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CASE1 ホウレンソウは欠かさずに
CASE1-8 「『ホウレンソウ』は知ってるよね?」
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「……すみません……」
イクサは、マイスが肚の底から上げた怒声に思わず肩を竦め、身体を縮こまらせた。
そして、内心で驚いていた。仕事でやらかして、マイスに叱られた事は少なからずあったが、決まって静かな怒りを紫色の瞳の奥に湛えながら、蕩々と諭すような口調で言われる事が殆どだった。――こんなに強い口調で怒鳴られた経験は、今まで無かった。
イクサは、上目遣いでチラリとマイスの表情を窺い見た。
彼女は形のいい眉を吊り上げ、その白い陶磁器のような頬は上気して、まるで熟れた林檎のように赤くなっている。そして、彼女の紫色の瞳は、怒りの炎が揺らめくかのようにギラギラと光っていた。
……間違いなく、これまでとは比較にならないレベルで激怒している。
(……あ、俺死んだわ)
イクサは、まるで自分が炎獅子の目の前に放り出されたような感覚に陥った。
そんな彼を前に、マイスは気を落ち着けるように大きく深呼吸すると、イクサのハシバミ色の瞳をじいっと覗き込む。
そして、激しい感情を押し殺した低い声で、イクサに語りかけた。
「……イクサ君。あなた、自分が何しようとしてたか、自分で分かってる?」
「は……はい」
イクサは、マイスの剣幕にオドオドしつつ、僅かに声を震わせながら答える。
「――このエレメンタル・ダガーを預かってしまって……後で魔晶石が破損している事に気づきました。元々ウチは元素武器関係の修復を承ってませんし、こんなに大きな魔晶石の在庫も持っていません……なので、古物市で何とか代替の魔晶石を手に入れて、エレメンタル・ダガーの修理を完了させようと……」
敢えて“誰が”という部分を伏せてマイスに説明する。事ここに至ったら、全部自分でしょい込んで、せめて“責任者”として部下は守ろう――そう思ったからだ。
マイスは、眉間に深い皺を寄せて数瞬沈黙する。
そして、イクサの目を見据えたまま、静かに口を開いた。
「――何で、ウチが元素武器《エレメンタルアームズ》の修理を請け負わないんだと思う?」
「……魔晶石が希少なので、納期が延びる可能性が高いのと、魔晶石の価格が高額な上に市場価格が流動的なので、見積と実際の修理金額がかけ離れてしまう事が多い為――です」
「その通り」
マイスは、イクサの答えに満足したように頷くと、ニコリと笑って首を傾げる。
「……そこまで分かってるのに、請けちゃったんだ? ――エレメンタル・ダガーの修理」
「あ……その……気づきませんでした……すみません……」
「ふーん……そう」
マイスの深紫の瞳にじっと見つめられて、イクサはいたたまれなくなって俯いた。
そして、次に降ってくるであろう極大の雷に備えて、ギュッと目を瞑る。
――だが、彼が決めた覚悟は、必要無かった。
「――ま、請けちゃったモノはしょうがないし、そこはそんなに重要な問題じゃないけどね」
「じゅ――重要じゃないんですか?」
意想外に穏やかなマイスの言葉を耳にしたイクサは、驚きのあまりに声を裏返しながら、慌てて顔を上げる。
「そりゃそうよ」
そんな彼の驚きに満ちた顔を見たマイスは、満足げに頷いた。
「……そりゃ、手配やら調整やらがいろいろ面倒だから、なるべくエレメンタル系の修理は受け付けないでほしいって事は確かなんだけどね。でも、請けたら請けたで、何とかするわよ。――これでも、色々と伝手や経験はあるんだからね、私」
そう豪語すると、マイスは悪戯っぽく笑って胸を張ってみせる。
イクサは、そんな彼女を見て、椅子から崩れ落ちそうになった。
「ええぇ……そうなんですかぁ~……?」
「そりゃそうよ。だからキミが、自分で抱え込んだり、悩んだり、ましてや自腹切って何とかしようなんて思う必要なんて無かったのよ」
「……良かった」
「良くないわよ」
「……へ?」
魔晶石の件が何とかなりそうだと、安堵の表情を見せたイクサに、極北の旋風のように冷たいマイスの言葉が投げつけられる。
イクサの表情は凍りついた。
マイスは、今までで最も冷たい視線をマイスに浴びせながら、静かな口調で話しかける。
「イクサくん……あなた、今回の件を、私に報告したっけ?」
「…………いえ」
「今回、私が一番怒ってるのは、その部分」
「……すみません……」
マイスの言葉に、イクサは目を伏せながら頭を下げた。
そんな彼の事を、厳しい光を放つ紫瞳で見つめながら、マイスは更に言葉を継ぐ。
「――イクサくん、まさか、『ホウレンソウ』は知ってるよね?」
「……はい。『報告・連絡・相談』です……」
「どういう意味?」
「も……『問題や分からない事が起こった時には、上司に正確な内容を知らせて、どうすればいいか聞きましょう』といった意味だと思います。――そうしないと、対応が遅れてしまって、問題が大きくなってしまうから……」
「そうね……」
消え入りそうな声で答えるイクサを前に、大きな溜息を吐くマイス。
「……そこまで分かってるのに、何で私に相談してくれなかったのかな、イクサくん?」
「――それは……」
イクサは、マイスの問いに口ごもった。
――怒られたばかりで、またマイスに怒られるのが怖かった。
――問題を起こした事が知られる事で、自分に対する上長の評価が落ちるのが嫌だった。
――自分で何とかできると思った。
彼の頭の中に、様々な“理由”が思い浮かぶ。――そのどれかかもしれないし、全部かもしれない。……今となっては、なぜ一人で処理しようとしたのか……分からない。
マイスは、口ごもるイクサの顔をじっと見ていたが、もう一度溜息を吐いた。
「……イクサくんは、私の事を信用してくれてないのね……」
「い、いえ! そんな……そんな事はないです!」
マイスの言葉に、弾かれたように立ち上がって、大きく首を横に振るイクサ。マイスは、そんな彼を見て、冷たく言い放つ。
「でも、あなたの行動が、雄弁にそう語っているのよ」
「…………」
「じゃ、考えてみて?」
マイスは、そう言うと、椅子に座り直した。
「もし、シーリカちゃんが何か厄介なクレームを抱え込んでしまって、物凄く悩んで苦しみながら、それを自分一人で何とかしようとしていたら――どう?」
「そ……それはもちろん、手を貸してあげますよ!」
「そうよね。……でも、シーリカちゃんは、決してあなたには打ち明けようとはしないで、あくまでもひとりで解決しようとしているとしたら……あなたはどう思う?」
「そ……それは……」
イクサは言葉に詰まった。――ここに至って、マイスが何故ここまで怒っているのかが、ようやく理解できたからだ。
彼は、下唇を噛みながら、消え入るような声で答える。
「――哀しい……です。自分の事を頼ってくれない事に……。そんなに自分が頼りないと思われてるんだな……って」
「それって、つまり」
マイスは、ジト目でイクサを見た。
「あなたが今、私にやってる事だよね」
「……はい」
イクサは項垂れた。
マイスは、そんな彼を見ながら、静かな声で問う。
「私が何で怒ってるのか……分かってくれた、かな?」
「はい……すみませんでした」
イクサは深々と頭を下げた。
それを見たマイスは、小さく息を吐くと、彼の顔をじっと見つめながら、静かな声で告げる。
「……これからは、何かあったら、必ず私に教えて。たとえ、あなたが対処できる範囲の問題でも、“報告”はしてね。そして、あなたの手に負えなくなったのなら、遠慮なく“相談”して頂戴。――あなたが困った時には、私に、あなたの上司らしい事をさせて……お願いね」
「はい――分かりました……ボス」
イクサは、今度はしっかりと顔を上げ、マイスの紫の瞳を真っ直ぐ見つめ返して、ハッキリとした声で答えた。
――下宿の居間に、重苦しい沈黙が広がる。
と――、
マイスは、ニッコリと笑うと、ポンと手を叩いて言った。
「よし、分かればよろしい!」
「……へ?」
「じゃ、この話は、ひとまず棚上げしましょ」
「た……棚上げですかぁ?」
先程までとは打って変わった、マイスの明るい言葉に、イクサは目を丸くした。
彼女は、コクンと頷く。
「そうよ。もちろん、業務的なお小言はまだまだ言い足りないけど、私が一番モヤモヤしてた事は、イクサくんの心にキチンと響いたみたいだから。――それに、今日はもう業務時間外だからね。仕事の話は、明日から考える事にしましょ。……今日の所は、もうお終い!」
そう言うと、マイスは椅子を引いて立ち上がり、鼻歌を口ずさみながら台所に向かう。
そして、竈の上でグツグツ煮立っているスープをおたまでかき混ぜながら、マイスはイクサの方へ振り返り、ニッコリと笑って言った。
「さあ! 怒ってたらすっかりお腹が空いちゃったから、ご飯にしましょ! 今日のダイサリィ家特製スープ・マイススペシャルは、絶対に美味しいわよ♪」
イクサは、マイスが肚の底から上げた怒声に思わず肩を竦め、身体を縮こまらせた。
そして、内心で驚いていた。仕事でやらかして、マイスに叱られた事は少なからずあったが、決まって静かな怒りを紫色の瞳の奥に湛えながら、蕩々と諭すような口調で言われる事が殆どだった。――こんなに強い口調で怒鳴られた経験は、今まで無かった。
イクサは、上目遣いでチラリとマイスの表情を窺い見た。
彼女は形のいい眉を吊り上げ、その白い陶磁器のような頬は上気して、まるで熟れた林檎のように赤くなっている。そして、彼女の紫色の瞳は、怒りの炎が揺らめくかのようにギラギラと光っていた。
……間違いなく、これまでとは比較にならないレベルで激怒している。
(……あ、俺死んだわ)
イクサは、まるで自分が炎獅子の目の前に放り出されたような感覚に陥った。
そんな彼を前に、マイスは気を落ち着けるように大きく深呼吸すると、イクサのハシバミ色の瞳をじいっと覗き込む。
そして、激しい感情を押し殺した低い声で、イクサに語りかけた。
「……イクサ君。あなた、自分が何しようとしてたか、自分で分かってる?」
「は……はい」
イクサは、マイスの剣幕にオドオドしつつ、僅かに声を震わせながら答える。
「――このエレメンタル・ダガーを預かってしまって……後で魔晶石が破損している事に気づきました。元々ウチは元素武器関係の修復を承ってませんし、こんなに大きな魔晶石の在庫も持っていません……なので、古物市で何とか代替の魔晶石を手に入れて、エレメンタル・ダガーの修理を完了させようと……」
敢えて“誰が”という部分を伏せてマイスに説明する。事ここに至ったら、全部自分でしょい込んで、せめて“責任者”として部下は守ろう――そう思ったからだ。
マイスは、眉間に深い皺を寄せて数瞬沈黙する。
そして、イクサの目を見据えたまま、静かに口を開いた。
「――何で、ウチが元素武器《エレメンタルアームズ》の修理を請け負わないんだと思う?」
「……魔晶石が希少なので、納期が延びる可能性が高いのと、魔晶石の価格が高額な上に市場価格が流動的なので、見積と実際の修理金額がかけ離れてしまう事が多い為――です」
「その通り」
マイスは、イクサの答えに満足したように頷くと、ニコリと笑って首を傾げる。
「……そこまで分かってるのに、請けちゃったんだ? ――エレメンタル・ダガーの修理」
「あ……その……気づきませんでした……すみません……」
「ふーん……そう」
マイスの深紫の瞳にじっと見つめられて、イクサはいたたまれなくなって俯いた。
そして、次に降ってくるであろう極大の雷に備えて、ギュッと目を瞑る。
――だが、彼が決めた覚悟は、必要無かった。
「――ま、請けちゃったモノはしょうがないし、そこはそんなに重要な問題じゃないけどね」
「じゅ――重要じゃないんですか?」
意想外に穏やかなマイスの言葉を耳にしたイクサは、驚きのあまりに声を裏返しながら、慌てて顔を上げる。
「そりゃそうよ」
そんな彼の驚きに満ちた顔を見たマイスは、満足げに頷いた。
「……そりゃ、手配やら調整やらがいろいろ面倒だから、なるべくエレメンタル系の修理は受け付けないでほしいって事は確かなんだけどね。でも、請けたら請けたで、何とかするわよ。――これでも、色々と伝手や経験はあるんだからね、私」
そう豪語すると、マイスは悪戯っぽく笑って胸を張ってみせる。
イクサは、そんな彼女を見て、椅子から崩れ落ちそうになった。
「ええぇ……そうなんですかぁ~……?」
「そりゃそうよ。だからキミが、自分で抱え込んだり、悩んだり、ましてや自腹切って何とかしようなんて思う必要なんて無かったのよ」
「……良かった」
「良くないわよ」
「……へ?」
魔晶石の件が何とかなりそうだと、安堵の表情を見せたイクサに、極北の旋風のように冷たいマイスの言葉が投げつけられる。
イクサの表情は凍りついた。
マイスは、今までで最も冷たい視線をマイスに浴びせながら、静かな口調で話しかける。
「イクサくん……あなた、今回の件を、私に報告したっけ?」
「…………いえ」
「今回、私が一番怒ってるのは、その部分」
「……すみません……」
マイスの言葉に、イクサは目を伏せながら頭を下げた。
そんな彼の事を、厳しい光を放つ紫瞳で見つめながら、マイスは更に言葉を継ぐ。
「――イクサくん、まさか、『ホウレンソウ』は知ってるよね?」
「……はい。『報告・連絡・相談』です……」
「どういう意味?」
「も……『問題や分からない事が起こった時には、上司に正確な内容を知らせて、どうすればいいか聞きましょう』といった意味だと思います。――そうしないと、対応が遅れてしまって、問題が大きくなってしまうから……」
「そうね……」
消え入りそうな声で答えるイクサを前に、大きな溜息を吐くマイス。
「……そこまで分かってるのに、何で私に相談してくれなかったのかな、イクサくん?」
「――それは……」
イクサは、マイスの問いに口ごもった。
――怒られたばかりで、またマイスに怒られるのが怖かった。
――問題を起こした事が知られる事で、自分に対する上長の評価が落ちるのが嫌だった。
――自分で何とかできると思った。
彼の頭の中に、様々な“理由”が思い浮かぶ。――そのどれかかもしれないし、全部かもしれない。……今となっては、なぜ一人で処理しようとしたのか……分からない。
マイスは、口ごもるイクサの顔をじっと見ていたが、もう一度溜息を吐いた。
「……イクサくんは、私の事を信用してくれてないのね……」
「い、いえ! そんな……そんな事はないです!」
マイスの言葉に、弾かれたように立ち上がって、大きく首を横に振るイクサ。マイスは、そんな彼を見て、冷たく言い放つ。
「でも、あなたの行動が、雄弁にそう語っているのよ」
「…………」
「じゃ、考えてみて?」
マイスは、そう言うと、椅子に座り直した。
「もし、シーリカちゃんが何か厄介なクレームを抱え込んでしまって、物凄く悩んで苦しみながら、それを自分一人で何とかしようとしていたら――どう?」
「そ……それはもちろん、手を貸してあげますよ!」
「そうよね。……でも、シーリカちゃんは、決してあなたには打ち明けようとはしないで、あくまでもひとりで解決しようとしているとしたら……あなたはどう思う?」
「そ……それは……」
イクサは言葉に詰まった。――ここに至って、マイスが何故ここまで怒っているのかが、ようやく理解できたからだ。
彼は、下唇を噛みながら、消え入るような声で答える。
「――哀しい……です。自分の事を頼ってくれない事に……。そんなに自分が頼りないと思われてるんだな……って」
「それって、つまり」
マイスは、ジト目でイクサを見た。
「あなたが今、私にやってる事だよね」
「……はい」
イクサは項垂れた。
マイスは、そんな彼を見ながら、静かな声で問う。
「私が何で怒ってるのか……分かってくれた、かな?」
「はい……すみませんでした」
イクサは深々と頭を下げた。
それを見たマイスは、小さく息を吐くと、彼の顔をじっと見つめながら、静かな声で告げる。
「……これからは、何かあったら、必ず私に教えて。たとえ、あなたが対処できる範囲の問題でも、“報告”はしてね。そして、あなたの手に負えなくなったのなら、遠慮なく“相談”して頂戴。――あなたが困った時には、私に、あなたの上司らしい事をさせて……お願いね」
「はい――分かりました……ボス」
イクサは、今度はしっかりと顔を上げ、マイスの紫の瞳を真っ直ぐ見つめ返して、ハッキリとした声で答えた。
――下宿の居間に、重苦しい沈黙が広がる。
と――、
マイスは、ニッコリと笑うと、ポンと手を叩いて言った。
「よし、分かればよろしい!」
「……へ?」
「じゃ、この話は、ひとまず棚上げしましょ」
「た……棚上げですかぁ?」
先程までとは打って変わった、マイスの明るい言葉に、イクサは目を丸くした。
彼女は、コクンと頷く。
「そうよ。もちろん、業務的なお小言はまだまだ言い足りないけど、私が一番モヤモヤしてた事は、イクサくんの心にキチンと響いたみたいだから。――それに、今日はもう業務時間外だからね。仕事の話は、明日から考える事にしましょ。……今日の所は、もうお終い!」
そう言うと、マイスは椅子を引いて立ち上がり、鼻歌を口ずさみながら台所に向かう。
そして、竈の上でグツグツ煮立っているスープをおたまでかき混ぜながら、マイスはイクサの方へ振り返り、ニッコリと笑って言った。
「さあ! 怒ってたらすっかりお腹が空いちゃったから、ご飯にしましょ! 今日のダイサリィ家特製スープ・マイススペシャルは、絶対に美味しいわよ♪」
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