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第一章 サンクトルは燃えているか?
色事師と神官、そして逃走
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ジャスミンは姿勢を低くし、脱兎の如きスピードで、取り囲む男たちの包囲網の一角に向けて、正に脱兎の如く走り出していた。
その行く先には、モブ一味の中で一番の巨漢が立ち塞がっている。
巨漢は、ジャスミンの行動に一瞬虚を突かれたが、すぐに手に持つ大棍棒を振りかぶった。
「グオッフォッフォッフォ! 馬鹿め、血迷ったか! このオレ様に向かってくるとは!」
高笑いをする巨漢に向かって一直線に突っ込んでいくジャスミン。
「グオッフォッフォッ! ミンチにしてやるわぁぁぁっ!」
大音声と共に、大棍棒を振り下ろす巨漢!
――と、ジャスミンは、巨漢の仁王立ちの脚の間にスライディングした!
「うぉ? うごおおおおぉぉぉぉぉ!」
見事に巨漢の股の間をすり抜け、包囲網を突破するジャスミン。お土産代わりに、巨漢の股間に強烈な一撃を食らわせてやる。
「ふ! くあせふぁぎゅぢすがふ――ッ!」
内股になり、股間を押さえつつ、白目を剥いて悶絶する巨漢。
ジャスミンは、背後でのたうち回る巨漢を尻目に素早く立ち上がると、人でごったがえすエルード門に向かって疾走り始める。
「――お、オラァ! てめえら、何ぼーっと突っ立ってやがるんだ! さっさと追いかけろ! 逃がしやがったら承知しねえぞ、ゴルァ!」
一瞬呆気にとられたが、慌てて手下に命令を下すモブ。その声に弾かれる様に、手下達はジャスミンの後姿を必死の形相で追いかける。
「あー、全く! しつこいなぁ、デブ様は!」
「くぉんの野郎! 遂に言いやがったな! 今のは絶対ぇわざとだろ! もうマジで許さねえ! ミンチより酷ぇ事にしてやんぞ、クソぐぁぁ!」
さらに鬼の形相でジャスミンを追いかけるモブ。その表情を目の当たりにしたジャスミンは、今までで最大の危険を肌で感じた。
「や、ヤバッ! 『デブ』は禁句でしたか~!」
焦燥の表情でスピードを上げるジャスミンだが、人ごみに阻まれて、思うように先に進めない。
そして、追っ手の手がジャスミンの肩にかかる。
「――! ま、マズい!」
「捕まえたぞ、この野ろぉ、おぉぉ?」
「ジャ、ジャスミンさん、危ない!」
ジャスミンを捉えかけた男の後頭部をしばき倒したのは――。
「……ぱ、パーム? なにやってんの、君?」
「……わ、分かりません」
恐怖で震えながらも、パームは言った。
「分からないですけど、何か気づいたら、体が動いて……あー、何やってんだろう、僕は! 大教主様の大事なおつかいがあるのにぃ!」
「オイ! やっぱりあのチビ神官もグルだ! 二人まとめて地獄にぶち込んだれ!」
「ひ、ひいいいぃぃっ!」
「――おい、こっち! 付いてこい!」
悪鬼の形相で近づくモブ達に怯えるパームの腕をつかんで、人ごみの中に飛び込んでいくジャスミン。
ふたりは、人ごみの間の僅かなスペースを的確に見つけ出し、驚くほどのスピードでするすると進んでいく。
「……す、すごい」
「んー? まあ、色事師やってれば嫌でも得意になるさ~。夜這いの際の必須テクニックさ~」
「……一瞬でも感心した僕が馬鹿でした」
進行に手こずるモブ達との差がどんどんと広がっていく。気が付けば、門のすぐ手前まで到達していた。
逃げ切れそうだ、と胸を撫で下ろした時、
「オイ! 貴様ら、止まれ!」
エルード東大門の警備兵達が行く手を阻んだ。
「――あ、あの、僕たちは怪しいものではなく……じゃ、なくて、その――」
「あー、まだるっこしいなぁ。別に泡食う事でもないだろうに!」
後方を気にしながら、ジャスミンが業を煮やして、おろおろするパームを押しのける。
そして、苛立ちを露わにしながら、早口で言った。
「あー、俺達は、ガデッサ神殿の大教主からの命でちょっとサンクトルまでおつかいに行くんです。ほら、ここに大教主からの通行許可証も貰ってきてますから、急いでここ通してもらえません?」
パームの手から通行許可証をひったくって、警備兵に突き出した。
「な、大教主……様から? ……おい、聞いてるか?」
「い……いえ、私は」
「じ、自分もそんな話は聞いておりませんが……」
「あーっ! 聞いてるも聞いてないも、ここにちゃんとした書類があるんだから、さっさと通してくださいよ!」
責任者と思しき警備兵の鼻先に通行許可証を突きつけるジャスミン。
「……コ、コレが? ……確かに大教主の名と――、な! へ、陛下の裏書もあるのか……」
「ほら、分かっただろ! 分かったら、さっさと通して――」
「……いや、ちょっと待て、本部に確認してみる。少し待っているが良い」
「ハァ? ちょ、待って! そんな待つ時間は無いんだよ! 許可証も本物なんだから、つべこべ言わずに――!」
「いや、だから、詳細を確認してからだ。――見ての通り、今は平時ではない。前例が無いので、対応を確認せねば……」
「んっだよ、それは! 確認確認って、絵に描いた様なお役所仕事じゃないかよ! いいから、さっさと――!」
対応に困る警備兵と、焦りを強めるジャスミンの間で言い争いが始まる。……と、
「………………待て、こるぁぁぁぁ……」
「じゃ、ジャスミンさん! 来ました! ど、どうしましょう?」
「――! チッ! しょうがない――」
背後から聞こえてくる、地獄の底から響いてくるような怨嗟に満ちた絶叫に舌打ちをした後、ジャスミンが取った行動は速かった。
彼は、咄嗟にパームの右腕を掴むと、眼前の警備兵に足払いをかける。
「う、うおぉっ!」
見事に決まり、仰向けに転倒する警備兵。そんな彼を飛び越えて、二人は門の外に向けて走り出す。
「き、貴様! 待て!」
「す、すみません! 神殿に確認していただければ、分かっていただけると思いますので! 今は――失礼します! すみませーん!」
「おるあぁぁ! この糞野郎ども、待ちやがれ! とっ捕まえて、ズタズタにしてやらぁぁ!」
「――て、警備兵! 何そいつらスルーしてんの! そいつ等こそ門破りだぞ! 取り締まれ! 仕事しろ~!」
「あ――貴様ら! 両方とも止まれぇぇぇ! 逮捕するぞぉぉ!」
門を通り抜けた、ジャスミンたち――モブ一味――警備兵たちの奇妙な追いかけっこが始まった。
門の外は一本道――コドンテ街道が真っ直ぐに延びているのみ。街道の左右は、『果無の樹海』の木々が鬱蒼と生い茂っている。
夜闇に沈むコドンテ街道を疾走する一同だったが、
「ぜえ、ぜえ、ジャ、ジャスミンさん。……も、もうダメです。ゼエ、ゼエ」
最初にスタミナが限界に達したのはパームだった。
「ダ、ダメじゃない! 諦めるなよ! あいつらに捕まったら命が無いぞ!」
叱咤するジャスミンもあまり余裕が無い。ややもすると足がもつれがちになる。
走りながら打開策をあれこれ脳内で検討していたが、良案が浮かばない。――良案は。
「……パーム、一つ手があるっちゃ……あるんだけど……」
気まずそうな顔で口を開くジャスミン。怪訝そうな表情を浮かべるパームに、引きつった笑みを見せる。
「……あー、その、死んだらゴメンね~!」
「……へ――って、ああああのぉぉぉぉ、ちょ、ちょっとぉぉぉ!」
パームの問いかけに答えるよりも早く、ジャスミンは実行した――逃げ切る為の、唯一にして最悪のプランを。
彼はパームを引きずりながら急激に方向転換し、街道を外れて道端の樹海の中に突っ込んだのだった。
そう、一度入り込んだら、生きては二度と出る事ができない――『王都の隣の大魔境』こと、果無の樹海の中に――。
その行く先には、モブ一味の中で一番の巨漢が立ち塞がっている。
巨漢は、ジャスミンの行動に一瞬虚を突かれたが、すぐに手に持つ大棍棒を振りかぶった。
「グオッフォッフォッフォ! 馬鹿め、血迷ったか! このオレ様に向かってくるとは!」
高笑いをする巨漢に向かって一直線に突っ込んでいくジャスミン。
「グオッフォッフォッ! ミンチにしてやるわぁぁぁっ!」
大音声と共に、大棍棒を振り下ろす巨漢!
――と、ジャスミンは、巨漢の仁王立ちの脚の間にスライディングした!
「うぉ? うごおおおおぉぉぉぉぉ!」
見事に巨漢の股の間をすり抜け、包囲網を突破するジャスミン。お土産代わりに、巨漢の股間に強烈な一撃を食らわせてやる。
「ふ! くあせふぁぎゅぢすがふ――ッ!」
内股になり、股間を押さえつつ、白目を剥いて悶絶する巨漢。
ジャスミンは、背後でのたうち回る巨漢を尻目に素早く立ち上がると、人でごったがえすエルード門に向かって疾走り始める。
「――お、オラァ! てめえら、何ぼーっと突っ立ってやがるんだ! さっさと追いかけろ! 逃がしやがったら承知しねえぞ、ゴルァ!」
一瞬呆気にとられたが、慌てて手下に命令を下すモブ。その声に弾かれる様に、手下達はジャスミンの後姿を必死の形相で追いかける。
「あー、全く! しつこいなぁ、デブ様は!」
「くぉんの野郎! 遂に言いやがったな! 今のは絶対ぇわざとだろ! もうマジで許さねえ! ミンチより酷ぇ事にしてやんぞ、クソぐぁぁ!」
さらに鬼の形相でジャスミンを追いかけるモブ。その表情を目の当たりにしたジャスミンは、今までで最大の危険を肌で感じた。
「や、ヤバッ! 『デブ』は禁句でしたか~!」
焦燥の表情でスピードを上げるジャスミンだが、人ごみに阻まれて、思うように先に進めない。
そして、追っ手の手がジャスミンの肩にかかる。
「――! ま、マズい!」
「捕まえたぞ、この野ろぉ、おぉぉ?」
「ジャ、ジャスミンさん、危ない!」
ジャスミンを捉えかけた男の後頭部をしばき倒したのは――。
「……ぱ、パーム? なにやってんの、君?」
「……わ、分かりません」
恐怖で震えながらも、パームは言った。
「分からないですけど、何か気づいたら、体が動いて……あー、何やってんだろう、僕は! 大教主様の大事なおつかいがあるのにぃ!」
「オイ! やっぱりあのチビ神官もグルだ! 二人まとめて地獄にぶち込んだれ!」
「ひ、ひいいいぃぃっ!」
「――おい、こっち! 付いてこい!」
悪鬼の形相で近づくモブ達に怯えるパームの腕をつかんで、人ごみの中に飛び込んでいくジャスミン。
ふたりは、人ごみの間の僅かなスペースを的確に見つけ出し、驚くほどのスピードでするすると進んでいく。
「……す、すごい」
「んー? まあ、色事師やってれば嫌でも得意になるさ~。夜這いの際の必須テクニックさ~」
「……一瞬でも感心した僕が馬鹿でした」
進行に手こずるモブ達との差がどんどんと広がっていく。気が付けば、門のすぐ手前まで到達していた。
逃げ切れそうだ、と胸を撫で下ろした時、
「オイ! 貴様ら、止まれ!」
エルード東大門の警備兵達が行く手を阻んだ。
「――あ、あの、僕たちは怪しいものではなく……じゃ、なくて、その――」
「あー、まだるっこしいなぁ。別に泡食う事でもないだろうに!」
後方を気にしながら、ジャスミンが業を煮やして、おろおろするパームを押しのける。
そして、苛立ちを露わにしながら、早口で言った。
「あー、俺達は、ガデッサ神殿の大教主からの命でちょっとサンクトルまでおつかいに行くんです。ほら、ここに大教主からの通行許可証も貰ってきてますから、急いでここ通してもらえません?」
パームの手から通行許可証をひったくって、警備兵に突き出した。
「な、大教主……様から? ……おい、聞いてるか?」
「い……いえ、私は」
「じ、自分もそんな話は聞いておりませんが……」
「あーっ! 聞いてるも聞いてないも、ここにちゃんとした書類があるんだから、さっさと通してくださいよ!」
責任者と思しき警備兵の鼻先に通行許可証を突きつけるジャスミン。
「……コ、コレが? ……確かに大教主の名と――、な! へ、陛下の裏書もあるのか……」
「ほら、分かっただろ! 分かったら、さっさと通して――」
「……いや、ちょっと待て、本部に確認してみる。少し待っているが良い」
「ハァ? ちょ、待って! そんな待つ時間は無いんだよ! 許可証も本物なんだから、つべこべ言わずに――!」
「いや、だから、詳細を確認してからだ。――見ての通り、今は平時ではない。前例が無いので、対応を確認せねば……」
「んっだよ、それは! 確認確認って、絵に描いた様なお役所仕事じゃないかよ! いいから、さっさと――!」
対応に困る警備兵と、焦りを強めるジャスミンの間で言い争いが始まる。……と、
「………………待て、こるぁぁぁぁ……」
「じゃ、ジャスミンさん! 来ました! ど、どうしましょう?」
「――! チッ! しょうがない――」
背後から聞こえてくる、地獄の底から響いてくるような怨嗟に満ちた絶叫に舌打ちをした後、ジャスミンが取った行動は速かった。
彼は、咄嗟にパームの右腕を掴むと、眼前の警備兵に足払いをかける。
「う、うおぉっ!」
見事に決まり、仰向けに転倒する警備兵。そんな彼を飛び越えて、二人は門の外に向けて走り出す。
「き、貴様! 待て!」
「す、すみません! 神殿に確認していただければ、分かっていただけると思いますので! 今は――失礼します! すみませーん!」
「おるあぁぁ! この糞野郎ども、待ちやがれ! とっ捕まえて、ズタズタにしてやらぁぁ!」
「――て、警備兵! 何そいつらスルーしてんの! そいつ等こそ門破りだぞ! 取り締まれ! 仕事しろ~!」
「あ――貴様ら! 両方とも止まれぇぇぇ! 逮捕するぞぉぉ!」
門を通り抜けた、ジャスミンたち――モブ一味――警備兵たちの奇妙な追いかけっこが始まった。
門の外は一本道――コドンテ街道が真っ直ぐに延びているのみ。街道の左右は、『果無の樹海』の木々が鬱蒼と生い茂っている。
夜闇に沈むコドンテ街道を疾走する一同だったが、
「ぜえ、ぜえ、ジャ、ジャスミンさん。……も、もうダメです。ゼエ、ゼエ」
最初にスタミナが限界に達したのはパームだった。
「ダ、ダメじゃない! 諦めるなよ! あいつらに捕まったら命が無いぞ!」
叱咤するジャスミンもあまり余裕が無い。ややもすると足がもつれがちになる。
走りながら打開策をあれこれ脳内で検討していたが、良案が浮かばない。――良案は。
「……パーム、一つ手があるっちゃ……あるんだけど……」
気まずそうな顔で口を開くジャスミン。怪訝そうな表情を浮かべるパームに、引きつった笑みを見せる。
「……あー、その、死んだらゴメンね~!」
「……へ――って、ああああのぉぉぉぉ、ちょ、ちょっとぉぉぉ!」
パームの問いかけに答えるよりも早く、ジャスミンは実行した――逃げ切る為の、唯一にして最悪のプランを。
彼はパームを引きずりながら急激に方向転換し、街道を外れて道端の樹海の中に突っ込んだのだった。
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