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第十六章 惑わぬ娘は、惑う少女に何を伝えるのか
第十六章其の肆 連撃
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「くっ――!」
森の中で、猛る炎の獅子の顎に捕らわれたニンジャは、そのままの状態でアジトの小屋の方まで吹き飛ばされた。
そして、勢いを殺さぬまま小屋の壁に激しく背中を押し付けられ、思わず苦痛の声を吐いた。
口の中が生温かくなり、鉄の匂いがこみ上げる。
ニンジャは苦痛と屈辱で眉を顰めながら、右手の忍一文字を握り直すと、
「ぐ……こ、の……消えろぉっ!」
と絶叫しながら、自分を咥え込んだ炎の獅子を横薙ぎに斬り払った。
ニンジャの一撃を受け、炎の獅子は無数の火の粉となって散り消える。
自由の身となったニンジャは、ヨロヨロと二・三歩ほど歩くと、忍一文字を杖にして片膝をついた。
彼の胸の装甲には、三本の深い傷が斜めに刻みつけられている。先程テラから受けたスラッシング・フレイム・クロウズで負った損傷である。
その傷の周辺は真っ黒に焼き焦げていて、テラの攻撃の凄まじさを物語っていた。
「はぁっ……! はぁ……っ!」
傷ついた胸を押さえ、肩を揺らしながら荒い息を吐くニンジャ。
――その時、
「――バーニング・ロアーッ!」
「……!」
森の奥から聞こえてきた声に、ハッとして顔を上げると、新たな炎の獅子が牙を剥いて自分の方に向かってくるのが目に入った。
「チッ……!」
ニンジャは忌々しげに舌打ちをすると、即座に取り出したシノビクナイを地面に突き刺し、素早く印を結ぶ。
「……忍技・壁火護陣!」
彼が技の名を叫ぶと同時に、その周囲から分厚い炎が噴き出し壁を成し、襲いかかる炎の獅子の前に立ち塞がった。
さしもの炎の獅子を以てしても、『絶対防御』の威名を誇る壁火護陣を破る事は出来ず、先ほどと同じように消え去る。
何とかバーニング・ロアーを凌ぎ切り、
「……やれやれ。今のは結構ヤバかった――」
と、安堵の息を吐こうとしたニンジャだったが、
「バーニング・ロアーッ!」
「……なっ!」
更に飛来してくる紅い炎が目に入り、驚愕の声を上げる。
――しかも、今度は三発……!
「ま、マジかよっ! あんな大技を、何発も連発でぶっ放すとか――ッ!」
愕然とするニンジャの目の前に聳える炎の壁に、三匹の炎の獅子が一斉に牙を立て、爪で引っ掻き始める。
『絶対防御』であるはずの分厚い炎の壁が、三匹の炎獅子によって、みるみる削り取られていく――!
「……クソッ!」
ニンジャは、口惜しげに吐き捨てると、『壁火護陣』の術を解くと同時に、大きく横へと跳んだ。
『絶対防御』であるが故に、術を解除しなければ、ニンジャ自身がその場を離れる事が出来ないからだ。
ニンジャがそのような行動を取るという事、
(それは即ち――)
とにかく距離を取ろうと側転を繰り返しながら、ニンジャは、覆面の下でギリリと唇を噛んだ。
(この己の炎遁形態が、ヤツの炎の装甲に負けたと認める事に他ならない……っ!)
装甲戦士ニンジャの能力と自分の技量とに絶対の自信を持っていたニンジャにとって、それは認め難い事であった。
……だが、現に今、テラの猛攻の前に為す術もなく、逃げの一手を打っている自分が居る。
(……悔しいけど、認めるしかないな。今の装甲戦士テラは、己よりも強い)
苛立ちながらも、冷静に彼我の力の差を分析したニンジャは、ひときわ高く跳躍し、空中でくるくると身体を回転させると、音も無く小屋の屋根の上に着地した。
そして、次の攻撃を警戒し、目を皿のようにして周囲を見回しながら、独り言ちる。
「……こりゃあ、いざという時の為に取っておいた“奥の手”を出さなきゃいけないかも――」
「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」
「――ッ!」
足下から響いてきた絶叫を耳にした瞬間、ニンジャは本能的に身を翻す。
一瞬後、彼が立っていた屋根の下から幅広の炎の刃が突き出てきた。
「くっ! いつの間に小屋の中に――っ!」
屋根を突き破って現れた、真紅の獅子の装甲を纏う戦士の姿を見上げたニンジャは、驚きの声を上げる。
一方、小屋の中から一気に天井を突き破ったテラは、そのまま空中でフレイムブレードを振り被り、眼下のニンジャを睨みつけた。
「はああああ――ッ!」
そして、彼目がけて、紅蓮の炎を覆われたフレイムブレードを振り下ろす。
「くっ……!」
裂帛の気合と共に襲いかかってくる炎の大剣を、忍一文字で必死に捌くニンジャだったが、テラの剣閃の鋭さの前に、徐々に追い詰められていく。
「――くそっ!」
苦し紛れにシノビクナイをテラの顔面目掛けて放つが、テラは咄嗟に身体を捻って、その奇襲を躱す。
そして、その場で一回転するや、回し蹴りをニンジャに叩き込んだ。
「ぐはッ――!」
強烈な一撃を無防備に開いた脇腹にまともに食らったニンジャは、身体をくの字に折りながら吹き飛ぶ。
ニンジャの身体は、冗談のように宙を舞い、少し離れたところに建っていた食糧貯蔵庫に衝突した。
凄まじい衝撃音と共に、粗末な造りの食糧貯蔵庫は土煙を上げながら倒壊する。
一方、小屋の上からニンジャの行方を無言で見届けたテラは、自分も続いて屋根から下りようと膝を屈めたが、
「……はぁっ! はぁっ!」
突然息を荒くして、思わずその場に蹲った。
「――さすがに、一気に能力を使い過ぎて、体が限界を超えたか……」
テラは、震える手と膝に目を落としながら呟く。
スラッシング・フレイム・クロウズに加え、バーニング・ロアーの連発は、体の負担が大きかったようだ。
だが、そこまでの無理をした甲斐はあった。今の大技の連撃で、あの戦巧者のニンジャに全く反撃の隙を与えず、相応のダメージを与える事が出来たはずだ。最後の回し蹴りも、完璧に急所を捉えた感触があった……。
と、テラが警戒を緩めかけた瞬間、
「うおおおおああああああっ!」
突然の大音声と共に、つい先ほどまで食糧貯蔵庫だった瓦礫の山が、四方八方へと弾け飛んだ。
「――ッ!」
思わず顔を庇ったテラの腕部装甲に、飛んできた細かい木切れや土壁の欠片が当たり、乾いた音を立てる。
「……やっぱり、あれくらいじゃ倒せないか」
腕の隙間から見えた光景に、テラは口惜しそうな声で呟いた。
「ふぅ……正に間一髪だった。何とか変化が間に合って、命拾いしたぜ」
そう言いながら、瓦礫の中から立ち上がったのは、全身から無数の剣を生やした金色の堅固な装甲を纏った――装甲戦士ニンジャ・金遁形態の姿だった。
森の中で、猛る炎の獅子の顎に捕らわれたニンジャは、そのままの状態でアジトの小屋の方まで吹き飛ばされた。
そして、勢いを殺さぬまま小屋の壁に激しく背中を押し付けられ、思わず苦痛の声を吐いた。
口の中が生温かくなり、鉄の匂いがこみ上げる。
ニンジャは苦痛と屈辱で眉を顰めながら、右手の忍一文字を握り直すと、
「ぐ……こ、の……消えろぉっ!」
と絶叫しながら、自分を咥え込んだ炎の獅子を横薙ぎに斬り払った。
ニンジャの一撃を受け、炎の獅子は無数の火の粉となって散り消える。
自由の身となったニンジャは、ヨロヨロと二・三歩ほど歩くと、忍一文字を杖にして片膝をついた。
彼の胸の装甲には、三本の深い傷が斜めに刻みつけられている。先程テラから受けたスラッシング・フレイム・クロウズで負った損傷である。
その傷の周辺は真っ黒に焼き焦げていて、テラの攻撃の凄まじさを物語っていた。
「はぁっ……! はぁ……っ!」
傷ついた胸を押さえ、肩を揺らしながら荒い息を吐くニンジャ。
――その時、
「――バーニング・ロアーッ!」
「……!」
森の奥から聞こえてきた声に、ハッとして顔を上げると、新たな炎の獅子が牙を剥いて自分の方に向かってくるのが目に入った。
「チッ……!」
ニンジャは忌々しげに舌打ちをすると、即座に取り出したシノビクナイを地面に突き刺し、素早く印を結ぶ。
「……忍技・壁火護陣!」
彼が技の名を叫ぶと同時に、その周囲から分厚い炎が噴き出し壁を成し、襲いかかる炎の獅子の前に立ち塞がった。
さしもの炎の獅子を以てしても、『絶対防御』の威名を誇る壁火護陣を破る事は出来ず、先ほどと同じように消え去る。
何とかバーニング・ロアーを凌ぎ切り、
「……やれやれ。今のは結構ヤバかった――」
と、安堵の息を吐こうとしたニンジャだったが、
「バーニング・ロアーッ!」
「……なっ!」
更に飛来してくる紅い炎が目に入り、驚愕の声を上げる。
――しかも、今度は三発……!
「ま、マジかよっ! あんな大技を、何発も連発でぶっ放すとか――ッ!」
愕然とするニンジャの目の前に聳える炎の壁に、三匹の炎の獅子が一斉に牙を立て、爪で引っ掻き始める。
『絶対防御』であるはずの分厚い炎の壁が、三匹の炎獅子によって、みるみる削り取られていく――!
「……クソッ!」
ニンジャは、口惜しげに吐き捨てると、『壁火護陣』の術を解くと同時に、大きく横へと跳んだ。
『絶対防御』であるが故に、術を解除しなければ、ニンジャ自身がその場を離れる事が出来ないからだ。
ニンジャがそのような行動を取るという事、
(それは即ち――)
とにかく距離を取ろうと側転を繰り返しながら、ニンジャは、覆面の下でギリリと唇を噛んだ。
(この己の炎遁形態が、ヤツの炎の装甲に負けたと認める事に他ならない……っ!)
装甲戦士ニンジャの能力と自分の技量とに絶対の自信を持っていたニンジャにとって、それは認め難い事であった。
……だが、現に今、テラの猛攻の前に為す術もなく、逃げの一手を打っている自分が居る。
(……悔しいけど、認めるしかないな。今の装甲戦士テラは、己よりも強い)
苛立ちながらも、冷静に彼我の力の差を分析したニンジャは、ひときわ高く跳躍し、空中でくるくると身体を回転させると、音も無く小屋の屋根の上に着地した。
そして、次の攻撃を警戒し、目を皿のようにして周囲を見回しながら、独り言ちる。
「……こりゃあ、いざという時の為に取っておいた“奥の手”を出さなきゃいけないかも――」
「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」
「――ッ!」
足下から響いてきた絶叫を耳にした瞬間、ニンジャは本能的に身を翻す。
一瞬後、彼が立っていた屋根の下から幅広の炎の刃が突き出てきた。
「くっ! いつの間に小屋の中に――っ!」
屋根を突き破って現れた、真紅の獅子の装甲を纏う戦士の姿を見上げたニンジャは、驚きの声を上げる。
一方、小屋の中から一気に天井を突き破ったテラは、そのまま空中でフレイムブレードを振り被り、眼下のニンジャを睨みつけた。
「はああああ――ッ!」
そして、彼目がけて、紅蓮の炎を覆われたフレイムブレードを振り下ろす。
「くっ……!」
裂帛の気合と共に襲いかかってくる炎の大剣を、忍一文字で必死に捌くニンジャだったが、テラの剣閃の鋭さの前に、徐々に追い詰められていく。
「――くそっ!」
苦し紛れにシノビクナイをテラの顔面目掛けて放つが、テラは咄嗟に身体を捻って、その奇襲を躱す。
そして、その場で一回転するや、回し蹴りをニンジャに叩き込んだ。
「ぐはッ――!」
強烈な一撃を無防備に開いた脇腹にまともに食らったニンジャは、身体をくの字に折りながら吹き飛ぶ。
ニンジャの身体は、冗談のように宙を舞い、少し離れたところに建っていた食糧貯蔵庫に衝突した。
凄まじい衝撃音と共に、粗末な造りの食糧貯蔵庫は土煙を上げながら倒壊する。
一方、小屋の上からニンジャの行方を無言で見届けたテラは、自分も続いて屋根から下りようと膝を屈めたが、
「……はぁっ! はぁっ!」
突然息を荒くして、思わずその場に蹲った。
「――さすがに、一気に能力を使い過ぎて、体が限界を超えたか……」
テラは、震える手と膝に目を落としながら呟く。
スラッシング・フレイム・クロウズに加え、バーニング・ロアーの連発は、体の負担が大きかったようだ。
だが、そこまでの無理をした甲斐はあった。今の大技の連撃で、あの戦巧者のニンジャに全く反撃の隙を与えず、相応のダメージを与える事が出来たはずだ。最後の回し蹴りも、完璧に急所を捉えた感触があった……。
と、テラが警戒を緩めかけた瞬間、
「うおおおおああああああっ!」
突然の大音声と共に、つい先ほどまで食糧貯蔵庫だった瓦礫の山が、四方八方へと弾け飛んだ。
「――ッ!」
思わず顔を庇ったテラの腕部装甲に、飛んできた細かい木切れや土壁の欠片が当たり、乾いた音を立てる。
「……やっぱり、あれくらいじゃ倒せないか」
腕の隙間から見えた光景に、テラは口惜しそうな声で呟いた。
「ふぅ……正に間一髪だった。何とか変化が間に合って、命拾いしたぜ」
そう言いながら、瓦礫の中から立ち上がったのは、全身から無数の剣を生やした金色の堅固な装甲を纏った――装甲戦士ニンジャ・金遁形態の姿だった。
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