる絶叫のトーンが上がり、体の痙攣は更に激しくなっていく。
――と、
「くううう……そがぁああああっ!」
ニンジャは朦朧とし始めた意識を奮い立たせつつ、激しく痙攣する腕を必死で動かし、ベルトのホルダーに納めていた巻物を取り出した。
そして、
「け……形態変化ェっ!」
縺れる舌を懸命に動かして叫ぶや、その巻物の封を解きながら頭上へ放り投げる。
次の瞬間、巻物とニンジャの装甲が光り輝き、勢い良く弾けた。
「きゃ――ッ!」
突如広がった衝撃と閃光に思わず怯んだルナが、思わず鈎爪にかけている力を緩める。
その一瞬の隙を逃さず、ニンジャは素早く脚を抜いた。
そして、痺れる体を懸命に動かして、バク転でルナから距離を取った。
「はぁ……はぁ……ちぇっ、逃がした!」
肩で息をしながら、再び火遁形態へ姿を変えたニンジャを悔しそうに睨みつけるルナ。
そんな彼女の反応に、ニンジャは肩を竦めた。
「き……キミさ……ひょっとしてドSッ気が……あるのかい?」
「何よ、文句あるッ?」
「おー、怖い怖い」
今しがた食らったサンダーランブリング・クローのダメージを確認するように身体を動かしながら、ニンジャはおどけた様子で首を横に振った。
一方のルナも、素早く起き上がると、鈎爪の生えた両手を前に出し、油断なく構える。
そして、体を馴らすように軽くジャンプするニンジャに向かって、凛とした声で叫んだ。
「――今のは結構効いたでしょ? だったら、大人しく退いた方がいいんじゃないのかしら?」
「……まあ、ね」
ルナの言葉に、ニンジャは余裕すら感じさせる様子で、小さく頷いてみせる。
「少し迂闊だった。スピードタイプかつ雷属性のキミに対して、動きが鈍い上に電撃に弱い金遁形態のままで対処しようとするなんてな……。悪い。ぶっちゃけ、少しキミをナメてたわ」
「……っ!」
彼の言葉を聞いたルナは、背筋を冷たいものが伝うのを感じ、身震いする。
――対峙するニンジャの口調と雰囲気から、彼が本気になった事を察したからだ。
彼女は、無意識に身体を一層小さく縮こまらせながら、ニンジャの一挙手一投足を見逃すまいと目を凝らす。
――と、
「……ふ、ふふふ……」
彼は含み笑いを漏らしながら、もう一度肩を竦めてみせた。
「可愛い女の子に、熱い視線を向けられるのは嬉しいもんだねぇ。……その怖いチーターの仮面が無ければ、もっと嬉しいんだけど」
「な……何ふざけた事言ってんのよ!」
彼の不気味な雰囲気に嫌な予感を覚えつつ、ルナは上ずった声で怒鳴った。
「これは、あなたが妙な真似をしてもすぐに対応できるように――」
「妙な真似? ――ああ」
ルナの言葉を途中で遮ったニンジャは、指を伸ばして、彼女の足元を指さす。
そして、事も無げに言った。
「それが“攻撃”って意味なら――もう済んでる」
「え――?」
ニンジャの言葉に、呆気にとられるルナ。
そして、ニンジャの指先が示す先に目を落とし――地面に一本のクナイが突き立っているのを見つけた。
「――ッ! しまっ……」
クナイを見つけた瞬間、ルナは危険を察知し、即座に逃げようとするが――既に遅かった。
「……忍技・劫火封陣」
「――ッ!」
ニンジャが伸ばした指を上に向けた瞬間、地面に刺さったクナイが炎に包まれた。
そしてすぐ、ルナの周囲を取り囲むように、先ほど小屋を灼いたのと同じ火柱が轟音と共に立ち上り、その中に彼女の身体は閉じ込められた。
「あ……熱ッ!」
凄まじい勢いで燃え盛る炎に全身を炙られ、ルナは苦痛の声を上げる。
「こ……このっ!」
何とか脱出しようと、ルナは鈎爪を炎の壁に向けて振り回す。だが、一瞬炎を斬り裂けても、絶えず噴き上げる新たな炎によって、その穴は即座に塞がれてしまう。
「はははははっ! そんな足掻きは無駄だ!」
必死に腕を振り回すルナの様子を見ながら、ニンジャは高らかに嘲笑してみせる。
「さっきは囲う対象が大きかったから、どうしても炎の厚さが足りなくて、あのお兄さんの技で吹き消されちまったけど、今度は範囲が狭いからな。さっきよりずっと密度が濃くて分厚い炎の壁だから、キミの爪に引っかかれて開けられた穴も、すぐに塞げるのさ!」
「……!」
ニンジャの言葉を聞いて、ルナは激しく動揺する。
「さ……サンダーランブリング・クローッ!」
今度は帯電させた鈎爪を、先ほどよりも激しく振るうが、結果は変わらなかった。
「ハハハッ! だから、無駄だって言ってんじゃん! 電気で火焔を打ち払えるかって!」
「……ッ!」
ニンジャの嘲笑に、ルナは途方に暮れた様子で、両腕をぶらりと垂らしてしまう。
それを見たニンジャは、満足そうに頷いた。
「そうそう。人間、諦めってやつが肝心だ」
「……くっ」
「じゃあ、そろそろ楽にしてあげよう。まあ、死ぬほど苦しいだろうけど……って、そりゃあ死ぬから当然か、ははっ!」
「……さっきの言葉、そっくり返すわ」
せせら笑うニンジャを睨みつけながら、ルナは毒づく。
「――どっちがドSよ、このクソサド野郎が!」
「はっはっはっ、否定はしないよ」
ルナの悪態を一笑に付したニンジャは、広げた右手を火柱へ向けながら、静かに告げた。
「さて……一瞬で終わると思うから、少しだけ我慢しててな。――“縮”!」
「……ッ!」
ルナの身体が、恐怖で硬直する。
彼女を囲う炎の壁が、ゆっくりと彼女に向かって収縮し始めたからだ。
「ひっ……」
彼女は、喉の奥から声にならない悲鳴を上げながら、己が身に迫る炎の壁から少しでも距離を取ろうと、一層その身を小さく縮める。
だが、そうしている間にも、轟々と燃え盛る炎の壁は着実にルナの身体との距離を狭めてくる。
装甲越しにも伝わる猛烈な熱さと恐怖に耐え兼ね、彼女は頭を抱えてしゃがみ込んだ。
「……た、助けて……!」
そして、遂に炎がルナの身体を捉えた――その時、
「――バーニング・ロアーッ!」
「――ッ!」
突如として、凛とした叫びが辺りに響き渡った。
次の瞬間、獅子の形を成した真紅の炎が、今まさにルナの身体を呑み込もうとしていた炎の壁に襲いかかり、瞬く間に嚙み散らし始める。
やがて、ニンジャが張り巡らした炎の火柱は、炎の獅子によって完全に消し止められた。
「な――何だ、と……?」
目の前で起こった信じがたい光景に、ニンジャは驚愕を隠せない。
――一方、
「あ……あなた……は……」
恐る恐る顔を上げ、キョロキョロと周囲を見回したルナの目に、見慣れない……いや、テレビの画面越しでさんざん見慣れた姿が映る。
仮面の奥の瞳を大きく見開いた彼女の口から、擦れた笑いが漏れた。
そして、ゆっくりと近付いてきたその男に向かって、咎めるような口ぶりで声をかける。
「まったく……来るんだったら、もう少し早く助けに来なさいよ……!」
そして、打って変わった歓喜に満ちた声で、その男の名を呼んだ。
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