34 / 176
第三章 酒と泪と色事師と女将
元自由貿易都市と廃神殿
しおりを挟む
「おお……」
「おお……」
ジャスミンとパームは、声も出せず、ただただ唸るだけしか出来なかった。
シレネの腰に結わえたロープを辿り、遂に深い深い樹海を抜けた二人の目に、だだっ広い平原の景色が飛び込んできたからだ。
一ヶ月以上もの間、ずっと木々が生い茂っている景色しか見てこなかった二人には、凄まじい開放感と達成感のあまり、暫しの間思考停止に陥る程の風景だった。
「……パーム……」
「……ジャスミンさん……」
二人は、潤む目で互いに見つめ合い――、
「「やぁったあああああああああっ!」」
抱き合って狂喜した。
「抜けられましたよぉ、あの樹海を! コレ……夢じゃない、ですよね?」
「あ――当たり前だ! ほら!」
「い、痛たたたたたたたっ! ほ、本当だ~! ほら、ジャスミンさんも!」
「いでででででででっ! クソ痛えっ! アハハハハハハハハッ!」
そんな二人のやりとりを横目で見ながら、シレネはやれやれとため息を吐く。
「チュプリから樹海に迷い込んだ……って、本当みたいね……。なら、あれだけはしゃぐのも無理ない……か」
なら、暫くはふたりで存分に喜ばせておいてあげよう……。シレネは、そう考えながら、身につけていた樹海用の装備を外し始めた。そして、傍らに繋いである、彼女の荷馬車の荷台に放り込む。
と、彼女に、パームがおずおずと声をかけてきた。
「あ……あの、シレネさん」
「え? 何?」
「あの……ありがとうございました。――貴女に出会えなければ、僕たちはまだ樹海の中を彷徨っていたでしょうし、もしかしたら、あの黒い大猿に捕まって、命が無かったかもしれません……」
パームは、そう言うと、深々と頭を下げた。
「あそこに貴女がいてくれて、本当に助かりました! ありがとうございました!」
「――別に、私に感謝する必要は無いわ」
シレネは、ふっと微笑んで言った。
「貴方たちが、私とあの場所で出会った事は、貴方たちの持っていた運が強かったから。――パームくんの生業風に言えば、『神のご加護に与った』とでも言うのかしら?」
そう言うと、シレネは、荷馬車の御者台に乗り込み、馬の手綱を握った。
「じゃ、私はもう行くわ。貴方たちも、早めにアタカードに向かった方がいいわよ。樹海沿いに南に進めば、そのうちコドンテ街道にぶつかるから」
「え――? アタカード……ですか?」
「……何で、わざわざアタカードまで戻らなきゃいけないんだ? 目と鼻の先にサンクトルの町があるだろ?」
シレネの言葉に首を傾げるふたり。
「あ……そうか。貴方たちは、ずっと樹海を彷徨ってたから知らないのね……」
シレネは、ポンと手を叩いて、言った。
「サンクトルには行けないわよ」
「へ――?」
「……ど、どういう事だ?」
狼狽えるふたりに、シレネは言った。
「――だって、今のサンクトルはダリア傭兵団に攻略されてて、今は……ダリア傭兵団に“反乱”したチャー傭兵団が占領しているからよ」
◆ ◆ ◆ ◆
「ほら、ご覧なさい」
馬車を操って、目的の場所に着いたシレネが、前方を指差す。
「……本当だ」
パームが、茫然として呟く。
「……酷いな、コリャ」
ジャスミンが、唸った。
彼らの眼前には、散々に破壊され尽くしたラバッテリア布教所の成れの果てが、瓦礫と化して転がっていた。
――二百年ほど前に、サンクトル壁外地区に建てられたラバッテリア布教所は、サンクトル市民の篤い信仰と、歴代ギルド長の篤い寄付によって、チュプリ東部地方最大の規模を誇り、大いに栄えていた。
が、今や、その繁栄を窺い知れるのは、瓦礫が散乱する広大な更地のみだった……。
「……に、しても、こりゃまた派手にぶっ壊したもんだ……」
寧ろ、感服するくらいの丁寧な仕事ぶりで、破壊の限りを尽くされている。
「何これ? 傭兵の中に、龍使いか、マジもんの一つ目鬼人でも混じってるのか?」
ジャスミンが軽口を叩くが、その顔は蒼白だ。
「……目は二つあるけど、確かに人間離れした体躯の男は居る。――殆どソイツ一人の仕業らしいわ」
シレネは、あっさりと答えた。
「こ……これを一人で?」
「……まぁ、あくまで噂ではあるけど。あの図体なら、あながち法螺話って訳じゃないのかもしれないわね……」
「ば……バケモノかよ」
戦慄するジャスミン。
「じゃ……あのワイマーレ騎士団を壊滅させたっていうのは……その……」
「違うわ」
パームの呟きに、首を横に振るシレネ。
「あの男は、ダリア山での戦いの時には、まだ傭兵団に参加していなかった――元々は、サンクトルギルド側に飼われてたらしいけど、チャーがサンクトルに攻め込んだ時に裏切ったか何かで、今は団長のチャーの護衛をやってるわ」
「じゃ……じゃあ……ワイマーレ騎士団を全滅させた化物がもう一人いるって事――?」
ジャスミンの声に、シレネは頷いて、言った。
「……『銀の死神』って、知ってるわよね?」
「!」
「!」
二人の顔色が変わった。
「知ってるも何も……」
「銀の死神の伝説……あのおとぎ話を知らないヤツは、この大陸じゃ居ないだろう……」
銀の死神――
それは、人が今より神に近かった頃に、悪しき魔術師によって生み出された禁断の存在だったと伝えられている。
美しい銀の髪と、神に匹敵する美しい顔を持つ彼女は、ある日突然狂った。
そして、その人外の圧倒的な力を以て、当時の文明の全てと人類の殆どを全て灰に変えた――伝説では、そう語られている。
「じょ――冗談だろ? そのおとぎ話の主人公が、今の時代に復活したって言うのかよ!」
ジャスミンは、笑い飛ばそうとしたが、声が震えてしまっていた。
「ま、信じないのも当然ね……。――でも、あの光景を目の当たりにすれば、嫌でも信じるわ……銀の死神の伝説が、タダのおとぎ話じゃなかったって事を……」
「――え? し、シレネさんも、見たんですか……? 銀の死神がワイマーレ騎士団を滅ぼすのを――?」
「――あ、いや! ……そう、居酒屋で飲んでた傭兵達が言ってたのよ――」
「んだよ、又聞きかよ……」
慌てて言い直すシレネを、ジト目で見るジャスミン。
「……ま、銀の死神が本当に存在しているのかはともかく……」
ジャスミンは、頭を掻きながら、眼前の光景を見回した。
「――あのワイマーレ騎士団を全滅させるヤツが、ダリア傭兵団に存在しているのと、サンクトルに屯してる傭兵達の中に、石造りの神殿をここまで破壊できる奴がいるのは確かだって事だろ……。パーム、コレはもうサッサとチュプリに帰った方が良さそうだぜ。コトは、俺たちにどうこうできるレベルじゃ無さそうだ……」
「でも……、大教主様から仰せつかった使命が――」
「ここに奉納してあった宝具を回収してこいって、アレか? ……もう無理だろ」
「ここに納められていた神器や宝物は、全てチャーが回収していったって話よ。――多分、ギルド組合の地下にある金庫室にでも置いてあるんでしょうけど……」
シレネの言葉に頷いて、ジャスミンは、パームの肩を叩く。
「ほらな! 人間、諦めが肝心だぞ! 大教主のじいさんには、ありのまま報告すればいいさ。別にそれで咎められることは――」
「――マズい!」
ジャスミンの言葉を遮ったのは、シレネだった。
彼女は、緊張した表情で、馬車の後方から、道の先を窺う。
「――どうした?」
「傭兵が……こっちに来るわ! 馬車の影に隠れて! 早く!」
「え――?」
狼狽えるパーム。ジャスミンは素早く馬車の影に潜んだ。
そして、馬車の後ろからそーっと首を伸ばして、目を凝らす。
確かに――彼女の言う通り、道の向こうから、粗末な胴丸を着たふたりの男が、こちらに向かって歩いてくるのが見えた。
「お――――い! そこの女! そんなところで、何をしている!」
傭兵の一人が、怒鳴り声で誰何してきた。
シレネは、傭兵達に向かって手を振り返しながら、小声で囁く。
「……私は、サンクトルに住んでるし、居酒屋をやってるから、傭兵達にある程度顔が利くけど……貴方たちは、見つかったらマズいわ……。確実に王国のスパイ扱いされて、良ければ拘束……悪ければ、斬首刑」
「……おいおいおいおい! せっかく樹海から生きて出られたのに、斬首とか、マジで勘弁だぜ! 早く逃げないと――」
「……無理よ。隠れながら逃げる場所が無い……」
「じゃ、じゃあ、僕たちはどうすれば――!」
「――今、考えてる!」
パームの悲鳴に近い声にイライラしながら、シレネは頭をフル回転させて、打開策を探る――。
「おお……」
ジャスミンとパームは、声も出せず、ただただ唸るだけしか出来なかった。
シレネの腰に結わえたロープを辿り、遂に深い深い樹海を抜けた二人の目に、だだっ広い平原の景色が飛び込んできたからだ。
一ヶ月以上もの間、ずっと木々が生い茂っている景色しか見てこなかった二人には、凄まじい開放感と達成感のあまり、暫しの間思考停止に陥る程の風景だった。
「……パーム……」
「……ジャスミンさん……」
二人は、潤む目で互いに見つめ合い――、
「「やぁったあああああああああっ!」」
抱き合って狂喜した。
「抜けられましたよぉ、あの樹海を! コレ……夢じゃない、ですよね?」
「あ――当たり前だ! ほら!」
「い、痛たたたたたたたっ! ほ、本当だ~! ほら、ジャスミンさんも!」
「いでででででででっ! クソ痛えっ! アハハハハハハハハッ!」
そんな二人のやりとりを横目で見ながら、シレネはやれやれとため息を吐く。
「チュプリから樹海に迷い込んだ……って、本当みたいね……。なら、あれだけはしゃぐのも無理ない……か」
なら、暫くはふたりで存分に喜ばせておいてあげよう……。シレネは、そう考えながら、身につけていた樹海用の装備を外し始めた。そして、傍らに繋いである、彼女の荷馬車の荷台に放り込む。
と、彼女に、パームがおずおずと声をかけてきた。
「あ……あの、シレネさん」
「え? 何?」
「あの……ありがとうございました。――貴女に出会えなければ、僕たちはまだ樹海の中を彷徨っていたでしょうし、もしかしたら、あの黒い大猿に捕まって、命が無かったかもしれません……」
パームは、そう言うと、深々と頭を下げた。
「あそこに貴女がいてくれて、本当に助かりました! ありがとうございました!」
「――別に、私に感謝する必要は無いわ」
シレネは、ふっと微笑んで言った。
「貴方たちが、私とあの場所で出会った事は、貴方たちの持っていた運が強かったから。――パームくんの生業風に言えば、『神のご加護に与った』とでも言うのかしら?」
そう言うと、シレネは、荷馬車の御者台に乗り込み、馬の手綱を握った。
「じゃ、私はもう行くわ。貴方たちも、早めにアタカードに向かった方がいいわよ。樹海沿いに南に進めば、そのうちコドンテ街道にぶつかるから」
「え――? アタカード……ですか?」
「……何で、わざわざアタカードまで戻らなきゃいけないんだ? 目と鼻の先にサンクトルの町があるだろ?」
シレネの言葉に首を傾げるふたり。
「あ……そうか。貴方たちは、ずっと樹海を彷徨ってたから知らないのね……」
シレネは、ポンと手を叩いて、言った。
「サンクトルには行けないわよ」
「へ――?」
「……ど、どういう事だ?」
狼狽えるふたりに、シレネは言った。
「――だって、今のサンクトルはダリア傭兵団に攻略されてて、今は……ダリア傭兵団に“反乱”したチャー傭兵団が占領しているからよ」
◆ ◆ ◆ ◆
「ほら、ご覧なさい」
馬車を操って、目的の場所に着いたシレネが、前方を指差す。
「……本当だ」
パームが、茫然として呟く。
「……酷いな、コリャ」
ジャスミンが、唸った。
彼らの眼前には、散々に破壊され尽くしたラバッテリア布教所の成れの果てが、瓦礫と化して転がっていた。
――二百年ほど前に、サンクトル壁外地区に建てられたラバッテリア布教所は、サンクトル市民の篤い信仰と、歴代ギルド長の篤い寄付によって、チュプリ東部地方最大の規模を誇り、大いに栄えていた。
が、今や、その繁栄を窺い知れるのは、瓦礫が散乱する広大な更地のみだった……。
「……に、しても、こりゃまた派手にぶっ壊したもんだ……」
寧ろ、感服するくらいの丁寧な仕事ぶりで、破壊の限りを尽くされている。
「何これ? 傭兵の中に、龍使いか、マジもんの一つ目鬼人でも混じってるのか?」
ジャスミンが軽口を叩くが、その顔は蒼白だ。
「……目は二つあるけど、確かに人間離れした体躯の男は居る。――殆どソイツ一人の仕業らしいわ」
シレネは、あっさりと答えた。
「こ……これを一人で?」
「……まぁ、あくまで噂ではあるけど。あの図体なら、あながち法螺話って訳じゃないのかもしれないわね……」
「ば……バケモノかよ」
戦慄するジャスミン。
「じゃ……あのワイマーレ騎士団を壊滅させたっていうのは……その……」
「違うわ」
パームの呟きに、首を横に振るシレネ。
「あの男は、ダリア山での戦いの時には、まだ傭兵団に参加していなかった――元々は、サンクトルギルド側に飼われてたらしいけど、チャーがサンクトルに攻め込んだ時に裏切ったか何かで、今は団長のチャーの護衛をやってるわ」
「じゃ……じゃあ……ワイマーレ騎士団を全滅させた化物がもう一人いるって事――?」
ジャスミンの声に、シレネは頷いて、言った。
「……『銀の死神』って、知ってるわよね?」
「!」
「!」
二人の顔色が変わった。
「知ってるも何も……」
「銀の死神の伝説……あのおとぎ話を知らないヤツは、この大陸じゃ居ないだろう……」
銀の死神――
それは、人が今より神に近かった頃に、悪しき魔術師によって生み出された禁断の存在だったと伝えられている。
美しい銀の髪と、神に匹敵する美しい顔を持つ彼女は、ある日突然狂った。
そして、その人外の圧倒的な力を以て、当時の文明の全てと人類の殆どを全て灰に変えた――伝説では、そう語られている。
「じょ――冗談だろ? そのおとぎ話の主人公が、今の時代に復活したって言うのかよ!」
ジャスミンは、笑い飛ばそうとしたが、声が震えてしまっていた。
「ま、信じないのも当然ね……。――でも、あの光景を目の当たりにすれば、嫌でも信じるわ……銀の死神の伝説が、タダのおとぎ話じゃなかったって事を……」
「――え? し、シレネさんも、見たんですか……? 銀の死神がワイマーレ騎士団を滅ぼすのを――?」
「――あ、いや! ……そう、居酒屋で飲んでた傭兵達が言ってたのよ――」
「んだよ、又聞きかよ……」
慌てて言い直すシレネを、ジト目で見るジャスミン。
「……ま、銀の死神が本当に存在しているのかはともかく……」
ジャスミンは、頭を掻きながら、眼前の光景を見回した。
「――あのワイマーレ騎士団を全滅させるヤツが、ダリア傭兵団に存在しているのと、サンクトルに屯してる傭兵達の中に、石造りの神殿をここまで破壊できる奴がいるのは確かだって事だろ……。パーム、コレはもうサッサとチュプリに帰った方が良さそうだぜ。コトは、俺たちにどうこうできるレベルじゃ無さそうだ……」
「でも……、大教主様から仰せつかった使命が――」
「ここに奉納してあった宝具を回収してこいって、アレか? ……もう無理だろ」
「ここに納められていた神器や宝物は、全てチャーが回収していったって話よ。――多分、ギルド組合の地下にある金庫室にでも置いてあるんでしょうけど……」
シレネの言葉に頷いて、ジャスミンは、パームの肩を叩く。
「ほらな! 人間、諦めが肝心だぞ! 大教主のじいさんには、ありのまま報告すればいいさ。別にそれで咎められることは――」
「――マズい!」
ジャスミンの言葉を遮ったのは、シレネだった。
彼女は、緊張した表情で、馬車の後方から、道の先を窺う。
「――どうした?」
「傭兵が……こっちに来るわ! 馬車の影に隠れて! 早く!」
「え――?」
狼狽えるパーム。ジャスミンは素早く馬車の影に潜んだ。
そして、馬車の後ろからそーっと首を伸ばして、目を凝らす。
確かに――彼女の言う通り、道の向こうから、粗末な胴丸を着たふたりの男が、こちらに向かって歩いてくるのが見えた。
「お――――い! そこの女! そんなところで、何をしている!」
傭兵の一人が、怒鳴り声で誰何してきた。
シレネは、傭兵達に向かって手を振り返しながら、小声で囁く。
「……私は、サンクトルに住んでるし、居酒屋をやってるから、傭兵達にある程度顔が利くけど……貴方たちは、見つかったらマズいわ……。確実に王国のスパイ扱いされて、良ければ拘束……悪ければ、斬首刑」
「……おいおいおいおい! せっかく樹海から生きて出られたのに、斬首とか、マジで勘弁だぜ! 早く逃げないと――」
「……無理よ。隠れながら逃げる場所が無い……」
「じゃ、じゃあ、僕たちはどうすれば――!」
「――今、考えてる!」
パームの悲鳴に近い声にイライラしながら、シレネは頭をフル回転させて、打開策を探る――。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
事務仕事しかできない無能?いいえ、空間支配スキルです。~勇者パーティの事務員として整理整頓していたら、いつの間にか銅像が立っていました~
水月
恋愛
「在庫整理しかできない無能は不要だ」
第一王子から、晩餐会の場で婚約破棄と国外追放を告げられた公爵令嬢ユズハ。
彼女のギフト【在庫整理】は、荷物の整理しかできないハズレスキルだと蔑まれていた。
だが、彼女は知っていた。
その真価は、指定空間内のあらゆる物質の最適化であることを。
追放先で出会った要領の悪い勇者パーティに対し、ユズハは事務的に、かつ冷徹に最適化を開始する。
「勇者様、右腕の筋肉配置を効率化しました」
「魔王の心臓、少し左にずらしておきましたね」
戦場を、兵站を、さらには魔王の命までをも在庫として処理し続けた結果、彼女はいつしか魔王討伐勇者パーティの一人として、威圧感溢れる銅像にまでなってしまう。
効率を愛する事務屋令嬢は、自分を捨てた国を不良債権として切り捨て、再出発する。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる